山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2023年11月

ランチの後は、もう輪王寺も東照宮も二荒山神社も見飽きているので、ちょっと離れているけど「日光田母沢御用邸記念公園」へ行くことにした。かなり本降りの雨なのでレインウェアを着たいぐらいだが、傘だけで何とか歩く。昨年も社山に登った翌日、「御用邸」を見学したがそれは夏のこと(考えてみればその時も台風による本降りだった)。ここは季節を変えて何度来てもいいかも知れない。前庭のアカヤシオがもう満開だ。
それはともかく、ここの入園料600円はお値打ちだと思う。係の人たちは皆さんとても丁寧で、ホスピタリティ精神に溢れているので気持ちが良い。そのせいか、小生は去年見たばかりなのですっと一回りして外に出たが、女子連二名は中々出てこない。ならば「記念公園」内にある「御用邸 茶寮」で待とう、と思ったが、シーズンオフで休業中とのこと。仕方が無いので、公園外で適当な店を探すことにした。
しかし、いざ探すとなるとなかなか見つからないのは世の常、偶々店が見つかってもそういう場合は大抵、行列が出来ている。勿論、後ろに並ぶ気にはならないので、また店を出て彷徨うことの繰り返し。漸く見つかったのが、神橋を過ぎて100m程、東武日光駅方面へ下ったところにある「マァマー・ビールスタンド」というクラフトビールの店だった。入ってみると、外国人観光客のグループがいたが直ぐに出て行ったので小生ひとりとなった。ということで女子連にLINEを入れて現在地を知らせる。
内装はちょっと落ち着かない雰囲気だが、背に腹は代えられぬ。IPA(小500円)を注文し、本を読みながらちびちびやる。苦みが丁度いい。これで漸く「御用邸」見学中の女子連を待つ態勢が出来たと安心したものの、待てど暮らせど現れない。何故か他の客も全然入って来ない。二三言葉を交わしただけで、店主(?)と二人だけの長い時間が続く。ちびちび呑んでもやがて無くなる。二杯目を呑む気にもならず、かといって一杯だけでこれ以上粘るのも限界。とうとう諦めて、駅まで歩くことにした。どーなってんだー!

50 ランチの後はここ。
52 中庭。
53 板張りはこの部屋ぐらい?
54 玉座の部屋にはちゃんとガイドがいる。P3260050
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56 外周の散歩道にはこんなところがある。
57 こんなところにも。
58 ここも。
59 判る人には判る。P3260059-SharpenAI-Focus
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60 アカヤシオが咲いていた。
62 なかなかやってこないので、ビアスタンドでひとりビール。P3260067

日光二日目は昨日以上の雨。アウトドア向けコンディションではないので、山は一切やめて、その代わりに滅多に行かない瀧尾(たきのお)神社へ行ってみることにした。ここは二荒山神社の別宮という扱いで、日光三山(男体山、女峰山、太郎山)のうち特に女峰山の神(田心姫命。須佐之男命の娘にして、大国主命の妻)を祀る神社となっている。
山がご神体(いわゆる神奈備)となっているのは日本には結構多くて(大神神社の三輪山とか、浅間神社の富士山とか、諏訪大社の守屋山とか)、古からある原始的な信仰によるもの。一説には空海が瀧尾神社を開いたというが、恐らくは原型はもっと古くからあったに違いない。何れにしても、この神社は日光で最もスピリチュアルな場所にあると思う(尤も、超自然的とか霊的なものには一切興味は無い)。
二荒山神社そのものも瀧尾神社同様かなり古いが、徳川時代になって何故か東照宮、輪王寺の二社一寺に組み込まれたせいで随分と発展し、世界遺産にもなってしまった。そのおかげで国内外から観光客がやってきて騒々しい。一方、瀧尾神社までやってくる輩はぐっと少なく、この界隈はきっと昔から大して変わらない、静かな佇まいが保たれていて好ましい(しかし、この辺りは6月から10月頃までヤマビルが活動するとのこと、その時期を外すのがよろしい)。
とりあえず参拝を済ませたらもう腹が減ってきた。この界隈だったら洋食レストランの「明治の館」が良かろうと思って行ってみると、既に順番待ちの状況(電光掲示板に何人待ちか示されている!げげ!)。しからば、その近くにある「ふじもと」はどうかと覗いてみれば、こちらは入れるとのこと。
ここは「明治の館」のカフェなので、やはり似たような雰囲気の建物である。サービスも申し分ない。サラダと肉とビールとワインを頼んでランチを楽しんだ。

31 今日もこんな天気なので山はナシ。
32 先ず滝尾神社に行ってみる。
34 白糸の滝。
35 ここから境内。
36 運試しの鳥居。
37 神社だけどこんな門がある。
38 拝殿。
39 本殿。
40 御神体は女峰山。
41 この三本杉にも神が宿る。_3260041
44 ランチはここ。_3260034
45 ソーセージのサラダと・・・
46 三種類の肉の盛り合わせで・・・
47 ビールとワインをいただく。
48 ハウスワインはなんと、ルミエールだった。DSC_3560
49 いいランチでした。

