山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

2024年05月

今週の山は南アルプスの奥茶臼山。標高は2,474 mと、ひとかどの山である。この山は伊那谷に面している。伊那へのアプローチは結構大変なので、どうしても2泊は必要になる。しかも今回は飯田が山の入口になるので、東京からは一番遠いエリアだ。
電車で行く場合、新宿を7時丁度発の「あずさ1号」を出ても、上諏訪で乗り換えて飯田に着くのは12時19分になってしまう。一方、高速バスであればバスタ新宿を6時55分発に乗れば、乗り換えなしで飯田駅前には10時59分に着く予定だし、しかも運賃は3,000円も安い。
ちなみに、リニア新幹線が出来れば、飯田の近くに長野県唯一の駅が出来る筈で、そこまでの所要時間は30分足らずだろうから、南アルプス南部や中央アルプス南部へのアプローチは文字通り劇的に変わる。静岡県知事のいちゃもんは、いい加減に止めて欲しい。
ということでバスで行くことにしたのだが、自然渋滞や工事渋滞のせいで結果的に飯田駅前に着いたのは13時過ぎ。高速道路に時間の正確さを期待したのが間違いだった。この後、タクシーに乗り、ベースキャンプとなる「しらびそ高原天の川」に着いたのは14時30分となった。
1日目は御池山に行ってみるつもりだったが、普通にホテルのチェックイン時間となってしまったので、そのまま宿に入り、御池山は明後日に登ることとした。「しらびそ高原天の川」は標高1,900mの高台にあって、南アルプスだけでなく中央アルプスも望めるホテルというのが謳い文句。よくぞこんな山の中にホテルを建てたものだと感心する。でも生憎、ガスが掛かっていて何も見えない。明日以降に期待する。
部屋に入ったら、さっそく風呂だ。ここは温泉ではないけど、一番風呂で広くて気持ちが良い。独りで独占してのんびりと浸かった。風呂上りにはフロントでビールをゲットし、部屋でグビっとやった。その後は夕食までまったりした。

001 【第1日目】「しらびそ高原天の川」に着いたらそのままチェックイン。
002 一番風呂。
003 温泉ではないけどいい湯でした。
004 湯上りはこれ。
005 今日は一歩も歩いてませんがお疲れ様でした。
DSC_3972
007 飯田の地酒、喜久水で乾杯。
006 一歩も歩いてないので明らかにカロリー過多。
DSC_3976
DSC_3977

今日の天気は曇りなので、数日前に較べるとだいぶ凌ぎ易い気温で(と云っても最高気温は30℃ぐらい)、外に出る足取りも自然と軽くなるような気がする。今日も西新橋に足を向けることにした。入ってみた店は「諸国銘酒処 和bistoro たくみ(匠味)」という居酒屋である。
店内にはやけに若者が多い印象である。でもそんなにうるさくはないのは、男子の比率が高いせいだろう。店内は暗めで、ランチタイムであっても居酒屋の雰囲気たっぷりだ。不透明な板で仕切られたカウンター席が空いていたのでそこに収まる。もうコロナ対策は不要だと思うけど、コロナ禍以前からこれがこの店のスタイルなのかも。
「一蘭」のラーメンに限らず、そして「孤独のグルメ」の井之頭五郎ならずとも、酒と料理の没頭したい独り客は、少なからずいるような気がする。自分でも、この店のようなカウンター席があれば、会社帰りであっても腰を落ち着かせて夕食を楽しんでみようかという気になる可能性はある。
メニューを一瞥して、鉄板おろしハンバーグ定食1,100円(+サラダ+漬物付)を注文してみた。正直、他の料理は何れも油っこそうなのだ。から揚げ食べ放題定食(1,100円)なんてそれの最たるものだ。30代までだったら食べたかも知れない。
料理は直ぐに出てきた。ポン酢につけて食べるスタイルである。その名の通り鉄板なので熱々。パテは、あまりビーフの香りがしないので多分合い挽き肉なのだろう。でもまあまあ美味い。ご飯は適量、味噌汁の塩分控えめで文句はない。
ということで、もし機会があれば会社帰りに独り吞みにここへ来てみたい。
独断的総合評価:★★★

