2020年8月30日
ゆきだるまです。投資ネタもあまりないので、久しぶりの語学ネタです。
お盆の時期に11連休をもらいましたが、コロナ禍でステイホーム三昧でした。
今秋、英検準1級に再々チャレンジするため、折角の連休は英語漬けを決め込んでみました。
トライしたのは洋書を一冊読み切ること。
実を言うと50過ぎになるまで、原書の類を読み切った経験がなかったんですよね。理由は簡単で集中力が続かないから。日本語の小説もそうですが、導入部で食いつきが悪いと中途で嫌気がさしてしまうじゃないですか。異国の言葉ならなおさらです。
ネイティブがネイティブのために書いた本は正直いって意味を取るのが難しく感じます。
そんなこんなで積読(つんどく)となった原書がどれほどあったか。
そんな折、作家の村上春樹さんのコメントをみて開眼しました。
”若いころ、有名な作家の原書を兎に角読みまくった。最初の頃は翻訳本を片手に何とか読み切った…”
なあんだ、みんなやってんじゃん。
確かに初見で原書を読むのは難易度が高いですが、粗筋の分っている本を読むと一気に難易度が下ります。
カンニングするみたいで邪道だと思っていた方法が原書読破の近道だったとは。
そこで、ためしに選んだ本がコレ
"NINE STORIES" J.D.SALINGER
米作家サリンジャーのナイン・ストーリーズです。
青春期必読の書のひとつと云われていますね。
いつか原書で読もうと放置すること数十年、休みの前にブックオフで翻訳本を仕入れてきました。
原書は英文で260ページ、題名のとおり9つの短編から成り一つの物語は20ページから50ページ前後、各編の文量としても適当です。何より読みたかったのが冒頭の "A Perfect Day for Bananafish"(バナナフィッシュにうってつけの日)。
ゆきだるまは、少女漫画も好きで、吉田秋生さんの"BANANA FISH"の元ネタといわれる本作は「絶対に原書で読む!」とイキり込んで今に至っていたわけです。
11日間かけて、この「翻訳本カンニング原書読破法」(長い!)でサリンジャーを一冊、読み切りました。
原書→訳本→原書→訳本→原書、というステップで内容としては都合5回は目を通しましたね。
原書の読みは回数を重ねるとごに理解度が驚くほど上がっていく。
はっきり言って、この本に関して原書で内容をほぼ完ぺきに理解した気持ちです。
そして感動したのは原文の美しさ。
どの物語からも夏のまばゆさと透明感が感じられ、読み込むたびに外の季節とシンクロしていく。
原語のもつ音感やリズムは、残念ながら翻訳では伝わり切れない。
サリンジャーの文は決して長くはないけれど、一語一語に込めた意味がたくさんあって、読むたびに新たな発見がある。他の人の読後のレビューや分析を重ねていくのも楽しかったですね。
先の「バナナフィッシュにうってつけの日」は想定どおり衝撃的でしたが、一番印象に残ったのが「対エスキモー戦争の前夜」
題名とは異なり十代女子の何気ない会話に終始する話なのですが、第二次大戦直後を描いた70年前とは思えない現代感があって、引き込まれ度数は相当高かったです。きっと米国の戦後は日本とは違う雰囲気だったのでしょう。
総じて9つの物語のどれもに古臭さはなく、サリンジャーの作品が永遠の青春本と云われる所以かもしれません。五十を超えたゆきだるまでも過ぎし日を重ねて楽しむことが出来ました。
コロナ禍で不自由な夏でしたが、私はカンニング読書法で充実したステイサマーを送ることができました。
来週から9月、日米の政情と株式市場の行く末が気になるこの頃です。
それでは☆彡
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2020年8月1日
ゆきだるまです。2020年7月末時点の投資成績をとりまとめました。
【ゆきだるまファンドのポートフォリオ】
【各銘柄の騰落率】(円ベース)
【参考比較】6月末の状況
現在の総リターン:19.45%(前月14.52%)
・資産総額:388万円(前月372万円)
・原 資:325万円(前月325万円)
・運用利益: 63万円(前月 47万円)
・運用期間:4年6ケ月
※為替:105.88円/ドル(前月107.48円/ドル)で計算
【全資産の騰落率推移・S&P500に全額投資した場合との比較】
7月も相場を静観して終わりました。
コロナ禍による実体経済の混乱をよそに市場は上昇が続きます。
ワクチン開発への期待と、大きかったのが各企業の第2四半期決算が出たことでしょう。
EコマースのGAFAは、グーグルを除いてアマゾン、フェイスブック、アマゾンは大幅増益。ハイテク各社も順調でした。
いわゆるネット産業はコロナ勝ち組の地位を確かなものにしています。
目下、病菌との闘いでヘルスケアもアップしています。
一方でエネルギー、輸送、製造は軒並みダウン。
銘柄的にもハイテク系のQQQやVGT、ヘルスケアのVHTは強く、オールドエコノミーのDIAは弱めです。
我がポートフォリオではコロナ激震時に買い漁ったレバレッジETF、TECL(ハイテク)、SPXL(S&P500)、CURE(ヘルスケア)が好調で、この一ケ月間のリターンがSPXLで2倍、TECL、CUREで1.5倍と大躍進です。
もちろんレバレッジETFは値動きが荒いので、大量には持っていませんが、リターンの数字だけみると凄いですね。
しかし、コロナはいつ終息していくのでしょうか。
日本も緊急事態宣言時並みになってしまったし、米国では死者が15万人を突破しました。
感染症拡大の世の中にあっても投資の基本は人間生活の維持・発展です。
新しい生活・働き方に対応できた企業が現時点では強かったわけですが、今後も拡大が続き人類が滅亡するとしたら投資どころでないのは明らかです。
今、市場にお金が流れているのは、コロナはいつか終息するという期待があるから。その期待は確実な予想なのか、単なる楽観なのか、エビデンスがない以上は警戒を怠らない方が良いと考えます。
なのでワクチンが完成するまで慎重姿勢は崩さずに、新たな投資は抑制しつつ、現金温存を続けていきます。
それでは☆彡
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