気比野菜(定年退職後の畑しごと)

 38年間公立小中学校で勤務し、平成31年3月に定年退職することができました。支えて下さった周りの方々に感謝の気持ちで一杯です。専業農家の長男に産まれた私の第2の人生の目標の1つは、農業で汗を流し、作物の成長を楽しみたいと思っています。東井義雄氏の『下農は雑草を つくり、中農は作物をつくり、上農は土をつ くる』という言葉があります。豊岡市気比の恵まれた自然の中で農業に挑戦する記録を残したいです。

2008年07月

 今日兵庫県人権教育研究大会で、教育サポーター仲島正教さんの講演会に参加させて頂きました。仲島さんは、21年の今日学校教員生活後、教育委員会で5年在籍。そして、現在は、若い教師の育成塾を開かれ、全国あちこちで人権を中心に講演会活動をされているようです。

 私が一番印象に残った言葉に、「教育は今日行く」がありました。教育は足で稼がなければならないということでした。心に憂いを持ち応援を求めている子には、走って傍に行き、話を聞くことの必要性を改めて教えていただきました。それが、「」しさだとも言っておられました。

 また、「子どもは過去よりも未来を重視しており、大人の『体温のある言葉』がその後の人生の礎になる。大人(教師)は子どもの応援団でいてほしい。親は子供の応援団長」であってほしいと望まれました。

 私は、今日の講演会で、教師としての職業の「誇り」と「責任」と「喜び」を感じさせていただき頂きました。そして、仲島さんのような姿を求めて、頑張らねばと反省させられるばかりでした。

 しかし、講演が終わって、現任校の若い先生に「吉岡先生のキャラクターになんとなく似ている感じがしました」と言われました。共通するのは年齢くらいで、全く違った生き方をしているようにも思えるのに、大きな大きな宝物をもらったような気がします。これからの若い優秀な先生を裏切らないような生き方をしたいと思います。

 現任校の男子バスケットボール部がレベルの大変高い地区大会で優勝しました。顧問の先生を中心に練習を積み上げ、目標を達成することができました。本当におめでとうと言いたいと思います。竹野中学校全体でこの快挙を喜びたいと思います。

 私も剣道部の顧問をしています。生徒は心をを合わせて大変よく頑張ってくれました。そのことが何より嬉しく思いました。

 そして、私にとっても大変よい経験をさせて頂いたことを書かせていただきます。私は、剣道3段の資格は持っていますが、力量が追いつかず日々精進をして練習しています。その私が、決勝戦男女団体戦の審判をさせていただくことができました。決勝戦のW中学校とA中学校は、「気剣体」を備えた素晴らしいチームです。選手が納得する旗をあげる責任があります。私は、目を凝らし、心をこめて、しっかり技を見極めて、自分で判断をして旗をあげたつもりです。大きな大きなプレッシャーを感じましたが、私を審判に指名していただいたことを誇りにして、これからも精進していきたいと思います。貴重な体験をさせて頂き有難うございました。

8521a9b3.jpg 私の勤務する豊岡市立竹野中学校の伝統行事を自慢します。この行事は、学校・家庭・地域の協働のもと、「日本の海水浴場88選」にも選ばれた竹野浜の横断遠泳に生徒たちは毎年挑戦します。
 そして、平成20年7月15日、地域住民や保護者の熱い声援を受けながら約1kmのコースを、各自の泳力に応じて見事に泳ぎ切りました。それぞれが、ゴールできた成就感や満足感を得るとともにふるさとの海の素晴らしさを体感しました。将来、この竹野の町に残る生徒も、竹野から旅立つ生徒にとっても、泳いでいる時の光景は、一生脳裏に焼きつくと思います。
 この伝統行事は、PTAの協力なしには実施することができません。保護者のボランティアによって、安全を確保して頂いた事を本当に感謝します。(先頭を泳いでいるのが50歳を迎えた私です。私にとっても最高の思い出になりました。)

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