DSC_3966

西新橋2丁目の烏森通り(定義が今一つ分からないけど、ホントは日比谷通りと第一京浜の間だけをそう呼ぶのかも知れない)沿いにある四川料理店。都内に姉妹店が何軒かあるようである。何処か別の街でも見掛けたような気がする。
何故か、日本では四川料理が幅を利かせているように思う。日本人ってそんなにホットペッパーが好きなのか。もしかして陳健民、陳健一親子のお蔭かも知れない。同じ中国料理でも上海料理とか台湾料理、北京料理はまだ時々看板を見るけど、潮州料理や福建料理、東北料理、客家料理となると極めて希少種だ。クアラルンプールの客家飯店が東京に支店を出してくれないかな。四川料理よりもずっと日本人の口に合うと思うのだが。あ~、あの "Moi Choy Kiao Yok(梅菜扣肉)" をまた喰いたい! 閑話休題。
でも四川料理店といっても、大抵の店は必ずしも四川料理専門ではない。逆に上海料理店と云いながら麻婆豆腐もメニューにあったりするので、何となくどれも怪しいと疑心暗鬼になる。でも中国人はこういうところは大らかというか、こだわりは持たないようである。
ここ「川府」も入ってみて直ぐに気が付くけど、他の地方の料理もかなり並んでいる。折角四川料理の店に入ったのに、何となくホットな料理は敬遠したい気になり(でも殊更苦手でもない)、ルーローハン(魯肉飯)セット(980円、PayPay不可)にしてみた。ルーローハンは台湾の屋台料理だ。店からすれば、そのように気紛れな客がいるからメニューに拘らないのだ、と云いたいかも知れない。
改めて見回すと大きな店である。が、客はかなり疎らである。空いているせいか、ルーローハンセットは直ぐにやって来た。食べてみると穏やかな味で、八角とかのスパイスは感じられなかった。
独断的総合評価(満点は★5つ):(レジで支払いを済まそうとすると、店員(店長?)がすみませんがと云いながらおつりとして5円玉4枚出した!ので減点して)★★

DSC_3954-EDIT

備忘録のつもりでUpload。
フグの卵巣の糠漬け、久しぶりに喰った。意外と安かった(480円)のでかえってちょっと心配だったが美味かった。僅かながらでも命がけで喰うことが、美味さを引き立てているかも知れない。

DSC_3956
DSC_3957
DSC_3958
DSC_3959
DSC_3960
DSC_3961
DSC_3962
DSC_3963
DSC_3964
DSC_3965
DSC_3967

今日も朝から茹だるように暑く、日中の気温はやはり35℃超えとのこと。これで梅雨が明けてないとは、気象庁の言い訳にしか聞こえない。ランチを喰いに外へ出掛けるのは憂鬱だが、仕方がない。直射日光を避けるべく、建物の影を辿りながら外を歩く。
それでも、職場のエアコンで身体と衣服が冷えた状態は、外に出てもたぶん5分ぐらいは維持できる(ような気がする)。それ以上となるともう外気の暑さが衣服と皮膚を伝って体内に伝導してくるので、忽ち汗が噴き出てくるイメージである。ということで、5分圏内で何とかケリを付けたい。
暫しネット検索してから向かった先は、新橋3丁目の柳通り沿いにある「上海風情」という中華料理店である。表の看板に「本格上海料理」とか(「創作中華料理」とも)書いてあるけれど、上海で喰った経験が無ければ果たしてその通りかどうかは判らない。
店は雑居ビルの地下、階段を下り始めるとスーッと涼しくなるのでやれやれ助かった、とホッとする。先客は席の半分以下のようでまったく問題なし。小生の後からやってくる客も居ない。いくら外は暑いとはいえ、これで大丈夫なのか。
メニューを見ると、麻婆豆腐定食が600円、ラーメンが650円などと結構安め。でもこの陽気に辛いモノや熱いモノは遠慮したい。って、そもそもこれは上海料理じゃなさそうだ。でもこの際それはどうでもいい。気分的には冷やし中華(850円)がいいのでそれにした。これって上海料理にも有るのか。
やがて出てきた冷やし中華には、掻き玉スープ、杏仁豆腐、キムチが付いてきた。何でも有りな感じだ。麵は極細ちぢれ麵、汁は普通、具はくらげが乗っている以外、町中華と変わらない。全体としては「上海」らしさは感じられなかったが、普通に美味かった。会計しようとすると、レジの前で従業員が気持ち良さそうに居眠りしていた。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

