山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2022年07月

「丹三郎」の酒と蕎麦前と蕎麦に堪能したら、古里駅へブラブラと戻る。位置的な関係から、呑みと喰いが先になってしまったので、これから汗を流すことになる。コロナ禍以前だと、青梅線に乗って終点の立川で下車し「梅の湯」か「高砂湯」という流れが定番だったが、まだ世の中はそこまで戻っていない。
ということで途中下車が面倒だけど、河辺駅前の「梅の湯」へ行くことにした。その手前、青梅駅で乗り換えるので余計面倒だが仕方がない。青梅駅には「かんぽの宿」(たしか今は身売りして「亀の井ホテル」に変わっているはず)があるが、駅からかなり離れているのが玉に瑕。行きは下りなので良いが、帰りは(湯上りビールを呑めば益々)歩いて戻りたくない感じ。それにひきかえ「梅の湯」は、河辺駅を降りればもう目の前である。
河辺タウンビルBの5階が受付と食事処、6階に風呂場があるというスタイル。以前は、5階に立ち吞みコーナーがあったが、不評だったのか無くなった。受付を済ませたら、階段で6階へ移動。脱衣所は思った以上に客がいた。かなり賑わっている。
洗い場はそうでも無かったが、数ある露天風呂は何処も先客がいて入り辛い感じ。なので外へ出るのはヤメにして内湯に浸かる。ついでに「寝ころび湯」にも漬かったが、何となく落ち着かないので出ることにした。我ながら滞在時間はいつも通りに短い。
さっぱりしたらまた5階へ戻り、今度は食事処へ。こちらは一転、ガラガラ状態。時間が中途半端なせいもあるだろうが、これでは商売にならないだろう。ともあれ、生ビール(中ジョッキ540円)を注文。そういえば、前回はコロナ禍第1波明けに来て、結構、長居したのだった。でも今日は皆直ぐに、そのまま帰るとのことで、小生もビールを呑み干したところで立ち上がった。

43 河辺駅前のここで汗を流す。
44 やっぱり湯上りビール。
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久しぶりに「丹三郎」へ行ってみたくなったので、鉄五郎新道と抱き合わせたプランを立ててみた。と云っても、昼頃に「丹三郎」へ下りてくるにはこの程度の行程しか無理で、余り選択の余地はない。勿論、鉄五郎新道となればイワウチワが目当て。でもこの時期でなくても、例えば5月ぐらいになれば、大塚山界隈はヤマツツジが良く咲いていて、なかなか良いところ。その割にハイカーが少ない。
鉄五郎新道は今回も、殆どハイカーと巡り合うことはなく静かだった(山行記録はこちら)。しかし恐らくは、イワウチワにはちょっと早かったせいだ。咲いていたのは、ほんのひと株かふた株。温暖化傾向が進んでいるせいで、今年は4月にならなくても咲いているのでは、と思ったが流石にそこまでではなかった。
ともあれ、大塚山に着いてしまえば、もうあとは下るだけ。予定より早過ぎたので途中で余計に休んでも、正午には「丹三郎」についてしまった。前回からもう7年ぶりでも、佇まいはちっとも変わらない。予約を入れていたものの、ここは直ぐには入れない。しばし、庭を眺めながら待つ。
やがて我々が通されたのは母屋ではなく、離れの一室。姦しい輩にはここが丁度良い、と思われたのかも知れない。でもこちらにとっても、隔離病棟は好都合である。なにはともあれ、生ビール(エビス、800円)で乾杯。料理のメニューは色紙になっている。生わさび以外、全部頼んだ。
先ずは川海老唐揚げ(800円)が到着。続いてフキノトウの天ぷら(800円)、稚鮎の天ぷら(800円)、マイタケの天ぷら(800円)とやって来る。もう日本酒に切り替える。ここは地酒、澤乃井大辛口(1,000円)をいただく。相変わらずのキレ味だ。暫し、天ぷらを突きながら酒をやる。
そして締めはせいろ。久しぶりに手繰ったが、相変わらずの喉越し。そしてこの雰囲気。7年も空けてしまったのは明らかに失敗だ。

01 今日は青梅線。
02 古里駅。山から下りるまでに雨は降らずに済むか?
04 越沢出合付近。
05 支尾根を登る。
06 暫くはトラバース径。
07 気温は高め。
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09 この下は断崖。
10 記念撮影。
11 この下が越沢バットレス。
12 尾てい骨が疼きます。
15 左側はずっと植林。
16 小さな岩峰を乗り越える。
17 馬酔木が咲いていた。
18 コイワカガミ発見。
20 そもそも株が少ない。
21 ひたすら登る。
22 広沢山に到着。
25 大塚山に到着。
28 早過ぎるので時間調整。
30 駐車場には車がいっぱい。
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32 母屋。
33 ただいま満席。
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34 わさび以外、全部いただきます。
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35 いただきます。
36 川海老唐揚げ。
37 ふきのとうの天ぷら。春だね。
38 稚鮎唐揚げ。
39 舞茸天ぷら。
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40 締めはこれ。
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41 寛ぎました。
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新橋駅界隈にはそれこそ数多の店があるが、場所柄、居酒屋が多い。華やかな夜とは裏腹に、新橋の居酒屋は、一般的には昼は開いていない、と思っていた。なにせ終電近くまでやっているのだから、翌日、昼に営業再開するにはしんどいはずだ。ところが久しぶりに新橋へ来るようになって、開いている店が結構あると気が付いた。
多少大きな店であれば、夜と昼で同じ従業員でなくとも営業は可能か・・・。でも世の中、色々考える人はいるようで、夜と昼で違う事業者が、ひとつの店をシェアするスタイルもあると、テレビか何かで知った。二毛作、というらしい。云い得て妙だ。そんな店もあるんだ~、と何となく聞き流していたが、偶々新橋を歩いていて、そんな店に遭遇することになった。
通りから見上げると「まぜそば はなび」という看板があった。「まぜそば」は食べたことが無かったので、入ってみようと階段を上がると、そこには店がひとつだけ、しかも居酒屋「紅とん」の看板。「紅とん」と云えば居酒屋。店を間違えたかと思ったが、よく見ると「はなび」という看板もあるし、店員が「いらっしゃませー!」というので入ることにした。なる程、ここが二毛作の店か。
店内は居酒屋そのものな雰囲気、先客は疎ら。メニューを眺めると、出す料理は基本的にまぜそば一択。これに色々なトッピングが出来る様になっている。選んだのはスタンダードな「台湾まぜそば」(890円)を注文。「にんにくはどうしましょう?」と聞かれたが、仕事中なので「要りません」と自粛。
出て来た丼には、麺にニラとか鯖節粉、ネギ、ピリ辛肉みそ、卵の黄身、刻み海苔が載っている。汁は無く、既に麺に絡んでいる様子。味わいは見た目通りで、台湾風な味付けではない(強いて云えば肉みそが台湾っぽいか)。でも、まあ美味い。今日の今日まで知らなかったが、名古屋発祥の人気「名古屋めし」らしい。それはともかく、にんにくを入れて喰ってみたかった。今度、午後半休を取って行ってみるか。

