今日に、時計の針が回った夜中、どうも眠れない。
読みかけていた本も終わり、さて次の本にでもと移る気分でも無い。
止むを得ず、ビデオにした。
「の・ようなもの」(松山ケンイチ主演)の落語の駆け出しの物語。
そこに登場する場所が「谷中」。
昨日の僕のブログの登場場所も谷中だが、懐かしい場所が舞台となって出てきた。
映像に度々出て来た思い出の場所は、今回のように一人では無かった。懐かしい「ヒマラヤ杉」がアクセントとして写っていた。谷中の一つのシンボルだものね。
ビデオが終わったのは、1時半、それでもまだ眠れそうにも無いので、積んでおいた本の中から1冊選び読み始める。
さて、世迷子ごとはこれまでにして、本題の「江戸散歩」に戻るとします。
「思い出の 江戸を巡るや サンマの香」(nobotyan詠む)
【佃島へ】
御徒町から地下鉄大江戸線に乗り月島へ。
階段を腰の痛いのを我慢して地上に這い出てみます。
秋の深まりを押しとどめるような強い日差しと気温が身に纏わり着いてきます。でも、気分だけは上々。
佃島散策をしてみます。
時計回りで軽く歩こうと言う気持でスタート。
気に行ったポイントはココ。「佃小橋(つくだこはし)」
下町情緒を醸し出してるねぇ (^^)/
佃島は、古(いにしえ)と現代が交錯する異空間、時代のパッチワークとでもいうのでしょうか。
古い下町情緒には不似合なとは思いません。これも又景色。
水辺に映るタワーマンションも現代が作った景観です。
この看板を見たのでちょっと立ち寄ってお参りをと思ってみたら、なんと路地裏にあるんですねぇ。
カップルが横に並んで歩けないほどの狭い路地。
しかもこの暗さ。別にカメラの露出をわざわざアンダーにして撮った訳では無いのです。
その証拠はこの電灯。
昼間でも明かりをつけておかないと薄暗い細道、これが却って情緒を醸し出していますよね。
さっきの若いカップルは何をお願いしたのかな?
小さな神社、小体(こてい)な仕舞屋(しもたや)、ご近所同士なのか路上での立ち話、どこからか流れてくる食べ物の匂い。
東京にあってもゆっくりとした時間が流れています。
そうそう、箸屋の変なオヤジさんにも出くわしました。
古びた店先で何か木製のこの葉のような形をした皿か何かを盛んに小さな電動工具で磨いています。
店先の戸板のような粗末なベンチのような棚には2本の箸が。
引き戸窓一面に、有名なお笑いタレントの散歩番組の取材時で撮ったのか写真が沢山これみよがしに飾ってあります。
良く見るとオヤジさんの頭には銀座育ちと言うひげ面の酒飲み大好きなフォー歌手KNさんの名が入った手拭いを鉢巻きに。
暫く間近に立って見ていても「いらっしゃい」でも何か?の問いさえも無く手を休めません。
これだけべたべたと写真を飾ってあるお店なんだから多分大丈夫だろうと、撮影許可願を出すと…。
「ダメ、ダメ!」ときつい返答。
僕も、「判った。判ったよ!」と応酬。
テレビと違って、僕に撮らせても何の得にもなりませんからね。結構現金な下町職人でした。
まあ、こう言うのも江戸っ子堅気の一つなんだろうと勉強にはなりましたね (´・ω・`)
少し前のBS-NHKの番組で、佃島のお祭りなどの風景を撮ったドキュメント番組の再放送があり、そこで住吉神社の大きな幟(のぼり=旗のようなもの)の柱やそれを補助する部材の「抱」の変わった保存方法が有ったのです。
果たして泥の中に埋めて保存しているとあったけど、隅田川の水を引き込んだ船溜まりの一角のここだったのですね。
佃島は、今と昔が混在して面白いです。
腰痛が悪化しないように、これ以上座ってブログを書き進められないので、佃島は一旦休んでここで止めますよ。
今日のゴルフも腰痛によりキャンセルさせて頂いたので、自重してしっかり治して、楽しい秋の日々を楽しまないとね。
とってもお天気も良くゴルフ日和でしたのでプレーができないのは残念でしたが、痛みもかなり柔らいできたし寝てばかりでも却って拙そうなので、少しだけお出掛けしました。
明日も残りの佃島をお届けします。
では、またね (;_;)/~~~
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