今週は、奥日光の温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)をガチで登るつもりだったが、今年の雪解けは予想以上に早く、尾根筋にはほとんど残っていない状態となっていて、それでもあえて登ろうとすると国境稜線に出るまで延々と根曲がり竹の藪漕ぎとなる恐れがある。もとよりそんな気力も体力も無いし、しかも雨が降っているときている。
ということで、じたばせずあっさりと断念、今日は戦場ヶ原周辺を散策するだけとした(山行記録はこちら)。先ずは湯元にある今宵の宿に余計な荷物をデポし、再びバスに乗って赤沼茶屋から歩き始める。目指すは今まで行ったことが無い小田代ヶ原。
流石に季節も季節、天気も天気なので、殆ど人を見掛けない。戦場ヶ原全体の人口密度は1人/km2にも満たないかも知れない。ひとりになりたい人にとっては申し分ない場所だと思う。小田代ヶ原の展望台から西の縁を巡り、湯滝にやってきても状況は大して変わらないが、流石にここは景勝地。チラホラと石段を下ってくる輩が現れる。
湯ノ湖の東岸を巡って湯元へ。荷物をデポした宿に戻ってきた。この宿は「ほのかな宿 樹林」という。かつては「グランドホテル」という冠が付いていたが、ある時から「ほのかな(仄かな)宿」に変えたという。どうも「仄かな」という形容詞の使い方が気になって仕方がない。風前の灯火のようなホテルに感じてしまうのだが・・・。
このホテルは廊下が畳敷きになっていて、而して我々にはスリッパが無い。チェックインを済ませたらまず風呂。何故か、ここは緑がかった湯の色だ。同じ湯元でも違いがあるものだ。
ダイニングルームはなかなかいい雰囲気だった(料理は美味かったけど心には残らず)。結局のところこのホテル、仄かさは感じられなかった。

04 クマザサとミズナラの森。
05 戦場ヶ原展望台だということだがいまいち。
08 小田代原の景色その1。
09 小田代原の景色その2。
11 小田代原の景色その4。
12 この辺りだけシラカバ。
13 立派な木道。
16 こっち側から見たのは初めてかも知れない。
17 水量豊富。
18 水量が少なければ登れそうな感じ。
19 上から見下ろすとこんな眺め。
20 湯ノ湖。DSC_3473
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22 「樹林」の湯は緑色。
23 日によって色が変わるらしい。
24 湯上りビール。
25 今宵の夕食。
26 献立。
27 なかなかイイ感じの食事処。
28 鮎の塩焼きはちょっと骨が硬かった。
29 【第2日目】朝食はこんな感じ。
30 お世話になりました。

西新橋1丁目の角にあるラーメン屋で、この店の前を通り過ぎることは多い。毎度、外には行列ができていて、入ってみようという気が削がれる。昼時はだいたいこの界隈のラーメン屋はそんな状態なので、この頃は全く驚かなくなった。
今日は氷雨が降っているのでどうだろうと思いながら行ってみると、果たして外には誰もいない。雨なので無理して中で待っているのかと恐る恐る覗いてみると、やっぱり待ち人はゼロ。こんな日もある。待てば海路の日和あり、とはこのこと。
席はカウンターのみで、12席だけ。丁度席が埋まった状態だった。とりあえず、券売機に向かってメニューを眺める。ここはどうやらつけ麺がウリの店らしいと気付く。でも寒いので普通にラーメンにしよう。ということで選んだのが、特製二代目ラーメン(1,250円)。
間もなく先客が帰り、一つ空いたので着席。スマホをいじりながら暫し待つと、やがて特製二代目ラーメンが登場。頼んだ後に気が付いたが、普通と「特製」の違いは、厚切りバラチャーシューが2枚余計に乗っているだけ。明らかに余計だ。
スープはいわゆる濃厚魚介系+豚骨のようだが、魚介系の香りはいまいちな感じで、レンゲですすってみてもそれは変わらない。逆に、塩味の濃さが少々気になる。若者向きなのだ。個人的に、もう20年ぐらい前に食べた、池袋「瞠」のラーメンスープの魚介系の香りと旨味に魂消たことがあったが、それと比べるとこちらはとても大人しい。
麺は、ちぢれ太麵。大勝軒風である。手繰ってみると、こしは意外と強くない。それ自体は悪くないけれど、全般的に個性が感じられないので、少なくとも1,250円を払ってまた喰いたい、という気にはならない。何故、行列ができるのだろう。それはともかく、機会があれば次はつけ麵を確かめてみるつもり。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★

