くるま旅でぶらり日本めぐり

旅好き・写真好きな筆者が記録にと始めた写真集のようなブログです。気楽にお立ち寄りください。

カテゴリ: キャンピングカーの選び方・楽しみ方

3か月ぶりの投稿です。

今夏は、6/9(金)から9/6(水)88日間のくるま旅で、ブログは休止状態でした。^^;

今回の目的地は、まだ訪問していない地域が多く残る「東北地方」と北の大地「北海道」が主ですが、遠く離れた兄弟・友人・知人を訪ねた旅でした。

北海道に渡るまでにひと月、北海道にひと月滞在、青森に戻ってからの帰路がひと月と、のんびり・ゆっくりの旅だけど、今夏はとりわけ何処も酷暑で、初の気温39℃を体感した旅でした。

また、かねてから憧れていた「東北の祭り巡り」や「東北・北海道の縄文遺跡巡り」などを実現し、キャンピングカー旅の集大成となる、およそ3か月の旅となりました。

今後はキャンピングカーを卒業し、ツアーや公共交通機関、乗用車での宿旅へとステージを変えると決意の旅でした。

振り返れば、キャンピングカーでの運用は8年間で16万キロを走破し、やり切ったと思えるもので、訪問先の確認で行っている「道の駅巡り」もほぼ完走した旅でした。

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”旅前”の道の駅塗りつぶし
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”旅後”の道の駅塗りつぶし
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とはいえ、新たな形での「ぶらり日本めぐり」は続いて参りますので、応援いただければ幸いでございます。

なお、2023年5月の九州くるま旅の記事が残っているので、そこからブログ再開です。


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 今回、FM放送でくるま旅のお話をするご縁を頂いたので、改めてくるま旅についてつぶやいてみたいと思います。

 FM放送は??
 冷や汗ものでしたが、流石は9年目のパーソナリティ。
 上手くリードしていただいて何とか終えましたが、思いがけず、再登板のオファーもあり、昨日、2回目の放送におじゃましてきました。

 さて、くるま旅の楽しみ方です。

🔳 面白さとは
 何といっても、時間や場所に縛られないことです。何時までに何処どこまで移動しなければいけないということがないので、気が向けば連泊するしゆっくりと周遊しながら、思いがけないスポットや発見に出会います。

 たとえば、朝焼けや日没のドラマチックな場面は瞬間的に訪れるけど、時間に制限がなければ腰を据えて鑑賞できます。
  
 基本的には、海とか山の広大な景色が好きですが、歴史とか地理に関連づけて地域を訪ねると面白いです。

 あと、他のキャンパーや地元の人から「どこから来たの」「この辺りだったらあそこがいい」とか、「美味しい店はここ」と色々教えて貰えて、交流できるのもいいですね。

🔳 キャンピングカーの楽しみ方
 いくつかのスタイルがあるように思います。

① とにかくキャンプが好き。(野外活動型)
② 仲間と集合して、情報交換やお酒・料理を楽しむ。(交流型)
③ アクティブにスポーツを楽しむ。(アクティブ型)
  サイクリング、カヌー・SUP、ラフティング、登山、スキー・スノーボードなど
④ とにかく観光がしたい。(周遊観光型)

 テーマを決めて楽しむのも面白い。
 たとえば、

① 桜の北上を追っかける桜巡り。
② 現存天守巡り。
 (江戸以前の木造天守12城:弘前、松本、丸岡、犬山、彦根、姫路、松江、備中松山、丸亀、伊予松山、宇和島、高知)。
③ 本土(島しょ部除く)四極巡り。
 ・ 最北端宗谷岬:北海道稚内市
 ・ 最東端納沙布岬:北海道根室市
 ・ 最南端佐田岬:鹿児島県南大隅町
 ・ 最西端神埼鼻:長崎県佐世保市
④ 「ブラタモリ」「鶴瓶の家族に乾杯」ロケ地巡り。など

🔳 くるま旅での食住
 私の旅行中の食事は、基本的に、朝・夕は地元スーパーなどで特産品やお惣菜を買って車内でいただき、昼は外食で各地の名物料理を楽しんで、なるべく、車内での洗い物や料理グッズを簡素化しています。

