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2018
08.31

アマゾン株価2千ドル突破!~その裏で上がるVIX恐怖指数

Category: 観測
ゆきだるまです。

アマゾンの株価がいよいよ2千ドルを超えました。

【アマゾン株価】
AMZN20180830.png 

ダウ株価が26000ドル回復、S&P500指数が2900超え、ナスダック指数が8000超えと節目を次々とクリアして強気相場が続いてきました。

しかし、強気の影には弱気が潜んでいるものです。ここ数日当ブログでも市場動向を書き連ねて株価の上昇と調整の予感をセットで検証しています。

2018年は好景気にあるものの、早ければ2019年の中頃からはリセッション(景気後退)が始まるのではないかと云われています。これは時間軸の長いマクロな市況感です。

(参考)年末にS&P500指数が3000を超えるというかなり現実的な話
(参考)S&P500、ナスダックが最高値更新~忍び寄るリセッションの影

そして、もう一つの弱気要素、それは市場のセンチメントです。近視眼的なミクロの市況感としては先週末から始まった上げ相場とともにVIXも連動して上昇しています。

VIX(Volatility IndeX)はS&P500を対象にオプション取引のボラティリティを元に算出されるもので、通常は株価と逆相関の関係にあって株価の暴落によって急増する傾向があります。そのため恐怖指数と呼ばれ、市場のセンチメントを映す指標として活用されています。しかしながら先週末から通常とは逆に株価の上昇とともにVIXも上昇しています。

【8/24以降のS&P500指数】
SP500週間
【8/24以降のVIX指数】
VIX週間

これはハイペースな株価上昇に市場心理の不安が募ったためとみることができます。

株価とVIX指数の逆相関関係が崩れた現象は今年初めの強気相場の時にも起きていました。株価の上昇とともにVIXも上昇しているのが分かります。

【年初~1/24のS&P500指数】
SP500年初
【年初~1/24のVIX指数】
VIX年初

今年の年初は僅か1ヶ月足らずでダウ株価が7%も上がる異常な状態で、「上がり過ぎでは」という声も出始めた頃に1月末から調整局面に突入しました。この両者の類似性から近いうちに1月末と同様の調整に入るのではないかというアナリストも出始めています。

米国市場が好調な理由は、アマゾンを筆頭とするFANG銘柄が市場をけん引しているためで、僅か数社で市場平均を持ち上げてきています。一方ではFANG銘柄のショート(売り持ち)ポジションも急増しており、市場は緊張状態に置かれています。そしてFANGが崩れるときは市場全体が崩れるときでもあります。

(昨日記事)天井が近いのか~FANG銘柄の暴落を待ち望む人々が急増中

眼前の株価上昇を喜びつつも、その裏ではVIX(恐怖指数)が上昇している事態も一つの兆候として念頭においておいた方がよさそうです。

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2018
08.30

天井が近いのか~FANG銘柄の暴落を待ち望む人々が急増中

Category: 観測
ゆきだるまです。

ナスダックが最高値を更新中です。

その中でもFANGと呼ばれるハイテク数社が事実上市場をけん引しています。FANGの語源はFフェイスブック、Aアマゾン、Nネットフリックス、Gグーグル(アルファベット)ですが、最近ではAアップルを加えたFAANGや、中華系のアリババ、バイドゥやエヌビディア、テスラ、ツイッターまで加えたFANG+インデックスと呼ばれるものまで範囲は様々です。

ナスダックは年初来で15.6%、S&P500指数8.0%の2倍近い伸び率を示しており、ナスダックのリターンの中でも約半数がFANG銘柄となっています。

【ナスダック指数:年初来の上昇寄与率】
ナスダック2018寄与率 
内訳はアマゾン、アップル、グーグル(アルファベット)、ネットフリックスの順で寄与しています。続いて他の指数等との関係を株価チャートで見てみましょう。