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いつも「花半」の前の歩道に今日のランチのサンプルが3~4種類並んでいる。勿論、食べられない食品サンプルではなく料理そのもの。夏だったら日が当たるところに1時間以上も出していたらもう傷んでしまいそうだし、冬は冬で冷え切ってしまうだろうから、何れにしてもランチタイムが終わったら、あのサンプルはどう始末するのだろうかと毎度気になる。
ランチは、牛すじの煮物、魚が2種類、揚げ物はアジフライとコロッケのセットというのがだいたいのラインナップだったが、今日は3種類で牛すじ煮込み、魚は鯖味噌煮、アジフライの代わりにカキフライだった。基本的にカキフライ好きなので、ちょっと素通りが出来なくなった。ので、これが初入店。
「花半」は、間口が狭く奥に長い昭和な店だ。昼に入ると全くの定食屋の風情でも、夜も営業するとなればやっぱり居酒屋か。でも何となく違う雰囲気。じゃなければ小料理屋と云えるかもしれないが、カウンター窓はあるものの、そこに席はないのでしっくりこない。ということでちょっとだけモヤモヤする。
厨房の中はよく分からないが、外のフロアは恰幅が良い女将が切り盛りしている(通路を女将が通るともう擦れ違う余地はない)。女将にカキフライ&コロッケ定食(1,000円)を注文。店内を見渡すと、客はほぼ全て、さらりーまん御用達状態である。
メインの皿以外に、小鉢が3つ付いて来る。メインの皿に盛られたたっぷりのキャベツ千切りを含め、野菜がいっぱいだ。カキフライは3つ。コロッケも含め、カラッと揚がっている。味噌汁の椀がやけに大きい。ご飯もどんぶりだが、量は普通である。全体的に、普通に美味いのでコスパは悪くない。この次に来たら、魚か牛すじにしてみようと思う。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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「春の高尾山ビア・ビュッフェ」でのんびりランチをした後、ケーブルカーに乗る。山頂駅前の「天狗焼」売り場には行列ができている。この「天狗焼」、今や高尾山の一大名物となっているが、そんなに歴史があるわけではなく、まだせいぜい10数年の歴史しかないはずだ。明治時代創業の「有喜堂」の「高尾まんじゅう」から比べれば、まだ駆け出しの小僧である。
でも最近は、見れば必ず行列が出来ているほどの人気商品。売っているところが限られている希少性も人気に拍車をかけているのかも知れない。「高尾山ビアマウント」といい「天狗焼」といい、高尾登山電鉄はなかなか商売上手である(個人的には「天狗焼」に全く興味がない)。
昨今、ローカル鉄道会社はどこも存続危機に瀕しているが、ここ高尾登山電鉄はそんな世の中とは全く無縁のように見える。年間300万人が訪れるという高尾山に立地している優位性はあるものの、それに胡坐をかくことはせず、「高尾山ビアマウント」と「天狗焼」というヒット商品を生み出したアイデアは大したものである。出来たらクラフトビールにも手を出して欲しい。
清滝駅へ下る。この時間帯(午後1時半過ぎ)になっても、折り返しのケーブルに乗ってくる客はそれなりに居る。そんな客を眺めながらふらふらと高尾山口駅へ歩いていると、カミさんが食後のコーヒーを所望したので、最近出来た「TAKAO MOUNTAIN HOUSE」へ入ろうとしたが若者がいっぱい群がっていて注文するのも大変そうだ。
ということで、2年前にも入った「TAKAO COFFEE」にした。内装がアンティーク風からアウトドア風に変わってしまっていた。オーナーが変わったのか、それともオーナーの気まぐれか。コーヒーも産地別のメニューが無くなっていた。何となく残念だ。

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午前11時の護摩はいつになく人が多かった。会社ぐるみの団体も目立ったが、それ以上に外国人のグループ(ファミリー?)が目立った(いったい彼らはちゃんと何某かの祈祷料を支払っているのだろうか)。多少陽気が良くなってきたせいかも知れない。
15分ほどの祈祷のあと、帰りしな飯縄大権現を拝む際には、いつも若い僧侶がお香を一つまみ手に取ってくれるのだが、今日は無かった。コロナ禍の影響で、人との接触を極力避けるようにするため廃止されたのか。何となく残念だ。
祈祷の後はランチ。久しぶりに薬王院の精進料理でもいただこうかと思っていたが、前日電話したら既に満席とのこと。人の活動が増加してきたのだろう。仕方がない、偶には門前の蕎麦屋にでも入るか、と思いつつケーブルカーの乗り場へ向かうと、その手前にある「ビヤマウント」が営業中だった。
こんな季節でやっている筈はないと思ったが、よく見るとこの18日から始まった「春の高尾山ビア・ビュッフェ」だと。たとえ涼しい時期でも、この施設を休業させるのは勿体ない、ということか。だったら今日のランチはここにするか、と決まり。多くの桜の木に蕾が膨らんでいる。
2時間制で料金は3,800円とのこと。昨年9月に来たときは4,200円だった。400円安い理由は、入ってみて何となく感じることだが、料理の数がそれなりに少ない気がする。でもどうせそんなに食べられる訳でもないので、我々には好都合だ。
それともっと気が付くことは、客の数が異常に少ない。まだ「春の高尾山ビア・ビュッフェ」の宣伝が足りないようである。円形の展望テラスには誰も居なかった。今日は陽気も良いのでテラス席でも寒くはない。ということで我々二人だけで独占だった。偶々だが、かなり売上と収益に貢献したはずだ。

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毎年の「高尾山薬王院」詣は混雑する幕の内は避け、いつも節分の頃にするのだが、今年はなかなか都合が合わず3月にずれ込んでしまった。もはや初詣ということでもないけど、護摩札を貰わないと落ち着かないので(今は郵送護摩という手段もあるらしいけど)、「98wines」へ行った翌々日に休暇を取って漸く行くことになった。
高尾詣は、基本的にルーチン化している。朝6時頃家を出て武蔵野線に乗り、終点の府中本町駅ナカにある「ベックス」でモーニングセットを喰い、更に分倍河原駅で京王線に乗り換えて高尾山口駅で下車。何れかのコースを選んで高尾山山頂まで登り、薬王院へ向かう前に山頂付近にある茶店で時間調整。11時の護摩法要の後は何処かでランチ、というパターン。
今回の登山コースは6号路のつもりだったが、我々と同じようなペースで歩き、しかしお喋りが止まらない、目の前を歩いていた夫婦が、6号路へ向かいそうだったので、急きょ「東京高尾病院」の脇を通って「十一丁目茶屋」の前に出るコースにした。このコースは、傾斜は急だが最短時間で登れるので、割と気に入っている。浄心門の手前からは4号路へ入る。
今日は飛び石連休の間の平日なので、ここまでの人出は流石に少なめだったが、山頂には数十人程が富士山などの眺めを楽しんでいた。去年は祝日(天皇誕生日)だったせいか、ビジターセンターの隣にある「曙亭」に入ることが出来たが、今日はまだ営業していない様子だ。
なので、ちょっと下がったところにある馴染みの「やまびこ茶屋」へ2年ぶりに入ることにした。今日は若いカップルの先客がいた。いつものようにビールと、焼き鳥、おでんを頼む。春分の前日でも、おでんの温かさがうれしい気分だった。

