ブログ更新が滞ってしまっていました。楽しみにしていらした方々、ごめんなさいです。
さて、南海22001系の塗装ですが、今回までに3回も塗りなおすことになりました。
最初の原因は「塗が厚く、ボテッとしていた」です。その次は単純ミス。乾いていないところを触ってしまった。その次は塗装工程を見直してみたが気に入らない。でした。
車体に帯を入れる場合、客車では等級帯、今回では濃い緑の帯ですが、この場合、帯色を塗っておいてから、帯のマスキングをした上に車体色を塗るという行程なのですが、この帯の塗装を次のように変更してみました。
プライマー →薄めにサーフェイサー →屋根色 →車体色(淡緑) → 帯色(濃緑)
確かにこの手順だと塗膜全体の厚みはかなり薄くなるのでよかったのですが、マスキングで帯を表現しなければならず、そのため、均等な幅にならなかったりと困難な点も見つかりました。特にこの車両の場合、つら面が大変でした。
なので、結局いつもの手順に工夫を加え再塗装としました。
プライマーを塗ってから
→薄めにサーフェイサー →屋根色 →必要な部分のみ帯色(濃緑) →車体色(淡緑)
写真は屋根を塗ったところです。滑り止め塗装を表現するため、濃いグレーと薄いグレーで塗り分けをします。これは最初の濃いグレーを塗ったところです。マスキングをし、滑り止め塗装の薄いグレーを塗ったところで再びマスキングをして帯色を塗ります。
よく、「なぜサーフェイサーを塗るのか?」と問われることがあるのですが、私がプライマーを塗る一番の理由は「車体表面も車内も塗装するから」です。その際、プライマーの塗装は裏表一度に塗りますので、とりあえずプライマーを塗っておいて、塗膜を安定させます。そうすれば、車内を塗る際車体を手持ちで塗れるので、塗りやすいからです。もちろん車体表面は軽く研磨することでとてもきれいな塗膜になります。
さて、車体の塗装を始めます。塗料はマッハカラーを使います。
帯色を塗って車体帯をマスキングし、車体色を塗ったところです。多少粗さはありますが、マスキングを剥がした後、軽く研磨するので、こんなもんでいいかと思います。
車体帯のマスキングを剥がしてゆきます。ドキドキです。今回は車体帯の幅を0.1mm太めに表現しています。マスキングラインは出入りドアのステンのガイドの0.1mm下の延長線と、妻面の足かけの下から二つ目の足のかかる部分の延長線が帯幅になるため、0.1mm太めにしました。
屋根のマスキングも剥がします。うまくいっているようです。
マスキングをすべて剥がして軽く研磨をかけます。
その⑤が長くなりましたので、ここでひとまず、次の工程に入ります。
ではでは。。