【年初来の各リターン比較】
年初来リターン比較
アマゾンが断トツですね。各々が内包関係にあって、大雑把なつかみでいうと、アマゾンらFANGがナスダックの指数を持ち上げ、全米平均と云われるS&P500をナスダックが引き上げ、逆に保守的な高配当銘柄が平均値を引き下げる方向で作用しているのが分かります。

S&P500指数は現在2900を超え、年末には3000に到達する見込みです。一方で長期的なリセッション(景気後退)のサインといわれる短期国債利回りが長期国債利回りを超える逆イールド現象を示しつつあり、早ければ来年以降にリセッション入りするのではないかともいわれています。

その兆候の一つとしてFANG銘柄のショートポジション(売り持ち)の急増があげられます。米情報誌ブルームバーグ紙の情報では、アマゾン、アップル、グーグル(アルファベット)のネットフリックス、フェイスブックのショートポジションは370億ドル(4兆1300億円)で前年比で42%増えたといいます。

【売り持ち高の比較】
ショートポジションランキング
ショートとは、高い時に売って安くなった時に買い戻すことで差益を得る手法で、下落相場に乗れば大きなリターンが得られる一方で、上昇相場では損失が無限大となるリスクがあります。

先日もテスラ社イーロン・マスクCEOの発言で株価が急増した際に多くのショートポジションが焼かれた(損失した)という報道があったことは記憶に新しいところです。

(過去記事)テスラの株式非公開化発言による被害者たち

多くのヘッジファンドが価格下落による差益を鵜の目鷹の目で狙っており、リスキーなショートポジションが急増しているということは、株価下落の確信度の高さを裏付けるものといえます。FANGの崩壊は全体の崩壊につながる勢いをもっているので、リセッションに向けたトリガーは着々と仕掛けられていることが伺えます。ただそれが何時なのかは分かりません。

試行錯誤の投資家ゆきだるまとしては、保守を本流としつつもFANG系銘柄の上昇力にも魅力を感じて思い悩む日々を送っています。ファーストペンギンの心境にたって、エイやっと流氷の海に餌を求めて飛び込もうかどうか迷う傍らで、こうしたプロが参画したマネーゲームの実態なども鑑みると、健全なる猜疑心が働いてそれを押しとどめようとしているのです。

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2018
08.29

年末にS&P500指数が3000を超えるというかなり現実的な話

Category: 観測
ゆきだるまです。

米国経済が好調です。

ダウ株価が26000ドルを回復、ナスダック指数が8000を超え、S&P500指数が2900を超えという主要インデックスのマジックナンバー達成をここ数日で連発したことから市場関係者が沸いています。

そして今度はS&P500指数の年内市場予測が書き換えられようとしています。

”3000”



米情報誌ブルームバーグでは、これまでの調査によるストラテジストの年末予想平均が2944だったところ、ここ連日の高値更新も踏まえて3000という新たな予測値が続出しています。

(参考)S&P500種、ストラテジスト予想引き上げ相次ぐ-連日の最高値更新

3000という指数値の妥当性ですが、昨年末の終値が2673.61、今年末が3,000だとすると年間伸び率は12.21%となり、それほど高いわけではありません。

【S&P500指数の過去10年リターン】
SP500過去10年リターン 

リーマンショックの2008年を加えても10年間での年平均は10.29%です。

その試金石となるのが11月6日の中間選挙、米国大統領の任期は4年ですが、上院議員は2年ごとに3分の1が改選され大統領任期のちょうど真ん中に当たる時期に選挙が行われ、事実上の大統領の信任投票となります。

大統領所属の共和党が勝てば、現政権安定ということで株価は一段と高みに上がることが想定されます。

現在の議席数
 下院:共和党239議席:民主党194議席
 上院:共和党51議席:民主党47議席+独立系2議席

2議席差ですが、減税法案成立で大統領支持率は上がってきており共和党多数が維持される見込みは十分あります。中間選挙まで各州で予備選挙が行われるため、これと連動して市場が動く可能性もあります。強気な貿易外交姿勢も中間選挙までは崩せないと考えられます。

