Flute Quartets Op.22
Viotti, G.B.
Brilliant Classics
2020-04-03


ジョバンニ・バッティスタ・ヴィオッティ(Giovanni Battista viotti)は1755年サルデーニャ王国サヴォイア州フォンタネット・ポー生まれのヴァイオリニ スト、作曲家。ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾであるヴィオッティは、当然ヴァイオリン協奏曲が代表曲だが、フルート四重奏曲もある。

この新録音では、フルート奏者のステファノ ・パリーノに加え、彼の兄でヴィオ ツティのエキスパートであるヴァイオリニストのフランチェスコ・パリーノ、そ してヴィオッティ弦楽四重奏団として、この作曲家の全作品をブリリアントクラシックに録音した。

哀愁感のあるメロディは作曲者がイタリア人であることを思い出させるに十分。それでいて古典派のギャラントな趣があり、イタリア・バロック時代から古典派の音楽に変わっていることが分かる。高い緊張感で畳みかけるような迫力はないが、美しいメロディと哀愁のある雰囲気で結構楽しめる音楽だ。

ジョヴァンニ•バッティスタ・ヴィオッティ(1755~1824)は、タルティーニとパガニーニの間の時代のイタリアを代表するヴァイオリンの名手。1782年にパリに移住し、フランス・ヴァイオリン流派の創始者といわれるほど影響力のある教師となったが、1792年にロンドンに移り、サロモンの演奏会にソリストとして出演し、ハイドンとの親交を深めながら、生涯をそこで過ごすことになる。

作品22の3つのフルート四重奏曲は、ヴィオッティがこの奏者の組み合わせのために作曲した唯一の作品で、アマチュアとプロの奏者を対象とした室内楽のジャンルに属している。

ヴィオッティがロンドンでの演奏活動からほぼ引退し、作曲と興行師やワイン の輸入業に専念していた1802年から6年にかけての作品と思われる。そのため、これらの作品の雰囲気は、演奏者にも聴き手にも緊張を要求しない気楽なも のであり、指導の前に喜びを与えるように作られている。

1番と3番の第2楽章は、外側の2つのセクションをつなぐ短いブリッジであるのに対し、2番ではシンプルなメヌエットの形をとり、その後に短調のトリオ が続き、トリオ全体の中で最も調和のとれた驚くべきパッセージとなっている。

演奏はイタリアのヴィオッティ・カルテットで、その名の由来であるジョヴァン 二•バティスタ・ヴィオッティへの印象的なオマージュを捧げている。彼らはすでにブリリアント・クラシックスにヴィオッティの弦楽四重奏曲全集を録音し、成功を収めている。
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