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また、「キッチン岡田」に入る機会がやってきた。前回からもう3ヶ月。春分の日が過ぎたというのに、今日は昼になっても極寒な日。そのせいで大規模停電の恐れがあると、朝から岸田総理が異例のメッセージ。この季節で電力不足ということ自体、かなり異例ではないか。
カーボンニュートラルが持て囃される昨今、原発が殆ど再稼働できないのに、石炭が忌み嫌われる時代、その一方でそんなことはお構いなしに家庭ではオール電化が一般化するという、かなり歪な世の中になっているが故のことだ。いっぺん、ホントに大規模停電が起これば、皆、ちょっと目を覚ます、というか文字通り冷水を浴びることだろう。
それはともあれ、寒いのであまり遠くまで歩きたくないのは間違いない。それに万一、停電が起こるとしたら尚更だ。外へ出てみるとなんと霙が降っている。寒い筈だ。手近なところで空いていないかと左右を見ながら歩いていると、「キッチン岡田」の前。立って待っている人が居ないので空いている様だと中へ入る。
有難いことに先客は3人だけ、しかも皆さん既に食事中。ということは、マスターの手は殆ど空いていて、直ぐに注文を入れてくれるということだ。今日の日替わり(650円)はメンチカツとビーフシチュー。申し分ない。早速注文する。
思った通り、間もなくビーフシチュー、メンチカツ、ライス、スープの順に出てくる。前回でもそうだったが、ここのビーフシチューはデミグラスソースではない。この店ならではの個性的な味。ビーフシチュー、メンチカツ、スープは何れも熱々。極寒の日には何ともうれしかった。

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祝日の月曜日。久しぶりにランチを喰いに上野へ出てみることにした。目当ての店は、2年ほど前の年の瀬にも入った、カミさんも小生もお気に入りのフレンチ「コーダリー」。その時は随分寒い日で風が冷たかったが、今日は春分の日なので良い陽気。暑さ寒さも彼岸まで、とはよく云ったものだ。
不忍池に沿っていくと、「伊豆榮本店」には結構客が群がっている。最近、鰻を喰っていないなと気が付く。「伊豆榮 不忍亭」の方はそうでもない。「コーダリー」に予約を入れていなければ、こっちに入っても良さそうだ。一方、野外ステージは何やら賑やか。AKBとかが居そうな感じだ(たぶんそんなことは無いだろうけど)。旧岩崎邸庭園を掠めて裏通りに入ると、もう「コーダリー」は目の前。
開店時間には若干早かったが入れてくれた。勿論、一番客。静かで良い感じ。食前酒はプレミアム・モルツ。カミさんはシャンパン。小生も直ぐにシャンパンを追従。前回と同様、オーナー・ソムリエのサービスがなんとも小気味イイ。見ているだけでも気持ちイイ。
最初に出て来たのはなんと、ブリオッシュハンバーガー。かなり小さめなので、自然とキムタク風な喰い方(上は人差し指と中指の2本、下は勿論親指1本で、口に対して直角に保持)になる。中身はビーフとフォアグラ。やっぱり、美味い。
二皿目は丸ごとトマトのジュレサラダ。その下と上に乗っているのもあれこれ説明があったが、瞬間、忘れた。今度は音声レコーダーが必要か。でもとにかく、味付けも香り付けも上品で美味い。3皿目はスープ。出て来たのは菊芋のポタージュ。この頃何かと菊芋を食すことが多いので、それ程驚かないが、ともかく滑らかさが凄いのに、香りはしっかり菊芋だ。
メインの魚はスズキのポワレ。皮のカリカリさがイイ感じである。肉は、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。最後のスイーツは2種類出て来たが、しっかり両方とも喰った。ともかく全てクオリティが高いので、4,200円(税別)はお得感たっぷりである。

