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150センチ前後の方に捧ぐ 入門ロード |
FUJIストラトスの430フレームが一本届きました。昨年6月に、新婚さんに作った以来の小型車です。 確か奥さんは146センチぐらいではなかったかな? ただ、このくらいが700Cでの限界かとも思います。それ以下は650Cで何とかする・・・といってもフレーム自身がないので、むずかしいのですが。 小型車というのはフレームだけでなく、クランクもです。 なんと、152ミリのクランクです。46*34の歯ですから、まあ小型ですねえ。 よくクランクは身長の十分の一、といわれますが、よくぞスギノさん、作ってくれました! ハンドル幅も340ミリ!よくぞTNIさん作ってくれました!ちょっと前では信じられないでしょうね。ハンドルといえば420が標準、あって400や440です。 競輪ハンドルでもあるまいし、300台のロードハンドルなんて、そんなにあるものではありませんでした。隔世の感がありますな。 で、シフター連日の文脈であれば、当然カンパ、となるところですが、入門ロードという値段設定の関係上、シマノさんを使いました。 ただ、シマノさんもその辺よくマーケティングしているのでしょう、手の小さい方ように、ゴムパッドなんかを用意していて、それをブレーキレバーの間に挟んで、引き幅の調整をすることができるようにしているんです。その厚みも二種類用意するなど、よくやってくれています。 そういう意味で、通常なら170センチ前後の男性を基準に作り売りされているロードレーサーにも、集めればこれだけ小柄な方にも楽しんでもらえるような、スペックがほぼ充実しつつある、という現状、大いに指示できる状況といえましょう。 ただ、経済効率優先につくられるメーカーからの完成車には、オオスゲ!と思われるようなスペックのものが随分と混じっているのも事実ですね。 平均160センチ代の方を想定しているとしか思えない自転車に、どこでどう余ったか?175のクランクをフツーに付けているスペシャルな一台なんかもありましたし、買いたたかれたのか?呪いのロットか?とも言いたくなるような仕上げの三歩手前のひどいパーツを付けている、なんていうのもありますネー。 そういうのも知らずに、乗って、これが自転車か・・・、というのはちょっとなあ、とも思います。 細かいところに気をつけて、丁寧に仕事を積み重ねるようにして仕上げていく、そんなところに金なんか払えるか!という方をいかに少なくするか?自転車の本当によい乗り心地が粗野な仕事を駆逐するような、そういうリアッセンブルを今後もやっていかないとなあ、と思います。 150センチ前後の方、今のところこれ一台です! よろしくご検討ください!!! |
自転車でできるボランティアを考える |
レーサー五人の勢ぞろい。これからロードレースの始まりです! といっても・・・、 米作りでお世話になっている、田麦山でのロードレース・・・、マラソン大会です。 ということは、先の五人は間違えての参加? イエ、なんてことはありません。田麦山ロードレースへの参加です。 ということは、今年から自転車ロードレース部門のはじまりか? というわけでもありません。ちなみに、今年の十月十日、田麦山で初めてマウンテンバイクによる里山レースが開催されますので、皆様頭の片隅に覚えておいてください。形式はまだ未定ですが、補給なんかに手打ちそばなどが出る、とてもユニークな大会になる可能性ありです!詳細が決まりましたら、お知らせいたしますので、楽しみにお待ちください。 で、話を戻すと、自転車のロードレースでないのに何でレーサーたちが関係しているか?です。 今年で三年目になる、マラソン大会の自転車先導ボランティアに参加してもらった若人たちでした。 新鮮な空気を必要とするランナーの皆さんに、排気ガスは吸わせない!という発想より始まりました。当初はバイク先導と一緒にやっていたのが、二年目より、自転車先導のみになりました。ただ、警察車両が先頭を引っ張る形式は残りますが、自転車の先導があるために、ランナーからはほとんど見えない位置に車を置けるので、排ガスの影響は相当少なくなったといえるのではないかしら? マラソンだから自転車で引くのは楽だろう?なんて考えるのは間違いです。トップランナーは時速20キロ以下にはなりません、結構のぼりのある田麦山ロードレースですから、ランナーとの距離を保ちながら、スピードを維持するのは、そこそこ足のあるレーサーでない限り難しい、といってもいいでしょうね。 各コースの先導に二人ずつつけて、短いコースの先導が終わったら、長いコースに入って、ランナーの観察にはいります。コースの奥には携帯の通じない地域があるこの大会。ランナーに何か起きた場合には、二次災害を起こさないように、早急に自転車伝達が必要になります。 そういう意味でも、責任のある仕事ですね。大会が終わって、労をねぎらわれている中で、かつて日本を代表するトップランナーであられた宇佐美先生から、「来年はレンタルでいいので、AED(除細動機)をしょって先導してはいかがですか?」というご提案をいただきました。 なるほど、東京市民マラソンなどでは、そうした機器が活躍している話はよく聞きます。参加の桁が違うとはいえ、この田麦山ロードレースも五百人からの参加者がいますので、今後の高齢化傾向なんかも考えると、大いに見当の余地あるご提案ですね。