 各地の美味しいものを探して、いただくのは旅の喜びを感じる瞬間ですね。
 お風呂は、日帰り温泉を利用しています。
  
 停泊場所については、キャンプ場、道の駅などですが、近年では、RVパークや湯YOUパークなどの「くるま旅施設」がどんどん増えているので、こちらを利用することも多いです。

 くるま旅施設は、日本RV協会が普及・認定しているもので、電源も利用できるなど、快適に安心して車中泊出来る場所として、駐車場の一角などに有料駐車エリアを確保しているものです。
 全国のホテルや日帰り温泉、飲食店、道の駅、スキー場などへも開設されています。

🔳 キャンピングカーの現状
 キャンピングカーの保有台数は年々増えていて、2019年は約12万台で10年前より約75%増えています。
 そのうち約4割はペットと一緒に旅をされていて、ペット同伴でのホテルや交通機関の利用がまだまだ難しいということもあるようです。

 また昨今は、キャンピングカーを災害時やリモートワークの場として活用、他者との接触を極力回避するための活用なども注目されています。

 これまでは、私のようにリタイヤした高齢者による、長期型、自由周遊型の行動が多かったのですが、近年は現役世代の会社員が増加し、2泊3日程度の週末旅が増えているようです。

※ 日本RV協会(JARVA)の調査「キャンピングカー白書2020」を参照しています。

🔳 キャンピングカーに求めること
 キャンピング車の構造要件は、①就寝設備、②水道設備、③炊事設備となっています。

 そのうえで、
① 快適に睡眠できること。
② 車内のトイレ。
③ コインパーキングにも駐車が可能な大きさ。
④ 家庭用エアコン。

 などを私は重視しました。

 また、旅の快適性を支える電化製品の、冷蔵庫、テレビ、電子レンジなどは、必要性が高いものですが、これを支えているのがバッテリーです。
 電気は走行時に発電されるとともに、屋根にあるソーラーシステムでも発電されて蓄えられます。
 近年は、リチウムイオンバッテリーや超急速充電システムを備える新型車も出てきました。

 電気が、車に求められる大きな要素となっています。

🔳 キャンピングカーの選び方
 私の愛車は国産の小型トラックをベースとしたもので「キャブコン」と呼ばれているものです。

 キャンピングカーの大きさは、バスやマイクロバスをベースとした長くて大きい「フルコン・セミフルコン」から、キャブコン、バン・ミニバン・ワゴンなどをベースにした「バンコン」などがあります。

 また近年、軽トラックや軽自動車のバンなどをベースにした2人以下の旅に合う「軽キャンパー」も注目され、毎年ニューモデルが投入されています。
 そのほか、乗用車などで牽引するキャンピングトレーラーなどもあります。

 大きければ居住スペースや装備も充実しますが、道路や駐車場の事情もありますので、旅の目的や行動パターンに最適なものをじっくり選択することが重要です。

🔳 くるま旅で苦労する点

① 大雨・台風。
 天気予報は必ずチェックして、大雨や台風をなるべく回避出来るようなとことろへ早めに移動しています。
 また、停泊する場所についても、地形や高低差を調べて、川や崖の近くは避けるようにしています。
 台風がやむなく直撃しそうな時は、ホテルなどで宿泊しています。

② 地震。
 地震や津波についてはなかなか予想はできませんが、沿岸部では海抜の表示があちらこちらで見かけるようになりました。
 それで、地形とか道路事情も把握するようにしています。

 南海トラフ巨大地震で被害が想定される地域では、コンビニの駐車場に避難ボートが置いてあったり、大きな緊急避難場所の構築物があるなど、警戒を高めていることがわかります。

③ 体調管理。
 旅先では、体調管理がいちばん大事です。睡眠不足や走りすぎてオーバーワークになり、体調を崩すこともありますので、無理は禁物です。

🔳 思い出の場所
 たとえば、「関ヶ原古戦場」ですが、
 石田三成が布陣していた笹尾山、徳川家康の陣、小早川秀秋のいた松尾山など武将が意外と狭いエリアに布陣していたと感じました。
 最前線では、わずか数百メートルで睨み合っていたそうです。