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新潟発15時10分の「とき328号」は、大宮駅に16時35分に到着。この頃だいぶ日が長くなってきたので、まだ十分に明るい。齢を重ねるごとに、日が長くなるのは嬉しく感じるようになるのは世の習い。逆に短くなると何となく気が重くなり、今日は帰ろうか?ということにもなりかねない。ということで、ちょっとウキウキ気分で駅を出る。
未だ何となく(若者が燥いでいるイメージが色濃い)南銀通りには足を向け難い感じだし、このところ「いづみや」ばかりだったので、今日はすずらん通りへ足を向けた。それなりに客は行き交っているが、まだひと頃の活気には程遠いようだ。
「焼鳥日高」はちょっとチープな感じなので通り過ぎ、「アカマル屋鮮魚店」とかはつい先日入ったばかりのような気がするし、「順順餃子酒場」に入るほど腹は減っていないし、あれっ、「大宮ワイン倶楽部」は見当たらないな(実は後で調べてみるとはもう閉業していた)、等と思いながらさらに東へ進むと、「だん家」があった。この店は「東京国際フォーラム」の傍にもあって入ったことがあったな、久しぶりに入ってみようか、という気持ちになった。
店内は思いの外、ガラガラ、若いカップルがひと組だけだった。ひと昔であれば客がいない店はかえって入り難かったが、今はウェルカムな感じだ。早速、奥のテーブル席に座り、ジムビーム・ハイボール(242円)を注文。何だかやけに安いが、その分、薄い感じもする。
つまみは、厚切りハムとエリンギ炒め(473円)、えびとキノコのアヒージョ(418円)、豆腐とアボカドグラタン(429円)を頼んでみた。ちょっと洒落ていて、何れもポーションが小さめなのは、2軒目の店としては丁度いい。今後はもっと、贔屓にしたい。

118 やっぱり大宮で途中下車。
119 洋風居酒屋「だん家」で。
120 厚切りハムとエリンギ炒め。
121 エビときのこのアヒージョ。
122 豆腐とアボカドのタルタルグラタン。意外と美味。
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123 意外と空いていました。その理由は・・・

「沼垂ビール」を堪能した後、店の外へ出ると店の看板には「発酵の町」という文言と共に、古風な女性の顔が描かれている。いったいこれは誰?と思ってしまう。調べてみれば「小唄勝太郎」という昭和初期の歌手。いわゆる我々の親の世代に人気だったスターなので、知らなくても全く不思議はない。
日本橋霞町(今の人形町辺り)で芸者をしているうちに、歌手として名が売れるようになったとのこと。戦前は超売れっ子歌手だったらしい。この「勝太郎」が生まれたのがここ、沼垂町だった。ということで、沼垂町が生んだ昭和の大スター「勝太郎」を看板に入れたようなのだが、あまりにも昔過ぎてそれほどキャッチーな看板とは思えない。閑話休題。
「沼垂ビール」からは新潟駅までは徒歩で15分ほど。近くには日本酒の「今代司酒造」とか、味噌の「峰村醸造」などがあるのだが(だから「発酵の町」なのだ)、乗るべき新幹線の時間まであまり無くなってしまったのでスルー。またの機会としたい。
新潟駅に着いたら、KOISKで缶ビール(もちろん新潟なので「エチゴビール」)を入手し、15時10分発の「とき328号」に乗り込む。新潟駅を発車すると、長岡まではひたすら新潟平野。トンネルに入る辺りは、小千谷とか山古志。すなわち錦鯉の産地。地図を見るとこのトンネルの上の山中には、見ていて気持ちが悪くなる程、溜池が犇めいている。
トンネルを抜けるとすっかり景色が変わり、浦佐駅辺りからはまだ真っ白な越後三山が望める。この辺りの眺めが上越線の中では最高だと思う。ビールが美味い。でもそんな時間はほんの束の間、あっという間にまたトンネル。次に地上に出るのはもう越後湯沢駅なので、山が目の前に迫り過ぎて大した景色は望めない。上越新幹線はとにかくトンネルが多すぎるのだ。

115 あの看板のモデルが勝太郎です。
116 帰りの新幹線はエチゴビール。
117 今日も八海山は雪雲の中。

新潟水族館「マリンピア日本海」内にあるレストランUMINONE(海の音)で一杯やっていい気分になった後のこと。と云っても、いい気分になったのも、ちょっと肴を摘まんだのも小生だけ。腹を空かせた女子連と合流した後は、タクシーを呼んで店へと向かう。
選んだのは、以前からちょっと気になっていた、新潟市内にあるクラフトビールの店「沼垂(ぬったり)ビール」である。この辺りは飲食店街ではないので比較的静かなところ。ところが入ってみると、店内には溢れんばかりに客がいた。
こりゃ待たされるかな、と思ったらそうでもなく案内される。先ずはビールとつまみを注文して金を払うのがここのしきたり。その後、こちらへどうぞと、女将さんに座敷へ案内される。全く普通の家の居間のような雰囲気。こちらにはまだ客が居らず、暖房も入っていないので寒い。
女将さん曰く、今日は創業6周年記念日でJAZZライブがあるのだと。それに合わせて料理も特別なものにしているとのこと。それを目当てに来たんでしょ?というていで女将さんに聞かれたが、偶々ですと返答。ライブは午後らしいから、その時間まで我々が居ることは無いのがちょっぴり残念でもある。
座敷にも次々と客がやって来て、いつの間にかすべてのテーブルが埋まった。ビールは呑み比べセットがお得とのことで、皆、それにした。4種類のビールは夫々どれも味わいがあって美味い(どれが一番だったのかはすっかり忘れた)。
つまみは、スモーク盛り合わせや焼売、豆腐田楽、なんこつつくね、あんぽ柿サラダ(これは喰わなかった)など。どれも夜店で買ったような風情で、お祭り感が出ていて良かった。次回来る時には普通の料理が喰えるのだろうか、確かめてみたい。