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「98BEERs」ではクラフトビールと共にちょっと料理をつまむことが出来たが、「98wines」ではワインを試飲しただけ、「はやぶさ温泉」でも湯上りビールを呑みつつ、牛蒡唐揚げと砂肝焼きを4人でシェアしただけだったので、まだ腹は空き気味状態である。
何処かでしっかり喰っておかないと、家に着くころには空腹で寝られないかも知れない。ということで立川で3人途中下車し引っ掛かることにした。「98wines」に触発されたわけではないが、偶には洋食にしようという気分になり、北口へと向かう。
先ず覗いてみたのは「ウエストエンド」という地下1階にあるイタリアン。扉を開けて店員(イタリアではカメリエーレと呼ぶ)に訊けば「満席です」と断られるが、「このビルの2階にも店があります」と勧められ、行ってみればそれが「サヴィーニ」。こちらは大丈夫だった。姉妹店のようだ。
この店は創業50数年の老舗で、立川では一番古いイタリアンらしい。50数年前というと、我々が立川へ通う高校生だった頃にはもう営業していたことになる。でも高校生の分際では、今は無き「すみや」で100円のかき氷やラーメンを喰うのがせいぜいで、こんな店に入る筈もない。
コースは5,000円と7,000円があるが、我々はアラカルト。鮮魚(今日はマグロ)のカルパッチョ、ヤリイカのカニ味噌炒め目玉焼き添え、ホタテ貝といろいろキノコのソテー、子羊のグリル、ミックスピッツァを注文してみた。呑み物はやはりワイン。グラスでいただく。
この「サヴィーニ」は内装もかなり古風だけど、料理も同様に古めかしい。ヤリイカのカニ味噌炒めに、目玉焼きが乗っているところが何となく昭和だ。こんな店で優雅にコース料理を喰うのも悪くないかも知れない。

64 ところ変わって立川のSAVINI。
65 50年以上続く老舗イタリアン。
66 ミナミマグロのカルパッチョ。
67 ヤリイカのかに味噌炒め目玉焼き添え。P3180313
68 帆立貝といろいろ木の子のソテー。
69 生ハムとイベリコ豚のステーキ・サルティンボッカ風。
70 4種類のピッツァ。P3180317
71 如何にも老舗という感じでした。

「98wines」のオーナーからたっぷりワイン談義をうかがい、ワインの試飲をさせてもらったあとは、タクシーを呼んで風呂。今日は「はやぶさ温泉」へ行くことにする。前回は2021年9月でコロナ禍の真っ只中、アルコール類は一切販売停止しているという恐るべき状態だった。従い、湯上りビールを呑むことが出来ないため、泣く泣くゆずサイダーを飲んで渇きを癒し、つまみの代わりにジャージャー麵を喰って腹を満たすという、苦渋の経験をしたのだった。
今日はその悪夢を払拭するために来たようなもの。玄関を潜るといつもの風情で、フロント前には地物野菜が売られている。湯船に浸かると強張った身体が溶けていくようでとても気持ちがいい。乾いた服に着替えた後、食事処へ向かう。
ここはいつも空いていて、コロナ禍さなかよりも今日は少ない。中年ご夫婦が静かに食事中。テレビがついていて、センバツ高校野球を中継中。荷物を座卓脇に置いたら、いつものようにフロントで注文。生ビールとごぼうのから揚げを頼んでみた。
直ぐにお姉さんが生ビールジョッキを持ってきてくれ、さっそく湯上りビールをグビッとやる。皆揃ったところでまた乾杯。つまみにはごぼうのから揚げに加え、砂肝焼きも出てきた。これらをつまみながら今日の山を語り合う。
すると我々の話を聞いていたらしい女性のマッサージ師がやって来て(なにしろ客がいないので手持無沙汰)、暫し山談義とかトレラン談義。世田谷から移住して塩山10年在住だと仰る。ご自宅はブドウ栽培(以前は巨峰だったが最近はシャインマスカット)をしているとのこと。美味いブドウの見分け方(ぶどうの枝が緑色であること)も教えていただいた。
なんだか今回は、「98BEERs」の若者店員(実はビール醸造家)といい、「98wines」のオーナーといい、「はやぶさ温泉」のマッサージ師といい、話を聞く機会が多くて興味深かった。偶にはそんな日もある。

57 はやぶさ温泉で温まろう。
58 今日は雨のせいか食事処はガラガラ。P3180302
59 全然疲れていないけど、お疲れ様でした。
60 ここの定番、ごぼうの唐揚げ。
61 砂肝も美味かった。
62 このゴージャスな花は八重の梅。
63 ソメイヨシノは咲き始め。P3180306