 ここで両軍合わせて約18万人の合戦があって、約4万人の方が亡くなった(諸説あります)訳ですから、思わず手を合わせましたね。
 
 実際に現地を訪ねてみると、色々と深く知ることができ、新たな感動が湧き上がってきます。

🔳 オススメの旅先、心に残る場所の紹介

 ※ 意外と知られていない隠れスポットを中心にまとめました。

① 【北海道で行くならここ】
 積丹半島の神威岬:北海道積丹町

 積丹ブルーと呼ばれる透明度が高くて青い海。うに丼が美味しい。
 (お薦めはみさき食堂)
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② 【東北の太平洋側へいくならここ】
 浄土ヶ浜:岩手県宮古市

 さながら極楽浄土の如しといわれる景勝地。三陸リアス式海岸に位置し、鋭く尖った岩が林立している。
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③ 【秘湯に行くならここ】
 乳頭温泉鶴の湯:秋田県仙北市

 江戸時代の風情をそのまま残している秘湯。
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④【湖を見るならここ】
 田沢湖:秋田県仙北市

 日本一の水深約423mで、水面の標高が約249mのため湖底は海面下約174m。
 深い水深に応じて明るい翡翠色から濃い藍色に彩る。日本のバイカル湖と言われる。
 (バイカル湖:ロシア南東部、水面の標高455m、水深1642m)
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⑤【トレッキングするならここ】
 五色沼自然探勝路:福島県北塩原村

 磐梯山の噴火で形成された、大小30あまりの湖沼群が、青を基調に様々な色合いを魅せている。(3.6km、約一時間)
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⑥【中世ヨーロッパの雰囲気を味わうならここ】
 ロックハート城:群馬県高山村

 1829年にイギリスで建設された伯爵の城を1993年に当地に移築されたもの。一帯には中世ヨーロッパ風の街並みが再現されていることから、映画やドラマのロケ地や撮影スポットになっています。
 また、レンタルドレスにメーキャップでゴージャスに変身し、撮影会なんてことも楽しめます。
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⑦【家族で石を探すならここ】
 ヒスイテラス:富山県朝日町

 新潟県糸魚川市の糸魚川周辺にはヒスイ峡などの原産地があり、川から日本海にヒスイが流れ出ているため、河口周辺のヒスイ海岸と呼ばれているところでは、一般の人も石の採取ができます。
 ここでは、ヒスイ探しのイベントも開かれています。
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⑧【子どもを連れていくならここ】
 恐竜博物館:福井県勝山市

 この辺りでは恐竜の化石が眠る1億年前以上の地層があり、良好な保存状態の化石が産出されており、この博物館では、中生代ジュラ紀の恐竜たちの全身骨格などが観れます。
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⑨ 【富士山の絶景を満喫するならここ】
 ふもとっぱらキャンプ場:静岡県富士宮市

 富士山の絶景を満喫するキャンプ場だったらここ、広さが東京ドーム12倍の719ヘクタールというからすごい。
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⑩ 【天然の海の幸を食べるならここ】
 まるは食堂旅館 南知多豊浜本店:愛知県南知多町

 天然とらふぐの漁獲量日本一は愛知県だった。
 ここではフグ料理のほかに、名物のジャンボエビフライや大きな渡り蟹がいただけます。
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⑪【イチオシのお城はここ】
 国宝 松本城:長野県松本市

 現存木造天守12城のうち国宝指定は5城(松本、犬山、彦根、姫路、松江)。
 このうち、戦国時代以前に建てられたのは3城(姫路、松本、犬山)。
 ここは、天守が堀や周囲のアルプスの山々に映えてとても美しい景観を楽しめます。
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⑫【撮り鉄するならここ】
 津和野城跡:島根県津和野町

 津和野城下を走るSLやまぐち号を眼下に一望する城跡。360°の眺望が楽しめます。
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⑬【珍しい風景を見たいならここ】
 須佐ホルンフェルス大断崖:山口県萩市

 約1400万年前のマグマの影響で誕生した景観。壮大な縞模様の地層が見事です。
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⑭【地球の神秘を感じたいならここ】
 大歩危・小歩危峡:徳島県三好市