昨日も記事にしたリセッション(景気後退)ですが、短期債金利が長期債金利を上回る逆イールド現象が発生しても直ちに相場が崩れるわけではないので年末S&P500指数の3千ポイント到達成には影響しない見通しです。過去のトレンドやブルームバーグ紙の予想なども加味すると2019年の中頃あたりになる感じがしています。

(昨日記事)S&P500、ナスダックが最高値更新~忍び寄るリセッションの影
(報道記事)次の米リセッション、あなたが考えているよりすぐに来る(Bloomberg)

当面はインデックス投資+FANG系でのリターン補完が吉だということを再確認した次第です。

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2018
08.28

S&P500、ナスダックが最高値更新~忍び寄るリセッションの影

Category: 観測
ゆきだるまです。

週明けの8月27日は上げ相場で開場しました。

先週末のS&P500指数の最高値更新に引き続き、昨日はナスダック指数が史上初の8千ポイントを超えて最高値を更新しています。そして貿易摩擦の懸念が和らぎ対中銘柄のボーイングやキャタピラーなどにも買いが入りダウも26000ドル台を回復しました。

米連邦準備理事会(FRB)は24日のパウエル議長講演で、段階的な利上げを進める姿勢を示す一方で、物価上昇は「2%を超えて加熱するリスクはみえない」と述べ急速な利上げの懸念は後退しました。

一方で、24日の債券市場では短期の2年債の利回りが上昇、長期10年債の利回りとの差を縮め、その差が2007年8月以来11年ぶりに0.2%を下回り、いわゆる「逆イールド現象」が生じつつあります。

【2年債と10年債の金利差】

引用:Quick Money World

サンフランシスコ地区連銀は短期債と長期債の利回り格差の縮小について景気後退(リセッション)のリスクが高まっているとの見解を示しました。

過去の経験からはこうした短期債利回りが長期債利回りを超える逆イールドが発生すると6~24ヶ月後にリセッションが発生しています。最近の強気相場の継続はリーマンショックの底と呼ばれた2009年3月から約10年が経過し、戦後史上の平均1821日を遥かに上回ってきたことから、識者の間ではそろそろ大きなリセッションがくるのではないかと云われてきています。

リセッションの期間は平均が8か月、2007年以降の金融危機の際には21ヶ月というデータがあります。

自分の投資期間は、まだ20年近く残していますので今リセッションがきても、その後の回復が期待できるなら致命的なダメージには至らないと考えています。こうした先行き不透明な気配も感じて、このところ個別株からインデックスに投資の比重を移してきているので、目下は淡々とホールドを続け、月々の買い増しを続けていくばかりです。

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2018
08.27

米国株投資家は疲れ目にご用心~疲労回復に効く幾つかの方法

Category: 自分のこと
ゆきだるまです。

今日は目のお話です。

people-2605526_640.jpg 

米国市場は日本の深夜開場。目を使う頻度は人よりも多いのではないでしょうか。

パソコンやスマホの使用は現代人の視力を酷使しています。目が疲れると肩が凝るし、頭も痛くなってくる、さらには自律神経失調や様々な精神疾患、下手をすると視力低下から失明という事態も。目が見えなくては投資も出来なくなりますので、目はいたわるべき重要な体のパーツであると考えます。

そこで私が実践している目の疲労回復方法について幾つかご紹介をしたいと思います。

1 PC画面のブルーライトカット

ブルーライトは眼精疲労にとって諸悪の根源ともいうべきものです。短い波長の青色光線は眩しさやチラつきによって目が疲れやすくなります。太陽光線にも多く含まれており、夜眠るのはブルーライトで疲労した体を癒すためだとか、夜間にもブルーライトを浴び続けると目だけでなく体内時計まで狂ってくることになります。

