Tuesday, November 8, 2022 at 19:59
11月8日、太陽と地球と月が一直線に並び、月が地球の影に入る、皆既月食である。
楽しみにしていた皆既月食の夜、天気にも恵まれて地球の影にはいり赤銅色になった月を見ることができた。
◇
以下はこの日の月観察&撮影の時系列写真の記録。
Tuesday, November 8, 2022 at 17:35
まずは日食が始まる前の満月の姿の撮影。
11月の満月は ビーバームーン(Beaver Moon)と言うのだそうだ。
アメリカ先住民は農業や狩猟の準備の目安として名付けたのに起因していて、ビーバーを捕獲する罠を用意する時期が由来だと言われている。また、ビーバーの立場から言うと、11月はダム(巣)を作る作る季節でもある。
以下は月食イベント。
18:09、部分月食が始まる。
左側から月が欠けていく。
本当は5分おきぐらいに撮影したいところだが、月が登ってくる東の空は南西向きの自宅の室内やバルコニーからは見えない角度につき非常階段に出るので、さすが5分おきは面倒で30分に一回くらいとなる。
だいぶ食も進んだ頃を見計らいカメラを担いで非常階段へ。
Tuesday, November 8, 2022 at 18:51
18:51、食が始まった60分後。
もう、ここまで地球の影に入っている。
月食は、自分(地球)の影が月に写っているというところが非常に魅力的。
19:16、皆既食が始まる。
月がすっぽりと地球の影に入った状態をいう。
Tuesday, November 8, 2022 at 19:23
皆既食がはじまり7分後の月。
皆既食の時、地球の影で月が全く見えなくなると言うことはなくて、赤銅色になる。
普段の月は、太陽光線をそのまま反射していて明るく輝いているが、月食になり地球の影にはいると暗くなり、太陽光線の反射は著しく少なくなる。波長の短い青い光は届かず、波長の長い赤い光は大気中で屈折され影の中に入り込み、この赤い光が月を照らすので赤く見える。
皆既月食(月がすっかり地球の影に入った状態)は、約1時間26分継続するが、その間ずうっと同じ状態に見えるのかというとそうではない。地球の影は月自体より大きく、その影の中を移動するので月食中の月ですこし明るさがある部分が微妙に変わっていく。
19:59、食の最大。(トップ写真)
皆既月食マックスは、地球の影にもっとも深く月が入りこむ状態で、月はかなり暗い。
この後は、月食前半の逆のプロセスを経て 21:49に月食が終了し、いつものまん丸の月が夜空に輝く。
◇
月食は最も好きな天文現象で、過去にも何回も観察・撮影をしているが、今回は今までで最も気象条件が良かった。雲が少なく、また、月食の起きる時間が夜の早い時間で睡眠を削る必要もなかった。
◇
撮影場所は、自宅アパートのあるビルの非常階段。
我が家にある窓は全てが南西向きのため、東の空の撮影の時は自室からでは無理となるので非常階段か屋上ということが多い。
今回は非常階段。足場が三脚に不向き(狭い)なので三脚を立てることができず手持ちでの撮影となった。
皆既月食は対象物である月がとても暗くなるのでスローシャッターを設定するので、手持ちだとクリスピーな写真にはならなかったのは残念。
(屋上に行き三脚をたてて撮影するべきだった・・・次回はそうしよう)
◇
今回は皆既月食最大以降の撮影はしなかったのだが、皆既月食が終わる直前あたりが多分いちばん良い撮影タイミングだったかな、と思う。
次回(2025年9月8日)はそうしよう。
- 2022-11-09 20:00 |
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Monday, Sep 12, 2022 at 04:47
起床して窓の外をみたら南西の空に丸い月が輝いていた。満月の翌日となるが、見た目はまん丸で満月のよう。
Monday, Sep 12, 2022 at 04:47昨夜は木星(ジュピター)が月のごく近くに見えた(もちろん実際にはちっとも近くないが角度の都合で近くに見えるということ)のだが、一晩経った今朝は、だいぶ離れた位置に。
写真の右下の小さな点が木星。
小さな点だけれど、それでも、あれが木星か、と思うと特別な雰囲気。
EW&Fの名曲Jupiterが頭の中で響く。
でも、この楽曲のジュピターは木星のことではなくて銀河からの使者の名前。宇宙人あるいは精霊か。
Monday, Sep 12, 2022 at 05:23
すこしたつと夜があけてきて空が明るくなってくる。
こういう夜明け空の月は優しい雰囲気で、こういうのも好き。
天文現象は、興味のない人には無意味な出来事なのだろうが、わたしは天体観測はたのしい。
深い知識がなくても、広い宇宙を眺めるだけでも大いに心が浮き立つ。