103 ランチは沼垂(ぬったり)ビール。
104 店内は意外と賑わっていた。
105 実は今日は創業6周年祭当日だった!
106 我々は吞み比べセット。
107 オリジナルくんせいセット400円。しっかり薫製だ。
108 純白のビアンカ生シュウマイ2個350円。何故ビアンカ?
109 沼垂とうふ田楽400円。こりゃ日本酒だよ。
110 豆天300円。意外にビールにピッタリ。
111 コリコリなんこつつくね300円。予想通りの美味さ。
112 アンポ柿甘酢サラダ。美味かったらしいよ。
113 勝太郎スティック300円。勝太郎、知ってますか?
114 沼垂は発酵の町なのだそうである。
115 あの看板のモデルが勝太郎です。

2日目も天気はいまいちだし、手近に登れる山もないので完全観光日とした。行先は女子連にお任せということになり、先ず向かった先は新潟水族館「マリンピア日本海」。この日本海側界隈では、最大の水族館だそうである。
咲花駅8時55分発の磐越西線に乗車し、新津駅で乗り換えた後、新潟駅に9時55分到着。リュックサックを駅のコインロッカーにデポした後、水族館行のバスに乗る。結構、水族館まで行く乗客(殆どが子供を含む家族連れ)が多い。水族館のゲートにもそれなりに行列が出来ていた。
この水族館での目玉は、日本海に住む魚を集めた巨大水槽とイルカショーらしい。でも個人的には小さな水槽に棲む深海の魚だとか、信濃川の上流から下流までそれぞれの流域に棲む魚(アユはいなかった)の展示が興味深かった。
女子連が楽しみにしているだろうイルカショーが始まる時間になると、次第に会場へ向かって人が移動する。そうなればレストランは空いてくるだろうと予想し、2階にあるレストラン「UMINONE(海の音)」へ向かう。それなりに客はいたが、それでも半分ぐらいで、木々が邪魔で日本海があまり見えない窓際のテーブル席に座る。
メニューを見ると、定食セットやカレーライスぐらいしかないだろうと思っていたが、意外にそれ以外の料理が豊富。刺身や鶏唐揚げ、フライドポテトなんかもある。そんな中に、ビールおつまみセット(1,680円)というのがあったのでそれにした(食券を買うシステム)。
出て来たのは、刺身5点盛と生ビール。生ビールのお供に、刺身というのが新潟らしいところかも知れない。周りは家族連ればかりで、生ビールを呑んでいる輩は皆無だが、気にせずグビッとやった。

094 今朝も雨。
095 新潟水族館に来た。
096 なかなかの規模。
097 ミズクラゲに癒される。
098 君は何故泳ぐのか?
099 アオリイカも見ていて飽きない。
100 ゴマフアザラシの立ち泳ぎを見る女の子を見て癒される。
101 2階のレストランで。
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102 生ビールのおつまみセットは刺身盛り合わせ。

新潟平野は結構広い。その割に公共交通機関が不十分なので、移動には思った以上に時間が掛かる。角田浜の「燦燦カフェ」を出たのが13時40分。タクシーで最寄りのJR越後線・越後曽根駅に出る。ここから各駅停車に乗り、終点の新潟駅に着いたのが14時56分。ここから信越本線に乗り換え、15時27分発新津行に乗り、新津に15時48分着。ここで乗換時間20分で磐越西線会津若松行のディーゼルカーに乗車し、咲花駅には16時45分に着いた。つまり3回乗り換えて、3時間強掛かった。
ちなみにタクシーで直行すると、距離として55km、所要時間は1時間20分、料金は17,840円(NAVITIME検索結果)。新潟平野を移動するにはやはり車が便利のようだが、これをトコトコ列車で移動するのもそれなりに乙である。磐越西線からは、今回登り損ねた越後白山が、雨雲に覆われているのが望めた。
咲花温泉の玄関口、咲花駅は意外にも無人駅だった。偶々乗り合わせてこの駅で降りた女の子が「そうなんですよ!」と、我々の驚きの声に同意してくれた。一時止んでいた雨がまた降り出していた。でも宿はそんなに離れていないはずだと、傘を差さずに歩いていく。途中、数軒の旅館があったが、廃業していると思われる建物もあった。温泉街という雰囲気ではない。その街外れに今宵の宿「碧水荘」があった。
宿に着くと、玄関の外にいた番頭さん(?)が傘でお迎えしてくれ「数ある宿から我々の宿を選んでいただきありがとうござます」といきなり感謝された。早速チェックインを済ませ部屋に入ると、窓の外に滔々と流れる阿賀野川が目の前だった。風呂に入って湯上りビールを呑んだら、もう夕食タイム、食事処へ。
豪華さはないが、地のものを使った料理がずらり。メインは白身魚(鯛だったか?)のしゃぶしゃぶ。部屋の壁際には釜が人数分並んでいる。ここでご飯を炊くらしい。腹が空いていても、ご飯まで辿り着けそうになかったので、炊くのは一つだけにしてもらった。

067 乗り継ぎ乗り継ぎ、新津から磐越西線。
068 今日は登れなかった越後白山。
069 来季リベンジしますか。
091 また来そうな気がする。
070 雨の中、今宵の宿に到着。
071 フロント。
072 部屋からの眺め。
073 滔々と流れる阿賀野川。
074 夕食前の湯上りビール。
075 さて夕食。
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076 先付けは緑色。
077 焼物はシャケとイブリガッコ。
078 鍋は・・・
079 鯛シャブでした。
080 ご飯は1合だけにしてもらった。
081 先ずは野菜から入れてください、と。
082 桜餅の香りだが甘くなかった。
083 刺身。
084 揚物。
085 煮物は鰊がメイン。
086 【第2日目】今朝の阿賀野川。
087 部屋がある建物と食事処を繋ぐ渡り廊下。
088 朝食もがっつりと頂きました。
089 大女将(?)と。
090 外観は結構モダン。