ウムウム そんなこんなで、この六月に行われた田麦山ロードレースでの、自転車先導および観察も無事終わり、ぜひとも来年お願いします!と励まされ、参加者一同、ぜひともお願いします!となったわけです。 裏を話せば、上の五人のうちの三人は、前日の朝三時半に東京を出て、十九時間かけて田麦山まで自走してきたんですから、若いっていいですねえ・・・。 そこで考えるわけです・・・。自転車に関するボランティアではなく、自転車を使っての、自転車ならではのボランティアってほかにないだろうか?ということを。 当店は、今後日本における自転車部門の成熟化をささやかながら目指していくわけですが、その成熟化に関してもまたいろいろな側面があるなあ、と思われるわけです。 自転車で遊ぶ!いいですねー、どうやって遊ぶか?これこそ文化です! ただ、十分かどうかは別として、レースやツーリングなどを中心にそうした情報はすでにあふれています。 自転車で働く!まさに!仕事に結びつけることによって、自転車はまさに必然的なものとして確立されていくでしょう。・・・というより、かつての輸送や移動の中心は自転車・リアカーでした・・・。メッセンジャーという仕事が、自転車でできるお仕事として、新たな光を放って久しい状況です。まだまだ、この分野も未開拓というよりは、再開拓が必要な分野であるかもしれません。 ちなみに、当店が押している、三輪自転車なんて、まさにこれから働いてもらえる自転車の主流になるでしょうな。 あとは、自転車という装備を見た目も含め機能的にもどうやってワンオフに近づけていけるか?なんて試みは日々当店などがやっているわけです。 遊びの面、仕事の面、装備・装飾の面、こうした各分野での自転車の成熟化、大いにがんばってほしいものなのですが・・・、ひとつ大切な分野を忘れてはいないか? それがボランティアという分野、・・・だと自覚し始めたんですよ。 あくまでも自転車に関するボランティアだけでなく、自転車ならではのボランティアについて、ほかにないだろうか?とアイデア大募集です。 自転車に関するボランティアなら、たとえば小学校に行って店主がこの一月にやったような、乗り方、メンテの仕方講座など考えられるんですが、自転車を使って行えるボランティアというと・・・、マラソンの先導、それから昨年九月にやった、タンデム二人乗り自転車による、視覚障害者とのサイクリング・・・、キャパの狭い店主としては、そんなことぐらいしか浮かばないのであります。 後者、タンデム自転車なんて、どこにでもあるものではないので、誰でもできるボランティアではありません。 レーサーでなくても、通常の自転車を使ってできるボランティア・・・、自転車だからこそできるボランティア、自転車を使ってのボランティア、なんかないですかねえ? ボランティアという分野で自転車が生き生きと活動できて活かされる場・・・、今後こういうソフト的な発想もたいせつになっていくでしょう。バイシクルマガジンや、自転車生活で特集組まないかしら? トップランナーと距離を測りながら先導するライダーたち、生き生きしてますねー、まさにコレです!コレ! 自転車でできるボランティア活動へのアイデア 大大大募集です!!! |
冴える日本刀 抜くぞ・・・他を抜くぞ 他抜くだ!タヌクサイクル・・・ |
あくまでも試作なんですが・・・、先の日本刀地金フレームにコンポを取り付け、切れる自転車にしてみました。 シマノ600がのぞいて見えます・・・。 旧105も浮いてしまう、妖しい輝きをはなつ妖刀フレーム・・・、ちょっと言い過ぎかな?でもそこまで持って行きたいですね。 デュラエースにも、負けていませんよ、いやデュラをすら凌駕する、磨きの妙・・・。 改めてメタリックというものを見直しますね。最近パーツ類がカラフルになってきました。それはまたそれで一つの成熟化なんでしょう。かつては銀か黒しかなかった、モノトーンの自転車にとっては、色の選択肢の増加はそれは刺激的でした。 ただ、銀や黒には、他の色にはない特異の濃淡というのがあった・・・、というのが最近の店主の注目点。 元々山水画、水墨画に目を取られていた店主、改めてメタリックの奥深さをいうものに覚醒された思いです。 金属工房の長島さんともミーティングが・・・。 クラシカルな、ホイール。もちろんチューブラーです。 エアロブレーキを付けて、Wレバーで・・・。 全体像です! なんか可能性のある一台です。まだ試験段階なので、ワックスなど防錆の実験もありますが、とりあえず、形としては完成! これを主力の一つにすべく、今後研究していきます! 銀と黒の濃淡・・・、最近彫りものの絵柄にも興味津々、自転車の隣接分野には、まだまだ刺激がたくさんありそうです! ※ツイッター経由で知った方割引なんてやったらどうかな?なんちゃって・・・ |
当店名物 地金フレームの正念場! |
粗めに剥離して、仕上げした地金の地肌に、クリア塗装しただけの、地金フレーム。かつてはこれ一辺倒でやっていこうか?とさえ考えた、当店の売りなんですが・・・。 なんせ手間が大変と、クリア塗装が思い通りに行かなかったことにより、遅々として進んでいなかったのですが、この度、クリアは好きなだけかけられるように環境を整えたので、再度実見も兼ねながら、地金フレームの再出発となります。 このトップチューブの磨きなんて、といっても気合いは入れていませんが、ちょっと日本刀のようでしょう? クリアは盛れというのだそうですが、もう少し粘度を上げて、丹念にかけても良いのかもしれません。それから、クリア自身に細工をするというのも・・・。 これからは応用もきくので、徐々に実験的なフレームなんかも出してみようか?なんて思っています。 こういう路線が確立してくると、のせるコンポがねえ・・・、ホイールがなあ・・・となるんですが、105のガンメタ風のシルバーなんかもいいかもね・・・。 さて、これがどうやって、どんな一台になるか? ちょっとお楽しみに! 工芸化路線、シュッパーツ! ※日本刀のような自転車!とかつぶやいてみようかしら? |