ブルーライトカットはハード的には専用眼鏡の使用、モニターへのスクリーン貼付けなどの方法がありますが、一番手っ取り早いのが画面設定での青色のオフ。画面が赤黄色っぽくなりますが、目にはとても優しい光に変わります。これだけでも物凄く効果があります。フリーソフトでも優秀なのがいくつかありますので探してみてはいかがでしょう。

man-2140606_640.jpg 

2 目を温める

血流を良くするのも目の疲労回復には効果的です。一番のオススメは「ホット小豆」。スーパーで食用の小豆の豆を買ってきて布袋に入れて電離レンジでチンするだけ。やけどしますので温度はぬるめに、スイッチを入れたら数十秒で切るくらい。この温めた小豆袋を目や額、コメカミ、後頭部(目の反対の首の付け根のあたり)に当てます。じわーと凝りがほぐれていく感じで気持ちが良いです。

小豆を使うのがミソで、小豆は冷めにくく適度な湿度もあるので、患部を保湿しながら温めることができます。目が疲れるときってドライアイにもなっていることが多く、この湿気が非常に気持ち良いのです。昔は水で絞ったタオルを電子レンジでチンをして床屋さんにあるようなホットタオルを作っていたこともあるのですが、正直面倒くさかったです。小豆の利点は保温効果も長続きすることで、この点でもオススメです。

「小豆」の画像検索結果

3 目をストレッチする

凝り固まった目をストレッチでほぐします。一番オーソドックスなのは目をぎゅっと閉じて八の字を描くように眼球を動かすことでしょうか、大分違います。一番やってはいけないのが目玉を直接揉むこと、網膜剥離の恐れがあるので専門家はお薦めしていません。

個人的に好きなのが3D画像の立体視。立体視用に作成された絵や写真を目の焦点をずらして見ることで絵が浮き出て見えます。出版物ではマジカルアイシリーズなどが有名ですが、これも非常に効果が高いです。



この目の焦点をズラすという行為は、目の緊張を弛緩させる効果が驚くほど高く、近視遠視の緩和・解消にも役立ちます。近視遠視って詰まるところ目の筋肉がガチガチに固まってレンズ機能が動かなくなることだと理解しています。この立体視はその根底にある凝りの部分をとる効果もあるようです。

その昔、山の中に一か月くらいこもっていたことがあって、ずーっと遠くの景色を眺めて暮らしていたら眼鏡が全くいらなくなった経験もあるので、目の緊張そのものを取るというのが疲れ目対策の根治につながる感じがしています。

schrecksee-2534484_640.jpg 

仕事、投資、ブログ書き、SNSでPCやスマホ、タブレットを使う時間が非常に多くなっていますので、目のケアは必須です。もし皆さまにも何かお役に立てる情報が提供できれば幸いです。

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2018
08.26

【祝】愛称が「雪だるま」の投信誕生!~変な名前の投信たち

Category: 雑感
ゆきだるまです。

自分のペンネームは「ゆきだるま」にしていますが、これは配当金が積もって大きな雪だるまになると良いなと思ってつけています。

昨日の朝にツイッターで飛び込んできたニュースは、SBIアセットマネジメントが運用するEXE-i つみたてシリーズの愛称を9月5日から愛称を「雪だるま」にするというというものでした。

ニュース

雪だるま名称変更 

(参考)「ファンド名称等変更に関するお知らせ」

ファンド自体の解説はつみたて次郎さんが早速記事にしてくれていますので、そちらをご参照ください。

(参考)EXE-iつみたてファンドがSBIインデックスファンドに名称変更!新規愛称は「雪だるま」

自分と同じ名前のファンドが登場するというのは素直に嬉しさを感じます。一方で、投資信託の名称としてどうよ、そもそも「エグゼアイーつみたてグローバルファンド」の旧略称が「エグつグロー」だったことに失笑を禁じえませんでした。

