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2020年5月2日土曜日

Fuji Model オロ42を作る 完成!

Fuji Model オロ42が完成しました。
今回は室内作成が楽な分、製作時間は短くて済むだろうと考えていたのですが、インレタなど市販のものが使えず、一文字ずつ組み合わせたり、慣れないアクリル板を使ったりと意外に時間がかかってしまいました。その分、今まで以上に良い仕上がりになったと思っています。昭和30年~33年の急行「銀河」の6号車、昭和33年頃の急行「出雲」の4号車、未確認ですが、「月光」「筑紫」「北斗」などで使用されていたそうです。
ウィンドシルヘッダー無く、屋根の低い独特な形状のロザ、編成のアクセントにとても良いと思います。









2020年5月1日金曜日

Fuji Model オロ42を作る 内装の作成

今回は内装の作成です。今回は座席車なので、寝台車に比べると仕切り板は少ないですが、その代わり座席が多いので大変です。
転換クロスシートはいろいろ探したのですが、カツミ製の物しかありません。
近鉄30000系ビスタカーの初期生産で使われているものと全く同じものです。色が違うだけです。型もそのまま使っていると思われ、非常に制度が悪いですが仕方ありません。
なるだけ奇麗にサンドペーパーやヤスリで表面を磨きます。
何色か出ているのですが、なぜかオレンジを買ってしまいました。


ヘッドレスト、アームレストの白色を全体に塗ってから必要な部分をマスキングしてシート色である青を塗ります。今回はGMカラーのブルーB(22番)を使いました。この時はまだある事に気が付いていません。白を塗った部分、素材の色が隠蔽できておらず、白が少しオレンジがかっています。
全部で16個x左右2の32個、すべてやり直しです。多めに購入していてよかったです。


素材色を隠蔽するため、今度は下地に黒を塗っておきます。


その上から白を塗ります。


ヘッドレストとアームレストの部分にマスキングを施します。


完成状態では恐らくわからないレベルかもしれませんが、ひじ掛けにアルミシルバーを筆塗りでアクセントを入れます。




GMカラーのブルーBを塗ってマスキングを剥がすと。。まぁまぁです。


床板パーツに固定してみました。


今回の室内灯は電極を隠す場所がなかったので、洗面側に電極を集めています。そのため床板を貫いてリード線を這わさなければならないのですが、0.2mmの帯板を床板に張り付け、同色に塗装して目立たなくしています。集電用のラグ板はimonの極小ラグ板を使っています。室内灯はタムタムの蛍光灯色にコンデンサを追加。2個イチに接続して使っています。




さ、これですべて完成です。あす日中に完成写真の撮影をします。

2020年4月21日火曜日

Fuji Model オロ42を作る 内装シールの作成

気分転換に内装シールをイラストレーターを使って作成しました。
今回は場所によりシールの材質を変えてみました。
写真は光沢フィルムタイプのシール。下に仕切り板も印刷していますが、仕切り板は取り扱いの少し良い防水の紙ベースの光沢シールを使います。


座席車なので、内装にアクセントとして、右はお決まりの地図を、左には昭和時代の広告を一緒に印刷しています。車番号は6号車としています。(昭和30年代の銀河を想定)右には形式名を入れています。今気が付いたのですが、左の外側に車両メーカーのプレートを入れたら良かったです。(川崎車両とすべきか、名古屋工場とすべきか。。)


ブログでは初登場? 笑 拡大鏡をかけ、細かい切り抜き作業をするの図。


窓枠にドンピシャサイズで作っているので、切り抜きがとてもシビア。カッターの切れ味も影響するので、刃を研ぎながら切り抜き作業を行います。ま、失敗してもまた印刷すればいいのですが。。


側張りは窓セルに貼って車体に取り付けます。
一般的には窓の高さに切った帯状の「窓セル」を車体裏に貼るわけですが、私の場合、この「窓セル」の高さを幕板の高さの板状に切り、それに作成したシールを張って使います。内装を兼ねた「窓セル」は両面テープで車体に張り付けますが、両面テープの厚みは窓枠パーツと同じ0.3mmのものを使っています。
いつもはこの透明パーツに「0.5mmPET板」を使っていますが、今回は「0.5mmアクリル板」を入手できたのでそれを使いました。


写真のものは2作目。一作目は床板を取り付けるアングルの逃げを切り各段階で、「パキッ」と割れてしまいました。2作目は割れないようにリューターで削るという方法をとりましたが、リューターが走ってしまい、余計なところまで削ってしまい、これもすでに失敗作です。ここまで作ってもったいないので、車体にあてがって、寸法があっているか確認しました。
あ、ずれてます。うーんどうしてだろうと。半分ウトウトしながら作ったやつだから仕方ないです。パソコンでデータを修正しました。