- 2022-09-12 21:00 |
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8月20日、3年ぶりに神宮外苑花火大会が開催された。
今回で41回目となるイベントだが、パンデミックで直近2回は開催されなかったのだ。
撮影を目論んでいたので三脚やリモートレリーズを確認したり、カメラのバッテリーを充電したり、機材の準備をしていた。
イベントは小雨決行、雨天なら翌日が予備日となっていたが、当日は午後から小雨。
自宅アパートの屋上から撮影するつもりだった。雨だとカメラが濡れてしまうのは困る(わたしのデジタル一眼レフは雨に強くない)ので、その場合は防水機能のあるiPhoneのみでの撮影かなあ、などとプランBの可能性も考えたり。
開始時間の19時半、雨は小雨で撮影に問題ない。
ただし屋上には他の住民も多く来ているだろうから「密」状態になるのが気になったので、まずは自宅バルコニーでスタンバイ。
雨も大した降りでなく無事開催。自宅バルコニーからちょうど正面の場所で打ち上げられていたので、屋上に行かず自宅より撮影。
花火の打ち上げは神宮球場の一箇所。
↑
わたしが一番気に入った1枚。
一種類ずつ打ち上げていき夜空に大輪の花を咲かせる。
これはガーベラの花みたい。
ビッグバン宇宙始まり、みたい。
これはクラシックな感じ。
20:30、花火大会終了。
バルコニーのは花火との角度の関係で三脚を立てると花火の方向にセットができないので手持ち、バルコニーの手すりをなんちゃって三脚がわりに。
花火写真はBULB設定でスローシャッターとすると花火の軌跡がキャプチャできるので幻想的な写真になるのだが、手持ちブレずにBULBで2秒や3秒超のシャッターは無理。そこで手持ち限界の1秒内、1/8程度の設定としたので、今回はこのような写真となった。
これはこれでキレイなので良かったかな。
それに、実際の花火の見た目はこちらの方が近いわけだし。
- 2022-08-21 19:15 |
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Saturday, Aug 13 2022 at 04:51
1日前の天気予報で、土曜日は台風8号が関東地方に接近するということで朝から雨ということだった。
ところが、起床したら雨は降っていない。
コーヒーを仕掛けてドリップするのを待ちながら早朝散歩に行こうと準備をしているうちに窓の外がどんどん赤くなってきた。
空全体が赤く染まる朝焼けだった。
朝焼けや夕焼けなど、カラフルな空になるのは、低い角度で輝く太陽の光線は厚い大気を通過する必要があるため、空気中の水蒸気、水滴、ほこりの粒子などによって散乱し、短い波長の光である シアン、青、紫が散らばり、赤、オレンジ、黄色が残ることから、空が赤みを帯びて見える現象。
"Red sky in the morning, sailors take warning".(朝の赤い空は船乗りは警告を受ける)。
真っ赤な朝焼けは、天候が悪くなるサインと言われている諺(ことわざ)がある。
気象学的に根拠のある諺で、その理由は、日の出前後の空が赤みを帯びているということは、すでに大気中に大量の水蒸気が存在していることを意味し、西から雲が入ってくるので、つまり高気圧は通り過ぎて低気圧が東に移動している可能性があることを示しており、雨天が予想されるということだ。
そして、諺どおり、昼前から雨になり一日中降ったり止んだりの天気になった。
関東地方に接近して北上していった台風8号は、小型だったこともあり、首都圏においては風雨ともに特段の大きさは認められず普段の雨の日と変わらなかった。
- 2022-08-15 08:04 |
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日の暮れるのがめっきり早くなった。
夕方の時刻は自宅にいることが多いのでサンセットを愛でる機会は頻繁。
今日も美しい夕焼け空を鑑賞。
国立競技場、渋谷のスカイライン、そして南の空の高いところ(画像の向かって右上)には木星も!
実際には見えた木星はその時の姿ではない。
なぜなら木星は地球から750百万kmあるいは40光分という距離にあるので、地球で見えるのは40分前の木星。
我が家には天体望遠鏡がないのでベージュ色横縞の様子を見ることはできないが、それでもかつて大型望遠鏡で観た木星の姿を脳内にて合成、加えて、疑似タイム・ワープまでと楽しいひと時を過ごせた。
脳って使い方次第でこんなに楽しく何とも便利な遊びツールなのだろうか。
- 2021-12-04 21:00 |
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