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中学受験・幸せな合格|幸せな合格研究所

幸せな合格研究所が幸せな合格を実現するためにお役に立つ情報をご提供します。たまには、脱線もありますが…。

過去問主義と過去問中心主義

先生、うちの子、過去問しかやらないし、過去問もやったらやりっぱなし。
過去問やってできなかったところは教科書なんか使ってできるようにしなきゃあ駄目じゃないですか?
でも、うちの子、やらないんですよ。
やるように言っても、「先生が、『過去問だけやればいい』って言った」って言って、聞かないんですよ。
先生から、一度、ガツンと言ってやってください。

ある保護者の方から、そうお願いされました。

受験勉強は過去問に始まり過去問に終わる

これは私が常々言っていることです。
だから、この時期は過去問中心に学習を進めるように子どもたちには伝えています。
でも、それは過去問中心主義であって、過去問主義ではありません

過去問だけやっていればよいわけではないのです。
授業の復習も隙間時間でやらなければいけません。
そうしないと、折角授業で理解したことも、
本番入試で同じような問題が出題されたときに対応できないことにもなりかねません。

勿論、過去問を通して弱点が発覚したら、
何らかの方法により弱点を補強しなければならないことは言うまでもありません。

くれぐれも人の言うことを自分の都合の良いようにばかり解釈することがありませんように。



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4年生・分数

4年生で習う分数は、分数の意味と同分母分数の加減法、そして大小比較だけの簡単なものです。

【分数の意味】
分数は割合を表す場合と、絶対的な量を表す場合があることを理解しましょう。
例えば、1/4は全体を4等分したもののうちの1つという意味ですが、
1mの1/4と2mの1/4とでは大きさが違うように、その大きさはさまざまです。
でも、1/4mといったら、1mを4等分した大きさ1種類だけです。

【同分母分数の加減法】
分子を足したり、引いたりするだけですから問題ないでしょう。

【大小比較】
分母が同じ分数では分子が大きければ大きいほどその分数は大きく、
分子が同じ分数では分子が大きければ大きいほどその分数は小さいということを理解しましょう。

発展的な内容としては、例えば、5/6、6/7、7/8の大小関係も分子が同じ分数の大小関係の問題です。
1/6>1/7>1/8で、5/6=1-1/6、6/7=1-1/7、7/8=1-1/8ですから、5/6<6/7<7/8となります。
テキストには載っていなかったのですが、時間が余ったので聞いてみました。
4年生の内容としてはかなり難しいものだと思いますが、
あっさりと答えた子がいたのでちょっと驚きました。
説明も完ぺきでしたね。
先取り学習していたのでしょうか?そうでなければ余程頭の回転の速い子だと思います。



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教える範囲

お子さんたちには塾内のテストで出題される範囲の問題は全部教えたいですね。
でも、ただ教えると、理由も考えずに解法だけを暗記しようとするお子さんも出てきてしまうので問題です。
本当は、ちゃんとやり取りをしながら、お子さんたちの理解を確認しつつ、解法を教えるのが理想です。
でも、現実には限られた授業時間の中では、それは困難です。
塾(会社)は、限られた時間の中で基本となる骨だけをしっかり教え、
基本問題の演習は家庭学習で、
また、応用問題はお子さんが習ったことを基に自分で解決していくことを要求しています。

その学習形態は理想的かもしれませんし、私もその方向で顔晴っています。
でも、相手は小学生です。限界があります。
できるようになるためには、きちんと理解をした上で、十分な問題演習をする必要があります。
できればもっと授業時間を増やして、もっと多くの問題を扱いたいと思っています。

昔、私が塾の講師を始めた頃、
その塾には通常コース(週3日)とは別に、時間の少ないコース(週2日)がありました。
そのコースは、私を指導してくれた先輩の先生が
「俺は短い時間でもきっちり結果を出して見せる」と自分で作ったコースでした。
実際、そのクラスには某テスト会でトップクラスの成績を出す子が何人もいたようです。
だから、短い時間でもやりようによっては実績は出せるのかもしれません。
ただ、当時は、家庭学習は母親が付きっきりで子どもに勉強を教えるのが主流だった時代ですから、
今とは状況が少し違うと思います。

本当は1クラス10人~15人で、たっぷりと時間を取って授業をしたいですね。
現在のシステムでは、家庭に負担が行ってしまいます。
御月謝を払ってくださるご家庭の多くは、
お金を払っているんだから塾だけでできるようにさせてほしいとお考えだと思います
(実際、そういう意見を聞いたこともあります)。
でも、それは塾(会社)の考えていることとは違います。
もっとも、塾も、「ついてこられないのなら、考えが違うのなら辞めてもらって結構」、
とは思っていないと思います。

親御さんは、お子さんが通っている塾の方針と、
親御さんの希望が一致しているかどうかを確認してください。
一致していればそれで良いのですが、そうでない場合はなるべく早く手を打たなければなりません。
塾に希望を申し入れる(大手の場合はほとんど無理です)、転塾する、家庭学習を強化する、
などいくつか方法は考えられます。
漫然とお子さんを塾に通わせているだけでは、お子さんの成績は上がらないのが通常です。
ちょっと変だな、と感じたら、早めに手を打ちましょう。



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過去問演習もマンネリ化する時期?

過去問の演習が始まって2か月のこの時期、
だんだんやり方が雑になってきているお子さんが増えてきています。

一つは、過去問を始めた当初はがんばって定期的にやっていたお子さんで
間隔が開いてきたお子さんがかなりいます。
提出しないお子さんは大多数がやっていないお子さんですから、
そんなお子さんには声かけをして提出を促します。
提出したからってできるようになるわけではないのですが、
やらないとできるようにはならないので、
提出しないと親御さんに連絡すると話して(脅して?)、提出を促しています。

もう一つは、碌に考えようとせず、演習が作業になってきているお子さんがいます。
時間になると十分考えていない問題があっても、そのまま答え合わせに入ってしまうのです。
極端な場合、式、考え方が要求されている問題で
答えしか書いていない(当然答えもまちがっているんですが…)お子さんもいます。
「これどうやってやったの?」ってたずねると、
「最終奥義(勘のことです)を使いました。」って悪びれる様子もない。
こんな風に言われると、もう笑っちゃうしかありません。
過去問はやらなきゃできるようにはなりませんが、ただやったからってできるようにはなりません。
ちゃんと、ある程度時間をかけてしっかりやらなきゃできるようにはなりません。



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言わなくても良いことを言っちゃう…

お子さんの勉強の様子を見て、あるいはテストの結果を見て、つい言わなくてもよいことを言ってしまう。
怒っても良いことは何もないことも分かっているが、つい怒ってしまう。
励ましたいけど、うまく励ませない。

心当たりありますか?