はい、今度はばっちりです。


このあと床下機器類を塗装して、台車を加工して、とりあえず車体は完成なり。
あと、室内灯の工作と、室内装飾ですね。そうそう、椅子の在庫がないんですよ。なんせロザは初めて作るので。ハザはたくさん売るほどあるんですが。。

ここで、横道にそれて。。
ある本を入手しました。何気なく古書を見ているとトンデモナイ物を見つけてしまいました。
これです。よく見ると2000冊の限定本らしいです。これは253番の手書きのロットナンバーが振ってありました。いままで現物の写真で見たことのないC52の姿がたくさん載っています。C53も42号機と45号機しか写真で見たことなかったですが、多種多様のC53の写真も載っていて涙ものです。

2020年4月14日火曜日

Fuji Model オロ42を作る 車体の塗装 その②

前回は帯色の塗装まで行いました。
今回は等級帯のマスキングと上塗り塗装、デッキドアのエッチゴムの塗装を行います。
車体に等級帯のマスキングを行います。1.9ミリ幅で切り出したマスキングテープを張りますが、シルヘッダーがないので、真っすぐかどうかの確認が取れませんが、それは目検討で行います。
マスキングが終わると、マスキング漏れを防ぐため、帯色と同じ色、もしくはクリア塗料でマスキングしている部分に少し塗装しておきます。塗膜で気に入らないところがあれば、随時研磨して塗装面を滑らかにしておきます。


ここまで来て、うっかりデッキ内装色を塗るのを忘れていました。クリーム4号を吹きます。デッキ仕切り板を組み立て時に半田付けせず、塗装後の接着を選んだのは、デッキの塗装をしやすくするためでした。
次に、ボディー色の「ぶどう1号」を上塗りしてゆきます。
内装シールを使うので、ボディー裏側はマスキングせず、気にせず塗装してゆきます。
薄めに解いた塗料を何度も重ね塗りしてゆきます。


マスキングを剥がしてみました。マスキングの段差は研磨することで解消します。あまり削りすぎると下地の青が出てくるので、軽くほどほどに研磨しておきます。


デッキ扉のエッチゴムをリアルにするため、マスキングで塗装します。


屋根裏、デッキ部分っも含め、屋根以外の全てのマスキングを剥がしてみました。まずまずの仕上がりですね。塗膜に平滑性のないところはすべて軽く研磨しています。


デッキ部分、屋根裏部分の塗装の具合もなかなか良い感じです。


今回はここまで。次回はインレタ貼りをとオーバーコートを行います。





2020年4月10日金曜日

Fuji Model オロ42を作る 床下の作成 その② と 車体の塗装 その①

先日は手元にTR-47とジャンパ栓がなかったので、取り寄せていました。
今日、パーツが届いたので取り付けます。
パーツはエコーモデルのものです。


台車は日光モデルの物なのですが、いつも仕入れているスポーク車輪のものがなかったので、プレーンタイプにしています。ブレーキ梁のオプションはこれから取り付けします。


端張りの角はストレートの車体と斜めにカットした車体の2個体があるようですが、今回は斜めにカットしたタイプをモデルとしています。


さて、加工は終了したので、塗装に入ります。
組み始めて間がないので、下地はサクッと仕上げます。
まず余分なハンダがないか天眼鏡でにらめっこです。
なかったら、中性洗剤でひと洗いしてから、ブラスクリーンを軽くかけます。
よく流水洗浄を行って、エアガンで水分をぶち飛ばしてエアガンでほこりを取り、
プライマーを塗布します。使用しているのは「ミッチャクロンマルチ」です。
厚塗りしすぎないよう注意です。
1500番のサーフェイサーを吹きます。乾燥したら、一通りペーパー掛けをして表面を滑らかに仕上げます。これでさらに車体の荒れを探します。


下地ができたので、次は帯色を塗装します。
あ、内装が先だった。(-_-;) ま、帯色だけでよかったよ。とりあえず、あす等級帯をマスキングして、デッキ内装色と車体内装色、室内屋根色の塗装をしなければ。。





2020年4月3日金曜日

Fuji Model オロ42を作る 床下の作成 その①

いきなり完成写真ですが。ご勘弁を。
作品としてはオーソドックスなつくりとなっています。


しかし、資料の点でとても難儀いたしました。車体写真だけでも希薄なこの形式、ましてや妻のつくりや床下機器の配置については一切情報がない。UF288台枠であること以外名にお情報がない。スハ43系のものが使えるということのみ。なので、スハ43に基づいて制作しています。


でいつも床下制作で困るのは端梁りの形状と、デッキ下ステップの作成。既製品ではあらず。
付属のデッキステップは車体のデッキドアの後ろに半田付けするようになっていますが、塗装の時、塗り分けに困るのと、奥行きの面でもう一つな点。


