陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

ウッタラカンド

ウッタラカンド旅/さよならウッタラカンド


朝食とチェックアウトを済ませると、プージャが準備されていました。
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お坊さまが、心を込めてお祈りしてくださるのが伝わり感激。ガンガーのお水もお土産として準備されていました。


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初めの宿の、家族総出のプージャも胸を打ったし、これまで何度も書いたけど、ウッタラカンドって祈りと共にある州なんですね。観光業って難しいけど、こうした特色って大切だなあ。ウッタラカンドのそれは、遺跡とか土産物と言った目に見えるものではなく、形には残らない「祈り」という行為でした。

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ホテルにいたヤモリ。
自然の中でスクスク育ってる。
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ウッタラカンド旅/了

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ウッタラカンド旅/最終宿④ヒマラヤン料理


「ROCK FLOUR」というヒマラヤン料理のレストランを選択。
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どれも美味しかったけど、マトンとお米が圧巻でした。
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インドではマトンといえばヤギ肉。外側はパリパリで中はしっとり。塩分控えめで、程よい加減の辛くないスパイス。これは、すごい料理でした。

ご飯も、ヒマーチャルのお米をシンプルに。
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やっぱり炊き上がりが絶妙でした。

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肉団子は、カシミール料理と似た食感だなあと感じましたが、それもそのはず。地図を見ると、ウッタラカンドはカシミールの隣りでした。
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この辺りのマトンが美味しいのは、綺麗な水と空気の良い場所の草で育っているからだろうなぁと思いました。

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お菓子は、上白糖でないお砂糖を使っているそうです。

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ウッタラカンド旅/最終日宿③Tajのアーラティ


「ジャヤ ジャヤ ガンゲー マーター♪
(母なるガンガー万歳、万歳…という意味と思う)」
と、燭台を回しながら、お坊さまと一緒に歌えて嬉しい。
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ティーチャーズ・トレーニングで得た中で、1番有意義なことかもしれないです。

リシケシのタージホテルで繰り広げられるアーラティは、ハリドワールのように大規模なものではないし、ガンゴトリの厳かな雰囲気でもない。
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でも、ガンガーの向こうに緑豊かな山々があり、儀式に参加していると、晴れ晴れとした気持ちがするのです。 
ガンガーの神さまは、
「ガンガーお母さん、平穏な日々をありがとう、これからも、どうか見守ってください。」
と言った、居住いを正さなくてもお祈りしたくなる身近な神さま、という感じです。

お坊さま方が、燭台以外にも、精霊流しを始め、鈴を私に持たせて、異教徒なのに、宗教体験をさせてくださった。もちろん夫にも。夫婦で参加できて良かったです。
一神教と比べて、ヒンドゥー教って寛容的だなぁと、しみじみ。
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ウッタラカンド旅2日目~諸行無常

…続きです

「諸行無常」
三週間前に、アシュラムのTTCの仲間と一緒にガンゴトリへ行って以来、夫を連れて二度目のガンゴトリです。

実は、ガンゴトリのアシュラムや、瞑想の祠が大雨で流されてしまっていたのです。それは、TTCの先生や仲間と一緒に行き、みんなでそのアシュラムでお弁当を食べた日の夜のことでした。
祠は、創始者のスワミ・ヴィシュヌデヴァナンダが1980年から瞑想したりプージャをしたりしていた場所です。幸い、ガンゴトリ・アシュラムで暮らしていた行者さんたちの命は無事でした。自然とは畏怖すべきものとは言え、無となり、あるのは石ばかり、という現状をみると、そこを何十年もずっと守ってきた人々の心が慮れ、涙を抑えられませんでした。
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その後
「諸行無常、全て風の前の塵に同じ、それでも前向きに生きる。」
と思い至った瞬間、涙はとまり、更に
「あっ、私ってやっぱり原点は日本の仏教徒なんだ。」
と気付き、
「あんなにヒンドゥーの神さまや哲学について勉強した直後なのに。」
と、自嘲的な可笑しみが湧いてきました。



ガンゴトリ・テンプルで祝福
ガンゴトリのお寺の、シヴァ神が祀られている場所で、祝福。
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お坊さまに
「シバナンダアシュラムと祠が雨で流されていました。」
と、話したらまた涙が出そうになり、しかしそれは実際に被災された方の前では不敬なので、一所懸命堪えました。
それなのに、お坊さまは一緒に嘆いてくださり(既に彼の嘆きは昇華されていると思うが)、これまでのヒンドゥー寺院で経験したことのないほど、優しく、力強く、祝福し、私の悲しみに寄り添い、励ましてくださいました。
自分は仏教徒だと再認識した直後なのに、そんなことは関係なく、あたたかい祝福をしてくださるヒンドゥーのお坊さまとヒンドゥー教の寛容が身に沁みました。