毎年この時期は、越後の残雪の低山を登ることにしている。しかし今年は生憎の雨の予報。越後白山に登るつもりだったが、雨に濡れながら雪山を登る気にはなれず、サッサと諦めた。その代わりに選んだのが、角田山。云わずと知れた雪割草(オオミスミソウ)が群生するという山。今年は未だ早いかも知れないと思いつつ、行ってみた(山行記録はこちら)。
いつもであれば、着替えや酒は宿にデポしてから登るプランを考えるものの、今回は宿はそのままで山だけを変えたので、そんなに都合良くはならず、全ての荷物を背負ったまま角田山に登ることになった。出逢ったハイカーには、こんなに小さな山に何故そんな大きなリュックサック?と思われたかも知れない。
それでも天気が天気なので、人気の山にしては殆ど人影が無く、とても静かな山行となった。途中、これがオオミスミソウ?と思うような草花があったが、雨に濡れそぼって萎んでいるので良く分からず。山頂から桜尾根を下ると、あっちこっちにオオミスミソウがあったが、何れも蕾か、咲いていても雨で萎んでいる株ばかり。それでも三つ、二つ、は何とか咲いていたのでとりあえず来た甲斐があった、かな。
山から下りると目の前は日本海。雨模様でも佐渡島は見えている。ここから「カーブドッチ ワイナリー」へ行くことにしていたが、余り時間が無いので目の前にあった「燦燦 cafe」に入ることにした。外観も内装も、彼氏と彼女がドライブデートの途中に寄る店的雰囲気を醸していて、実際にそんな客ばかり。勿論、アルコールなんて呑んでいない。我々だけが全く異質な輩、状態だ。
それはともかく、ありがたくビールで喉を潤す。出て来たのはサッポロ赤星。料理はカフェにしては本格的。単品で頼んだちりめん山椒の出汁巻き玉子(770円)と、村上牛100%ハンバーグ定食(2,400円)、粟島産ヒラマサ漬け丼(1,800円)を3人でシェアした。せっかくなので、ワインも日本酒も呑んでイイ気持ちになった。

002 舗装道路歩き。小雨が降っている。
004 ちょっと下がったところが登山口らしい。9時24分
007 ということでトイレ休憩。
009 径は整備されている。
010 これも蕾。
012 こちらは鮮やかな紫色。
014 まだ標高250mぐらい。9時55分
015 何やら白い花。
016 どうやらキクザキイチゲの蕾。
020 海側から風が吹く。
025 山頂付近には木道。
026 角田山山頂に到着。10時53分
033 海岸線が見えた。
036 もう海は近い。
037 またセリバオーレン。
038 ここもちゃんと整備されている。
039 急降下。
040 まだ蕾だがこれもオオミスミソウ。
042 やっぱり早かったか~
043 漁港が見えている。
044 紫色も一輪だけ開花。11時55分
045 あともうひと息。
046 ちょっと赤紫。
047 今日の天気では咲かないか。
051 これで何とか来た甲斐があったか。
052 これも今日が晴れだったら咲いていたかも。
054 潮の香がする。
058 登山口の直ぐ脇に「燦燦カフェ」がある。12時11分
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059 すぐに入れました。
060 ランチセットに付いてくるサラダ。
061 ランチセットとは別に頼んだ出汁巻き玉子。
062 漬け丼セット。
063 ハンバーグセット。
064 このワインは新潟産ではなく外国産でした。
065 地酒を注文したら片口で出てきた。
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066 いい店でした。次来る時までにワインを充実させて下さい。

カミさんと買い物へ行く際、その前にカミさんが別の用事があるというので、1時間ほど喫茶店で時間を潰すことになった。最近、喫茶店に入ることはホントに少なくなった。それはひとえに、珈琲をあまり好まなくなったせいだ。
学生時代や社会人になりたての頃は、それこそ暇さえあれば喫茶店に入り浸っていた。目当てはたいてい、JAZZがかかっている店。その頃のJAZZ喫茶といえば、客は皆、ひとり客。自分のへそを見ながら聴いている者ばかり。話声を立てると、白い目で見られるというより、殺意を感じるくらいの雰囲気だった。
珈琲豆にも結構拘っていて、ブレンドやアメリカンなんかは邪道だ!と思っていた。でもある時に珈琲を飲み過ぎたせいか(MAX1日5~6杯くらい飲んでいた)、医者にかかったら「急性胃炎です」といわれ、それ以来、珈琲は自分の体質に合わないと考え、飲む量は控えるようになった。同時に、喫茶店も滅多に行かなくなった。
最近、世の中ではカフェに何時間も籠って、勉強や仕事、あるいは自己啓発に勤しんでいるらしいが、そんな真似は出来ない。せいぜい時間を潰すための場所でしかない。今日もそんなつもりで入った店は、カミさんに勧められた「珈琲屋OB」という珈琲専門店。ログハウス調で悪くない雰囲気。随分広い(全部を見渡せない)が、先客は2組ぐらいしか目にしなかった。
埼玉県を中心に展開しているチェーン店らしい。この店の特徴は、とにかく何でもデカい、ということ。初めに持ってくる、水のグラスの大きさ(ビール大ジョッキぐらいある)に思わず笑ってしまう。久しぶりにコロンビア(400円)を飲んでみることにした。間もなく出てきたカップもやけに背が高い。普通の2倍以上、容量は恐らく通常の4杯分ぐらいはあるだろう。とても飲みきれないが、これだけあれば1時間でも2時間でも時間は潰せる。持ってきたタブレットで本を読みながら、ちびちび珈琲を啜った(結局、半分近く残した)。