DSC_3952
DSC_3953

ナンディニ虎ノ門は3回目の入店。前回は2022年4月なのでもう1年以上経ってしまった訳だ。この店は真っ当な南インド、ベンガルール料理の店である(コックは全員、ベンガルール出身らしい)。南インド料理となるとビリヤニ。今日は無性にビリヤニが食べたくなったので、この店を思い出した。
前回はマサラ・ドーサ、前々回はチキンレッグ・ビリヤニを喰った。ビリヤニは日替わりなのに、メニューを見るとなんと19種類もある。喰いたいビリヤニに当たるのは、19分の1の確率なのか(もしかして日にちとか曜日によって決まっているのかも知れないが)分からない。
ということで、ともかく行ってみないことには分からないので行ってみた。今日の暑さは尋常ではない。ネットニュースによれば最高気温36℃超えとのこと。エアコンが利いた店内でも客は半分ぐらい、テラス席は勿論誰もいなかった。
テーブルに置かれたビリヤニのリストを見ると、今日はベジタブル・ビリヤニだけに✔が入っている。チキンレッグだったら止めようかと思っていたので良かった。ということで、他のメニューには目もくれずベジタブル・ビリヤニを注文。前々回は普通盛りを頼んで懲りたので、今日は小(1,300円、PayPay可)にしてみた。
殆ど待つことなく、ベジタブル・ビリヤニが到着。ビリヤニ以外にマイルドなカレー(これがコルマかな?)、ライタ、甘いマッシュ果実(マンゴーか?)が付いてくる。味付けは思った以上にあっさりだけど、香辛料はホールで入っているので、注意しながら食べる必要がある。でも美味い。次が益々楽しみだ。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

DSC_3949
DSC_3950
DSC_3951-EDIT

今日は意外と順調に歩けたせいで、山から下りて「鼓川温泉」で風呂から上がってもまだ15時前だった。期待していた湯上りビールは「鼓川温泉」では呑めなかったので、早いところ何処かへ行ってグビッとやりたい。ところが時間が時間なので、普通の居酒屋はまだ開いていない。さて、どうする?と、しばし思案する。
だったら頼みの綱は、16時開店の居酒屋「いろは」しかない。出来れば少しでも早めに開けてくれるかと期待して電話してみたがしっかり断られた。かと云ってそれまで時間を潰すようなところもないので結局、16時丁度になるまで店の外で開店を待っていた。
もちろん、いの一番の客である。もう勝手を知っているので小上がりに上がらせていただく。腰を落ち着けたところで生ビールを注文する。今日は陽気が良かったこともあり、ここまでがいつも以上に長かった。
でもそのおかげで美味い生ビールが呑めた訳だ。今日の陽気と、朝のうっかり者のタクシー運転手と、意外とアップダウンが手強い小楢山と、ランチタイムを過ぎたら休んでしまう「鼓川温泉」の食事処と、16時まで頑なに開けない「いろは」に感謝。
それなりに歩いたので腹も減ったようで皆、好みの料理を思い思いに注文。ここはとにかく料理の種類が豊富でありがたい。食べていない料理がまだいくらでもあるけど、やはり好みは変わらないようで、前回と同じような料理が並んだ。個人的には勿論、ビールだったら餃子で、その後はもつ煮込みに合わせて日本酒を頼んだ。

