ボストンには仕事で一度行ったきりだ。ほとんど自由な時間もなかったのだが、少しばかり空いた時間に街を散歩した際に撮った写真があった。
ガイドブックも持ち合わせておらず、ブラリ歩きをしていただけだったので、事前情報もなにもない。しかし、なにか由緒正しき建物らしいと感じて撮ったものだったと思う。やはり歴史的建造物というのは、それだけ存在感があるものなのだろうと納得させられる。
ボストンは早い時期に欧州からの入植が行われた地である。ここでは入植当初の1630年代から集会が行われていて、1670年に最初の礼拝用の建物ができたらしい。現在の尖塔をもつ教会は1729年にできたそうだ。これらはもちろん後に知った情報である。
ボストン虐殺事件の追悼や、ボストン茶会事件の際にも集会が行われたそうで、創生期のボストンの歴史を間近で見てきた建物である。その後も独立運動など様々な歴史のページの中で抗議集会などが開かれ、アメリカの『表現の自由』の象徴にもなっていて、国の歴史的建造物にも指定されている。
写真はあまりまともなのが残っていなくて恐縮なので、全容などが気になる方は以下のGoogleストリートビューでご覧頂きたい。
【写真】2009年9月
【文章】2018年4月