そんなときはしばらくお子さんと距離を置きましょう。
お子さんが一番傷つくのはお母さんのがっかりした顔を見たときだっていう話は以前書きましたよね。
言わなくてもよいことを言ってしまうのは、それ以上にお子さんを傷つけます。
だから、しばらくお子さんと距離を置いて下さい。

お子さんの勉強の様子は見ない(ように努力する)。
お子さんのテストの結果も、お子さんのいるところでは見ない。
もし、お子さんの勉強の様子やテストについて良いことが目に入ったら(見つかったらではありません、探してはダメ)、めちゃめちゃ褒めましょう。
自分でも照れてしまうくらいほめてみましょう。
女優になってください。女優なら恥ずかしいセリフも照れくさくないですよね。
悪いところはスルーして、良いところだけおおげさに褒めます。

点数が悪くてお子さんが落ち込んでいても励ます必要はありません。
励まそうとすると、また言わなくても良いことを言ってしまうことになります。
放っておきましょう。お母さんは我慢です。

良いところだけ取り上げるのがポイント!
2~3週間で慣れます。
慣れるまで顔晴るのが大事です。

余計なことを言ってしまったり、励ましたりしようというのは、上から目線ですよね。
それは、人を変えようとする行為です。
人は変えられません。
変えられるのは自分だけです。
自分が変われば、周りも変わります。
あなた自身が変われば、お子さんも変わります。



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6年生下位クラスの授業

6年生のこの時期は、塾のテストより、来年度の本番が目標です。
だから、6年生の下位クラスは、とにかく基本の繰り返し!
テキストも例題レベルだけやったら、飽きさせないように、一行題のプリント。
そして、授業の最後には、当日の最初に扱った例題の解き直し。
基本問題で、しかも説明を聞いているのにできない。
だから繰り返す。

本番までに残された時間は少ない!
いったいどこまでやれるんだろう…。




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思考力を鍛える発問(低学年の授業をやっていて思ったこと)

思考力を鍛えるための発問ってどういうものだと思いますか?

「~についてあなたはどう考えますか?」
「~についてどう思いますか?」
「~についてあなたの意見を述べましょう。」

こんな発問の仕方を考えられる方もいらっしゃるでしょう。
また、塾のテキストでこのような発問をしているものもあるようです。

確かにこういった質問に答えるためには、自分で思考することが必要になります。
だから、このような質問を繰り返せば、子どもたちは思考する癖がつき、思考力が鍛えられるのかもしれません。

でも、子どもたち(特に低学年)にとって、こういった質問は非常に答えにくいものです。
答えにくいと、あきらめて思考を停止してしまうか、いいかげんに答えてしまうことが多いようです。

また、このような発問で鍛えられた思考力が入試に直結するかと言われれば、疑問と言わざるを得ません。

そもそも思考するっていうことは、単に脳を使うっていうことであって、
必ずしも、自分のオリジナルな意見を形成する必要はないはずです。

しかも、学校であればいざ知らず、ターゲットを受験に絞った塾であれば、
そのような抽象的な質問は必ずしも必要ではないはずです。

純粋に算数の問題を解くためにあれこれ考えることでも思考力は鍛えられるはずです。
思考することを意識したことがない子どもたち(特に低学年)に抽象的な質問をすることは、
極論すれば無意味です。
子どもたちが塾で受験のための思考力を鍛えるためには、「何ですか?」「いくつですか?」で十分です。
「~となるのはなぜですか?理由を説明しなさい。」という理由説明の問題も出題の可能性がありますが、
解法を暗記するのではなく、きちんと理解し、記憶する訓練を重ねれば、
そのような理由説明の問題にも十分対応できるはずです。

パズルも同じです。
パズルをやることは思考力を鍛えてはくれますが、
その思考力は、入試には直結しません。
パズルは勉強の途中でリフレッシュのためにやるものだと考えます。

考えるための練習をしている暇があったら、実際にどんどん考えましょう。
その方が実戦的だと思いませんか?



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改めて、授業の受け方について

お宅のお子さんはどんなふうに授業を受けているのでしょう?
お子さんに塾の話を聞いたことはありますか?
塾の話をしたとしたらどんな話ですか?
「先生がこんな話をしたよ」っていう感じでしょうか?

授業中の話をしてください。
どんな問題があって、自分はどう答えたのか、まで話を聞いてあげてください。

今日は5年生の授業だったのですが、
ある問題を解説したら、それを参考にしながら次の問題を解くことを、こちらは期待するじゃないですか。
でも、多くの子どもたちの中では、問題は1題、1題独立しているようなのです。
だから、前の問題の考え方を利用して解ける問題でも、解けないということが多いようです。

もし、テキストを見ながら、授業の話をすれば、
お子さんがどんなふうに授業に参加しているかが分かるはずです。
問題演習をただ解くことに集中するか、
先生の話を参考にしつつ次の問題にチャレンジするかは大きな違いです。
先生は、ある問題を参考にして次の問題を考えることができる時は、
問題を細かく分けて解説をするはずです。
少なくとも私の場合はそうです。
だって、まとめて問題を解かせても、
関連問題ならば、まとめてできないか、まとめてできるかのどちらかになってしまい、
教育的効果が小さくなってしまうからです。

高い月謝を払い、貴重な時間を使って授業に参加しているのですから、
何か身に付けて帰った方が良いですよね。
先生は少しでも教育的効果が上がることを考えて、問題を解かせるはずです。
でも、先生が「○番解きましょう」と言っても、
自分のペースでどんどん先に解き進めるお子さんもいるのです。
それで、全部合っていればよいのですが、そうじゃない場合もあるじゃないですか。
というより、そうじゃない場合の方が多いじゃないですか。
そうだとしたら、先を急ぐばかりじゃなく、
1題、1題話を聞いてから、次の問題にチャレンジする方が良いのではないでしょうか。
お子さんたちは、そんな単純なことが分かっていません。

お子さんに授業中の様子を聞いてあげてください。
塾に任せっきりではいけません。
お子さんの成績に責任を持てるのは親御さんなのです。



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プリント、テスト類の整理の方法

プリント、テスト(以下プリント)は塾に通っていれば毎週のように来ますので、
初めのうちはファイリングしていたご家庭も、
一度さぼったことが原因で収拾がつかなくなり整理できなくなってしまった
ということが多いのではないでしょうか?

