四国で一番美しい稜線： 天狗塚と牛の背その2
2023年6月4日(日) 徳島県三好市 天狗塚（標高1812m） 日帰り単独行
久保分岐から天狗塚への道は、四国で一番美しい稜線と言われている通り、爽快で美しい風景が広がります。
天狗塚の天を刺すような頂が徐々に近づきます。
秋になると赤く色づくコメツツジも、今は緑の衣をまとっています。
天狗塚山頂への道は、かなりの急勾配です。
12：45 山頂に着きました。天狗峠に寄り道したり、写真を撮ったりして時間を調整したおかげで、お昼のピークを過ぎており、誰もいない山頂でした。登ってくる途中では、まだ山頂から人の声が聞こえてきたりしていたので、うまく時間をずらすことができました。
2016年以来7年ぶりの登頂です。この山名板は前回登った時もありました。
この縦長の山名板は前回はなかったので、こちらのほうが新しいはずですが、文字はすでに判読しにくい状態です。どちらも県が設置したものではないみたいなので、途中に立派な道標を設置したときに、いっしょに山頂にも公式の山名板を設置すればよかったのにと思います。徳島県はなぜ山頂だけ手を抜いたのでしょうか。
山頂から見る牛の背です。ピークは一番奥にあり、地形図には牛の背という記載はありませんが、山と渓谷オンラインの地図では、奥にある三角点に牛の背と記載されています。ただ、ピークの名前というよりもまさに牛の背中のようなこの広い笹原の尾根全体を指しているのではないかという気もします。
東には、天狗塚と似たような三角形の形をした三嶺、その右奥に剣山と次郎笈の兄弟峰がならんでいるのが良く見えました。剣山と次郎笈の間に小さく見えている台形のピークが一ノ森です。
北を見ると、右端の二つのピークの右側が矢筈山、その左に見えるちょっと凹んだ笹原の部分が落合峠、その左側に二つ並んだピークの右側が烏帽子山、そこから左になだらかな稜線をたどって尾根が下り始める直線のピークが寒峰です。
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12：47 山頂に着いてからまだ2分しか経っていませんが、虫が多くてうっとしいので、牛の背へ下ることにしました。本当は山頂でゆっくりランチにしたかったのですが、虫にたかられながらとても食事をする気になれません。人が少ないとはいえまだお昼時だというのに誰もいないのは、やはり虫を避けてみな下ってしまったのかもしれません。
天狗塚への登りがきつかったように、下りもけっこうな急勾配です。
12：59 天狗池まで下りてきました。
前回は秋だったこともあり、すっかり干上がっていましたが、今回は大雨の直後でもあるので、しっかりと水をたたえています。
もっとも、もともといつも水があるわけではないみたいで、水の中にも笹が生えている状態なので、むしろ水をたたえているほうが珍しいのかもしれません。
13：06 天狗池をっ通り過ぎたところにある岩峰の上でランチ休憩をとることにしました。逆さ天狗塚を見ながらのランチです。
本日のランチは、おにぎりとカフェラテ。
7年ぶりの天狗塚に乾杯。
おにぎりのようなきれいな天狗塚と、なぜか海苔がボロボロになってしまった不細工なおにぎりのコラボです。
13：40 ランチ休憩を終えて、出発です。休憩中に誰も来なかったところ見ると、今日はもう誰にも会うことは無さそうです。
岩峰から緩やかな笹原の尾根をひと登りすると、牛の背の広大な尾根が始まります。
振り返れば天狗塚。
広々とした笹原の中を、のんびりと進みます。
三角点の東にあるなだらかなピークを越えると、目の前に美しい緑の海が広がりました。正面のピークが1757.2三角点です。広い牛の背の中でも、もっとも美しい場所がここだと思う場所です。なだらかにうねる起伏と、一面に広がる笹の海。これに池塘でもあれば最高ですが、笹原だけでも十分な美しさです。
広大な緑の海を越えて、三角点の手前から振り返ると、天狗塚をはじめとした剣山系の名峰が遠くまで連なっているのが見えました。北アルプスの最奥地にある雲ノ平からみる黒部源流の名峰群の風景にも似たこの風景が、四国で一番美しい稜線と言われる理由ではないかと思います。あいにく曇ってしまったため色彩的にメリハリのない雰囲気になってしまいましたが、晴れていればもっと美しい風景に出合えたことでしょう。
14：19 1757.2三角点に到着です。ここまでは前回も来ていますが、この先は初めて歩く道です。
つづく。