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これまで、手繰るのは蕎麦が圧倒的に多くて、うどんはかなり希だったが、新橋でのサラメシ外食を始めてから随分、うどん比率が増えた。そのせいで、うどんにはうどんなりの奥深さがあることを、僅かながらも知るようになった。そのきっかけの一つが博多うどんである。
昨今、グルテンフリーが健康志向の一つとして取り上げられているようである。体質としてグルテンに耐性が無い人がいるのは事実なのだろうが、だからといって耐性がある人までも、挙ってグルテンフリーを志向するのは理解出来ない。
でも巷で騒いでいる程、うどんは手繰っていなかったのでそんなトレンドには全く蚊帳の外状態だったが、どうせ手繰るのであれば稲庭うどんとか讃岐うどんなんかがいいと思っていた。そんな状態のまま、今回「博多うどん・はし田たい吉」という店に入ってみた。
頼んだのは、単にぶっかけでも良かったけど、それだけだとちょっと寂しいので「かしわ天ぶっかけうどん(温)」(830円)を頼んでみた。ちょっと高いか。早速、麺を手繰ってみれば、表面はツルツル滑らか、喉越しは良い。でも、あれっ?と思う程、コシは全く無い。もうこれは小麦粉で作った麺ではなく、太めのフォーの如く、ライスヌードルを連想させる。これが博多うどんか、と感心した。これでもグルテンがちゃんと入った小麦粉なのか、判らない。汁はぶっかけにしてはちょっと多め。でも出汁はしっかり利いていて美味い。
蕎麦もうどんも、コシが強くなくては蕎麦ではなくうどんでもない、という思っていたが、今回初めて「博多うどん」を手繰ってみて、その信念はほんの少しだけ揺らいだ感じがする(蕎麦に関しては未だに揺るぎはない)。

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今日は1軒目どころか、2次会でも終わらない。アユラシを呼び出して新宿で会おうということになっていたのだ。つまり3次会が待っている。全ては「さくらの湯」が臨時休業していたせいである。それはともかく、いつものように松田駅から特急「ふじさん6号」に乗車。乗車率は以前よりもだいぶ増えたように見える。
すっかり夜の帳が下りて窓の外は真っ暗。山なんて見えるはずも無く、時間を持て余しそうだが、実はリュックに忍ばせてあった日本酒を取り出してチビチビやれば、新宿なんてあっという間だ。
新宿で寄り道するのは、昨年末の思い出横丁「第二宝来家」以来となる。駅構内には、多くの人が行き交っている。もうコロナ禍以前と大して違いが無さそうだ。東京の今日のコロナ陽性者数は9,164人ということで、2月初めの頃よりもだいぶ減った(半分以下になった)が、それでもまだ結構多い。
今回の第6波がなかなか直ぐには減らないのは何故だろう。それに、いまだに罹る人と罹らない人との行動パターンの違いが良く分からない。罹らないのが偶然なのか、懸かる人は必然なのか、誰も正確には答えられない感じでモヤモヤする。閑話休題。
ルミネ新宿にある「good spoon Handmade Cheese & Pizzeria」というシャレた名前の店でアユラシと待ち合わせ。ここはチーズに拘ったイタリアンな店ということだ。名前だけでなく内装もあか抜けた感じで、女性店員が目立つ。この頃、都心の店(除、新橋の店)に入ることが少ないので、何だか眩しい。
イタリアンとくればやはりワイン。赤と白をそれぞれ味わった。料理はと云うと、メニューには色々あって美味そうなのだが、なにしろ3次会目なので残念ながら大して喰えなかった。この次は是非、腹を空かせて来ないといけない。

74 新宿で3次会。
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75 アユラシ登場。
76 海老とブロッコリーのアヒージョ。
77 ベーコン&ベジタブルに・・・
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79 チーズ好きにはうれしい一品。
80 10種類のベジタブルサラダ。
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81 色々な話に花が咲き、看板まで居た。


山北駅前の「ポッポ駅前屋」は前回入ったのが2018年5月だから、何時の間にかもう4年来ていないことになる。数えてみれば、これまで16回も入っているのに、最近随分ご無沙汰だった訳だ(「YAMAKITAバル」に浮気をしていたせいである)。
それでもって今回はちゃんと予約を入れていたのだったが、山から下りて来る時間が早かったし、しかも汗を流すつもりだった「さくらの湯」が臨時休業だったので、予約していた時間よりも1時間早く行ってみた(山から下りる時間が早かったので一度、予約時間は既に繰り上げていた)。
しかしやっぱりというか、まだ準備が出来ていないと断られ、やむを得ず「YAMAKITAバル」で1時間程、時間を潰したのだった。その後、時間になったので、改めてめでたく入店。図らずも、15時にしてもう2次会ということになった。
当然のように、先客は無し。この時間帯は予約が原則になっているらしい。座敷の一番奥の座卓を陣取る。高座椅子があったので、勝手に使わせていただく。店内の感じは以前と全く変わらない。今日はいつもの女性店員や女将さんは見えない。
もう炭酸系は要らない感じになっているので、最初から日本酒。ここで日本酒となると、やはり「松美酉」か「丹沢山」。先ずは「松美酉」。これも久しぶりの味わいだ。
頼んだ料理は、えりんぎバター(400円)、餃子(500円)、揚げ出豆腐(450円)、ゆで落花生(350円)、出汁巻き玉子(500円)。さっき、「YAMAKITAバル」でそれなりに食べてきたので余り頼めない感じだ。やはりこの店ならではの料理ばかりだ。ゆで落花生は珍しい。別に今が旬だとは思わないが、食べ始めると止まらない。ゆで落花生を含め、どれも(餃子を除き)日本酒に合って美味かった。やはり年に1度ぐらいは、何とかして来たい。