いくらしっかりした子でも小学生は小学生ですからプリントの管理はなかなか難しいですね。
必然的にプリントの管理は親の役目ということになります。
でも、親も暇ではありません。
色々やることがありますから、プリントを完璧に管理するのは困難です。
そこでプリントの管理は大雑把に段ボール箱ですることをお勧めします。

そして、プリントもテキストと同様繰り返し練習する必要があるので、
段ボール箱は2つ用意されると良いでしょう。

プリントは一通り復習したらどんどん段ボール箱に放り込んでしまいましょう。
復習していないものを放り込んではいけませんよ。
それをやると、段ボール箱がごみ箱になってしまいますから。

復習は1回では終わりませんよね。
学習内容を確実に身に付けるためには、
一度間違えた問題は時期を空けて繰り返し練習する必要があります。
1回でも間違えた問題は、その後復習で正解できても、間を空けて解き直してみると、
やはり間違えるということが多いのです。
そこで、まちがえた問題は、問題番号に赤で印(○でも×でも構いません)をつけてください。
ダンボール箱にたまったプリントは、下から取り出して印がついた問題を解き直しましょう。
解き直したら正誤の印をつけてダンボール箱の一番上に置きましょう。
解き直しが3回(場合によっては2回でも良いのですが定着率が変わってきます)連続で正解できたら、
そのプリントはもう1つの箱に移します。


空になったらどうするかを気にする人もいるのですが、
プリントはどんどん追加されますから、空になる心配(?)はありません。
空にできるもんならしてみろって感じです。

こうしてプリントを管理していくと、
管理自体が楽ですし、終わったプリントが山になって溜まっていきますから、
スランプに陥ったときや受験直前などには「自分はこれだけ顔晴ったんだ」という自信になります。

尚、他の教科も一緒に管理したいときには、
それぞれ紙袋に入れて、段ボール箱に放り込んでおけば良いでしょう。

参考にしてみてください。



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算数の苦手意識を克服するには

算数に苦手意識を持つお子さんの意識を変えるためには、点数をとれるようにしてあげるのが早道です。

じゃあ、どうしたら点数が取れるようになるのか?

それは沢山練習することです。
何を当たり前のことをと思われそうですが、何事であっても技量を上達させるためには経験と勘が大切です。
子どもたちによく言うのです。「私と君たちとの差は何か?それは経験の差だ。」
経験を積むことにより勘が鍛えられるとともに、観の力(解答までの道筋を見通す力)も身についてきます。

これを物量作戦と否定し、理解の大切さを強調する意見もありますが、私も理解の大切さは否定しません。
理解した上で大量の演習が必要だと言っているのです。理解の無い演習は無意味です。

ただ、算数に苦手意識を持つお子さんには、自信をつけさせることができる演習が必要です。
レベルを抑え、とりあえず達成感を持たせる。
テキストに載っているからといって、難度の高い問題にチャレンジしても、結局は解けませんから、
算数の苦手意識は取れません。
解ける問題をどんどんやらせましょう。

塾のテキストは一般的に易から難まで全部を取り込んだ欲張りなもので、
同じレベルの問題およびその類題が大量に載っているわけではないので、物足りないですね。
勿論、塾のテキストだけで平易な問題だけを大量にやらせることはできません。
そこで、その対策は必要になってくるでしょう。

自信がついたら、少しだけレベルを上げて、また演習です。

中難度の問題が解けるようになったらかなり自信がつきます。
この頃にはきっと苦手意識もほとんど消えていることでしょう。
自信がつけば、子どもは自分から問題を解くようになります。
自分から積極的に問題を解くようになれば、どんどん算数の力は付いていきます。

どんなことでもはじめの一歩が肝心です。
自信がつくように導いてやるのが良いですね。




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を勉強するときは、
低~中レベルの問題を使うと良いですね。

勉強は我慢してするものではありません。

昨日は家庭教師のお試しレッスン。
お子さんは、志望校までには成績がかなり不足していますが、
それよりも、我慢して勉強を続けているというのが問題であり、かわいそうな気がしました。

授業は分かってるつもりなんだけど全然成績は上がらない。
そんな状態でも我慢して塾に通い続ければ、いずれは成績も上がってくる、と信じて通塾し続けている。
個別指導にも通った。先生からのコメントもだんだん辛口になってくる。
志望校も変更するように言われてしまう。
その一方で、高いモチベーションがあるわけでもないから、熱心に勉強しているわけでもない。
復習も授業当日にきちんとできない。
親御さんは、入試まで100日に迫り、
お子さんの適性も考えずに塾を選んだこと、
塾に通わせていれば何とかなるだろうと考えていたことを反省している。

これじゃあ、楽しくありませんよね。幸せじゃありませんよね。
我慢してたって成績は上がりません。
勉強は楽しくやらなきゃ!

