陽はすでにカンジス川から

こんにちは、Yukettaです。夫の駐在に帯同して参りました。 危険情報や感染病情報は海外安全ホームページにお任せして、こちらでは楽しいインドの生活日記や様子をお届けしたいです。

TTC

ウッタラカンド旅2日目~ガンゴトリへ


三週間前のガンゴトリ
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砂に塗れたガンガーの濁流と雲からのぞく青空。
こんなにもインドそのものを表している姿があるだろうか?
濁流はカオスと化し、蠢き、汚れ、それでもなお生命エネルギー溢れるインド社会。青空は、精神の高さを日々求め続ける、その中のごく僅かな一握りの人々です。
25年前の秋、友永先生のツアーで初めてリシケシの上流に連れて行っていただいた時も、澄んだ水の色をしたガンガーと、周りの白い砂、青空を見て同じことを思いました。

「下流のガンガーのように臭いインド、汚いインド、狡いインド、醜いインド、怠惰なインド、臆病なインド。
これは、私が泣いても怒っても変わらない。
そこと戦うことはしても、影響され、悲しんだり嘆くのは一切やめよう。カオスに塗れながらもそこに同化せず、辛い時は天を仰ぎ、澄んだ水と青空と白い砂のインド源流と、そこで朗らかに生きるスワミジのことを心に描こう。インドの形なき美しいもの、それを見つけていこう。」
そう決意したことを思い出します。

さて、ガンゴトリについたアシュラムの私たちは、濁流を見ながら更に歩いて上流へ。
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巡礼者のざわつきがおさまった場所に、シバナンダの小さなアシュラムがあり、そこには3人の行者がいらっしゃいました。
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そのアシュラムで、私たちはお弁当をいただき、その後更に、シバナンダ・ヨガセンターの創始者であるヴィシュヌデヴァナンダーが、瞑想し祈りの儀式をしたという祠へ行き、暫し手を合わせました。
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あとは、無邪気に写真を撮りあったり、ガンゴトリのお寺に行ったりし、帰路に着くのですが、この後悲劇が…。


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TTCと宗教


アシュラムの生活では、「インドの若者の宗教観」というものを知ることができました。

ある女の子は、
「レリジョンというよりは、スピリチュアルだ。」
と言っていましたが、いやいや、なんのなんの。それはオシャレ雑誌に
「スピリチュアルしてるワタシ、ステキ💓」
みたいに書かれそうな、また、インドに来た西洋人がよく使う、ナニカのエクスキューズ(言い訳)に近いフレーズの受け売りです。そんな浅いコピペなど無くても、ヒンドゥスタン人である彼らの中にしっかりヒンドゥー教が深く根付いている事を感じました。それは誇りにすべきです。

とはいえ、その信仰心が淡くなりつつあるのも事実で、デリーの50代のインド人ヨガ友さんの話によると、ヨガクラスの最初と最後に唱えるマントラを彼女の世代は誦じていたそうですが、アシュラムで出会った若者達は、存在は知っていても殆ど覚えておらず、このコースで覚えて帰って行きました。
でもそれは、私が学生時代に、
「般若心経くらいは覚えなくちゃナア」
と、思った感覚と似ています。それは、ホトケサマがどうのこうのというより、おそらく仏教の信仰心が深かった祖母のことが大好きだったからでしょう。

日本人は、敗戦して独自文化に自信を失ったこと、その空間に入ってきた新興宗教とその信者たちのオシの強さへの嫌悪、その一つが犯した恐ろしい事件のせいで、宗教や信仰を語り合うことを敬遠しがちです。