55 塩山の居酒屋いろは。午後4時開店。
56 付き出しが天ぷら。
57 漸く乾杯!
58 ミンククジラ刺身。1人3皿限定。
59 やっぱり餃子。
60 谷桜を枡で。
61 立派なアジフライ。
62 サラダにバナナはやめてほしい。
63 トンテキ、にんにくたっぷり。
64 おろしたっぷり厚揚げ。
65 白みそ仕立てのもつ煮込み。
66 小籠包だってあります。
67 仕上げは焼うどん。
68 いつの間にか3時間半も居ました。

今日の山は柳沢峠からエンマ御殿を目指すはずだったが、予約していたタクシーは何処でどう間違えたのか、大弛峠に向かって走っていることに途中で気が付いた。発車時点でちゃんと確認していなかったので、互いに責がある。今更引き返すのも時間と金の無駄だ。ということで、ここで急いで頭を巡らし、最寄りの小楢山に登ることにした(山行記録はこちら)。
山の会としては既に3回登っているが(直近は2017年5月27日)、実は個人的に初めて。だいたい小生が海外出張している時とか、ギックリ腰になった時に限って、登る山が小楢山という巡り合わせなのだ(日光の鳴虫山も同じパターンで、まだ登ったことが無い)。
柳平経由で焼山峠下車。タクシー代は6,540円で、思ったよりも安かった(たぶん、焼山峠に直接やって来た場合と同じ)。運転手が少々責任を感じてくれたようである。焼山峠まで来ると流石に涼しいし、高原気分。今日は天気がいまいちのせいか、駐車場には殆ど車が停まっていない。
小楢山まで登っても、途中遇ったのは3人だけ。本来眺望が良いらしいけど、今日はすっかりガスに包まれていたので長居はせずに南下する。その先にある「幕岩」は、思ったよりも巨大だったし、さらに南下したところにある「見返り岩」も随分岩っぽかったので、眺めが無かった割に楽しめた。
下りたったところが鼓川温泉という山梨市営(旧牧丘町営)の日帰り温泉である。山梨市には日帰り入浴ができる温泉施設が10ヶ所、市営施設だけでも3か所もある(そもそも旧牧丘町営が2つあった)温泉王国である。JAF割引でなんと入浴料が310円になるのもうれしい。しかしながら、食事処が午後2時から5時まで中休みなのは困ったことだし、缶ビールの自動販売機すら置いていないのは何とかならないか?

02 登山口にこんなのがあります。
03 小楢山に登る径。
04 山の上はガスの中かな。
06 ウマノアシガタかね。
07 キバナノヤマオダマキ。
08 ヤブデマリ?
10 ヤマブキショウマ?
13 アヤメ。
14 小楢山に到着。10時25分
16 晴れたらこういう眺めらしい。
20 今までだけの印象では女性的な山。
21 コアジサイ。
23 岩っぽくなってきた。
26 幕岩から小楢山を振り返る。
27 リョウブの花の向こうは乙女高原。
28 塩山市街方面。塩ノ山が見えている。
29 シモツケソウ。
30 ちょっとビビるところ。
31 幕岩の一番高いところ。
32 結構大きい岩。
33 下りは慎重に。
34 大沢ノ頭に到着。11時21分
35 途端に判り難い径。
40 クサリもちゃんとある。
42 でも結構急。
43 まさしく見返り岩。
44 大展望台からの眺め。
45 でも「大」という程ではない。
49 このピークにも妙見山の手製標識。
51 扉を出る。
52 鼓川温泉に到着。13時51分
DSC_3946