分かれば勉強って楽しいんですよ。
楽しくなかったら、楽しくなるようにするか、それともやめちゃうかのどちらかですよね。

入試本番まで100日に迫ったこの時期、6年生に受験をやめる決断をさせるのは難しいですね。
気持ちを合格に向けさせ、残された時間を思いっきり顔晴ってもらうしかないでしょう。

5年生のお子さんをお持ちのご家庭で、似たような状況にあるご家庭は、
本当に受験したいのかどうかを確認した方が良いですね。
本気で受験したいのなら、できるだけ早期に手を打ちましょう。
(昨日のお宅のお父さんも「もっと早く手を打っておけばよかった」っておっしゃっていました。)
本当は受験したくないのなら、今すぐやめましょう。
ほぼ確実に上にのべたのと同じような状況が待っています。
お子さんが「別にどっちでもいい…」って言ったらどうしましょう?
こういう場合って判断が難しいんですよね。
お友だちとの関係もあるし…。
でも、幸せな受験って、腹を括らなきゃできません。
中学受験って、皆がするからするっていうものでもありません。
惰性で通塾している場合、将来マイナスの方向に進む可能性は高いですね。
3年生、4年生では、「ママが行けって言うから塾に来てる」っていうお子さんも多いのですが、
5年生で惰性で通塾しているのは、かなりヤバいですよ。
私は、5年生ならば、自分で物事を決める練習っていうことで、これからのことを決めさせるのが良いと思いますが、みなさんはどう思われますか?



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もうすぐ「あと100日」だっていうのに…

6年生上位クラスの授業。

基本問題はまあできているようです。
ところが応用問題になったとたん全くできません。
応用問題の中でも基本的な問題を選んでいるのに…。
難度が上がるにつれてだんだんできなくなっていくのではなく、
ある難度を境に、突然できなくなっているのが今年の6年生上位クラスの特徴です。

2題ほどやってもほとんど正解者がいないので、
解説をやめて、ヒントを出しながら誘導をかけていくことにしました。


「速さを聞いてるんでしょ?速さは、道のり÷時間で出すよね。
でも、与えられている情報は道のりは120mだけで、これに対応する時間がないよね。
ということは、公式は使えないよね。じゃあ、どうしたらいい?」

「……」

「ほかに与えられている情報は、速さの比が20:1っていうことだよね。
進んだ時間はカメさんが3時間9分で、ウサちゃんが9分だよね。
じゃあ、どうしたらいい?
(道のりの比が分かるじゃねえかよ。120mは進んだ道のりの差なんだよ。気付けよぉ…。)」

「……」

「これくらいのことが分からないんじゃあ、受からないよ。」

「無理ですから、あきらめて解説しましょうよ。」

「(えーっ!?)」


こんな調子です。
この中には、御三家をはじめとする難関校を受験する予定の子もいるんですよ。
ちなみに、解説を要求したのは御三家の一つを受験する予定の子です(泣)。

「ダイヤグラム(進行グラフ)を描いても分からないときは、状況図を描いてみるの!」

今まで何度も言ってきているはずなのに、ダイヤグラムだけ書いてじっとしている子もいれば、
中には、問題番号だけ書いて、問題文をじっと見つめている子もいます。
一事が万事こんな調子です。
本当に上位クラスか?
彼らはいったいどうなってしまうんでしょう?



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参考書、問題集は複数用意した方が良いかも…

昨日紹介した斎藤一人さんの「自分さがしの旅」ですが、
朝、某大手書店を見ても置いてなくて、
都内の大手書店のホームページで在庫確認をしてもどこも置いてない。→???
一応昼過ぎに、朝覗いた書店に電話で在庫の確認をしたら、ありました。
早速行って購入。読みましたよ。
やっぱり一人さんの本は勉強になりますね。
受験生を持つ親御さんにも参考になるであろうということも書かれています。
親が未熟だっていう話とか、子育てに話だとかは参考になりますね。

今回の一人さんの3部作
「知らないと損する不思議な話」「変な人の書いた世の中のしくみ」「自分さがしの旅」
はどれもお勧めです。ぜひ手にとってご覧ください。

知らないと損する不思議な話知らないと損する不思議な話
(2012/09/21)
斎藤一人

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変な人の書いた世の中のしくみ変な人の書いた世の中のしくみ
(2012/10/17)
斎藤一人

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自分探しの旅自分探しの旅
(2012/10/20)
斎藤一人

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本を選ぶときに隅から隅まで参考になるかどうかを基準にしたらダメですよ。
1冊の本で何か一つ得られることがあれば、その本はあなたにとって有益な本です。

参考書、問題集選びも同じです。
参考書、問題集もなるべく多く用意しておく方が良いかもしれません。

本当は手を広げすぎないで、同じ問題を繰り返せば良いのです。
でも、1冊の参考書、問題集には同種の問題は多くは載ってはいません。
お子さんがある問題を身に付けるのに、
解説を聞いて理解できたと言うので、同じ問題をやってもらうと何とかできる。
でも、類題をやってもらうとやっぱりできない。
もう一度解説をして今度こそ本当に理解できたと言っても、
同じ問題ならできるんだけど、類題だとやっぱりできない。
お子さんが本当に理解するという状態が分からず、
自分が本当に理解できたかどうかが分かっていない場合ですね。
でも、こんな場合が意外と多いのです。
だから、同じ日に同じ問題を繰り返し解いてもあまり(全くではありません)効果はありません。
親御さんが数値替え問題を作るのもなかなか難しいですよね。
そうだったら、問題集も何冊か用意しておいて、必要なところをつまみ食い的に使えば良いですね
理想としては、3~4種類の参考書、問題集があると良いと思います。



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5年生のクラス

担当している5年生のクラス(一応上位です)は範囲のあるテストは何とか得点できるのですが、
範囲の無いテスト(実力テスト)は壊滅的です。
ここまでできないと笑ってしまいます。
その原因を推測するに、問題演習の量が足りないということに尽きます。
特に、その週の内容以外の内容についての演習が不足しています(というかきっとありません)。
目の前の内容が十分身に付かないということがないように全力で勉強に取り組まなければなりませんが、
もし十分身についていないのなら、
週が変わっても、身についていない内容は折を見て繰り返し練習しなければなりません。
でも、きっと彼らはやっていません。
後で自分が困ることになるということがきっと想像できないのでしょう(親御さんも含めて)。
塾には、その週に勉強した以外の内容を勉強するオプション講座もあるのですが、
それも参加者が少ないですね。
算数の成績を伸ばすためには繰り返し演習すること、
しかも、間を空けて定期的に確認することが必要です。

自分でそれができないのなら、オプション講座を選択するべきです。
本当は自らの意思で演習する方が身に着くのですが、
とりあえず、どんな形でも良いので問題演習する必要がありますね。

