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2023年3月8日水曜日

モデルアイコン マロネ40 内装コンプリートキット

 最近は簡単に作れるプラ製のキットがチョコチョコ出始めていますね。

きづ模型工房が企んでいるのが、MAXモデルの製品の完全制覇! と、いきたいところ。

MAXモデルの内装キットは「戦前2等客車座席」が販売中なのですが、やはりツーリストタイプの寝台座席が欲しいですね。

昨日、やっと次なる製品の開発が終了しました。

マロネ40 内装コンプリートキット

モデルアイコン マロネ40対応 内装コンプリートキット

私にとってマロネ40は東海道急行全盛期の客車で大好きな一つなんですが、もう一つ思い入れが。。

FujiModelさんのマロネ40は以前から何両も制作してそのたびにヤフオクに出品、良いお値段で買っていただいていたのですが、これまでの財産と、デジタル技術で渾身の車両を一昨年のTMSコンペに初めて出品。初出品で初入賞という快挙を成し遂げた客車だったり。わざわざ東京まで展示されている自分の作品を見に行きました。

屋根の空気調和装置点検蓋の段差が大きすぎるのは目を瞑っていただくとして。笑


で、内装のシールも出来上がってはいたのです。ただ、製品にするのとは別次元。いろいろなところを手直し。モデルアイコンさんのキットにリニューアルしています。また、仕切り板に関しては、外品のものを使いながらさらにグレードアップと考えていたのですが、その商品を組んでみて、「これだったらうちで作った方がよかろう」という確信をもって、仕切り板から全て「きづ模型工房」が手掛けることにいたしました。その分、いいものにしないと。


仕切り板の土台には0.5㎜厚の工作用紙をレーザーカッターで切断。組んでいる感を出すため、あえてすべて切り落とさず。4辺に切り残しをわざと設けて足ります。

内装シールですが、MAXモデルの製品は車体内側がフラットで、作る側にも、組み立てる側にも優しい設計だったのですが、モデルアイコンの製品は窓ガラスパーツが標準でついていて、かなり特殊な形状をしています。車体内側にも窓ガラスパーツがはまる段差も。

これはきついですね。シールを分割しないといけませんでした。特に窓ガラス周りは線が細くなり、カッター出来るのにはかなりの習熟が必要。ガラスパーツと車体の間にシールを挟み込むことになるので、厚みのあるシールは使えません。なので車体内側のシールは極薄のフィルムタイプを使うことにしました。車体内側のシールは面倒なら貼らずでもいいのですが。室内灯をつけると、あると無いとでは色合いが全然違ってくるんですよ。なので、見えなくても明かりをつけると違いが出ます。

フィルムタイプのシールは粘着性が良くていいのですが、はがすと破れてしまうので、張り付けるときにも注意が必要です。上図のように真ん中の一部分だけ裏紙をはがしておくと、位置決めもできて貼りやすくなります。

3Dプリントのパーツに関して、今回は喫煙室にある座席も作っちゃいました。その他の座席に関しては、床板を固定するでっぱりを回避するようモデリングを変更したり。

厄介だったのはガラスパーツの逃げ。ガラスパーツは解放室座席の端っこの席がちょうど嫌なところに来るんですよ。この回避が面倒だった。デッキ側と、喫煙室側で場所が微妙に違うので、作り分けないといけませんでした。

このキットを買われる方は、端の座席が2種類あるので、気を付けてください。

こんな感じで、モデルアイコン対応のマロネ40内装コンプリートキットが出来上がりました。

皆さんのご購入をを待ちしております。

2022年6月2日木曜日

モデルアイコンのマロネ40

 モデルアイコンからプラキットのマロネ40が発売されています。まだ市場に残っているのかな?

