概要

Steamファミリー機能を使用すると、Steamユーザーは最大5人の近親者のライブラリにあるゲームをプレイできます。 この機能の詳細については、こちらのブログ記事をご覧ください。

デフォルトでは、Steam上のすべてのゲームとDLCでファミリーシェアリングが有効になっています。 ほとんどの場合、この機能は開発者による追加の実装を必要としませんが、ゲームによっては、共有コピーを使用してプレイが行われていることを認識する必要があります。 一例としては、DLCに1度しか使用できないアイテムや通貨が含まれている場合、ゲームエコノミーに影響が出ることがあります。 また、独自の禁止システム（VAC以外）を実装している場合、ゲーム内での悪質な行為によりプレイヤーと共有元のゲーム所有者の両方を禁止する必要がある場合に備えて、ゲームの所有権を確認する必要がある場合があります。

ゲームがファミリーシェアリング経由でアクセスされているかどうかを確認するには、クライアント側とサーバー側からの2つの方法があります。

クライアントAPIによるファミリーシェアリングステータスの確認

実行中のゲームで、isTeamApps:: bisSubscribedFromFamilySharingを呼び出して、ファミリーシェアリング経由でゲームにアクセスしているかどうかを確認できます。 ユーザーが共有コピーをプレイしている場合、ISteamApps::GetAppOwnerを呼び出して、共有元のゲーム所有者のSteamIDを取得します。

サーバーAPIによるファミリーシェアリングステータスの確認

バックエンドから、ISteamUser/CheckAppOwnership Web APIメソッドを呼び出すことにより、プレイヤーが共有コピーを使用しているかどうかをより安全な方法で確認することができます。 ユーザーが共有コピーをプレイしている場合、応答フィールド「permanent」にはfalseが設定され、「ownersteamid」フィールドには、呼び出し元が提供したSteamIDとは異なる、共有元のゲーム所有者のSteamIDが入ります。 ファミリーシェアリングライセンスは一時的なものとみなされ、共有ゲームにアクセスするファミリーメンバーにはバックエンドに対する永続的な所有権は付与されません。

これらのAPIを使用してもSteamファミリーシェアリング関連の問題を解決できない場合は、Steamサポートにお問い合わせください。