そんな中、今日は、オプション講座の授業で、いつも騒がしいお子さんが、何を思ったのか、
「今日は静かにやるね」と授業の最初に言ってきました。
真面目に取り組めばできる子なのですが、何分斑っ気がある子なので、
話半分で授業を始めましたが、何と授業終了までおしゃべりなしでした。
やっぱりやればできるんです。
そうすると、当然問題の進み方、理解の度合いも違います。
彼がいつもこうあってくれたら彼自身にも、クラス全体にも良い効果を与えることができるでしょうに…。




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一人さんの本第3弾

自分探しの旅自分探しの旅
(2012/10/20)
斎藤一人

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一人さんの新刊、3部作の最終巻です。
10月20日発売になっているけど、どこの本屋を探してもない。
アマゾンで注文するか、2~3日待って近所の本屋で買うか、迷ってます。
いずれにしろ早く手に入れて読まなきゃ。
心が弱っているとき、迷っているときは、一人さんの本は良い薬になります。
楽しみです~ぅ。



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成功者は皆同じか?

予想通りにならないことも大切な結果

これは山中伸弥教授が山中研究室のメンバーに言った言葉。

これって、エジソンが電球のフィラメントを探していたときに、
実験がうまくいかなかったことを失敗とは言わず、
この材料がフィラメントに向いていないことを発見した
と言ったことと同じですよね。
成功者はみんな同じことを考えるんでしょうか…。

お子さんがテストで上手くいかなかったときは、お子さんと一緒に、
テスト中を振り返って、なぜうまくいかなかったのかを考えてください。
たまたま上手くいくことはあっても、たまたま上手くいかないことはありません。
上手くいかない場合は必ず原因があります。
知識が足りなかったのか、慣れ(練習)が足りなかったのか、それともテストの受け方が悪かったのか、
どういうときに上手くいかなかったのかが分かれば、それを繰り返さなければいいのです。
原因を克服すればよいのです。
テストの点数を挙げる方法は実は単純です。
要は、それを強い意思で実行できるかどうかです。

ただそれだけなんです。



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Vision and Work

Vision and Work(長期的な目標を立てがむしゃらにやること)

これは、このたびノーベル医学・生理学賞を受賞された京都大学の山中伸弥教授に、
山中先生のアメリカ時代の恩師であるグラッドストーン研究所のロバート・メーリー名誉所長が、
科学者の成功の秘訣として贈った言葉だそうです。

5年生以下のお子さんをお持ちの親御さん!
どの塾も5年生の終わりまでに算数は一通り勉強します。
6年生は、5年生までに勉強した内容を繰り返し演習します。
お子さんが5年生の間に、6年生になってからの学習計画を立ててください。

学習内容は塾で決めてくれます。
親御さんはお子さんと話し合って、どの時期にどのレベルまで学習を進めるのか目標を立ててください。
あとはお子さんと親御さんが協力して、がむしゃらにその目標に向けて顔晴れば良いのです。

あと3か月で新年度です。3か月はあっという間です。早め早めに手を打ちましょう。
今から目標を立てておけば、
お子さんの気持ちが引き締まるなど思わぬ効果も期待できるかもしれませんよね。



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親の本気を伝えよう!

このブログは受験生本人ではなく、受験生の親御さんが読んでくださっていると思うので、
敢えてこんなタイトルにしてみました。

まもなく2月1日の東京入試まであと100日となります。
それでも依然として本気にならないお子さん、
本気にはなったつもりなんだけれども勉強量がとても本気とは思えないお子さんが多くいます。
お子さんに本気になってもらうために、親御さんの本気をお子さんに伝えましょう。

あなたは本当に○○中学に行きたい?
私はあなたのことを心から愛しているから、
あなたが本気で合格をしたいのなら、私も本気であなたの合格をバックアップします。
だから、あなたが本気で○○中学に合格したいのなら、あなたの本気を見せてください。


親御さんの本気は必ずお子さんにも伝わります。
みんなで本気になり、幸せな合格をつかみ取りましょう!
顔晴れ受験生!顔晴れお父さん!顔晴れお母さん!



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一人さんの新刊

斎藤一人さんの新刊です。
3部作の第2弾ということですが、金の帯に書いてあるように正に「決定版」です(下のイメージには帯は付いていません)。
今まで一人さんの本を読んだことがない方も、この本を読めば一人さんの言いたいことが少しわかるかもしれません。超お勧めです。

変な人の書いた世の中のしくみ変な人の書いた世の中のしくみ
(2012/10/17)
斎藤一人

商品詳細を見る


「いいかい?しあわせになろうとしちゃダメなんだよ。今、しあわせだと思うの。それでしあわせな人間として出かけていくの。満足っていうのは今、満足なの。しあわせっていうのは、外に探し求めるもんじゃないの。なるものなんです。」(同書147~148頁)

本当の「幸せな受験」「幸せな合格」のヒントはここにあるのかもしれません。



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今日の一場面

6年生の下位クラスです。
下位クラスは、まだまだ自覚が足りません。
とても3か月後に本番の入試を控えているようには見えません。

子どもたちがそんな状態だと、叱ったり、怒ったりしても仕方ないのは分かっているのに、
ついつい命令口調になってしまします。
「いい加減におしゃべりやめろ!」「うるさい!」「問題解け!」などなど。
私自身の修行という観点からすれば、命令などせずに、
子どもたちの自覚を引き出すことができるように努力しなければならないはずなのに…。

でも、現状では、少し怖い顔をしないと問題に取り組もうとしません。
私 「私に命令口調で言わせるなよ!」
生徒「じゃあ、言わなきゃいいじゃないかよ!」
私 「お前、もう帰って良いよ!」
って、ちょっと怒ったような顔を見せると流石に黙って問題をやり始めます。
でも、怒ったような顔を見せるのは本意ではないのです(ちょっと自己嫌悪…)。
もうちょっとやり方ないのかなぁ…。