固定マウンテン ギア比は偶然 |
またやっちゃったなあ・・・、改造前を撮ること・・・。20年くらい前のクロモリマウンテンバイクでした。 これを固定化して欲しいというご依頼、エンドがストドロなんで、好きなギア比は選べませんよ、とお断りしてから、改造開始です。 基本いらないもの外して、後輪の状態によって、まあ色々するのですが、今回のマウンテンはボスハブではなかったので、一手間かけます。 700Cのホイールを入れて、前後輪チンバにするという案もあったんですが、今回は組み直しを決定! スッキリトラック系のハブで組上がりました。意外とリムがいい物で組み直しに値するものでした。 で、今回なぜ組み替えたか? それは、後輪のブレーキが特種だったんですね。 センタープルか何かの、今では珍しいブレーキだったので、これを活かすには・・・、組み替えしかなかったというわけです。 元々あったクランクに、ちょっと厚歯のリンクを付けて、なんちゃってながら要所は固定の顔に。 ハンドル回りもスッキリですね。固定化をやると、床屋さんが坊主刈りをやり終わるとスッキリした感覚になるだろうなあ・・・、と思えるほど、こちらもスッキリした感じです。 このシンプル感は、ある種美の典型なのかもしれませんな。こういう改造を公開すると、また「私もあの固定化を・・・」という方が必ず来るのも、そういうことなんでしょう。 「本当は、固定の新車が欲しかったんだけど、何せ八台あるから、もう買えなくて・・・。ほとんど雨ざらしだったんだけどこれが固定化できれば、血糖値も下げられるし・・・。」 いい再デビューではないですか!それぞれの使命を載せて、再度街道を走れ! そういえば、乗ってない自転車あったなあ・・・という方、新コンセプトの下、改造して乗り出しましょう! ※ツイッターでRTをしてもらえるとまた、それが人を呼んでくるらしい。 |
入門ロード ツーリングもOK スペースブラック! |
当店発の入門ロード、スペースブラック編です。 スペースブラックというのは・・・、単純に色の話です。 黒の下に、銀ラメがちりばめられている、というちょっと凝った塗装ですね。きれいです! FUJIストラトスは、デフォルトでは使えないという当店の考えのもと、各パーツを交換したりして、特に入門者の方々に丁度よいと思われるセッティングでお出ししています。 このクランクも170ミリ、コンパクトドライブで決めています。入門者には丁度良いでしょう。 8速のスプロケに、9速対応のリアディレーラー、上位互換性もあります。 8速のSTIの現行品といえば、2300だけです。入門編ということで、これをコストの面でも使用しています。 ただ、この2300と9速ではありますがソラのSTIにはちょっと欠陥とも思える機構があります。 シフトアップは、ブレーキレバー兼用のレバーを内側に倒せばいいのですが、解除の方は、脇についているポッチ状のスイッチを下げてやらねばなりません。 このシフトダウンのポッチが、下ハンを握るポジションからでは驚異的な親指の長さがない限り、届かないというところに付いています。つまり、下ハンからはシフトダウンが出来ない、というレーサーとしては欠陥といっていいでしょうね、そういう機構になっているんです。 ただし、快走を目的とした、ツーリングやその他の使用にはほとんど問題なく使用できます。ですから、入門用として、選択しているわけで・・・、その辺は問題ではありませんので、念のため。 というわけで、正真正銘のレーサー入門ということになると、多少値が上がっても、STIだけはティアグラ仕様というのが、ふさわしいのかな?などとも考えています。 実際、完成車を安く2300で作っても、上位コンポの載せ替えて欲しい、というご要望もありますし、三万円近く高額でもティアグラ仕様を求める方もいらっしゃいますので、今後の課題として、検討してきたいですね。 ここだけちょっとカンパのエアロピラー風、まあそこその仕上がりでしょうか? このスペースブラック君、その他のチェリーレッドのストラトス君達と肩を並べて、お待ちしています、という状況です! 梅雨入り、炎天下と秋まで長いようで短いシーズンですので、さっさと決めて、トットコ乗りましょう! 店主も開店前サイクリング励行中! 脱メタボ、レーサー復帰というか、レーサーとツーリング復帰といった方がいいか・・・、今後のイベント主催のための足作りといった方がいいかな? 雨だの炎天下だの言ってられません、しっかり踏んで!イベント立ち上げに準備しないとね。 そういうわけで、入門ロード共々、よろしく! ※ツイッター経由で、自転車が売れる・・・。何でも良いけどそれまたウレし |
新生105をのせて |