でもどうだろう。その禍いを避ける為の敬遠は、
「なぜ人は生きるのか?」
「死とは」
「神さまって本当にいるの?」
と言った、純粋な子どもが思春期に差し掛かる頃にもつ問いに、真摯に応えられない大人を増やしてしまった。ペットでも、近親者でも、子どもが初めて身近な「死」に出会った時。周りの大人は、「天国」とか、「輪廻」とか、そうした宗教からくる言葉や宗教知識を持たずしてどうやって子どもの問いや悲しみに応えるのだろう?
曖昧に
「お空にいくのよ。」
では、子どもは辛辣な更なる問いかけをするか、それはまだ良い方で、そこから大人が逃げたら、彼らはそれを問うことを諦めてしまうでしょう。
責める気は毛頭ないけど、少なくとも、私の親はそれには曖昧にしか応えることができませんでした。私が十代の頃は、生きながら生まれる苦しい問いかけに、宗教に頼るのはいけないことだと思っていたので、本を読み漁ったり、映画や美術、音楽の中にその問いかけをしていました。

学生時代に父が亡くなったころから、宗教や信仰に対する敬遠がほぐれ、その後結婚し、夫の転勤について行くようになり、駐在するあらゆる国の人々が、日本人よりはるかにそれぞれの信仰を大切にしていることを知ります。
今は、宗教を学問として勉強し、いろんな国に宗教に基づく考え方を知り、信頼し合う友人たちと宗教や哲学や歴史、また文化、芸術、または普段の生活、例えばお掃除などの家事に結びつけて語り合い、深め合う時間は有意義で、すごく楽しい。もちろん無知で恥ずかしながら…の部分はたくさんあるけど、ティーチャーズ・トレーニング・コースをうけながら、私は、そうした追求や語らいが好きなのだと心から思いました。
神学や哲学は難しいけど、これからも少しずつ深めて行きたいテーマです。
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TTC27日目~試験


今さっき、試験が終わった~🙌。

とにかく、幼稚園児英語を書いて書きまくりました~。
サンスクリット語用語、いっぱい忘れたなぁ。
追試になったら、また来よう!


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昨日の夜ご飯は、取り忘れ。
従って、何を食べたか思い出せない😅。
コックさん、申し訳なし🙏。

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TTC/22日目~ハンデ


25年前に運動不足になりがちなインド生活のため、それを補うつもりで気軽に始めたヨガだけど、ここに至り、インド人でない事、ヒンドゥー教徒でない事が大きなハンデに感じます。

まだ、インド哲学やバガヴァッドギータ世界の入り口で扉を開けたばかりの状態だけど、その壮大さに慄き、自信を失ってもいます。
あっ、この感覚はどこかで…と思ったら、西洋で、西洋音楽を学ぶ時と一緒だと気付きました。
譜面通りでは、その先に行けない。ヨガもアーサナだけなら健康体操。
異国文化を知るって、大変だね。

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↑カボチャとお豆を炊いたサブジー、美味しかった~。
デリーに帰ったら、出汁を省いたお惣菜をもっと作ってみよう✊。

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TTC/20日目~アシュラムの休日


あと一週間で終わってしまうなんてシンジラレナイ💦。

相変わらず、時間ができると机に齧り付く余裕のない日々です。

昨日はおやすみだったので、余裕のある生徒さんたちは、街へ出たり、お料理したり。
夕食は、甘いものたくさんの贅沢ディナーでした。
前日に、ある男の子から、
「Sushi作って~、Sushi ♪、Sushi♪」
燥がれましたが
「アタシに、そんな余裕はナイ!!
そもそも、マーケット状況もよくわからんウッタラカシでどうやって寿司作るじゃ😤」
というホンネは言わずに
「Sushiは、酢を使うから(時間が経った食品はタマシック/鈍性・怠惰)サトヴィックじゃないの😉」
と、言って逃げました😅😅😅。

インドの生徒さんが作ってくれたサトヴィック・ディナーは、美味しかったです🤗。
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プロフィール

Yuketta

こんにちはYukettaです。回り回って最初の駐在地ニューデリーに戻って参りました。4コマ漫画のように、最後はクスッと笑ってしまう日々を与えてくれるインドが大好きです。大変化を遂げたこの大都市と初めて出会った場所のつもりで向き合っていきたいです。

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