一年前に現在の住居に引っ越して、唯一の(そして予測された)不満点はオーディオ(音楽)のサウンドの変化。
理由は明白で、床材の違い。
前居の床材はマーブル(大理石)、現居のリビングは木の床で、用いられているのは、ホワイトオーク(白樫(シラカシ))。床材としても一般的だが、硬く重く弾力に富むという特性から竹刀などにも用いられる木材。
床材の好みとして、木は大理石に劣るが、一方、食器などを落としても割れないという利点があり、人間が生活する分には問題なかった。
しかし、予想したとおり、オーディオのサウンドは大きく変わった。
アンプやスピーカー、スピーカースタンドは全て前居から移動したので、まったく同じシステムなのに、オーク材の床は、同じスピーカーとは思えない柔らかな音になってしまったのだ。オーディオの音は個人の好みがあるものだが、わたしは硬いくっきりとしたメリハリのあるサウンドを好むので、大理石床を愛し木の床は微妙という位置付けなのであった。
床を大理石に張り替えることなく、前の音に近づけるためにいくつかの手当を実施、ようやく少し以前の音に近づけることができた。
before引っ越した当初は、床にじかにスピーカースタンド(ハヤミ SB125)をおいて、その上にスピーカーJBL4311を置いていた。
同じスピーカーとは思えない音にがっかりする毎日だった。
それを改善。
after変更点は、スピーカーの下から床までの間。
スピーカーの音は他の材質(多くは床)の共振を最大限減らすことがピュアな音質へのキーとなる。
スピーカーを台などで浮かせても、それでも音の波が床に到達するのは避けられないので、床の材質を前の家に近づけることに。
まずは大理石の調達。
部屋全体の床を大理石に張り替えるのは大ごとすぎるので、スピーカーの下のみ大理石に。
床の色に合わせて、ホワイトトラバーチン(White Travertine)を選択、カスタムカットをオーダー。
ホワイトトラバーチンは、クリーム色がかった淡いベージュで、ホワイトオークの色を生かしたフィニッシュとなっている我が家のLDの床色に近い。
これで、幾らかの改善は得たがまだ不十分。
ハヤミ SB125スピーカーベースは旧居から持ってきたもので、ブリックタイプのものをスピーカーの幅に合わせて配置する。よって2つのブリックの間には床が見えるが、大理石の色を床色に近いものとしたので違和感なし。
次に、アフリカ黒檀製のキューブ材をスピーカの下に並べて音をさらに引きしめる。
山本音響工芸 キューブベースアフリカ黒檀製 QB-4QB-4スピーカーの下、正面に片側4個
木目の向きを揃えることがポイント。わたしは縦目にしたが、音の好みや他の要因でいろいろ試すとよい。
audio-technica インシュレーター AT6091そして、スピーカスタンドとスピーカの間にはインシュレーター。
つまり、スピーカは次のような順番で配置とした。
スピーカー → インシュレーター → スピーカースタンド → 大理石 → 木の床
これで、だいぶ共振が防げ引き締まったサウンドとなった。
とりあえずプロジェクト終了。
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- 2018-06-28 17:00 |
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先日、大阪、近畿地方に大きな地震が発生した。
わたしが現在住む地域である東京都心部では揺れはなかったが、ニュースで近畿地方の様子をみていて被害の様子にショックをうけた。というのも、わたしは大きな地震を経験したことがなく、地続きの場所で起きた大地震のニュースをリアル・タイムで見るのは今回が初めてなのだ。
これを機に、我が家の地震対策をみてみることに。
家の中での地震の被害は圧倒的に倒れて来たものの下敷きになること。
今回の地震では、タンスが倒れて下敷きになった被害者が複数ケースあったが、我が家にはタンスは無いので、下敷きなることはない。実際にどのようなリスクが我が家にあるのか分析してみた。
リビング・ルーム
我が家のリビング・ダイニング全貌。
チェアやテーブル類などのLDの家具類は特に高さのあるものではないので地震の際に倒れて被害を及ぼすことはなさそう。
キッチンとの境界においてある植木は160cmくらいの高さがあり、倒れるかもしれないが、軽量なので倒れても特段の被害の原因にはならないと思われる。
LDで問題となりそうなのは、AV機器類。
テレビジョン画面は「吸着Qちゃん」というふざけた名前のしかし効果は真面目な吸着ジェルパッドを敷いてあり震度7までは問題ないはず。
倒れる可能性があるのは、オーディオのスピーカー。こちらは W35cmxD30cmxH60cmで、重量19キロ。倒れたら床にダメージが発生しそう。吸着ジェルパッドをスピーカーの下に敷けば転倒リスクは減るものの音質に変化が生じるので当面は手当せず。
書斎
問題あり。
書斎机の上の iMacは倒れるかも。
一番の問題は床から天井まである本棚。
本棚自体は作り付けなので倒れることはないが(壁が倒れない限り)、中身が問題。
本棚は本以外に文房具やその他の仕事の道具も収納していて、特に、向かって右側は、ケースに小分けした様々なものがしまってあるセクションとなっている。高いところに置いてあるこれらのものは低いシェルフに移したほうがよさそう。
キッチン
カップボードに陶器やガラスの食器が入っているが、耐震ラッチつきなので、大きな揺れが来たら扉がロックされ中身が溢れでてしまうことはないはず。カウンターの上に置いてあるのはコーヒーメーカーだけなので特に問題なし。もし落ちて壊れたら買い換えれば良い。大きな地震が来て倒れる可能性のあるものといえば冷蔵庫。大地震が起きたら冷蔵庫の前に行かないようにすればリスク回避できる。