鉄道模型工房でもブラスキットのマロネ40は沢山作ってきたので、このキットには興味がありました。数に限りはありますが、数両制作してゆきたいと思いいろいろ考えております。

現在の進捗はまだまだテストの段階で前にはなかなか進んでいないのですが、ブラスキットで使っていた内装と、試作している内装仕切り板も3Dプリンターでテスト中です。

以下は、現在作業中の写真です。


3Dプリンターで作っていた椅子類。今回のキットに合わせ、窓セルの当たる部分の逃げをつけてデータの作り替えを行いテストをしていますが、これはほぼほぼ完成に近いです。


ブラスキットで使っていた(模型コンテストの車両にも使っていた)内装シールも今回のキットで寸法の違いがないか確認しているところです。


新しく制作中の内装仕切り板。3Dプリンターで制作しています。
ブラスキットでは透明アクリル板や、プラ板に内装シールを張ったものを使っていたのですが、立体感が少ないのがネックでした。今回は3Dプリンターで凹凸を持たせ制作しています。ただ、これにシールを張ることはできませんので、内装色は塗装表現になるのですが、木目などのディテールの表現はできません。双方一長一短あるのですが。これは劣らく没になりそうです。内装シール方式のほうが、見た目がかなり良いです。


いろいろ試行錯誤して制作していますが、内装仕切り板はおそらく従来通りのアクリル板に内装シールを張る方法に固まりそうです。なぜかというと、3Dプリンターで作ったものは、形状によっては硬化後の変形の予測が立たないことです。最後の写真を見ていただくとわかると思うのですが、かなり変形しています。これでも変形対策は十分に行っているのですが、時間の経過とともにさらに変形が考えられるので、使い物にはならないということです。こういう板状のものには向いていないです。案がまとまり次第政策を進めてゆきたいと思います。今しばらくお待ちください。

2020年2月4日火曜日

マロネ40完成です。

FUJI MODEL マロネ40は数量制作しているのですが、手持ちの最後の1両の塗装が完成しました。

今回はマロネ40 21号を参考にしています。急行「彗星」のABロネ、マロネ49の次位に来る車両です。


今回作成にあたり、寝台をセットした仕様を試みていたのですが、面倒なので止めました。室内はごそっと取り換えできるので、夜モードの室内をいずれ作ってみようと思います。



鋼板屋根の表現方法を少し変えてみました。





今回、室内灯はモデルシーダーの蓄電式を選択しています。室内に組み込むにあたり、キャパシタを外し、リード線で延長、室内の倉庫部分に隠して搭載しています。




床下は前作同様の仕様です。


今回、自分用なので台車の塗装はせずです。


2019年6月29日土曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑯ 2両目 完成

販売用に制作しているマロネ40も完成と相成りました。
今回は、前回作に比べ内装パーツの精度向上と色の見直しを少し行いファインアップしています。
塗装に関して言えば、希釈がまだ薄いように感じます。細かい部分への塗装の乗りが悪いのです。屋根の色にはいつも悩まされます。今回はどうだったかな?
空気調和装置点検蓋の段差表現は少しきついような気もします。なんせ図面が無いもので。


さて、今回の目玉は内装設備だと思います。
イラストレーターで作った内装シールを多用しております。室内パーツのみならず、側板内側の木目表現も!


床下はいつもの事ながら、図面と睨めっこしながら配管の表現を加えています。
マロネ40は冷房装置搭載により、この台枠のオリジナルの床下機器配置と大幅に変更されています。特にエア回り。配管の周りはできるだけ忠実に取り廻しています。


マロネ49・マロネ40・マロネ41と銀河を思わせる編成にもどっしりとした存在感で訴えてきます



細部のアップにも十二分に耐え






たとえ1両での展示でも十二分に存在感があります。


この車両は埼玉県在住の方にご落札いただきました。
ありがとうございました。

2019年6月2日日曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑮ 2両目 塗装の開始

さて、塗装の開始です。
今回の内装塗装はデッキ部分と屋根裏の塗り分けだけですので、手順等も簡略化できます。まず全体にプライマーを薄く塗装し、デッキ部分にマッハ模型の「車掌室色」を塗装し、マスキングをして屋根裏のアイボリーホワイトを塗装です。かなり簡略化できました。内装の塗装あ完了したら、シャイ裾と窓以外のマスキング(今回あえて窓のマスキングはあえて省略しています)窓部分は車体内側にスポンジを入れて簡易的にマスキングをしました。マスキングができれば、帯色のブルーを吹きます。