ゆきだるまとしては、ファンドの中身よりも投資信託の名称に興味をひかれたため、そちらを記事にします。

いま投資信託で設定されているのは全数で約1万2千本(投資信託協会調べ)です。そのうちの幾つかには「雪だるま」のような愛称が付されいます。中には何これ?というものもありまして、普段から気になっていたところです。無数にある投信の中から力技で奇妙珍妙な愛称を拾ってみましたのでご紹介したいと思います。

出典はモーニングスターの投資信託サイトです。

ユナイテッド・タートルクラブ・バランス型『愛称:ウミガメ』
トップバッターはカメ3兄弟シリーズ、ユナイテッド・タートルクラブ、タートル=カメから由来、深く考えてはいけない

意味不明のフルーツ王国。目論見書の表紙にフルーツテンコ盛りの写真をみて投資の「果実」だと理解

シャリア関連アセアン株式オープン『愛称:イスカンダルの光』
イスカンダルとは何か、思い浮かぶのは宇宙戦艦ヤマトに出てくる双子星。インバース型なら「ガミラスの闇」とか

イギリスだから007ジェームズ・「ポ」ンドですね分かります

ベトナムだからフォー(米麺)なのか、それだけなのか

ヘンリー?変動金利だからヘンリー、なるほど

ビギナーズラックのもじりですね、そうですよね

日本と先進国の株式と債券の4分野に投資、4UはFor You~あなたのために

ROE日本株ファンド『愛称:ROE(ロエ)
自己資本利益率、ROEはアールオーエーだと思ってました。ロエって訳して良いんですね

ボラティリティをボルティって呼ぶのあだ名っぽくて良い

アクティブ・ニッポン『愛称:武蔵』
大輔とか武蔵とか名前の由来が不明であります

フドウさん、リートだから不動産、なるほど

健康だから健太くんかな

ちからコブならぬちから株

ニュージーランド公社債F(毎月分配型)『愛称:ニュージーボンド』
ニュージーランドの債券(ボンド)だからニュージーボンドですか

モンドセレクションならぬボンド(債券)セレクト

ぼんさい・・・ボンドと債券、そのまんま

グローバル高配当株式ファンド(毎月分配型) 『愛称:軍配』
軍配・・・かなり考えて、グローバル×配当で軍配だと気づいた

チャイワン・・・中国と台湾だからチャイワン、へえ

ミドルイースト、ノースアフリカだからミーナ

オーストラリア好利回りバランス・ファンド(H無) 『愛称:レッツ豪(為替ヘッジなし)
オーストラリア(豪州)だからレッツ豪!

勝ち組というと威勢が良い。中身はどうもTOPIXコア30らしい。世界勝ち組ファンドならダウ30か

中国プラスA株ファンド『愛称:加油(ジャー・ヨウ)
加油とは中国語で「ガンバレ」の意なり、勉強になりました

SMTAM インド債券オープン(毎月決算型) 『愛称:アチャ!インド(毎月決算型)
アチャはヒンディー語で「Good」の意なり、勉強になりました

世界CoCosオープン為替プレミアム(毎月) 『愛称:ココマスター』
CoCosってファミレス? いえ偶発転換社債のことです。勉強になりました

一九、株式1割、債券9割、二八ソバみたいな感じか、説明を見ないと分からない

これらに較べれば「雪だるま」は非常に普通っぽい愛称ですね。今回ご紹介したのは氷山の一角で、気になる愛称の全てをご紹介できているわけではありません。宝の山から自分のお気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。

それにしてもモーニングスターで公開している投信全数に目を通すのは疲れました・・・

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2018
08.25

バリューばっかりでもグロースばっかりでもダメよね♪

Category: 観測
ゆきだるまです。

識者の見立てではリーマンショック以降はバリュー株投資の運用成績が振るわないといいます。バリュー株投資とは本来価値よりも割安の株に投資することで高いリターンを得る手法で、ベンジャミン・グレアム氏から始まりバフェット氏に受け継がれています。