下位クラスは、テキストの問題ばかりをやらせてもできないのは分かっているので、
ちょっと気分を変えるために途中プリントをやらせたりしています。
プリントは、単位換算と一行題が中心です。
今までずーっとまともに勉強してこなかった子どもたちには難しいのは分かっています。
でも、できないくせに、解説をしても、聞いていない子が何人もいます。
単位換算のプリントをやり、解説をした後で、ショックを与えるために、
同じプリントをやらせてみました。
生徒「同じやつじゃん。」
私 「いいでしょ。」
生徒「そう来るか。」
同じプリントなのに2回続けて0/10という子もいました。
解説を聞いても分からないのでしょう。
いつもおしゃべりをしている子です。
でも、流石に0/10が2回続いたらショックだったようで、
その次にやったプリントは1/10でした。
全然お話にならない点数ですが、まあ、一歩前進ということで今回は良しとしましょう。



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「期待しない」と「褒める」(樹木希林さんの話で思ったこと)

けさのNHK「あさイチ」プレミアムトークのゲストは樹木希林さん。
彼女の基本的なライフスタイルは「気にしない」。
だから、他人に対して「期待しない」。その一方で「褒める」ことは忘れない。
この二つはちょっと矛盾するみたいだけど、子どもの指導もおなじかな、と思いました。

「期待しない」

教育熱心な親御さんほどお子さんに口うるさく「勉強しなさい」を連発する傾向があります。
お子さんにより良い教育環境を与えてあげたいから、お子さんにとってその方が幸せだと思うから、
そうなるのだと思います(私も人の親だから良く分かります)。
そこには海よりも深い愛情、期待があります。

でも、多くのお子さんは親の愛情、期待に応える気もなく、
ひょっとすると愛情、期待の存在も知らず、テキトーに勉強をしています。
中には全くしていないお子さんもいますね。
親御さんはイライラしますから、
口うるさく言ってしまいますし、叱ったり、時には怒ったりしてしまいます。
でも、勉強しないお子さんは、それでも勉強しません。
というか、かえって逆効果になることもあります。

親御さんが考え方を変えることはできませんか?
世間的に良い学校、偏差値の高い学校に入ることだけが幸せではありません。
学校は、そのお子さんにとってベストな学校が与えられます。
必要を感じればお子さんも勉強を始めます。
どのお子さんもバカではありません。信じてあげましょう。
中には、お子さんの教育につぎ込んだお金と入学する学校との関係で
コストパフォーマンスを考える親御さんもいらっしゃいますが、
教育の問題はコストパフォーマンスの問題ではありません。
幸せとコストパフォーマンスとは関係ないのです。

また、無理矢理でもなんでもやれば効果が現れるという意見の方もいらっしゃるかと思いますが、
私はそうは思いません。
お子さん本人がその気になって楽しくやらなければ適正な効果は現れないと思います。
何事も楽しくやらなければ身にならないじゃありませんか。

お子さんとは一歩距離を取って「期待しない」を実践してみませんか?
意外と何とかなるものですよ。

「褒める」

そのかわり、勉強をやらなかったお子さんが勉強を始めたら思いっきり褒めてあげてください。
「あなたが勉強を始めてくれて、お母さんはとっても嬉しい」という気持ちを伝えてください。
お子さんは、お母さんが喜ぶことやろうとします。
テスト、過去問で良い点を取ったときは、更に嬉しがって褒めてあげましょう。
お子さんも良い点を取ることに嬉しさを感じるはずです。

ここで注意すべきことは、
普段口うるさく言っていて、良い点を取ったときだけ喜ぶ、というふうにしていると、
ときにインチキをして良い点を取ろうとするお子さんが現れる
ということです。
昔、指導していたお子さんで
「お母さんが怖いからずっとカンニングをしていた」というお子さんがいました。
結局第3志望の学校に滑り込んだのですが、今思うとかわいそうなお子さんですし、
とても幸せとは言えない親子だったと思います。

「期待しない」と「褒める」を上手く使うことができたら、とっても幸せになれると思いますよ。
試してみませんか?




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折角家庭教師をつけても…

6年生のA君は塾へ行く日以外は毎日、各教科の家庭教師がついています。
今日も2時間算数の指導をしてきましたが、
宿題の入試問題はとりあえず解いてはあるものの、50分の制限時間が終わったらその時点で終了。
私は時間をオーバーしても一通りやってから採点をするように指示しているおいたのですが、
最後の問題は手をつけていませんでした。
採点も○付けをするだけで、解説も読んでいませんでした。
そうなると、分からない問題の解説をしても仕方ありませんから、
レッスンは問題の解き直しから始まることになります。
当然進みは遅く全部は終わりませんでした。

毎日塾か家庭教師のレッスンがあるのですから仕方ないという考えもあるかもしれません。
しかし、復習しなければ勉強は身につきません。
過去問をやったらすぐ復習、家庭教師のレッスンが終わったらそれもすぐ復習です。

過去問の復習は毎日予定が詰まっていて時間が取れないのなら、隙間時間でやるしかないでしょう。
そうでないと、折角家庭教師をつけても十分な効果を上げることはできません。

もし、自分で復習をするのが難しいのなら、家庭教師のレッスンの時間を増やすしかないですね。

6年生のBさんも毎日のように各教科の家庭教師のレッスンを受けています。
スタートが遅くて勉強の仕方が分からないということもあり、
算数だけでも週3コマ(6時間)のレッスンが入っています。
これくらい時間をとれば家庭教師のレッスン時間だけでも何とかなるかもしれません。
もちろん、だからといってBさんは復習をする必要はないというわけではありません。
学習内容を身に付けるためにはやはり復習が不可欠です。
ただ、レッスンの時間が長ければ、ゆっくり指導することができるということです。

家庭教師は1回2時間の指導が通常です。
予習(過去問の解説読み込み)、復習(レッスン後の解き直し)をしっかりやってください。
折角付けた家庭教師、先生側も生徒側も効果が上がった方が幸せですからね。



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小6早生まれ男子の母 様

拍手コメントありがとうございます。感謝します。

お母様のお言葉、共感いたします。
安心感を与える言葉は力になります。

「絶対大丈夫!」は無敵の呪文!魔法の言葉です。
ちょっと前にやっていたアニメ「カードキャプターさくら」でも主人公の桜ちゃんが言っていましたよね。
本当に絶対大丈夫!何とかなります!

