2013年08月
2013年08月30日
客目線
8月30日(金)雨
雨模様の一日だったが
室内は蒸しているのでエアコンが有効である。
エアコンも色々な機能があるので
天気次第で使いこなせば爽快で居心地が良い。
しかしフィルターの掃除をしないと
大した役に立たず宝の持ち腐れとなる。
当館のスタッフも一生懸命掃除をしてくれるが
中々フィルターの掃除まで行き届かない。
時々点検に回るとものの一週間も経たないうちに
埃で白くなっている。
その上小さな蜘蛛の巣がかかっている。
働いている者にとっては目線が違うが
お客様は布団に入ると目が天井に行くので
否が応でも目に入る。
いつも障子の桟も一つひとつ手を掛けているが
こればかりは強くお願いしなければならない。
いつもの手当ての中で。
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今日の私の短歌です
客目線 スタッフ目線と 違いあれ
心地よさこそ みんなの願い
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山の森のホテル ふくずみ 村 山 健
2013年08月29日
イラスト大会
8月29日(木)晴れ
貸切露天風呂に置いてある雑記帳
「想い出綴り」に沢山の感想が寄せられている。
中にはお風呂が良かった料理が良かったと
感嘆の声が多い。
その様子をイラストで
丁寧に描いて下さる方もいる。
そこで館主の独断と偏見で選ばせて頂いた。
差しさわりのある方はお申し出ください。
イニシャルも消してあります。
(大変に楽しそうな雰囲気が伝わって来ますね、又来て頂きたいものです。お待ちしています)
(うまいですね― 描きなれていますねー)
(しぶい― )
(素敵なカップルのようすが伝わってきます、お幸せに)
(最高です!
まさに雪深い松之山温泉のその中でも屋根のない貸切露天風呂が雪に埋もれている様子が分かります)
(温かい心が伝わるようですね)
皆さんありがとうございました。
今度感想イラスト大会を行ってみたいものです。
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今日の私の短歌です
イラストを めくったページに 描き込みて
湯の香ただよう 想い出綴り
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山の森のホテル ふくずみ 村 山 健
お墓参り
8月28日(水)晴れ
田舎のお墓参りにと言うお客様も多い。
特にお盆の頃にはそうだが
夏休みにご家族でという方も。
先日お泊りになった方
貸切露天風呂の想い出綴りに感想を書いていた。
お墓のある田舎は津南町樽田で
松之山から津南駅に向かう山の途中にある。
棚田のある留守原を通り
群界(郡の境)を超えた所で
今は住む人はない。
昔は小学校もあった集落だが
時世には勝てない。
往時は関東方面への交通はほとんどここを通り
定期バスや観光バスも往来していた。
しかし何と言っても集落下に
死の七曲がりと呼ばれるほどの
狭いカーブが幾つもあり
今でも当時のまま改良出来ないでいる。
お客様のお墓は今でもその樽田にあるそうだ。
ご先祖はやはり生まれ故郷が良いのだろう。
優しいご家族である。
(群界への国道沿いで夕日に映るススキを写す)
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今日の私の短歌です
懐かしむ 我が故郷に お墓あり
静かな中に 蝉降るように
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山の森のホテル ふくずみ 村 山 健
2013年08月28日
絵画鑑賞
8月27日(火)晴れ
山種美術館から帰ってきたら
知り合いの方が私も行ってきましたと
美術館で買った速水御舟の画集を持って来てくれた。
改めて美術館で見たものを画集で見てみた。
4曲1双の「翠苔緑芝」は美術館では大きすぎて
館内で見るには無理であったが
画集で見ると説明が良く分かる。
ヘッドレストからの音声では
アジサイの花に隠れて無邪気に遊んでいる兎
それを何食わぬ顔で遠目で見ている黒猫。
だったが画集でそれが良く分かる。
炎舞では音声の解説と画集の解説が近いが
画集では炎表現を
仏画や絵巻の技法使っているとあった。
一枚一枚の絵画に言い尽くせぬ苦労がある。
それを見聞きしながらの絵画鑑賞は贅沢だ。
小説を読むように絵画鑑賞は時間がかかるが
鑑賞後は何とも満ち足りた気持ちになる。
お貸し下さった方がいつも美しくいられるのも
絵画鑑賞に浸っているからなのだろう。
(たわわに実った小千谷平野の稲穂)
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今日の私の短歌です
山種の 絵画鑑賞 改めて
絵にも言われぬ 美しきかな
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山の森のホテル ふくずみ 村 山 健
2013年08月26日
山種美術館
8月26日(月)晴れ
昨日山種美術館に行って来た。
JR恵比寿駅で降りて広尾へ向かう。
上り坂をのぼっていると大きなガラス窓の向こうに
奥村土牛の大きな絵が絵が見える。
小さな画廊であったが
日本美術院会員(?)とあった。
窓ガラスはまさに指紋一つない。
入って見たくなったがとても敷居が高かった。
だいいちすぐそばにこれから行く山種美術館がある。
時間の許す限り窓越しに見ていた。
美術館は日曜日でもあったが大混雑ではなかった。
借りた事のない説明案内の
ヘッドセットを借りていざ会場へ。
やはり説明書きだけでは分からないものも
あ~そうだったのかと思える。
「炎舞」は意外に小さくあったが
ヘッドセットからの説明にあるように
次々に技法を編み出し
これで終わらない取り組みが感動を与えている。
しかしながらじーっと対峙している間に
目の前を行ったり来たりする客もいて
こういう遠慮のない人にはまいりもんだ。
ま~世間一般にもいるのだが。
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今日の私の短歌です
ぼかすにも その時代を 反映し
新たな世代 有終の美へ
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山の森のホテル ふくずみ 村 山 健