バリュー株が低調な背景としてはリーマン・ショックからの脱出に使われた金融緩和、その後の低成長・低金利が投資マネーの流れを変えたのではないかという見方があります。先進国の潜在成長率はリーマンショック以前の2%を下回り続け、景気の波は小幅で景気循環の回復に乗った大幅な上昇を狙う方法が通用しなくなっています。

一方で米国投資家のデイビッド・アイホーン氏は「株式の価値が利益ではなく、社会の変化をもたらす破壊的企業かどうかで測られるようになったのでは」とゲームのルールが変わった可能性を示唆しています。

確かにアマゾンをはじめとするFANG系企業はハイテクを基盤に生活様式の変革をもたらし、新しい時代をけん引していっています。投資マネーもハイテク企業に流れ込み、実際利益を大きく上回る株価が期待値として乗っています。

ここ5年間をみてもその傾向が顕著に現れています。

【セクターリターンの比較】
市場動向5年

ハイテク系を中心とするナスダック上位と従来のバリュー(割安)分野であった生活必需品セクターが市場平均を挟んで二分しています。

ウオール街が「バリュー投資の死」と呼ぶ実態の一部を垣間見る思いです。

バフェット氏もアップルに集中投資するなど投資対象の視点が変わってきています。

そのような中で投資戦略をどう考えていくのか。

まず考えるべきなのは自分の投資期間の設定です。20年を超す超長期を目指すならば配当金も積み上げた従来のバリュー投資を貫くのはありだと思います。しかし5年、10年程度のスケールではバリュー投資は浮かばれない可能性があります。配当金も十分に積み上がらないので株価が上がらないとどうにもなりません。

それではハイテク系のグロース株に投資するのが良いのかというと、自分にはハイリスクなためハードルが高く感じられます。

残る選択肢はインデックスへの投資です。結局のところバリューもグロースも取り込もうとすればS&P500のような市場平均に投資することが合理的ですし、グローバル化まで見据えればVT(全世界株式ETF)のような世界平均を取り込みたいところです。

そして少しだけ市場平均にも勝ちたいと思うのであればQQQ(ナスダック100)のようなインデックス化されたハイテクグロースを適量もつというのが良いのではないかということ。

先の読めない相場でも負けない投資をしていくならば、このような戦略を組み立てていくのではないかと考える次第です。

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2018
08.24

アリババ決算~売上は伸びるも事業投資が利益の重しに

ゆきだるまです。

8月23日にFANG+で中国電子商取引最大手のアリババ集団の決算(2019年4~6月期)が発表になりました。

売上高は809億元(12,229百万ドル)で前年同期比61%増、市場予想807億元を上回りました。

売上高の増については、前年同期比で、電子商取引部門が61%増、クラウド部門が2倍近い増、エンターテイメント部門が46%増が各々寄与しています。ユーザー数は5億7600万人で4%の増と販売基盤は着実に伸びています。

一方で、純利益が  87億元(  1,313百万ドル)で前年同期比41%減でした。

純利益の大幅減はグループ金融会社で電子決済サービス「支付宝:アリペイ」を運営するアント・ファイナンシャルの特別損失を計上したためです。

特殊要因を除く1株利益は8.04元、市場予想の8.15元を下回りました。

収益性は事業投資がかさみ低下しています。アリババでは食品デリバリーサービスへの投資が当面の利益を圧迫するとの見通しを示しています。2014年の米国市場上場以来、売上高の伸びは加速していますが、物流やクラウド事業への投資が利益率の重しとなっています。

【売上高・純利益推移】
BABA売上・純利益 

今期決算の他にアリババは食品デリバリーサービス:Ele.meと電子商取引プラットフォーム:Koubeiの持ち株会社を設立したことを発表しました。この持ち株会社にはアリババやソフトバンク等が30億ドル超を出資することになっています。