あえて窓のマスキングを省略したのは、マスキングをはがすと塗料がバリになっていたり、窓枠の周りの塗装があれていたりするため、それへの対策のためにマスキングを省略しました。窓裏への多少の吹込みは新しい側板内装の貼り付けで分からなくなるためです。

いままでは帯色は帯部分を重点的に塗装するだけでしたが、そうすれば窓周りの塗装があれてしまい、水研ぎをしなければならなかったため、塗装荒れ防止のために側板全体を塗装しています。



塗装の具合は抜群です。気になったスポンジマスキングによる不要な塗り残しも塗装中に気にしながらチェックをしていたので、窓周りもきれいに塗装できました。
さて、次は屋根の塗装とその次は車体の塗装です。

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑭ 2両目 開放寝台の制作

コンパートメントの仕切りはなんとかきれいに出来たので、次は解放寝台側の室内制作に入ります。その前に、個室寝台の椅子の制作をしてから。。。


開放寝台はプルマンタイプの寝台なので、ボックスシートの間に仕切りが取り付けられています。独特のデザインなので、それを模したシールを作成しました。上段寝台は省略しています。(作っても良いのですが、そうなると寝台をセットした状態にしたいなぁ)


個室の寝台はサイズの良いものがないので自作していますが、開放寝台側は少し小さいですがIMONのロネ椅子があるのでそれを使います。この仕切り板をロネ椅子で挟むわけです。通路側はプラ板とシールでひじ掛け等を作り貼り付けます。
椅子はすべて赤色のベルベット生地なので、少しくらい赤に塗ります。内装床に貼り付けてとりあえず完成です。


個室寝台もシートを暗赤色で塗装し、固定しました。


あとは非デッキ側の仕切りと、デッキを埋めて作られた物入れなどを作って、内装は完成です。

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑬ 2両目 室内の制作

完成した1両目は早速お嫁に行きました。
2両目は1両目のノウハウを生かしてもう少しこだわって作ってみたいと思っています。
既に塗装まで完了していたのですが、等級帯のマスキングをはがすと塗装が剥離してしまうという久々のトラブルで、シンナープール行きとなりました。

このマロネ40はマスキングの手間省きをしようとこんなことをしてみました。


内装はすでにインクジェットプリンターから打ち出したものをプラ板に張り付けて作るという方法が定番になりそうなのですが、側板の内側もプリントアウトしたシールでやってしまおうという魂胆です。


今回は艶消しタイプのシール用紙を使っています。写真は切り出しが終わって所ですが、光沢フィルムに比べほんの少し厚みがあるので、このままでは切断面が目立ってしまいます。なので裏面から、艶消しの黒を切断面に筆塗りしています。


効果絶大です。今回は内装の切断目にも同様の加工をしています。手前に窓2つは塗装後。後ろの窓は塗装前です。


マスキングの手間が省け、塗装工程が簡略化できるので、塗装ミスのリスクも回避できるのですが、窓の位置がドンピシャの精度でないといけないので、作っては修正の連続。塗装よりはるかに手間がかかりました。おまけに切断面を塗ったりと、結局細かいこだわりで手間暇かかってしまった。実際に置いてみるとこんな感じです。


実はこれ、窓セルです。いつもは0.5tのPET板を使っていますが、薄めに仕上げたいので、今回は0.4tの透明プラ板を使っています。これを通常の窓セル同様、車体内側に張り付けるわけです。


通常は車体側に引っ付いたままになるわけですが、ボディーを被せればこんな感じになるわけですね。



さて、次は解放寝台の内装です。

2019年5月25日土曜日

FUJI MODEL マロネ40のリメイク その⑫ 塗装の完了

いきなりですが、塗装も仕上がり完成と相成りました。
車体の内側はウッドブラウンを塗装後、デッキは車掌室職。屋根裏はアイボリーホワイト。ボディーはモリタのぶどう1号。








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オシ16キット用の窓セルを削りだしてみる

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