2019年12月20日金曜日

FUJI Model オシ16の制作 内装の組み込み

今回のオシ16の内装は「御影モデルクリエイト」のオシ16用インテリアパネルキットを使用します。オシ16用インテリアパネルキットは2019年9月19日に発売されたばかりで、2017年1月に予約をしてからようやくの発売となった商品です。
内容はほぼ組み立て完了の、必要な両面テープも設置済みの、とてもコストパフォーマンスが高い商品です!

さて、褒めちぎった所でこのインテリアパネルキットを組み込むにあたり、多少気が付いた点などもありますので同じキットを組み込まれる皆様への参考になればと思います。

まず、とてーも気になった点は側窓サッシスペーサーのパーツです。


組み込む際、位置決めを行いやすくする為に設置済みの両面テープに接着剤を塗るとよいのですが、シルバーに塗装されたアクリルが少しでも曲がると塗装が簡単に剥げてしまうという点です。テープを貼って剥がしてみると簡単に塗膜が剥離してしまいます。銀色はキラキラと目立つので、組み込んでしまってからこの剥離した銀色が窓に付くと取りようがありません。
なのでペーパーで磨き、塗装を一度剥離し、改めてプライマー(ミッチャクロン)を吹きアルミシルバーを塗装しました。



サッシスペーサーを取り付けたら側パネルに両面テープを貼りボディーに設置します。両面テープを3ミリ幅に切り出すのですが、私の場合クッキングシートの上でカットしています。これなら張り付かないで奇麗にカットできます。奥に見えるバネは室内灯用のコンタクトです。ここまでできればあとは難しいところはなくサクサクと進みます。


2段のカウンターを取り付けた後はテーブル席側のテーブルの設置です。これも問題なくきれいに設置できます。


回転いすの設置をして。。。
サロンテーブル椅子を組み立てて。。あ、写真撮り忘れた。。笑
アイスクリームストッカーの付いたパーテーション、手洗い器の付いたパーテーションを設置して。。


組み立て済みの調理室ユニット。。このクオリティー凄すぎます。
これを設置して完了です。


組み込みの終了したボディーを下から見てみると。。
室内灯はモデルシーダーの蓄電式を使っています。なので電源から外してもしばらく点灯しています。


室内灯用コンタクトの床側はこうなっています。
今回床板の室内側はグレー塗装をしています。


完成後にちらっと覗いてみると。
素晴らしいクオリティーです。
と言う事で、FujiModelのオシ16完成です。








2019年12月1日日曜日

FUJI Model オシ16の制作 塗装 その④

前回の塗装後、いつついたかわからない傷を発見。
修正を試みるも色むらが出て修正しきれないのでシンナープールへドボンさせました。
再度塗装するも、今度は雨樋の塗り分けがきれいに出来ず、修正を試みるもグダグダになったので、シンナープールへドボンさせました。

という訳で、今回で4度目の塗装となります。塗装で躓くとは考えてもみませんでした。こんなにも苦労したのは初めてかも。

今回、雨樋はキットの0.7mmの真鍮丸線を使わず、0.7mmx0.3mmの真鍮帯板で表現しているのですが、厚み0.3mmのマスキングがうまくゆかないために苦労しています。

今まではマスキングの楽な屋根の塗装をしてから屋根をマスキングして、ボディーの塗装をしていたのですが、今回は屋根の塗装を最後に行うことで進めています。マスキングラインを薄く繰り返し塗装することで問題は回避できると思います。

塗装を剥離して生地に戻します。


塗装の剥離はメーカー塗装の塗膜は剥離剤を使わないとダメですが、自分で塗った車両の塗装剥離はGaiaのツールウオッシュを使っています。これだとプライマーも奇麗に剥離できます。


まず大雑把に古いツールウオッシュで塗装を剥離します。
ティッシュペーパーにツールウオッシュをしみ込ませ、汚いシンナーとプライマーをふき取ります。これを2,3回繰り返せばきれいな生地に戻ります。

さて、塗装開始です。下地作りは通常通りです。特別なことはしていません。
ただ酸洗いはしていません。製作期間が短いので、基本、真鍮はさびていないのでブラスクリーンの必要はないのですが、マスキングの際剥離したら嫌なので、ブラスクリーンだけは行っています。

プライマーを吹いて下地のサーフェイサーを塗ります。写真は白を塗っていますが、今回はグレーを塗装しています。


均一で奇麗な塗膜を作る私なりの基準というのがあります。

プライマーを厚く塗りすぎると乾燥後塗膜にクラックが入ってしまいますので、プライマーは薄めず2回軽く吹くだけにしています。

シンナーはGaiaのプロユースにリターダーを20%くらい混ぜています。

塗料の希釈はかなり薄めにしています。よく「何倍に薄める」とか書かれていますが、塗料のシンナー成分は揮発するので、少しづつ濃くなっています。大雑把には4倍くらいだと思いますが、ガラスの上に塗料を垂らすと向こうが透けるくらいを基準にしています。

希釈した塗料は一度ろ過してゴミや塗料のかすを取り除いておきます。
これかなり効果があります。

塗装ですが、0.5mmのエアブラシで全体にテカリが出るまで吹くのを基準に下地が隠蔽できるまで重ね吹きします。こんな感じです。これ以上吹くとタレます。これ以下だと塗面が荒れます。ただ艶消し塗料だと半艶くらいに仕上がってしまいます。逆に光沢は奇麗な光沢塗面になります。


2,3分で乾いてくるので、乾いてきたら塗り重ねてゆきます。
よく「ゆず肌」になっている方がいらっしゃると思いますが、おそらく塗料の希釈が濃いためだと思います。シャバシャバな塗料を塗り重ねるとこのような奇麗な塗膜になります。


1日乾燥させ、窓のHゴムの塗装をします。
烏口を皆さん使われていますが、私は器用ではないので(手が震えてできない)、マスキングしてエアブラシで吹いています。


これはできるだけ塗料の量を少なく(細く)ベタッとならないように吹き重ねます。ベタッと吹いてしまうと、マスキングの隙間に塗料が入りかねません。


奇麗に出来ました。


ここでインレタを入れたのは、車体のトップコートをしてから屋根に艶消しのグレーを塗りたいからです。さて、あとはトップコートをして屋根を塗るためのマスキングです。




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オシ16キット用の窓セルを削りだしてみる

 先日CNCマシンとしても使っているSnapmakerのオーバーホールをしたのですが、実はオシ16用の窓セルを削りだしていて、どうしても誤差が出るのでやる気が出たわけなんです。 ということで、オシ16の窓セルを試しに削りだしてみました。 いい感じに削りだせました。製品にするにはま...

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