決算発表を受けて株価は前日比で一時は4%近くまで増加したものの終値では3%超の下落となりました。

【アリババ株価】
BABA20180823.png 
アリババは日本ではあまり馴染みのある企業ではありませんが、アマゾンに類似した電子商取引を主業務とした中国企業です。

中国の強みは何といっても人口規模であり、世界第一位14億人の市場を有しています。

中国内での商取引は社会システムや言語の点で外国企業にとって参入障壁が高く、6億人近いユーザーを獲得しているアリババは強いモートを築いています。

【世界人口74億人の比率・上位10位とその他】
世界人口比(2018年4月19日) 

アリババは時価総額で世界第7位(4815億ドル)の企業であり、同様の電子商取引企業としては世界第2位のアマゾン(8669億ドル)、第3位のアルファベット(8503億ドル)、第5位のフェイスブック(4983億ドル)に続き、同じ中国系のテンセント(第8位4392億ドル)としのぎを削っています。(データは7月末時点)

【EC企業の株価比較・2年】
EC企業比較

Eコマース分野ではアマゾンが断トツですが、中国系のアリババ、テンセント(TCTZF)がこれに続いています。グローバルグロースとして米国企業に匹敵する強さをみせています。

アリババへの投資は個別株のほかファンドの形で投資が可能です。米国企業ではないためS&P500やVTI(全米株式ETF)には含まれませんが、多国籍のFANG+インデックスで10%、VWO(新興国株式ETF)で3.51%、VT(全世界株式ETF)で0.35%が含まれており、世界投資をしていると何かの形でアリババに投資していることになります。

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2018
08.23

ひふみプラスの行く末に抱く不安と不満

ゆきだるまです。

我がポートフォリオの稼ぎ頭であるひふみプラスがこのところ冴えません。

基準価額が下がったときはひふみ運用会社の公式ツイッターに向かって文句を言うのがちょっとしたブームになっていますが、投資は自己責任の誹りを受けるのも嫌なので自分のブログで独りごちることにします。

(過去記事)ひふみ投信に文句を言う人びとに垣間見た投資観

これまでひふみとお付き合いして丸2年、最高で60%近いリターンを出してくれたことには感謝の言葉もありません。しかしながらこの2か月で10%も下げています。単純に上がった下がったというのは相場なので当たり前の話なのですが、ファンド運営の行く先が見えにくくなっている漠とした不安、ひふみ人気でファンドの性格が変わってしまった不満があります。

ひふみシリーズの最大の魅力はファンドマネージャー藤野英人さん率いるレオス・キャピタルワークスの運営手腕があります。明快な投資方針ときちんとした運用説明があって、安心して楽しみながら投資できる良さがありました。

今月のダイヤモンドZAiで今後の市況予測を特集しています。藤野さんのコメントも掲載されており、2017年と違って今年2018年は難しい相場が続くと云います。AIやIoTが時代のトレンドだと思われてきたのが変わってきていて相場を牽引するメガトレンドが今も見えない。景気が踊り場にあるのとトランプ政策リスクから資金の行き先が判断しにくい。

ダイヤモンド・ザイ最新号はこちら!

ひふみ投信としては日本株は外需株から内需株に、グロースからバリューに乗り換えて守りの体制に入るという。本来的にはトレンドが出るまで相場を休むとか小さなテーマを掘り起こして凌ぐところ、しかし資産額が急増したひふみでは難しい。小さいテーマだけに資金を集中するなど以前ほど俊敏に動けない。その代り米国株投資に活路を見出そうとしている。

このあたりの発言が今のひふみの現状を如実に物語っている感じがします。昔は日本の中小株を丹念に調べ上げて機動性の高い投資を行っていたところ、2017年2月にテレビで取り上げられてから投資資金が大量に流れ込み、それまで1千億円程度だったファンドが8千億円近くまで膨れ上がってきています。