午後外出の用事があったため、ランチを早飯することになった。でも正直云ってその方がずっと店が混んでいるので人気店は何処も行列必至、ちっともうれしくない。ということで至近でかつ並んでも直ぐ食えるはずの「瀬戸うどん」へ行くことにした。
今日は七夕。まだ梅雨明けしていないのに、朝から暑くてそもそも外に出る気がしない。ほんの2、3分歩くだけでもう汗が滲んでくる感じ。でもまもなく「瀬戸うどん」に到着。やはりかなりの混み具合で、行列が店の外に伸びている。
しかし列はどんどん進み、店の中に入れる。自動ドアは開きっぱなしなので、直ちに涼しくなる訳ではない。もうちょっと我慢。カウンターの前に来ると涼しさがやっと感じられるようになり、心が落ち着いたところでさて注文。
やはり熱い汁を使ったかけうどんは避けたい。ということで、ぶっかけうどん(冷たい汁、330円)にイカ天(140円)を付けることにした。ぶっかけだけだと流石にちょっと寂しい。
支払いを済ませ、刻みネギをトッピングしてから席に向かう。カウンターに長い行列が出来ている状態でも、テーブル席はまだまだ空いている。この店でのんびり喰う奴とか、周りを憚らず女子トークをするようなおばさんとかOLは見掛けない。滞在時間は皆、5~6分ぐらいで、どんどん入れ替わる。
うどんはツヤといい喉越しといいコシといい、相変わらず安定したクオリティだった。これで470円だから、この頃何かと値段が上がる世の中にあっては安心の値段設定である。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

DSC_3943

仕事帰りに、同じく新橋で仕事をしているアユラシを久しぶりに誘って吞みに行ってみた。行った先は実は居酒屋ではなく、鰯料理専門店である。鰯料理を食わせる店は時々出逢うが、こんな目と鼻の先、烏森神社の傍にあるとはごく最近になって知った次第。これも新橋でランチを喰うようになったことによる効果の一つである。
基本的に特徴がある店には心魅かれる。それに昨今は工場で調理した冷凍品を温めて出すだけの店が増えていることもあって、個人経営の手作り感満載な店が好きである(もちろん美味くないと困るけど)。この「長屋」という店は、この個人的条件にマッチしていた。
1階はカウンター席だけで、2階には座敷があるようである。我々は2人なのでカウンター席に座る。後からやって来た他の客は皆、階段を上がって行った。賑やかな声が漏れてくるので、宴会なのかも知れない。この店は木造の古びた感が落ち着ける。
さっそくビール。何故かエアコンの利きが悪い(どうやら故障しているようだった)ので、ビールを呑まずには始まらない。その後は日本酒を冷やでやった。
メニューを見れば、鰯料理ばかり並んでいる。付き出しも鰯の酢味噌和えだった。徹底しているのだ。刺身を頼んだら、生け花のような見た目が美しいひと皿が出てきた。ここの板長の技は只者ではない。その後は鰯天ぷら、鰯つくね、鰯の蒲焼、鰯のソーセージをいただく。どれも美味い。
しめて10,350円/2人はちっとも高くない感じである。それにしてもエアコンの調子が悪くて、暑くてまいった。

DSC_3934
DSC_3935
DSC_3936
DSC_3937
DSC_3938
DSC_3939
DSC_3940
DSC_3941
DSC_3942

仕事がズレ込んで昼休みに掛かることはこのところ無かったが、今日は珍しく会議が14時近くまで食い込んだので、かなり遅いランチとなった。通常、朝食は5時頃摂るのでもう9時間が経過したことになり、流石に腹が減った。こんなに昼食が遅くなるともう夕食は要らないのでは、と思ってしまうが陽が落ちて暗くなると不思議とまた腹は減る。
ともあれランチである。理屈で云えば昼休みは15時近くまで取っても良いはずだが、そうもいかぬ。ということで手近なところで済ませる方が良い。でもこの時間であれば何処も空いているはずなので、普段は混んでいて入り難い店が狙い目である。
ということでふらふらと虎ノ門方面へ足を向けると、もう閉まっている店も思った以上に目立つ。そりゃそうだ。普通、14時は閉店時間だ。これは不味いとあっちこっちウロウロして、結局入ったのは「田中そば店」というラーメン屋だった。
この店のランチタイムは15時45分までなので助かる。ここは2回目で、前回(2022年9月)はねぎそば(950円)を喰ったのだった。10人座れるカウンター席に先客は4人だけ。ともかく券売機を睨む。今日は暑いので出来れば冷やし系がいい。
と思って目に留まったのが、冷やかけ中華そば(920円)。「冷やし」ではなく「冷やかけ」なのは、スープはそれなりにあって、でもそれが冷たいのだと解釈してその釦を押した。食券を店員に渡してカウンターの一番端の席に座る。
冷やす時間の分だけちょっと待たされて冷やかけ中華そばが到着。想像通りに、汁が無い冷やし中華ではなく冷たい「かけ」が出てきた。やや塩味が強めに感じるが、すっきりさっぱりと美味い。夏は冷やかけ中華がいいと思うけど、何故かこの手のメニューは他ではあまり見掛けない。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