なので、そのパーツを床板に半田付けし、余分なところをカット。客室側は上におりあがっているので、現物合わせでそれを半田付け、車站側は端梁りとなります。端梁りも既製品ではない形状なので、これまた帯板から自作となりそうです。


今日はここまでです。

2020年4月1日水曜日

Fuji Model オロ42を作る 車体の作成 その③

車体作成もいよいよ大詰めに入ってきました。
今回はサボ受けなどの取り付けと、床下の作成を行いました。


こういった細かいパーツを半田付けするのは難しいですね。半田を付けすぎてあとでキサゲで余分なハンダをとることになるのですが、キサゲ刷毛などで削っているとサボ受けパーツの肩が削れてエッジが甘くなってしまいます。なので、キサゲ作業はできるだけ少なくしたいところ。
私の場合、あらかじめ、取り付ける場所を半田メッキしておいて、取り付けるパーツを置き、動かないようピンセットなどで押さえながらはんだを流してゆきます。後でとれないよう、多めに半田を流すのですが、余分なハンダは「半田吸いとり線」でできるだけ吸いとります。パーツの上から半田吸いとり線を当ててしまうと、せっかく位置を決めたものが動いてしまうので、ほんの少し離れた場所から半田を吸い取ります。半田ごてを上げると、半田が吸いとられてゆくのが見て取れます。半田が吸いとられたら、最低限のキサゲ作業で奇麗に仕上げます。その時、キサゲ刷毛は最小限にとどめ、書き取りキサゲでエッジを意識して作業します。デッキ手すりの座金も同様の方法にて半田付けしています。




この日は此処まででした。

Fuji Model オロ42を作る 車体の作成 その②

先日はほぼ箱まで完成したのですが、今日は細かいところを詰めてゆきます。

サボ受けなどの取り付けをしました。
オロ42は旧客らしくなく、ウィンドウ・シルヘッダーが車体内に埋め込まれた孝蔵であるため、表からは見えず、近代電車の様にすっきりしています。ただサボ受けなどはヘッダーのある車両と同じく号車札はウィンドウヘッダーの上、種別札はシルヘッダーの下になります。なのでそれぞれの幅のマスキングテープをガイド代わりに張り付けて位置決めをしました。


出来上がりました。いい感じに仕上がっています。
車体で残るは尾灯掛け、ホロ釣りの取り付けと、製造銘板の取り付けだけとなりました。
あ、あと手すり、デッキ灯だけとなりました。

2020年3月31日火曜日

Fuji Model オロ42を作る 車体の作成 その①

今度はこの子の制作に入ります。
床下配管、各種パーツで、バランスの良い車両を目指そうと思っています。
塗装はぶどう3号で淡青帯の仕様で予価8万円を想定しています。


旧客ながら、ウインドヘッダー、シルヘッダーともに内蔵されているため、外観からがすっきりして見えるちょっと変わった客車です。
晩年は東海道の急行「銀河」などで使われていました。
シルヘッダーを付けなくてよい分、作業時間は短くて済むのですが、それより面倒なのが、このデッキ端の半田付け。私の場合、接合面はズレて半田付けされると整理的に嫌なので、きれいにかつ、安定したパーツキープの方法ではんだ付けしたいと思います。
問題は車站側の曲がってしまっている部分。これをどうしてきれいに取りtけるかでこのキットの完成度に格段の違いが出てきます。


エンドウのベークライトブロックがぴったりドア幅にはまります。これをうまく利用すれば、段差なく、最小限の半田付けで直線で垂直の半田付けができます。これは楽ですよ。


妻板を取り付けます。FUJI MODELさんのキットは、こういうところの合いがとても良いのですが、微妙にずれていたので修正して半田付けしています。ここは完成してからも半田が剥がれやすいところなので、裏から裏打ちをいれ補強はどの車両でもしています。
バーティカルラインを削ため半田付け後研磨する地予定だったので、ホロ釣り、銘板などはこの時点で取り付けておりません。
あっと、妻板の厚み表現のための角線を貫通路に取り付けておくのを忘れておりました。


研磨作業を終え、これから雨樋の取り付けです。資料写真からみると、どうも2段雨樋なようですが、他の2段雨樋に比べ、程く感じます。しかも段が解りづらい。なので、今回は、オシ16と同じく、0.7x0.3の帯金で表現することにしました。
細い、薄い、曲がりよいで、なかなか真っすぐ取り付けられず、4回もやり直しましたよ。


今回、雨樋の漏斗部分は特別なパーツは使わず、雨樋端を漏斗状に曲げて表現しています。すっきりとした車体なので、あまりゴテゴテしたパーツは取り付けず、あっさり目で攻めようと考えています。


室内の仕切り板はまだ半田付けしていません。妻面の加工(ホロ釣り、貫通路の加工)をしないと行けないので、さぎょスペースの関係から、そのあと半田付けするか、それとも、塗装後に組み付けるかこれから考えます。

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