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久保分岐から天狗塚への道は、四国で一番美しい稜線と言われている通り、爽快で美しい風景が広がります。
天狗塚の天を刺すような頂が徐々に近づきます。
秋になると赤く色づくコメツツジも、今は緑の衣をまとっています。
天狗塚山頂への道は、かなりの急勾配です。
12：45 山頂に着きました。天狗峠に寄り道したり、写真を撮ったりして時間を調整したおかげで、お昼のピークを過ぎており、誰もいない山頂でした。登ってくる途中では、まだ山頂から人の声が聞こえてきたりしていたので、うまく時間をずらすことができました。
2016年以来7年ぶりの登頂です。この山名板は前回登った時もありました。
この縦長の山名板は前回はなかったので、こちらのほうが新しいはずですが、文字はすでに判読しにくい状態です。どちらも県が設置したものではないみたいなので、途中に立派な道標を設置したときに、いっしょに山頂にも公式の山名板を設置すればよかったのにと思います。徳島県はなぜ山頂だけ手を抜いたのでしょうか。
山頂から見る牛の背です。ピークは一番奥にあり、地形図には牛の背という記載はありませんが、山と渓谷オンラインの地図では、奥にある三角点に牛の背と記載されています。ただ、ピークの名前というよりもまさに牛の背中のようなこの広い笹原の尾根全体を指しているのではないかという気もします。
東には、天狗塚と似たような三角形の形をした三嶺、その右奥に剣山と次郎笈の兄弟峰がならんでいるのが良く見えました。剣山と次郎笈の間に小さく見えている台形のピークが一ノ森です。
北を見ると、右端の二つのピークの右側が矢筈山、その左に見えるちょっと凹んだ笹原の部分が落合峠、その左側に二つ並んだピークの右側が烏帽子山、そこから左になだらかな稜線をたどって尾根が下り始める直線のピークが寒峰です。
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12：47 山頂に着いてからまだ2分しか経っていませんが、虫が多くてうっとしいので、牛の背へ下ることにしました。本当は山頂でゆっくりランチにしたかったのですが、虫にたかられながらとても食事をする気になれません。人が少ないとはいえまだお昼時だというのに誰もいないのは、やはり虫を避けてみな下ってしまったのかもしれません。
天狗塚への登りがきつかったように、下りもけっこうな急勾配です。
12：59 天狗池まで下りてきました。
前回は秋だったこともあり、すっかり干上がっていましたが、今回は大雨の直後でもあるので、しっかりと水をたたえています。
もっとも、もともといつも水があるわけではないみたいで、水の中にも笹が生えている状態なので、むしろ水をたたえているほうが珍しいのかもしれません。
13：06 天狗池をっ通り過ぎたところにある岩峰の上でランチ休憩をとることにしました。逆さ天狗塚を見ながらのランチです。
本日のランチは、おにぎりとカフェラテ。
7年ぶりの天狗塚に乾杯。
おにぎりのようなきれいな天狗塚と、なぜか海苔がボロボロになってしまった不細工なおにぎりのコラボです。
13：40 ランチ休憩を終えて、出発です。休憩中に誰も来なかったところ見ると、今日はもう誰にも会うことは無さそうです。
岩峰から緩やかな笹原の尾根をひと登りすると、牛の背の広大な尾根が始まります。
振り返れば天狗塚。
広々とした笹原の中を、のんびりと進みます。
三角点の東にあるなだらかなピークを越えると、目の前に美しい緑の海が広がりました。正面のピークが1757.2三角点です。広い牛の背の中でも、もっとも美しい場所がここだと思う場所です。なだらかにうねる起伏と、一面に広がる笹の海。これに池塘でもあれば最高ですが、笹原だけでも十分な美しさです。
広大な緑の海を越えて、三角点の手前から振り返ると、天狗塚をはじめとした剣山系の名峰が遠くまで連なっているのが見えました。北アルプスの最奥地にある雲ノ平からみる黒部源流の名峰群の風景にも似たこの風景が、四国で一番美しい稜線と言われる理由ではないかと思います。あいにく曇ってしまったため色彩的にメリハリのない雰囲気になってしまいましたが、晴れていればもっと美しい風景に出合えたことでしょう。
14：19 1757.2三角点に到着です。ここまでは前回も来ていますが、この先は初めて歩く道です。
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