寝室
空気清浄機が倒れるかも。そうしたら起こせば良いだけ。
浴室、パウダールーム、トイレ
浴室: 特に何も置いてないので問題なし。
パウダールーム: 洗濯機が倒れたという事例はあまり聞かないが、揺れでホースが外れて水浸しになってしまうということは多いらしい。我が家では、洗濯機への給水栓を使う都度開けて使い終わると閉めているのでもしホースが外れても水がでてくることはなく大丈夫だが、栓を開けたままにしている使い方の人も多いらしくその場合は洪水が起きるので要注意。
トイレ: 吊り戸棚に予備のトイレットペーパーがしまってあるのみ。落下してもダメージはない。
ということで、少し改善が必要なのは書斎の本棚の中身だけとわかった。
この本棚、実は、約1年前に引っ越した際にフルサービスの引越し業者によりとりあえず収納され、以降手付かずだった場所。地震対策を機にきちんと整理することに。
大地震未経験につき、防災用として常備しておくべきもの(食べ物や水他)などについては別途調べる予定。
- 2018-06-19 19:00 |
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私の住むアパートの地下にはトランクルームがあり、ビルディング内全ての戸数分の収納スペースが用意されている。
1戸あたりのスペースは、一般的なロッカーくらいで特に大きくはないものの、かなり便利で、普段つかわないもの、また、オーバーサイズの物などをしまっている。
また、家電製品類を購入したとき、初期不良があり返品の際に必要になるので数ヶ月はダンボール箱を保存するにも、この場所は最適。
しかし、日々目にする場所でもないこともあり、適当に投げ入れ収納をしているうちに、とうとうゴチャゴチャ臨界点に達したので、思い切って整理することに。
いざ魔界へ。
ドアを開けた途端に一気に気分が萎える。
しかし、LINEで会話中だった友人からの励ましで、気を取り直して作業開始。
まず全てを出す。
といっても、ロッカー全てを整理するのはハードルが高すぎるので、今日は下段部分のみと定め、不要物を分別していく。
主に家電の空箱。アイテム購入後半年くらいは初期不良の返品の時用に保存するがもう時期満了で破棄できる。
要るものを論理的に格納していく。使いやすい様に、また、見た目があまりアグリーでないように。
新たに格納することになった厚手のベッドスプレッドや使わなくなったスピーカースタンドも問題なくフィット。
中段と上段は、また日を改めて。
「千里の道も一歩から」 なのである。
- 2018-06-12 00:00 |
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現在のリビングルームの窓は、レースカーテンとドレープカーテンというスタンダードなウインドウ・トリートメントとなっている。
借景をフルに楽しむために基本的に昼夜ともカーテンを開けている。
しかし・・・
窓は南西のエキスポージャーで、午後には強烈な太陽光戦が室内に降り注ぎ暑い。
よって晴れた日の午後から日没までは、暑さ対策および家具、床、壁の写真の保護のためにカーテンを閉めることになる。
すると、外は全く見えなくなる・・・
また、カーテンを開けているときは、窓の左右に布の束がたまるところが微妙にスッキリしない。
これら問題を一挙に解決すべく、ウィンドウ・トリートメントをロールスクリーンに変更しようと思い、生地を検討。
条件は、熱は通さず、光(景色)は通す。
20枚以上のカットサンプルを取り寄せて検討し漸く候補を絞った。
どちらも、遮熱スクリーンで、室内から外の景色は透けて見える透視性を確保したタイプ。
ダークグレー、ベージュの2種が最終候補に残った。
ラフな合成写真でイメージをみる。
これは ダークグレーの場合。
↓
コントラストが強く、部屋のイメージやわたしのテイストに合うが、室内は少し暗くなる。
こちらはベージュの場合。
↓
部屋が明るくなり窓と壁が一体化するようなイメージ。透け感はダークグレーより無い。
窓の外の景色のコントラストは弱まる。
どちらを採用するか迷っているところ。
この2つは、同じ会社の同じシリーズ製品の色違い。スペックをみると遮熱効果に差があるとは述べられてないが、光の透過は後者の方が多いため、前者よりある程度の熱は入って来るのではないかという気がする。快晴の日にテストをしたいが、曇りか薄晴れの日ばかりなので満足のいく最終テストができてない。
- 2018-06-09 21:30 |
- Interior 2.0 - リビング
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東京では、5月下旬から6月上旬は「夏祭り」を開催する神社が多い。
わたしは無宗教なの普段は神社に足を踏み入れることはないが、「お祭り」の時は別。
写真は四谷の須賀神社の様子。
マスクを売る屋台が目をひいた。
映画「ティファニーで朝食を」のワン・シーンとリンクしたのだ。
ホリー(オードリー・ヘップバーン)とポール(ジョージ・ペパード)が雑貨店に入り、それぞれ1つずつマスクを盗んでそれをかぶったシーンが蘇ったのだ。万引きは犯罪行為なので、楽しそうに万引きする2人は関心しないが、そこは映画なので仕方ない。
さて、わたしは、もちろん、そのシーンの再現はせず、とったのは写真だけ。
トラコミュ シンプルライフ
- 2018-06-07 10:30 |
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