650C用のフレームに、ソラなどを載せた入門ロードレーサーですが、この無印性を気に入っていただいたTさんのもとへ嫁入りが決まりました。 人によっては、ダウンチューブに書かれたブランド名をもっとも大切にする方もいるのと同時に、それを嫌う方もいらっしゃいます。店主はどちらかというと、後者。金払って宣伝してやるなんて・・・というより、どこか自分の手あかを付けたがる癖がありますな。 ジャージも一緒です。ジャイアンツのユニホーム来て草野球できます?いくら好きなチームがあっても、そのチームのあのスポンサー入りのジャージを着ては、走りたくないなあ、たまにシャレでやりますがね。 このTさんも、ちょっと同じような感覚をお持ちのようです。 なんか当店のひねくれながらも持ち続けるある種のあり方に共感していただけたようで、大変うれしい限りです。 これからも、どんどんノーブランドの、出所と行き先のわからないような自転車をドシドシ作っていきたいです! 元々はマラソンの選手であられたこのTさん、お年からして、ただ者でないフクラハギのシェイプに、これはできる!と直感しました。 まずは乗り込んで、数年以内にホノルルセンチュリーライドにお出になるかも。メインはホノルルマラソンに出場するために、自転車で心肺機能を上げていきたいということでしたが、ご性格上、ハマル、タイプと自称されるTさん・・・、両輪はいても相当レベルに到達するであろうことが、予想できます。 そういう潜在的レベルの方ですから、コンポを新生105に載せ替えました。 一見ゴッツイですが、持つと意外と軽い、というのが特徴? 79デュラエースからのトレンドなのでしょうか?ブラスト仕様というか、艶消し処理がかかっていて、これも今までにない趣です。 圧巻はコイツだね! 上位機種にならってシフトワイヤー内蔵で、ポジションも色々取れて、スリムになりまして、それでいてブレーキ制動の感覚もいいです。ちょっと引くと、コン!と効くという感じ、いいです! これぞロード入門ではなく、ロードレース入門のためのコンポです。 エッ?どう違うの? ロードレーサーに乗るための入門ではなく、ロードレースに出場するための入門コンポという意味です。 ある種、ガチのレースコンポです。これで十分です!十分すぎるくらいです! 登録しないで草レースに出るのであれば、105で優勝するのがかっこいい! それが鉄フレームだったら、もっとかっこいい! そういうワケーレーサーの登場を心から待っているよ!!! で、こうなりました! バーテープ巻いて、サドルも決まり、完成! 今度のエンジンは、磨けば磨くほど走りもシャープに、確実になるから、しっかり仕えなさい! 試乗すれば、走りたがっているのがゾクゾク伝わってきます! ※どんどんフォローされていく感覚、その先がどこまで届くんでしょう。外人らしき方もいるみたい。 |
ママさん仕様にも色々あって・・・ |
スペシャのクロスバイクの持ち込みをいただきました。お子様が生まれて約半年のママさんからです。これをどうにかして、子供の保育園送迎に楽な仕様にして欲しいということでした。 まだ生まれたばかりの赤ちゃんですよ。 ちょっと調べてみると、世に売られている子供乗せるためのカゴは大体二歳以上から、というのがほとんどです。 確かに、一歳に満たない子供は小さいしグニャグニャしていますからねえ・・・。 小さいベビーベッドのようなものだったらいいかもしれませんが、それは専用に設計された自転車でないと、装着はむずかしいでしょう。 となると・・・。 一様にママさん仕様といっても、子供の成長段階や、その用途によって、様々なんですね、勉強になります。 ではどうしましょう? しっかり首が据わって、チャッキリしてから、子乗せカゴの検討はしましょう。チッコイうちは、お母さんの背中におぶられて、安全運転で! と、保育園にはシーツ二枚にタオル類など、けっこう荷物もあるというので、前カゴのちょっと大きめなのを付けて、さっとまたげるように後ろのスタンドにはカゴは付けずに、そのままにしましょう!ということになりました! 荷物を載せるようになると、軽い設計のクロスバイクでは、どうしても不安定になりますので、ディレーラー装着可能な例のスタンドに、変更です。 この形式で、もう少し幅の広い安定感のあるバージョンが出てくれれば、文句なしです! 大きめのカゴです。安定感を確保するために、台座を付けました。 できるだけ体を起こして走れるようにしたいというご希望のありましたので、ハンドルをママチャリ仕様に変更です。本当に体を起こして走れるようになります、ただ・・・、前傾取れないので、どうしてものんびりサイクリング用になってしまいます。まあ、子乗せ仕様ですから、これで完璧。 荷物やお子さんと、何かと重量が増えることを考えて、タイヤは頑丈なランドナーにしました。コイツはへらねーよー。 そして、色は思っている以上に、使用する人に影響を与えるようですね。フレームをカシスレッドに染め直し! そんなこんなで、できる限りのご希望を乗せて、ママさん仕様自転車の再出発です。 ウーン、暫くはこれで働いて、その内後ろに子乗せカゴを乗せて、再々出発かな?その内子供が成長したら、子乗せカゴは取って、今度は後ろにカゴを置いて、前カゴをとる・・・、イヤ、リュック背負って、もとのクロスバイクに戻るかな? 自転車はライダーさんの生活に合わせて、どこまで変幻自在にすることができるか?これって、これからの当店のトライアルの一つですねー。 もっと、周辺パーツを勉強しないといけませんし、安全な改造の技術を身につけていかないといけませんし、これからも楽しみですわ。 最近子供が目に付きます。