ガンゴトリ・テンプルの夜のアラティ
(アラティのアルファベット表記は、arti, arati様々。シヴァナンダヨガセンターのチャント本には、aaratiと表され、歌う時は「アーラティ」と歌っている。外国の名前のカタカナ表記に言及するのはナンセンスと思うが、とりあえず😅)。
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ハリドワールのそれと比べると、神的、厳か。
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夫の隣に座っていた、50〜60代の女性巡礼者たちの出で立ちが、いかにも畑仕事のお母さんという風情。日焼けした顔には深い皺が刻まれている。リュックをいくつも背負い、ガンゴトリまで巡礼にきたのでしょう。その旅は明るく朗らかなものであったと、彼女たちのおしゃべり声を聞きながら確信します。そして、アラティ前のワクワクや、アラティ後の彼女たちの晴れやかな、幸せそうな表情をみて、宗教の意義を思う。物欲、金銭欲、成功欲、キャリア欲、虚飾とは別の場所で、地道に労働し、神に感謝し、幸福を感じる人々が確実に存在します。

教育とは、いったい何のためにするのだろう。それが前述の欲に火をつけ、成就するためだけのものなら、そこには虚しさしかありません。

ガンゴトリ寺院情報↓
https://uttarakhandtourism.gov.in/destination/gangotri


オマケ/温泉
ガンゴトリへ行く道にある温泉に入ったよ!
温泉は、gangnani という、お店や屋台が連なった場所の一角にあります。
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実は二度目。
三週間前のアシュラムの休日に、アシュラムの人たちと行ったのです。ガンゴトリへ行く道の途中にあります。
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(サドゥさんたちも利用している)
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この時は、大勢人がいたので足湯だけにしましたが、二度目に行った時は、誰もいなかったので、ババーンと洋服を脱ぎ捨て、はいっちゃいました。

気持ちよかった~。
痛めた右肩に、温泉の温かみがジンワリ。
お肌は、つるつる~♪
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そして三度目、ガンゴトリからの帰り道でも入ってしまった。
温泉は男女別になっていて、女性用は内側から、鍵がかけられます。
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本当は、水着を持ってくるといいのだろうな。でも知らなかったので🤗。因みに男性は200ルピーで水着が買えます。
男性用の場所には、一度目も二度目も三度目に行った時もサドゥさんがいました。修行中の身体に、温泉の温かさは沁み入るだろうなぁ。

入泉料は10ルピー。
衛生的とは言えないので、万人向けではない。
でも、この豊かな温泉があれば湯治とヨガとサトヴック料理を前面に出す癒し施設ができそうだなぁ、と思いました。もう、考えている人、いるだろうなあ。

Ganganani温泉情報↓


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ウッタラカンド旅2日目~ガンゴトリへ


三週間前のガンゴトリ
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砂に塗れたガンガーの濁流と雲からのぞく青空。
こんなにもインドそのものを表している姿があるだろうか?
濁流はカオスと化し、蠢き、汚れ、それでもなお生命エネルギー溢れるインド社会。青空は、精神の高さを日々求め続ける、その中のごく僅かな一握りの人々です。
25年前の秋、友永先生のツアーで初めてリシケシの上流に連れて行っていただいた時も、澄んだ水の色をしたガンガーと、周りの白い砂、青空を見て同じことを思いました。

「下流のガンガーのように臭いインド、汚いインド、狡いインド、醜いインド、怠惰なインド、臆病なインド。
これは、私が泣いても怒っても変わらない。
そこと戦うことはしても、影響され、悲しんだり嘆くのは一切やめよう。カオスに塗れながらもそこに同化せず、辛い時は天を仰ぎ、澄んだ水と青空と白い砂のインド源流と、そこで朗らかに生きるスワミジのことを心に描こう。インドの形なき美しいもの、それを見つけていこう。」
そう決意したことを思い出します。

さて、ガンゴトリについたアシュラムの私たちは、濁流を見ながら更に歩いて上流へ。
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巡礼者のざわつきがおさまった場所に、シバナンダの小さなアシュラムがあり、そこには3人の行者がいらっしゃいました。
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そのアシュラムで、私たちはお弁当をいただき、その後更に、シバナンダ・ヨガセンターの創始者であるヴィシュヌデヴァナンダーが、瞑想し祈りの儀式をしたという祠へ行き、暫し手を合わせました。
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あとは、無邪気に写真を撮りあったり、ガンゴトリのお寺に行ったりし、帰路に着くのですが、この後悲劇が…。


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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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