 四国の吉野川の大歩危辺りや近くの仁淀川は、「三波川変成帯」という青緑の地質のため、とにかく川の色が綺麗。
 この地質は、九州から関東まで続く「中央構造線」に接しており、中央構造線は、かつて日本がまだアジア大陸の一部だった、一億年以上前の断層ということなので、地球の神秘を感じますね。
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⑮【雄大な阿蘇山の景観を楽しむならここ】
 道の駅 あそ望の郷くぎの:熊本県南阿蘇村

 阿蘇山の南側に位置し、ここから見る景色は絶景。
 特産の「あか牛」は赤身で柔らかくてとっても美味しく、お薦めのお店は、専門店「やま康」の「あか牛丼」。
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⑯【異国情緒のお祭りを楽しむならここ】
 長崎ランタンフェスティバル:長崎県長崎市

 中華街を中心に大小色とりどりのランタンが街を埋め尽くすお祭り。皇帝パレードや蛇おどりも見れます。

※ 長文で失礼しました。最後までご覧いただき、有難うございます。

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これまでの約2年間、くるま旅を楽しみながら自分の求める旅のスタイルが徐々に見えてきたということもあり、これからの10年間を見据え「旅くるま」の更新を行うことにした。
人間いつ何があるかわからないが、とりあえず10年間は元気で旅したいという願望である。
まずは、一日いちにちを大切に過ごしたいな。

さて、これまでの「旅くるま」の要件は、

① 夫婦二人旅を基本とし、快適に睡眠できること。
② 車内にトイレを設置できること。
③ コインパーキングにも駐車可能なサイズであること。
④ 余裕ある走行性能を有すること。

であったが、これに加え、

⑤ 夏場の行動範囲の選択肢を広げるため、車内に家庭用エアコンを設置できること。
 理由:夏場は高所で過ごすことを前提に家庭用エアコンの設置を回避していたのだが、夏場であっても積極的に行動したいとの欲求が増してきた。
⑥ 長期間のくるま旅を考慮して、大きな容量の給排水設備があること。
 理由:頻繁な補給や処理を少なくして労力を軽減したい。
⑦ 長距離移動に係る後部座席の疲労軽減やシートベルトが設置されている対座レイアウトを選択。
 理由:夫婦二人のみならず家族や友人、孫を同乗させる機会が割とあり、横向きソファレイアウトよりも対座レイアウトの方が適していること。

という要求事項を満足させるためには、次の課題があった。

① 車両重量の増大に対応する足回りの強化が必要である。
② 夏場の夜間に、サブバッテリーだけで家庭用エアコンを稼働させる必要がある。(家庭用エアコンの稼働のための発電機の起動には、騒音の問題があることや外部電源確保にはキャンプ場やRVパークの利用が前提となるため。)
③ 大容量の給排水設備や対座レイアウトの有無。

これらの課題に対応するため、車種選定を行った結果

① 標準装備の強化ショック、リア板バネ増しリーフに加えオプションの強化スタビライザーとエアサスで対応できること。
② 革新的な電装システムに加え、ソーラーチャージャーによりサブバッテリーへの充電環境が期待できること。
③ 60リットルの給排水設備が設定されていること。

により、ナッツRV社の「クレア5.3X Evolution」に更新することにした。

また、加えて次の環境改善も行うことにした。

① 全国版自動追尾式BSアンテナと車用地デジチューナー
 理由:旅先での気象情報やニュースを収集し、危険回避を行うため。
② サイクルキャリア
 理由:これまでは折り畳み自転車を荷室に積載しており、スペース確保のため。
③ サイドオーニング
 理由:キャンプ場での設営の容易性や大きなスペースができること。

私のくるま旅のスタイルは観光がメインであり、長期間の行程を快適に過ごせるよう、旅くるまの装備は少々欲張りなものになった。

しかしながら、安全安心と快適性、他者への気配りや迷惑をかけないことなどを大前提に、安全運転や車両の点検・整備、タイヤや安全部品の交換などといった車両管理、キャンプ場やRVパークなどの利用による外部電源や給排水の補給処理などの運用が欠かせない。
また、できるだけ積載品を少なくすることも、必要である。
独りよがりの楽しみであってはならないし、緊張感も必要と考えている。

更新車両は、工場で着々と組み立てられているので、先日見学に伺った。
忙しいところ、快く案内していただいたナッツRVのスタッフに感謝!

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