生まれたての半液体状態のおこちゃま。まだ歩けないけど、足をパタパタさせて、意外とパワフルな子。二歳に満たないけど、チョコマカ歩く子。三歳で、もう自分で子乗せカゴによじ登っていく子。 学齢まで子供は乗せられますが、その6年間の子供の成長過程というのは、実に様々で、しかも個人差を含めると千差万別ですね。まだ歩けないくせに、子乗せカゴの上で立とうとする子もいるくらい、本当もう色々です。 自転車の成熟化を目指す当店、その条件の一つに、限りなくワンオフに近づけること・・・これは、色やデザインといった見た目に関しても、また利用者それぞれが持っている使用条件および機能についてもですが、かゆいところに手の届く仕様というのがあると思います。 ほとんどすべてのものは、まず「一般的な条件」という想定の下に作られます。それが成熟していく過程というのは、地域、時期、環境、用途、そして使用者によって限定を与えられることによって成り立ちます。 さて、今の自転車だって、ある種の成熟過程の途上なんでしょう、ある意味よく考えられて作られています。それをもっと進めて、そこまでやるか?!そんな手があったか?!というところにどこまで持って行くことができるか? ウン、やっぱり楽しみなんだよネー。ワンオフものには、ワンオフものの喜びがあるんですね、なにものにも代え難いいんですから。 それが当店の原動力でもあります。 喜んで使い続けてもらえる一台作る。それが自然と自転車の成熟化への向かう、ぜんぜん気負うこともない、自然な流れなんでしょうね。 ※いろんな使い方のあるツイッターですが、今どこにいます、何しています、だけだとなんか物寂しいなあ |
堅実ホイール いいねえ~こういうの! |
時代に逆行!というほど、力は入っていませんが、何とか細々でも続けていこう!と思っている手組みホイールです。 しかも堅実なんですよ! マビック、オープンプロ、しかも36h。もうノートラブルでしょうね。精度も良いし、頑丈だし、いうことなしのリムです。 それに、世界最強とうたわれている、DTの黒スポーク。 ちょっとおしゃれに金ニップル。 ハブは・・・ ブランド押さえ忘れています、持ち込みですが、やたらとロックリングが頑丈そうだったのが印象深いです。 元バスケット選手のお客さん、骨格がデカイです!そういう意味でもいいホイールだと思いますネー。 当店は、DTのリムでのホイールをお勧めしていましたが、マビックオープンプロもお勧めするまでもない!ほどの逸品ですね。 ロードの練習用ホイールとして、これとアルテ、105でしっかり組んだものは、まさにトラブルフリーで数万キロ乗れる代物でしょう。 安物完組み、ワンペア一万数千円・・・、しっかり乗ったら、一年まともに持つのかな? 乗る人ほどわかる堅実ホイール、推します!推します! ※つぶやく・・・、特に相手を必要としない無責任感が受けるのかな?ツイッターってヤツは。 |
あれがこれになりました! |
先日、出てきた、この赤チャリ。これをどうやって予算内で仕上げるか?ということの続きです。 もうフレームを残すしかない!これでいきました。 まずホイールを24インチで、手組みしました。この改造のためにということではなく、以前ある自転車のために組んでおいたものを流用した、ということですね。でも手組みには違いありません。 それからメンテの敵、店主目の敵のローラーブレーキを外し、キャリパーブレーキに交換です。ローラーブレーキの利点があるとすれば・・・、雨が降ってきて暫くは制動が変わらない・・・といことぐらいかな?ただいま、撲滅運動中、今作っている自転車からも外し、今後も外し続けていくでしょう。 しかし外したローラーブレーキ・・・、灰皿ぐらいにしか、ならないかなあ・・・。 前ブレーキも、新品です!ダイアコンペの定番のモノ、最近ブレーキシューがこの値段にしてはグーンとよくなってきたと思います。かつてのは・・・?という感じでしたけど。 そして、ちょっと贅沢ですが、多段化してしまいました。 通常の、シングルママチャリにだって、台座を付ければ、ディレーラー付くんですよ、ということはほとんど多段化ができる、ということなんです。 あのサビサビのハンドルとシフターを変えて、こうなりました。 というわけで、フレームを残しつつ、激変してしまった今回の改造、その全貌です! 上の写真からすると、ちょっと想像できないほど、自転車が華やいでいます。 もう走る気満々でしょう?それが写真で比較するとお分かりですよね? ものにも気は宿っている?というか、作り手が気を吹き込んだ、とでもいいますか、自転車自体がやる気満々、ということがわかりますよね。 これなんですよ、これ! 再生させるということ!これには、思想と、発想と、技術がいるんです。決して安いものではありません。 でも、それでも、こういうあり方に理解していただいて、高額の改造費を払って、喜んで乗り続けていただけるお客さんがいる。 恵まれているよなー、当店は・・・。本当にありがたいことです。 先日ラジオで、作家の五木さんが、これからの日本社会は山でいうと下りだと、言っていた。多分あの方はベストセラー作家だから、本当の意味での本質的なことは言えないでしょう、知っていたとしても。 となると、わかりやすいことしか言わないはず。ちょっと考えればわかること程度の・・・。 この場合の登り、下り、というのはそう・・・たかだか戦後六十年のことを指しているだけかな?