何でも質問すりゃあ良いってもんじゃないよ!

分からないことは質問しましょう。
でも、何でもかんでも質問すればいいってもんじゃありません。
どんどん質問して良いのは中位以下のお子さんだけです。
上位者は易々と質問してはいけません。
パターン問題を質問するのは論外ですし、
応用問題を質問するのは思考停止を意味します。
上位者、特に御三家を狙うお子さんは、
解説を見て自分で解決できなければいけません。
解説の意味が分からないということは理解力、思考力が足りないということです。
御三家狙いなら自分で解決してください。
本気になればできるはずです。



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やっぱり親が見守らないと…

今回の4年生のテストの結果があまり芳しくありませんでした。

私は基本的には4年生のテストには結果を求めません。
4年生の算数の目標は算数を好きになることだからです。

でも、点数が取れるに越したことはありません。

現在担当している4年生のクラスは、おしゃべりもあまり多くなく、
話も良く聞いてくれて、問題演習も一生懸命やってくれます。
それだけに点数が出ないと、考えてしまうんです。
家庭学習はちゃんとできているんだろうか?
「みなさん、お家で問題の解き直しをしていますか?している人?」と尋ねると、
「は~い」とほとんどのお子さんが手を挙げてくれました。
まあ、雰囲気で手を挙げてしまったお子さんもいるのでしょうが、
多くのお子さんはやってくれているんだと思います。

じゃあ、どうして結果が出ないか?

考えられるのは、やり方です。
いくらまじめなお子さんが多いとは言っても、そこは4年生です。
やり方がこちらの理想とは隔たりがあるんでしょう。
だから、お子さんにしっかりやってもらうためには、
どうしてもお子さんの勉強を見守ってあげる必要があります。

そして、それは親御さんの役目です。
お仕事の関係でそれが難しいのなら、家庭教師の先生を頼みましょう。

以前、先取り学習について書いたことがありましたが、
大手塾の授業だけでも、毎回の学習内容を100%確実に身に付けていけば、
先取り学習をしなくても、少しずつリードを広げていくことができます。

ただ、お子さんだけで学習内容を100%身に付けていくことは難しいので、
親御さんが見守る必要があるのです。

ここで言う「見守る」というのは、「見張る」のとは違います。
見守ることは愛情を注ぐことです。
お子さんに思いっきり愛情を注いであげてください。



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偏差値の信頼度は?

偏差値って受験校を決める時の大きな指針になりますよね。
でも、合格可能性ってどうやって判断するんでしょう?

例えば、受験者を偏差値順に並べて、その合否の結果を並べたときに次のようになったとします。

○×○○○|○××○○|○○○○○|○○○×○|××○○×|……

この場合、合格率80%ラインってどこでしょう?

合格率80%って、この偏差値を取れば80%以上の人が合格しているっていうラインですよね。
上の例では、5位の人までの結果をみると、5人中4人が合格していますから、
5位の人の偏差値が80%ラインになるんでしょうか?(2位の人までだと50%だけど…。)
6位の人が○ですから、6位の人の偏差値でも合格率は80%を超えていますよね。
でも、その後×が2人続きますから、8位の人までの合格率をみると、5/8ですから62.5%です。
しかし、もう少し先まで見ると、15位の人までで12/15で再び80%になり、
その次の3人が連続で○ですから、合格率はどんどん上がっていきます。
こんな事例だったら、どこを80%ラインにするのでしょう?

25年以上塾の仕事をしてきても、データの整理の仕事はしたことがないので、その決め方は分かりません。
ただ、聞くところによると、ある塾では、10何年か前までは、
糊とピンセットで学校名を書いた紙を偏差値表に手で貼っていたそうです。
当然、そこには何らかの判断が働くわけで、
そうだとすると、偏差値表は結果ではなく、評価だということになってしまいます。

今は例として80%ラインを考えましたが、それは50%ラインでも同じです。
塾業界では、50%ラインを越えていたら強気で攻める、
50%ラインに達していなかったらあきらめる、というのが一般的な考えだと思いますが、
そのライン自体が偏差値表の作成者の主観によってきめられているとしたらどうですか?

私はと言えば、あまり偏差値表は見ません。
偏差値より授業中の様子から受ける勘の方が信頼できると思っているからです。
だから、偏差値表にあまり興味がないのです。
前年度の結果偏差値表は前年度の受験生の結果であり、
今年度の受験生については、百歩譲っても参考程度にしかなりません。
今年度の予想偏差値表は、あくまでも予想です。
データのもとになるテスト自体が、
子どもたちが受験する学校の問題とは出題形式も出題分野も違いますから、
これもまた参考程度にしかなりません。
しかも、そのテストの受験生だって、前年度と今年度とではレベルが違う可能性があるのです。

偏差値表って参考程度のものだと考えた方が良いのではないでしょうか?

一番信頼できるのは過去問演習の結果です。
次に信頼できるのは、学校別に行われる形式、分野、難易度がそっくりな模試です
(条件を満たすものがほとんどないのが厳しいところです)。
そこでインチキをしたり、手抜きをしたりしたら正確な判断はできません。
そういったものを有効に活用しましょう。

でも、何よりも大切なのは、お子さんの本気です。最後まであきらめない顔晴りです。



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死ぬ気で勉強するぞ!

そろそろ各塾では受験校決定のための面談が行われ始めている頃でしょうか?

面談が終わって弱気になっていませんか?
塾の関係者は最悪の場合を想定して話をします。
多くの場合、あなたやお子さんが幸せになるかどうかは基準にはなっていません。
ショックなことを言われたのなら見返してやりましょう。

お子さんは志望校の受験でスラスラ答案を書いている自分を想像できますか?
合格発表を見て喜んでいる自分を想像できるでしょうか?
できなければ可能性はないですね。
想像もできないことは現実化できませんから。
想像できるのならまだ可能性はありますよ。

死ぬ気で勉強しましょう。
「死んだらどうする?」っていう子もいますけど、大丈夫!
勉強しすぎて死んだ人はいません。死ぬ前に倒れます。倒れたら休めばいいんです。
悔しかったら、倒れるまで勉強してください。




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あなたの本気度は?

