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2014/01/24

積雪期登山のマナー

お正月の仙丈ヶ岳登山で、とても不快で残念な気持ちにさせられたことがあります。それは、登山者の立小便。


無雪期と違ってあたり一面真っ白ですから、立小便の跡は見たくなくても目に付きます。戸台から仙丈ヶ岳山頂までのあらゆる場所でたくさんの小便跡を目撃しました。


登山の途中で尿意を催すのは避けられませんから、それを我慢しろというつもりはありません。しかし、せめて登山道から少し外れたところへ行って、他の登山者の目に付かないところでするという配慮ぐらいあってしかるべきではないでしょうか。それを、おそらく登山道から一歩も踏み外すこともなくただ横を向いて登山道脇に放尿したと思われる小便跡がいくつも見られました。もしも登山道から外れてしようとして滑落したらどう責任をとるのかなどと食って掛かる人もいそうですが、そんな急傾斜の場所はそれほど多くはありません。10分や20分は我慢できるはずです。危険性の少ない場所をみつけて、そこですればいいだけのことです。最悪、登山道脇の木の根元の登山道とは反対側でして、上から雪をかぶせておくだけでも、登山者の目に触れないですむのです。まさかその程度のこともできないで厳冬期の3000m峰に登りに来た人はいないでしょう。それ以前に、出発前にトイレでしておくぐらいのことはできますよね。


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この小便跡ですが、もっとも最悪だったのが長衛小屋のすぐ前で小便をした馬鹿者がいたことです。たとえ日が昇る前に通ったとしてもそこが小屋の前だということは誰でもわかりますが、どういう理由でそんな場所で立小便をしたのでしょうか。僕にはまったくその人の思考回路が理解できません。


IMG_0774.jpg
また、白岩第二堤防の上は柵がめぐらされていて、戸台からの距離的にちょうど休憩場所にいいのですが、そこにも数箇所の小便跡がありました。誰もが休憩するのにいい場所だなと思うような場所ですら、ところかまわず放尿するのはどういう神経なのでしょうか。ほんのわずか階段を下れば立ち木があったり、山陰のような場所があるのですから、せめてそういうところですれば誰も不快な思いをしないですむのです。


尿意を催したら即その場で放尿するというのであれば、野良犬と同じです。理性のある人間なら、もう少し他人や環境に配慮するべきでしょう。


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