「98BEERs」で呑んだクラフトビールは文句なく美味かったし(乾いた喉を潤すというよりも、味わい深さをしみじみ感じさせてくれるタイプ)、料理は種類が少なかったものの十分満足出来た。次回は是非、新緑か紅葉の頃、天気が良い時に来て、外のウッドデッキで楽しみたい。
ちなみに、2階は2組限定のホテル「STAY366」となっている。98wineのヴィンテージワインも98beerも吞み放題らしい。オーナーの平山さん曰く、皆さん呑み過ぎて夕食前にはへべれけになってしまうらしい。吞み放題と聞けばつい浅ましくなるのはヒトの性だろう。でも一度でいいから泊まってみたい。
ということで我々は、クラフトビールと料理を堪能した後は、再び雨具を出して外に出る。次は10分ほど緩やかに下ったところにある「98wines」へと向かうのだ。3年前に来たときは、何も出せるものが無いと、入ることも出来なかったのでそのリベンジ。
行ってみると、さっき「98BEERs」にいたオーナーの平山さんが我々を先回りして迎えてくれた。「98BEERs」で売っているビールボトルは何故750mlのサイズなのか、訊いてみると、ビールは一人でちびちびではなくみんなで呑んでほしいから、だと。そういうコンセプトに拘っているのだ。
他にも色々な拘りを披露してもらった。曰く、ターゲットは日本のワインマーケット(中国人は意外と呑まないとも)、日本の風土には日本のぶどう品種を使うべき(海外品種を屋根が付いた葡萄棚で育てるのは懐疑的)、消費者は出来不出来に頓着しないので日本のワイン文化はまだこれからだ、とか。
平山さんはワインのマーケティングをフランスで学んだとのこと。でもその前に、フランスの美術学校を出たそうな。だから建物といい、その内装といい、随所にそのセンスが現れていたんだ、と大いに納得した次第である。

52 3つ目の目当てが98WINEs。
53 この方がオーナーでした。
54 いろいろと興味深い話が聞けました。
55 ではワインもテイスティング。

甲州市にあるワイナリー「98wines」がクラフトビールを始めたという情報を入手してから、それと絡めた山行計画をあれこれ練っていたが、今回ようやくその時が来た。しかし当日の天気予報は生憎の悪天候を告げていたので、ガチ登山はあっさり止めにして、軽く小倉山を登るだけにした(山行記録はこちら)。
先ずはタクシーで玉宮まで移動するのだが、塩山駅前に行ってみると何故かタクシー予約が入ってなかった。予約を受けたのは塩山タクシーの社長だと。頼むぜ、しゃちょー!
それはともかく、既に予報通りの本降り状態。玉宮のバス停からレインウェアをしっかり着て出発する。こんな天気なので、小倉山だけでなくザゼンソウ群生地でも、誰とも遇わず仕舞。ザゼンソウは前回と同様、丁度見頃だった。それにしてもここだけこんなに咲いているなんて、全く不思議な植物だ。
首尾良くザゼンソウを愛でた後は、とっとと「98BEERs」へ向かう。つま先上がりの林道を少しだけ進むと、何もない林の中に忽然とモダンな黒い建物が現れる。それが「98BEERs」。外からも醸造タンクが並んでいるのが判る。2階はホテルになっているとのこと。
建物の手前はウッドデッキになっていて、晴れていればここでも一杯やれるはずだ。中に入ると、一杯やれるのは楕円形テーブル席とソファーが置いてある一室だけだったが、上手い具合にテーブル席が空いたので、そこへ収まる。内装もお洒落で、かなりアートしている(その理由は後で判る)。
呑めるビールは生ビールが一種類と、あとはボトル(750ml)が5種類(何故750mlの大きなボトルなのか、も後で判る)。我々を迎えてくれたのは、大菩薩に60回登ったという若者店員(でも単に店員ではなく、この人こそ、98BEERのブリュワーだった)。そしてその後に現れたのが、「98wines」のオーナーだった。

02 最初からハイキングコース。
03 穏やかな径。
12 とりあえずそのまま直進。
13 展望台が見えてきた。
14 小倉山山頂。10時7分
15 晴れていれば甲府盆地が見えるはず。
17 ここを左折。
23 色が薄いのは日当たりの問題らしい。
26 ここは日本の南限らしい。
29 うじゃうじゃ。
30 フェンスの外に出るとシカやイノシシに喰われちゃうぞ。
32 これも。
33 表情を感じる。
34 飽きるほど咲いていました。
35 今日の2つ目の目当てがここ。
37 建物内もアートしている。
38 ここがビールタップ。
39 先ずは何にしようか。
40 美味そうなつまみもある。
41 運良くテーブル席が空いた。
42 窓もアート。
43 醸造所が併設されている。
44 二人だったらここがイイ。
45 天気が良ければ甲府盆地越しに富士山が見えるらしい。
46 でも雨もまた佳し。
47 ではいただきます。
48 鳥のレバパテ。
49 スペイン豚の肩ロースハム。
50 スパイシーチキン。
51 2階がホテルになっているそうです。
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2日続けて「麺屋 味方」にトライしてはみたが、やはり今日も10人以上の待ち行列で即刻断念。殆どが若者男子。これだけ長いと、昼休み時間をオーバーする可能性大。いったい皆さん、大丈夫なのか? 学生ばかりじゃないと思うけど。何れにしても、行列がせいぜい1、2人ぐらいじゃないと並ぶ気にはならない。ということで「麺屋 味方」にも未来永劫入れそうにない。
では仕方がないと、今日は「麺屋 味方」に最寄りの「いろは」に入ることにした。前回(2022年8月)からもう半年過ぎたことになる。日替わり(800円)は、カウンター席の前に並んだ大皿料理の中から2つ選べるようになっている。
今日のメインメニューにはチンジャオロースなど4つあったが、残っていたのはそのうちズッキーニのマリネだけ。ということでその代わりとして煮物とチキンカレーがあるとのこと。で、チキンカレーを所望する。これ以外に小鉢が2つ付くのでおかず的には申し分ない。
ズッキーニのマリネも美味かったけど、カレーはその辺りのカレー専門店のカレーよりも、間違いなく美味い。これを大盛で貰えれば、他に何も要らない。だけどこれだけではなく、味噌汁の味付けも申し分ないし、ご飯もやっぱり美味い。
小生の後からやってくる客には、小生同様、選択の余地が少ない。という状況を女将さんはひと通り説明するのだが、皆、有るもので構わないというスタンスでうわの空、女将さんの説明をちゃんと聞かない。ということで女将さんが、どうしますか?と聞いても答えられない。
女将さんも2度は説明したくないので、後は勝手にどうぞと放り出す。で、女性店員が説明を引き継ぐ。ということを3人に繰り返されるのを横目にする。小生の立場から見れば、今のところとにかく何を食べても美味いので、他の客が考えている「何でもいい」という境地になるのも頷けるのだ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★★