あなたは本気で勉強していますか?
どのくらい本気で勉強していますか?

過去問は徹底的に考えろ!時間をオーバーしても良いから考えろ!
点数は時間内とオーバーした分も入れて両方つけろ!


こんな指示をしていますが、時間をオーバーしても考えている子が少ないのです。
空欄が多い子に、「これはどうしても分からなかったの?」と尋ねると、
「時間が足りなかったので…」(違うだろ!)と答えます。
過去問は誰のために解いているの?

たまに質問に来る子がいたとき、「どこが分からないの?」と聞くと、「この問題。」
「そうじゃなくて解説のどこが分からないの?」「…。」
解説読めよ!

先日も教室のトップの子が質問にきました。
「解説何回読んでも分かりません。」
一緒に解説を読んでいくと「分かりました」だって。
甘えてるんじゃないよ!お前トップだろ?エースだろ?
軽々と「分かりません」なんて言うんじゃないよ!分からなければ、分析的に一語一語読んでいけよ!

合格したければ自分に厳しくしよう!
誰かが合格させてくれるなんて幻想を抱くのはやめよう!
君には志望校に合格する力がある!
力があるから、その学校に行きたいと思ったんだ!

その力を引き出すんだ!
本気の努力がその力を引き出すんだ!
簡単にあきらめるな!
できる!絶対出来る!君なら絶対できるぞ!




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学習量は減っていないでしょうね?

10月中旬です。過去問演習が始まってから1か月半が経過したところです。

過去問演習が始まってから、他のどの勉強よりも過去問演習を優先するように指示しました。
ただし、テキストの復習や補助教材についても隙間時間でやるように指示しています。
特に、授業の復習については隙間時間という制限は付けてはいますが、しっかりやることです。
見たことはあるけれども解き方は忘れてしまったということがないようにです。

あるお母さんから「子どもの勉強の時間も量も減っている気がする」という相談がありました。
過去問はある程度時間が決まっていますが、隙間時間を使う学習については見えにくいものです。
それだけに手を抜こうと思えばいくらでも手を抜ける部分です。
でも、学習量が減れば、成績は安定しないどころか落ちてきます。
学習量を確保するよう努力してください。こちらは勉強量を減らせとは指示していません。

過去問については、どのくらいの量をどのくらいの期間でやるのか、
そして、演習した過去問については提出してチェックを受けるように指示してあります。
でも、過去問の提出の量が少ないのです。
このままでは必要な演習量は確保できません。
1週間に1度も提出しない子はざらにいます。中には2週間1度も提出しない子も…。

でも、考えてみれば、それがその子の能力です。
受験に必要な能力とは、努力できる能力です。
問題を解く能力、点数を取る能力ではありません。
その子の努力できる能力に応じて、その子にふさわしい学校が与えられるのです。
本当に入りたい志望校があるのなら、そして、まだそれとの距離があるのなら、
今こそ努力してください。
君の本気を見せてください
今、再び言います。勉強できることはそれだけで幸せです。
勉強させてもらえることに感謝し、全力で努力してください。
努力の向こうには、必ず輝かしい未来が待っています。


「いいかい、清川君。素質と才能は違うんだ。この世の中には、素質があるヤツなんて、実は大勢いる。河原の石ころくらいごろごろしている。才能とは、素質を磨く能力だ。素質と才能、このふたつを持ち合わせている人間は少ない。素質と才能の違い、それは努力する能力の差なんだよ」 (海堂尊「ひかりの剣」76頁(文藝春秋))



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4教科のバランス

塾の子どもたちの成績を見ていると、4教科全てで高偏差値を取っているお子さんはほとんどいませんね。
3教科は高レベルだけれども、1教科だけ中レベルというお子さんがわずかにいるだけです。
お宅のお子さんはいかがですか?

「うちの子は文系だから…」みたいな発言はよく聞きますが、
じゃあ、国社が良いかというと、意外と国理が良かったりするお子さんもいますね。
教科の特性なんてありません。結局、先生との相性かな?なんて考えることもあります。

また、算数は理系教科ではありません。完全なる文系教科です。
問題の意味を正確に理解することができて、その後、論理的に考えることができれば、確実に得点できます。
ですから、国語で得点できるお子さんは、算数でも得点できます。

もっと言ってしまえば、勉強の仕方のポイントはどの教科も変わらないのですから、
得意教科があれば、他の教科も得意教科と同じように勉強すればよいのです。
本当に頭が良いとこちらに感じさせるお子さんは、どの教科もできますよ。
そういうお子さんは、全部自分の頭で考え、納得しています。
説明も自分の言葉でします。
ある教科ができるお子さんは、他の教科も確実にできるようになるのです。

理解、納得できないことは使えません。
暗記だけに頼ってはいけません。理解を伴う記憶が重要です。
だたし、記憶が導く理解というものもあるので暗記が全く無駄というわけでもありません。

本当はソクラテス・メソッド(対話形式)をつかった授業が良いのでしょうね。
できれば1対1の…。
まあ、これは家庭教師でしかできないことですし、効果が表れるまでに時間がかかりますから、
時間的に余裕がある場合、ご家庭の理解をいただける場合でないと無理なんですがね。


塾では、これを意識しながら授業に参加するしかないですね。
理解中心を意識してください。ノート中心ではありません。
ちゃんと分かっていれば再現は可能です。
頼るべきは自分の頭です。ノートではありません。



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プロフィール

新鮮太郎

Author:新鮮太郎
プロフェッショナル家庭教師にして中学受験進学塾講師

指導歴 30年以上

指導教科 中学受験算数

家庭教師
生徒さん募集中です。
知識、思考方法、勉強の仕方など、単純に点数を取るだけでなく、生きる力につながる指導をいたします。
短期、長期いずれの指導依頼もお受けいたします。
一緒に志望校合格を勝ち取りましょう。
リンク先にある「筑駒、開成、麻布、桜蔭など超難関中学合格講座|幸せな合格研究所」をご覧になり、お問い合わせください。
お問い合わせは、下記のメールフォーム、あるいは、私のメールアドレスのいずれにいただいても結構です。

よろしくお願い申し上げます。

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