57 ちょっと予定より早く着いたら、まだダメだと。13時55分
65 1時間後めでたく入店。15時1分
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66 2次会は日本酒で乾杯。
67 突き出し。
68 えりんぎバター。
69 餃子。
70 揚げ出し豆腐。
71 茹でピーナッツ。
72 厚焼き玉子。
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73 腹いっぱいになりました。16時36分

今日は西丹沢の伊勢沢ノ頭への山行。といっても、どうしても伊勢沢ノ頭に登りたい、という訳ではなく、この頃久しく山北へ行っていないな、と思ったせいである。勿論、その行き掛けの駄賃として登るにしても、折角なので登っていない山に行ってみたい気持ちもあったので、それが伊勢沢ノ頭だった。そのついでに、やはりトレースしたことが無い尾根を辿って玄倉まで下ることにした(山行記録はこちら)。
当初は、寄大橋(赤橋)からスタートし秦野峠を経由するつもりだったが、林道を2時間も歩くのは止めようと気が変わり、南東尾根を辿ることにした。植林帯の急登が暫く続くものの、径形ははっきりしているし、標高1,000mぐらいから上は自然林なので、明るくて気持ちが良い。それにしても今日は気温が高い。
伊勢沢ノ頭から山神峠に下り、954m峰まで登り返した後は尾根を辿って玄倉まで下った。途中、間伐材がいっぱい足元に転がっていて歩き辛かった。期待していたミツマタはそれほど見当たらず、また時期もちょっと早かったようだ。玄倉からバスに乗るつもりが、予定よりも早く着いたせいでかなり待つので、タクシーを呼んで山北へ直行することにした。
「さくらの湯」に着くと、何やら混んでいる。訊けば、施設がワクチン接種会場になっていて、「さくらの湯」は臨時休業だと。コロナ禍がこんなところに影響するとは予想外。ともあれここまで来てダメだとなると、汗を流すのは諦めるしかない。そのあと行くことにしていた「ポッポ駅前屋」は、予約していた時間よりもだいぶ早いので、まだ入れないという。
こうなったらここで時間を潰すしかない、と「YAMAKITAバル」へ向かう。こちらは暖かく入れてくれた。何だかんだで予定が随分狂ったが、とりあえず生ビール(550円)が呑めれば問題ない。でもビールだけでは飽き足らず、白州ハイボール(850円)も呑んだ。暑かったせいで、つまみは冷やしトマト(400円)、叩ききゅうり(350円)、冷奴(450円)、やまゆりポークの酒粕みそ焼き(700円)と、夏向きだった。

02 今日は風もなく穏やかな天気。
07 作業道はしっかり。
16 二度目の休憩。
21 ひなたは暑い。
25 雨山峠は檜岳の先。何故そこ?
26 伊勢沢ノ頭到着。10時43分
30 クリアさがいまいちなのは、春のせい。
32 あの丹沢湖まで下らねばならない。
33 富士山が見えたら必ず撮影会。
37 山神と水神。
38 ちゃんと標識もある。
39 ここから登り返し。
40 送電線鉄塔から蛭ヶ岳を望む。
44 ミツマタの群生にはこれ以上近づけない。
45 ガラガラで何気に歩き難い林道。
48 856m点(玄倉ノ里)付近は放置間伐材で歩き難い。12時19分
52 ずんずん下る。
53 まだ満開ではない。
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54 黄色くなり始めている。
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55 玄倉八幡神社が終点。12時59分
56 ここでタクシーを呼んだ。
58 YAMAKITAバルに入る。
59 今日は生ビールが美味い!
60 冷奴が美味い陽気。
61 冷やしトマトが美味い陽気。
62 叩ききゅうりが美味い陽気。
63 やまゆりポークの酒粕みそ焼き。
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今日は仕事の都合で昼休みがちょっと押していたので、立ち喰い蕎麦へ行くぐらいは大丈夫そうだったが、外食はせず代わりに弁当を買ってくることにした。まだこの界隈の弁当事情は殆ど分からない。一度、会社の先輩に教えられてとんかつ屋のテイクアウトをしただけ。
恐らくはこのコロナ禍のせいで、かなりの飲食店でテイクアウトが出来るようになっていると思われる。実際、路地裏を歩ていると、こんなところで弁当を売っているのか、と思うことが多々ある。そんななかで、店の前ではなく、オフィスビルの前でテントを張って販売している弁当屋があったので、そこに寄ってみた。販売員は中年男性2名。
看板によれば、「ベルマルシェ」という弁当屋である。あとでネットを調べてみると、店は外堀通りにあるようなので、そちらも大して遠くない。店頭販売だけでなく宅配もやっているらしい(何と、1個でも配達してくれるという)。
時間が遅かったせいで、パンフレットによれば10数種類もあるラインナップのうち、残っていたのは4種類だけ。その中からカキフライ弁当(700円)をチョイス。700円は弁当としては安くない感じだが、牡蠣フライが5つ入っているのでそんなもんかも知れない。レジ袋は無料だった(何処もそうか?)。弁当屋で弁当を買って、レジ袋は要りません、というのは確かに難しい。弁当を水平を保たせるようなマイバッグって、果たして世の中にあるだろうか。
買ったら直ぐに会社へ飛んで帰り、いただく。テントがあったところは日陰のせいか、カキフライは冷たかった。ちょっと残念だが、店頭販売ではないのでこれは仕方がないかも知れない。味は悪くないので、次回は店にいってみようと思う。
(ちなみに、もうこの出張テントは閉店しています)