つまり戦後高度成長期を経て、経済大国に上り詰めて、今度は成長は止まり、高齢化・少子化へと国勢が下がっていく、と同時に新興国とやらが、自転車を自動車に乗り換えて成長を続けていく。 絵画や芸術のようなものだけを狭く文化、というのではなく、人間の活動総体(経済も政治も技術も含めて)を文化、というとすれば、今の日本が果たして下り坂なのか?ということは大いに問題としていいとして・・・。 一定以上の豊かさが実現されると、ものごとの成熟化が起きる、というのはある種正しいと思います。五木さんの言い方をすれば、下りの時期にこそ、成熟化が起こる、のだそうです。この成熟化というものがすべてプラスの意味を持つとは限らない、と思われるというのが難しいんですが。 例えば、意欲の低下、いわゆる草食化?政治意識の低下等も含んでしまうことも実際にあります。だって、ガツガツしていないんだから・・・。 とはいえ、一気に増大した富に振り回されて、高度に下品化する、成金的あり方からは、徐々に距離を取りながら、いろんな方面にさめながらも、何らかへの追求が始まり、ある種の価値観を形成していく時期、という重要な側面をも併せ持つ、というのが「成熟化」というのではないかしら? となれば、まあ大いに成熟化すべきであると思いますし、一介の自転車屋としてみれば、日本の自転車文化も、もうそろそろ飽和化して、さっさと成熟期に入っておくれよ!と思うわけであります。 長くなりましたらが、こうした成熟化の一つの形が、こうしたへんてこりんながら、愛着のあるものをより愛着を深められるように再生し、使い続ける、そして、そういう活動にそれなりの対価をはらっていただける、という一連の流れの中に見るのであります。 そういう意味でも、こうしたお仕事に触れられるというのが、当店としては激しくうれしく、ありがたいのであります。 最近、ネット上では、ママチャリ改造屋にしか見えませんよ!ともいわれます。確かにね、ただし、それが一体どこを目指しているのか?目標はデカイです、なぜって、「今後の日本の自転車文化の成熟化」へ、向いているのですから。 エヘヘヘ、今夜は珍しく、店主の甲斐性を超えた、大風呂敷を広げてしまった・・・。今日一日だけね! ※ツイッターの中で検索すると、関連のつぶやきが出てくる。こういうことからまたつながるみたいですね。 |
これで何するの?お題 ちょうだい |
よくあるというか、家の隅に乗り捨てられている・・・という水準のママチャリです。 今はパナソニックといいますね、かつてのナショナル自転車です。国産でしょう、この古さなら。 お約束の、店主のダーイ嫌いなローラーブレーキ。メンテの敵だぜ! スポークのさびた前輪に 後輪です。 ブレーキもショボク ハンドルもサビサビ・・・。 これをどうしろっていうのかな? お題は、フレームに思い出があるので、それを活かしてくれればいい、ということです。 予算は三万前後・・・。 しかし、これのメンテに三万つぎ込みますか?今一万円以下で一台新車が売っている時代なのに・・・。 いい意味で引き締まります。 やってみましょう!ってなぐあいに。 当店のあり方に共感をしてくれたお客さんです、さて、こうご期待! どういう展開をしたかというと、明日以降の本ブログにて、公開いたします! お楽しみに! ※たまに有名人のツイッターが、入ってくることがあって、牛で忙しい知事の誤字が気になったりしたりもします。 |
輪業の拡大! |
地方によくある○○輪業というと、自転車屋さんというよりも、バイク屋さんが主体で、ついでに自転車も扱っています、という比率のところがほとんどなんではないかしら? 信号も少なく、路面の状況もよくなってきた昨今、地方こそ自転車だ!と思うのですが、そこで生活しておられる皆さんのほとんどは、モーター系、エンジン系に関心があるというか、必需というか、依存されているようにみえますね。 自転車の今後開拓すべき需要は、地方にこそある!なんて大風呂敷を広げる気はありませんが、対岸の信用金庫に行くのでさえ、車を利用されるなんていうのは当たり前!ってな状況には、そろそろなんか起きても良いんじゃないのかしら?と思うのであります。 でもまあ、十五才までさんざん自転車にいじめられて、免許が取れるようになったら、やれバイクだ!車だ!という「発展」段階が強固な地方にあって、なんで今更自転車なの?という岩盤は薄くはないでしょう・・・。 まあ、いいか・・・。 で、輪業というと、バイクも含まれる!というところに今、店主は今注目しているのであります。そう、自転車だけでなく、ゆくゆくはバイクの方にも・・・、なんてね。 そんなわけで、バイク屋さんを偵察に・・・、横浜の本牧まで行ってきました。 オッ!ド派手なバイクが! タイル細工かよ!というこのデコぶり・・・。 いずれ狸サイクルも、自転車だけでなく、このようなカスタム系のバイクをも両方扱えるような、総合的輪業開業へと行きたいなあ、と強く思った次第。 そしてなんと、このアメリカンなバイクショップ、同じ系列のカフェまで経営しておられて、そこにはハンバーガー、フライドポテト、チリドッグのようなものまであって、当店の行くべき道筋を示されたようで、大変示唆に富んだ本日の偵察なのでありました! ウーン、自転車とバイクの総合輪業かぁ~・・・。 正直いえば、当店のテイストではないよねー・・・、ただ隣接分野はまぶしく見える、いや、学べること甚だ多し!なのであった! ※たまに火のついたように訪問者数が上がるときがあります、これってツイッターのせいかしら? |