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いつも何人かが路上で並んでいる「麺屋 味方」に、あわよくば入れないかと足を向けたら、とんでもなく混んでいたので(ざっと20人近くいた!)敢え無く断念。このラーメン屋は相当手ごわい。じゃあどうしようかと、東に目を向ければ、きっと間違いがない「いろは」。
念のため西に振り返れば、あれっこんなところに、と思うような控えめな看板に「鳥松」とあり、暖簾も出ていた。どうやら鶏料理専門店だ。「いろは」からも20mぐらいしか離れていない。これも何かの縁と思い、えいやっ、と入って見た。
すると先客は1名だけ(小生のあとから3人連れと独り女性客がやってきた)。しまった、もしかしてババを引いたか。と思ったが観念して座る。ランチメニューは焼き鳥丼(1,100円)、きじ丼(900円)、そぼろ丼(900円)、三食丼(900円)の4種類。ちょっとだけ迷ってから、きじ丼にしてみた。
板前(多分まだ修行中の身で、漸くこの頃ランチを任されるようになったばかりと推理)が若くて手際がいまいちな感じ。客なんて殆どいないにもかかわらず、大盛の注文があったかどうかも忘れて、女性店員に訊いていた。何となく出て来る料理が不安だ。
でもそれほど待たせずに出てきた。見ると、きじ焼が乗った丼以外に、ポテトサラダとお新香と鳥スープ付きだった。きじ焼は既に仕込み済みだったかも知れない。
メインの丼以外、色々出てくるのはメインに自信が無い店にありがちな傾向だが、ここは違った。鶏肉の香ばしさとタレの香り&味がなんともいい。偶々、2日続けてれんげで食べることになった。これだけちゃんと美味くてこれだけガラガラな理由が分からない。次は焼鳥丼(1,100円、PayPay不可)を食べてみたいと思う。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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ニュー新橋ビル1階にあるファストフードチェーン。「かつや」や「からやま」などを手掛けるアークランドサービスのブランドのひとつ。「肉めし」とはいわゆる「牛丼」と同じようなものだと思っていたが、大筋は似た類だけどイメージがやや異なるシロモノだった。
「すき家」とか「松屋」、「吉野家」などと同様、カウンター席が中心の店で、入ってみるととにかく客の入れ替わりが激しい。20ほどある席はいっぱいだったのでちょっと待たされたが、それもほんの1、2分で「こちらへどうぞ」とカウンター席を示され、そこに着席。小生の後はまた客がどやどやとやってきて、少々行列が伸びたようだった。
頼んでみたのは肉玉めし(869円、PayPay可)。丼物としては他に肉めし(759円)、特肉めし(979円)、牛すき肉めし(979円)の都合、4種類が基本。全般的に、牛丼よりは高めな価格設定である。他に単品として煮玉子、煮豆腐、煮大根、煮込み、牛すき皿などがある。これらは一杯やる時のつまみのように見えるが、アルコール類は缶ビールしか置いていないので少々懐疑的である。夜に来てみれば、吞兵衛がこれらを注文しているかどうか、分かるかも知れない。
程なく出てきた肉玉めしを見れば、牛肉(すじ肉が多め)、玉ネギ、ごぼう、こんにゃく、大きめ豆腐がご飯の上に乗っていて、その中央部分に温泉玉子、三つ葉、紅しょうががトッピングされている。これを箸ではなく、れんげで食べるのがここの流儀らしい。
さっそく食べてみると、肉やその他具材は大ぶり。味付けの基本である割下は、美味いけど塩味はかなり濃い印象で、これを毎日食べ続けるのは、血圧が気になる輩(含、自分)にはお勧めできないが、コスパとしてはまあまあだと思う。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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「民宿やまみち」でまったりした後は、高尾でも良かったが久しぶりに八王子で途中下車することにした。目当ては「おいしい酒倶楽部」という日本酒バー(前回は2019年12月のこと)。ここのご主人は日本酒好きが高じて日本酒バーを始めてしまったという、「好きこそものの上手なれ」という諺を地で行く御仁だ。
拘りは日本酒だけでなく、つまみにも及ぶ。日本酒に限らず、酒にはつまみが付き物。酒好きの中には塩か味噌があれば十分、という輩も居るかも知れないが、それはきっと金が無いか手に入れる暇がなかった時の強がりの類と思われる。何れが主で何れが従かはともかく、酒とつまみは表裏一体な関係だと思う。
この「おいしい酒倶楽部」に来たら、つまみにはナインプレート(1,100円)を強く勧められる。文字通り9種類のつまみの盛り合わせで、女将とご主人の自慢の一品である。この頃胃が小さくなってきた我々には、この一皿を注文するともう追加は要らない感じになってしまう。でも、それはちょっと寂しい。
ということで前回と同様、今回も二、三人で一つのナインプレートをシェアするような頼み方をするので、ご主人はちょっとご不満な様子だが、追加で他の料理も注文したい旨伝えて諒解してもらう。結局、追加注文したのは零余子(むかご、550円)、おでん盛り合わせ7種(770円)、サーディンポテト(880円)、季節のキッシュ(880円)、チキン南蛮(660円)。まさか、むかごを肴に酒を呑めるようになるとは思わなかった。歳を取るはずだ。
これと合わせる日本酒は、今回は全面的にご主人のお勧めに従うことにした。出てきたのは何れも滅多にお目にかかれないものばかり。中でも「日置桜・特別純米酒・風趣強力」は三年熟成だけあって、丸くなった曲者のように味わい深かった。締めてひとりあたま3,800円だったが、間違いなくそれ以上の満足感が得られたと思う。