正直いって日本の中小株を丁寧に拾っていける状況ではなくなった。

今やファンドの1割が外国株で最大3割まで増やす用意があるといいます。ひふみがアマゾン、ビザ、マイクロソフトなど米国大型株に手を出し始めたのも、大物を買っていかなければ資産が消化ができないということでしょう。

今度は投資家側の問題もあって、テレビを放映以後に積み上がったファンド資産が8割近く占めています。果たして数%成績が下がっても大騒ぎする人々が大きく下がった時にどうでるか。皆が一斉に売ったときはファンドが崩壊する危険性も想定しておくべきかもしれません。

(過去記事)暴落時に解約できなくなるという投資信託のリスクを認識して

自分はNISAでひふみプラスを運用しているので、満期まで頑張りたいという気持ちもありますが、今リターンの2割が下がったということは課税額と同額が溶けたということ。今後もホールドし続けるか否か悩ましい岐路に立たされています。

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2018
08.22

ペプシコがソーダストリーム社買収~炭酸飲料業界の健康改革

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

コカ・コーラ株主なので、ライバルペプシコの動きが気になります。

8月21日付の報道で米清涼水大手のペプシコがイスラエルの家庭用炭酸水メーカーの「ソーダストリーム社」を32億ドル(約3536億円)で買収すると発表がありました。ペプシコ社では過去8年間で最大規模の案件となります。

背景は砂糖を使用した清涼飲料水の売り上げが減少しており、急成長しているソーダメーカーを取り込み健康路線の転換を進めるというものです。
ソーダストリーム Source v3(ソース v3) スターターキット
ソーダストリーム社の製品はスーパーの展示販売などでときどきみかけます。本体の売値が1万円~1.5万円くらい、交換用ガスカートリッジを装着してボトルの水に炭酸とシロップを充填するというもの。炭酸の強度や糖分量をコントロールできるため健康志向の炭酸好きの方に人気がある商品です。

ソーダストリーム社は米ナスダックに上場しておりティッカーは、そのまんま「SODA」。世界45か国に8万店の販路を持ち、アフターでの専用ボンベやシロップ購入の取り込みにも成功して売上高・純利益を伸ばしてきています。

【ソーダストリーム社売上高・純利益の推移】
SODA売上・純利益推移 

1株当り現金144ドルで買収することが合意すると株価は一気に上昇しました。

【ソーダストリーム社の株価・週足】
SODA20180821.png 

炭酸飲料は糖分量の多さが近年問題視されており、過去20年の間で消費量が25%ダウン。通常の加糖飲料を角砂糖換算で示すとかなり多いことが分かります。

コーラと角砂糖量 

WHO世界保健機関は2016年に全世界加盟国・地域に向けて「糖分の多い飲料に課税を」呼びかけました。肥満や糖尿病、虫歯を減らすために商品価格の引上げを行政に訴えかけたものとなっています。

全米でもバークレー、フィラデルフィア、サンフランシスコ、シアトルなどの大都市や、メキシコ、フランスでも導入済のところが出始めています。シアトルの課税額は売上の40%にも及びます。

ペプシコはコカ・コーラとともに世界の二大清涼飲料水メーカーであり、各社とも人工甘味料を使用した非糖のダイエットコークなどの商品のラインナップを増やしています。

さらにペプシコはスナック菓子部門の比重を高めており、売上においてスナック菓子53%、清涼飲料水47%に逆転をし、総合的な売上高ではコカ・コーラ社を大きく引き離しています。このあたりが清涼飲料水一本のコカ・コーラと経営方針が分かれるところです。

ペプシコ製品 

今回のペプシコのソーダストリーム買収は、炭酸飲料メーカーの脱砂糖化戦略の一端を示すものであり、昨今では第二のタバコとまでいわれる炭酸飲料メーカーの生き残りを賭けた闘いともいえます。

それでは☆彡
 
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