がんばれ!ママさん! |
ただでさえ、重い自転車に子供2人、買い物までして、しかも空気が入っていない・・・、というママさん達、よく拝見します。 若いママさん達の体力はすごいなー、と思う次第です。 自転車選手と並んで、もっとも自転車を実用しているであろうママさん達、ただその自転車のセッティングと来たら、先の空気が入っていない・・・なんていうのは典型的で、チェーンやあちこちがさびている、ワイヤーがほつれたり、折れたりしている、全くオイル系が切れている、なんてことがよくあるどころか、それだらけ・・・といっていいでしょうね。 それでも自転車は走れてしまうためなのか、徐々に悪くなっていくため気づかないからなのか、全くメンテをしようとしないママさん達、多いです! そういうママさん達でも、乗っているものだから、ちょっとメンテするだけで、「アラ!こんなによくなった!」といわれる方も多いのも事実です。 と、なると、「自転車はメンテをしながら乗るものです!」ということをもっと浸透させていかないといけませんな。これほど自転車を酷使して、自転車だよりに生活しているんですから、もっと手入れをしよう!自転車をかわいがろう!ということを広めていかないとね! 今回、ご依頼をいただいた方は、ご近所さん。ご自分から、「なんかちょっと調子が悪くて・・・」ともってこられました。これでいいんです!どこが悪いのか?長く乗りながら、徐々に悪くなっていくんですから、ココ!と主張出来なくてもいいんです、それを探すのもこちらの仕事ですから! というわけで、みんなで店の回りを周回しつつ、ここが悪い、あそこが悪い、ここをこうしたら?なんて始めたんですが・・・。 しかし、この三人乗り自転車というのは、重いです!ひたすら重い。子供が学齢になって、乗せる必要がなくなったら、ママさん達に軽量のピスト車なんかプレゼントしたくなりますよ。「キャー、何これ!」でしょうね。 もちろん重いには、それなりの理由があります。車体が軽くて荷物が重かったら、捌きが大変です。ヘタすればひっくり返ります。大切な子供を乗せてひっくり返すなんてことはできません。そうなると、必然的に車体は重くならざるを得ないんです。でも重い・・・。 こういう自転車も、上の子が大きくなったら、今度は下の子を後ろに乗せて、前カゴを付けて、ついに子供を乗せる必要がなくなったら、前カゴを後ろに付けて、軽いフラットバーか何かで、少しでも軽量化して使い続ける、ということも可能なんです! そんなこんなで、注油、調整、簡単な切削などして、お渡ししましたよ。 「なんかよくなった感じ!」そう!それでいいんです。 お近くですから、空気はちょくちょく入れに来てください。 そして、1人でも多くのママさん達に、自転車のメンテの大事さを井戸端で広めていって欲しいですね。 ネー!! なんで横むいてんのよー! 何でー、寝ちまったかい・・・。 まあ、船はしっかりメンテしたから、船長信じて、安心して寝てなさい・・・。 ククク イタリアの自転車レースで男を上げた新城君も偉いが、日々大切な子育てを地道にコナしつつ、重い自転車を操るママさん達も大いに偉い! 当店は、その両者を支援していきます!!!!!!!! ※へー、あなたもツイッターやっていたのー?という出会いもありますネー。 |
黒トラ 健在!偏在化したピストの中でも光れよ! |
もうピストは、一般化した車種といえるでしょう。かつてのブームも去って、本当一段落した感は強いです。各メーカーさんも、ラインナップの一部に加えているほどです。 多くは、どうもシンプルさという、美的価値観によって支持されているようにも見えます。当店はペダリングその他の面で固定ギアの意味を普及すべく動いています。多少のギャップはあってもいいです。固定に乗っていれば、それなりのペダリングは身に付くでしょうし。 先日、立川競輪でおこなわれた自転車の運動会。当杉並チームから出場した中年ライダーのHさん。他のライダーさんと比べて、お行儀がよすぎるほどきれいなペダリングをしているんです。そのお行儀の良いペダリングで、スルスルスルッと出てくる感じ、前のライダーに殺気を感じさせずに気づいたら抜いている・・・、そういう感じでしょうか? このHさん、なぜかまず固定に乗っておられ、ロードに乗り換えたのが、運動会の一ヶ月前ほどでしたか・・・。やはり固定のペダリングスキル向上のいい実例だと思った次第です。 そういう意味で、固定、固定!とやかましい!といわれるまでの普及をじっくり画策している当店であります。かつての、ピストハブおよび周辺パーツの欠品という状況もなくなりましたし、各メーカーさんもツルシで作っていますし、多少安定した市場ではありますが・・・、その中で・・・、でもやはりキラリと光る一台!をどうお届けするか?これからが差別化、特化が勝負になると勝手に思われます! そんなキラリと光っているかな?黒トラ最新事情です。 いいアルマイト加工でしょ?回転も申し分ありません。 なんとこの色合いと響き合うようなリムがありましてねー、 安くて、そこそこの強度と精度、使えます! これを組み合わせて、手組みホイールを組んでみました。 店主も、半分やけくそになって、手組み、手組み!とほざいているのが、そこそこ聞いていただけるのか?最近、手組みホイールのお問い合わせも多くいただきます。「そこまで言うんだったら、是非組んで欲しい!」ありがたいことです。 その他、ビンテージクラスの自転車をお持ちの方などは、完組みが通用しないという事情もあるんでしょうね。