66 仕上げは八王子の「おいしい酒俱楽部」でした。
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まだ秋山二十六夜山に登ったことがない、という声が多かったので、8年ぶりに行ってみることにした。前回(はこちら)は雛鶴峠から上がったが、今回は棚ノ入山から秋山二十六夜山を登ることにして、それだけだとやや尺が短いので、寺下峠を越えて梁川へ下ることにした。8人の大パーティーとなったので、バスの折返し場所である赤倉岳BS(バスの終点はもっと手前の無生野BS)までジャンボタクシーで乗り付けた(今回の山行記録はこちら)。
二十六夜山は、いわずと知れた二十六夜待の行事が行われていたところで、毎月ではなく旧暦の1月26日と7月26日に限られていた。旧暦の7月26日というと、今年は新暦で9月10日、月齢が24.7ということなので、三日月よりもやや太った状態である。月が出た時の光の中に、阿弥陀・観音・勢至の三尊の姿が見えるらしい。
月が出るのが何時頃なのか定かではないけれど恐らく夜半過ぎ、浅夜の頃だろうからそれまで山の上で飲み続けるのも大変だが、涼しくて気持ちが良かっただろう。この行事が廃れて今に残っていないのは、どうやら水野忠邦や鳥居耀蔵による天保の改革の、綱紀粛正によるものらしい。お上に目をつけられたくらい、それなりに華やかにやっていたということだろうから、今も存続していればどのようなことになっていたのか、考えるとちょっと楽しい。でも不思議と、復活させようという話は聞かない。
アップダウンを繰り返して、寺下峠から下ると梁川駅の手前、塩瀬集落に立ち寄り入浴(駅への送迎付きで入浴料800円)ができる「民宿やまみち」という宿がある。この界隈ではとても貴重な立ち寄り湯である。今回はここの訪問も目当ての一つだった。出迎えてくれた大女将が「湯が温くてすみませんね」と云っていたが小生には丁度良かった。この宿にはまた来たいが、登る山の選択肢が少ないのが悩みである。

01 旧赤倉岳BSからスタート。8個01分
03 更に林道を進む。
08 踏み跡は見当たらず。
10 アキレス腱が伸びる。
13 思った以上にスリリングでした。
16 春を感じる尾根。
17 日溜りで2回目の休憩。9時24分
22 一心不乱に登る。
24 胸突き八丁。
25 あの辺りが山頂か。
26 もうすぐ。
27 山頂見えた。
30 こちらは新顔。
31 彼方が秋山二十六夜山。
33 倉岳山の向こうは飛龍山が見えている。
34 高畑山の向こうは大菩薩連嶺。大菩薩嶺も見えているようだ。
35 南アルプスも見えた。笹子雁ヶ原摺山の上には微かに甲斐駒ヶ岳も。
39 緩く登ると・・・
40 秋山二十六夜山到着。10時58分
47 基本的には歩き易い径。
48 ダンコウバイが咲いていた。
52 ここでものんびりした。
54 キブシも咲いていた。
56 ここなんかほぼ径が埋まっている。
58 「民宿やまみち」の看板も見えた。
59 今日はここで汗を流す予定。
60 ちゃんとした民宿でした。
61 玄関で風呂上がりの一杯。
62 玄関から斧窪御前山が見えている。
63 白菜の古漬けが美味かった。
64 では揃ったところで。
65 いい湯でした。いつか泊りに来てみたい。