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立ち喰い蕎麦屋として有名な「小諸そば」は、新橋界隈にも4、5軒ほどある。最寄りの店まで2分も掛からないので、多少の雨だったら傘を差さずに行ける。前を通るときに必ず中を覗くが、さして広くない店に、いつも客の出入りは引きも切らない。
或る日行ってみると、だいたい5、6人が滞在していた状態、ブースが1/3ぐらい埋まっている程度なので、入ることにした。入口に2つある自動販売機、常連客は恐らくここへ来るまでにメニューは決めていて直ぐに釦を押すのだろうが、小生はここで暫し考え、写真が出ていた、今キャンペーン中という「桜えびと白魚のかき揚げそば、穂先筍天付き」(490円)をチョイス。ホントはざるにしたかったが、今日も寒い日だったのでまたの機会にした。
受け取りカウンターで所在無く1~2分程待った後、「お待ちどうさま」と出て来た。写真と違う感じがしたが、まっいいか。辺りを見回して、数席しかない椅子席が空いていたのでそこにゲートイン。隣のブースにいた体格がいい半袖姉ちゃんは、もりそばをモグモグ手繰っていた。小生よりもだいぶ代謝が高いようである。
先ずはつゆをすすってみると、塩味が多め。この頃、何かと塩味は気になる(血圧降下剤を常用しているせいもある)ので個人的には減点。出汁の香りはまずまず。次は麺。手繰ってみると、のど越しまあまあ。コシは弱い。桜えびと白魚のかき揚げは、やや厚さが足りないので、直ぐに汁に浸って崩れ始めるのが残念と云えば残念か。穂先筍天も含め、味は悪くない感じ。
この界隈にある他の立ち喰い蕎麦屋と較べても、概ね平均的な感じだろうか。値段的には平均よりも安いようなので、コスパがいい店という評価が妥当と思われる。懐に優しいところが、この店の魅力ということだろう。

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何とか「パリー食堂」のおかげで「52席の至福」の溜飲を下げることが出来た。途端に、世の中の景色がモノトーンがフルカラーに変わり、無音だった街の騒めきが聞こえる様になり、止まっていた時間が動き出す。改めて、今、秩父にいることを実感できたのだが、とりあえずもう思い残すことは無い。そろそろ帰ろうかと西武秩父駅に戻る。
窓口で特急券を買った後、発車時間まで「祭の湯」の中にある「ちちぶみやげ市」で時間を潰す。店内はコロナ禍以前に戻ったかのような、かなりの賑わいである。特別買いたいものがあった訳でもないのに、ここでブラブラしていると、何となく買ってみたいような気持になって来るから不思議だ。
基本的に甘味とかは興味はないけど、その地域の味噌とか醤油、漬物などには関心がある(勿論、地酒や地ワインもだ)。結局、「肉の安田屋」の「豚肉の味噌漬け」をゲット。何故か、秩父は肉の味噌漬けを売る店が多い。でも実は、買ったのは今日が初めて。これも「パリー食堂」のおかげかも知れない。
ついでに日本酒(武甲正宗)としゃくし菜漬(これは時々買うが、何処のメーカーが美味いのかは良く分からない)と、帰りの特急用に缶ビールも買った(カミさんはカミさんで色々買っていた)。これでもう満足。丁度良い時間になったので特急専用ホームへ移動。
毎度、西武001系を見て思うことは、球形の先頭車両と車体全体。先頭車両は極めて滑らかに出来上がっているので、恐らくはわざわざ削り出しで造ったのだと思う。かなり金を掛けている感じ。それに車体についても、つなぎ目が分からないくらいきれいに仕上がっている。恐らくは最近主流になりつつある摩擦撹拌接合(FSW)を採用しているのだと思う。鉄道技術も進化しているのだ。しかし車内のシートの色はいただけない感じ。これを見るとつい、ラバーダッキーを思い出すのは小生だけではないはずだ。

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せっかく「52席の至福」に乗ったのにアルコールの提供が無かったため、お蔭で休肝状態のまま西武秩父に到着。気分はブルーのままだし、別に特に観光するつもりもない。とはいえ、直ぐにでも帰るつもりだったが、不完全燃焼のまま帰る気分にもなれない。何とか何処かでビールが呑めないかと、秩父の街へ繰り出すことにした。
古い街並みをブラブラと歩きながら、とりあえず一杯やれそうな店として思い浮かぶのは蕎麦屋だが、それなりに食べたし、そもそもこの時間でやっているとなると難しい。午後2時過ぎでも開いてそうな店となるとやはり限られる。
次に思い当たったのは秩父神社の参道にある、去年入った「MAHOLLOBAR」。勇んで行ってみると、果たして店は開いていた。逸る気持ちを抑えつつ注文しようとすると店員曰く「テイクアウトだけです」と。なるほど、店内の奥にあるテーブルは誰も居らず暗いまま。テイクアウトしても、呑む場所は思い付かない。まさか神社の境内で呑むわけにもいかない。
左様ならばさようなら、と店を出る。まさか秩父の街全体がそうなのか。西武秩父駅に戻って缶ビールでも買って、特急ラビューの車内で呑むか、と思いかけたがついでに「パリー食堂」を覗いて、ダメだったら本当にそうするか、と決めた。
表に暖簾は出ていた。でも安心できない。店に恐る恐る入ると、店内には数人の先客。そのうちの独り客が、瓶ビールを呑んでいた。思わず力が抜け、テーブル席に倒れ込むなり、瓶ビールを注文。ついでに八宝菜も頼んだ。ビールと共に出て来た八宝菜は、かなり餡が多めだったがそんなのは全く気にならず、有難くビールをグビッとやる。浮世と無縁な「パリー食堂」に乾杯!

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