改めて、手組みの意味を考えさせられます。 新車だけでなく、自転車の再生もお仕事にしていきたい!とご希望の方は、是非手組みをおぼえていただきたいと思います。 NJSものの本物鉄ハンドル、ピストにはやっぱりこれでしょう・・・、とかってに店主は思います。できればエアロブレーキで、下ハン持って・・・、これじゃあ、競タマだね・・・。 黒トラのお約束、マッドブラックです。今、当店では塗装に関して、グレードを上げていく準備をしています、マッド系のものは、主力として、取っておきます! ピストパーツの少ない時は、その確保、または別パーツの転用などに、心血を注ぎましたが、こうした安定期に入ったあと、次の勝負所は一体なんでしょうか?チラッと光明が見えている気がします。 そう、キラリと光る、何かなんです、キット! ※ツイッターから思わぬお問い合わせが来ることもあります。続けていると、何か起こるかもしれませんね。 |
高速ママチャリの必要性! |
もう自転車で長距離を乗り出すと、電車に乗るのイヤになりませんか? 一々切符買うのが面倒くさい。それにスイカかなにか知らないが、財布でポン!のあのカードもわからない。大江戸線?どこ行くの?この複雑怪奇な東京にまだ線路を引く余地があったのかい?というような聞いたこともないような新線の話? サラリーマン時代は、満員電車はさしてイヤではありませんでしたが、というより神経抜いていたんだね、たぶん。でも今は、ちょっとうんざりかな? というわけで、できれば自転車だけで移動したいんであります。 ただ・・・、都心に行って一定の用をこなすとすると、必ずどこかに駐輪しなければなりません。でもどこに? 一張羅、というわけではありませんが、お気に入りのロードやピストで行きたいのは山々なんですが、駐輪のことを考えると、これまた躊躇しますよね。盗難の危険がありますから・・・。 映画や、お食事会、仕事の打ち合わせなど、一定以上の時間を要する際に安全な駐輪は必須です! とはいえ、完璧な安全なんていうのは、あり得ません。 店主がたまにやるのは、どんな頑丈な鎖よりも安全な方法はありますが・・・。 つまり、鎖じゃなくて、輪行袋を持って行くのね。自転車バラして袋に詰めて、建物の中に堂々と持ち込む、これ一番安全です!おすすめですよ! ただ、一々解体して、詰めて、また出して、組み立てて・・・というのは面倒くさい。 なんでもっと好きな自転車でサーッと行って、用件をコナして、チョロッと帰ってくるなんて事が、気軽に出来ないのか?世の自転車泥棒を憎むのであります! 電車は乗りたくない。でも盗難が心配だ。とはいえ、解体・組み立ては一々面倒くさい・・・、となると、道は一本ですよ。 高速で走る、そして盗まれるリスクがきわめて低い自転車を作ればいい・・・これです! 高速ママチャリの誕生です! 記憶のいい人は、冒頭の自転車は「アレって、かつてパパチャリとか言ってたヤツじゃない?」と思うかもしれません。 確かに似ていますよね。ただし、パパチャリは、駆動系も足回りもレーサーのそれを利用していました。だから走ったよー。 でも、今回のはそこまでしていません。だって、盗難のリスクを低くしなければいけないんですから。 磨いているのできれいですが、モロママチャリ仕様。 ホイールも27インチのもの。ウニウニ走る感じがぼけていて、ちょっと面白いです。 固定ギアを付けているところが、一癖あるところ。別にこだわりありませんけどね。 でもご安心あれ!反対にはフリーがついているので、普通車仕様も大丈夫です。 そうダブルコグ、ということは、そう!あのメンテの敵、ローラーブレーキを外しています。だから、パンク修理が簡単! そのために、当店得意の仕込みブレーキがあります。 こういう高機能化は大切です。当店の回りからローラーブレーキがなくなる日まで、当店は戦います!外しまくってやるー!!! ブルホーンバーがついているので、前傾も取れますから、そこそこの高速スピードの維持もできますよ! どうです?ほとんどママチャリ仕様ながら、いらないモノ外して軽量化して、メンテしやすいように高機能化する。 これでもそこそこ長距離走れますよ。 当店から、新宿や渋谷の六本木あたりのお食事会にお出かけする際なんて、最適です!これなら目も付けられないし、ちょっと丈夫な鍵なら盗られないでしょう。しかも、踏めばそこそこスピード維持出来ますしね! ロードに乗るときには、下りないとき、安全な駐輪場が確保されているとき、以上でしょう。 それ以外の用途で、実用的に乗る、というときなんかはこれが最適!なんて思ってしまいますね。 自転車の盗難から愛車を守るために、こうやって乗り分ける!大切な選択だと思います。 パパチャリよりぐっと値を下げて、この完車でなんと32000円! 量産はしませんが、上記発想を体現するモノとして、当店自信の一作です! のればわかる!迷わずどーぞ! ※ツイッター内には確かにヒョンな出会いのようなものがあるかもしれません。 |
Author:狸サイクル 店主 遠山健
狸サイクルと書きまして、リサイクルと読みます。
中古フレームは化かしますが、お客は化かしません。自転車提供を始めて17年。
今までは口コミ中心でしたが、今後はこうしたメディアを利用しながら、求められるところを彷徨していきます。
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