本日の新橋ランチ探訪は、柳通から裏路地をちょっと入ったところにある居酒屋「長崎街道」。その名の通り長崎料理をつまみに長崎の日本酒や焼酎を呑める店だが、それ以外に様々な日本酒、焼酎も置いてあるし、長崎と関係ないつまみも豊富のようである。つまり店の名前ほど、長崎にはこだわっていないらしい。
一方、ランチとなるとやはり長崎ちゃんぽんと皿うどんである。ここは譲れないのだろう。店の外にも「ちゃんぽん」と書かれた真っ赤な幟が出ている。行列は出来ていない。やけに短い暖簾を潜って入ると、カウンター席とテーブル席がある。カウンター席は選挙投票所スタイルに、不透明アクリル板衝立で仕切られている。店の全貌が分からないまま、カウンター席へ案内され着席。
メニューはやはり2択。値段は共に1,100円(プラス180円で大盛になる)。長崎ちゃんぽんと皿うどんの何方にしようかちょっと迷ったが、この季節(3月)であれば温かい汁にすべきかと思い、ちゃんぽんにする。
暫し待ったのち、登場。見た目はかなりのボリューム、喰い切れるだろうかと少し怯む。麺が現れるまでだいぶ時間がかかりそう。でもとりあえず、スープを飲むとなかなかのコク。出汁は魚介系のようだが何がメインなのか分からない。
続いて具に取り組む。とにかく野菜はたっぷり。野菜不足が気になる人にはちょうど良さそうだ。それ以外に海老とかイカとかカマボコとかいろいろ入っている。そういえば先日喰った伊万里ちゃんぽんは、具材がたっぷりなのが特徴だということだったが、この店のちゃんぽんも遜色ない。
でも考えてみれば1,100円するんだから、これぐらいあっても可笑しくないか。やがて麺が出現。太麺でもちもち感があるがコシは強くない。結局、伊万里ちゃんぽんとの違いが分からないまま喰い切った。誰か解説して欲しい。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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秋葉原駅界隈にはカレー屋が多いらしい。激戦区だ、という話も聞く。以前から神田神保町が激戦区だと思っていたので、ホントなのか?と思う。でももしそれが正しいのであれば、ちょっと気になってくる。だったら確かめてみたい、とも思う。
個人的に秋葉原駅は乗換駅なので、そのついでに食事をするということが時々ある。これまではカレー屋ではなく、なにかとラーメン屋に行くことが多かった。以前、秋葉原駅構内にあったJR東日本系のラーメン屋(名前は失念)に嵌っていたことがあり、何度か通ったことがある。
その店のラーメンは、白菜の風味が利いた独特のスープだったが、いつの間にか閉店した。万人ウケはしなかったようだった。その後もパソコン専門店が多い界隈にあった、「九州じゃんがら」にも何度か通ったことがある。その頃は、辺りにカレー屋があったのかどうかも覚えていない。
試しにGoogle Mapでカレー屋を探してみると、確かに徒歩圏内に結構出てくる。数えてみると20軒ぐらいある。これだけあれば、激戦区と呼んでもいいかも知れない。勿論、カレー専門チェーン店もいくつかある。あえて戦いの場に打って出るということだろうか。
ということでこれから時々、秋葉原駅で下車し、カレー屋に寄ってみようかと思う。今日は暇だったせいもあって、午後半休(午前中は7時から11時まで仕事)を取って行ってみることにした。とりあえずは聞いたことがない店にしてみようと、総武線に沿って千葉方面へちょっと歩いたところにある「スパイスカレー ブラックデビル」にしてみた。11時半開店なので一番客だった。 
モダンな店内。店員2人はどちらも若い女性。それだけで何となくニューウェーブな感じ。牛すじ煮込みカレー(950円)にしてみた。勿論、すぐに出てくる。牛すじがカレールーに煮込まれているのかと思ったら、トッピングされていた。カレーの味は普通に美味くて、見た目(且つネーミング)ほどのスパイシーさはない。どちらかといえばビジュアル系。まあ、値段相応かも知れないが、わざわざ途中下車してでも食べるべき、とは云えない感じだなあ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

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水道橋で、高校山岳部同期3人で呑み会することになった。果たして何年振りなのか思い出せない(3人とも思い出せない)。思い出そうとしていると、決まって話題になるのが京都で会った時のことだが(我々3人以外にも居て、それに伴って隊長が自虐的に小生と鳥見師匠を毎回イジるのであるが、それはここでは触れない)、それは学生時代の話なので、流石にそんな遡ることはないだろう。
この水道橋の「たかの家」は、隊長がサックスの練習で通っている途中で気になったという居酒屋で、都営三田線の駅前、道を隔てて東京ドームシティのすぐ目の前。遊園地がある向こうはやけに賑やかで、一方、こちら側は打って変わって静かだ。
水道橋界隈で呑むことは極めて少ないし、そもそも神田川の北側なんて生まれて初めてだと思う。この界隈で呑むとなると、たいていは水道橋駅より南に下がった神保町、今は無き赤レンガの「研数学館」があった辺りの南、「さかいや」がいくつかある辺りまで下がることになる。その界隈へ行くには、今は秋葉原からだと岩本町駅乗り換えで神保町駅から行く方が順当なので、すっかり水道橋駅は使わなくなった。
都営三田線の水道橋駅から階段を上って地上に出ると、「たかの家」はすぐ目の前だった。辺りを見回すと、意外に他にも幾つか店があると気が付く。店は地下。階段を降りると、既に隊長は到着済み。間もなく鳥見師匠もやってきた。
とりあえず生ビール(鳥見師匠はノンアル)で乾杯するが、その後は日本酒。ここはかなり豊富な日本酒の品揃え、店のこだわりを感じる(色々味わったが銘柄はすっかり忘れた)。もう一つのこだわりが料理、特に産地直送の魚介系料理らしい。頼んだ舟盛には美味そうな刺身が並んでいた。また、隊長から召集が掛かれば、この店に来ることになるかも知れない。

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