DSC_3932
DSC_3933

池袋で2軒入って呑んでかなりいい調子になった後、山手線で日暮里駅に出て常磐線に乗り換える。帰る方向が同じなお方と、折角なので北千住で途中下車することとした。時計を見れば17時15分程前。だったらあの店に行ってみようか、という気になり行ってみた。
その店とは北千住の「飲み屋横丁」の真ん中にある「五味鳥」という、泣く子も黙る超人気焼鳥屋である。着いてみると、店の前には4人程が並んでいただけ。ラッキーだ。いつもは開店直後ぐらいに通り掛かっても、既に満席で入れないのが当たり前で、しかも予約不可。今日は千載一遇の機会だと云える。我々の後にも忽ち列が延びていく。
17時丁度に開店。我々はカウンター席に案内される。店員は皆さんお若い。大将は不在なのか、代替わりしたのか分からない。テーブル席も含め、あっという間に席は埋まった。カウンター席は早くもキツキツ状態である。
入口に並んだ列の、後ろに並んでいた何人かの者たちは入れなかったようである。まだ何も喰っていない、何も呑んでいない客が、1ラウンド終わって帰る(それは結局俺たちのこと)まで待つのか、大変だなあと思うが他人事なので直ぐ忘れた。
先ずはビールで喉の渇きを癒す。直ぐに注文。鳥もつ煮と鳥わさ、ポテトサラダ、せせり、ればーを頼んだ。直ぐに出てきた鳥もつ煮は優しい味。これだけで、ぐっと心を捉まれた感じ。鳥わさもポテトサラダもせせりも美味かったが、ればーが絶品。喝采したくなる味である。
この店は噂通りだった。でも12時から呑み続けてもう3軒目のせいで、店に申し訳ないけどもうこれ以上喰えない。いくら美味くても無理。折角入れたのに残念だ。次はぜったい、腹を空かせてやはり17時前に来よう。

DSC_3929
DSC_3924
DSC_3925
DSC_3926
DSC_3927
DSC_3928
DSC_3930
DSC_3931

意外にマトモだったガチ中華「食府書苑」でともかくも腹ごしらえしたあと、やっぱりもう一軒行くことになった。池袋西口で、午後2時過ぎに開いている店はそれなりにあるので困らない。さすが大歓楽街である。ちょっとウロウロしてから入ったのが「三福」という居酒屋だった。
ここは午後2時開店(現在は3時開店になったようである)。さっきまで居た「食府書苑」と同様、JR池袋駅から歩いて1分圏内にある。まだがらがらだったが、店員に「2階へどうぞ」と云われ階段を上がる。先客は我々のような年長者か、午前中で仕事を終えたような人たちがチラホラ。
内装はごく庶民的で大衆酒場そのものである。テーブルも丸椅子も、昭和の雰囲気たっぷりだ。こういった安普請(失礼!)は何故か落ち着く。式亭三馬がこの時代に居たら、こんな酒場を舞台にした滑稽本を書いたに違いない。
「食府書苑」で紹興酒ばかり吞んだせいで、喉が渇いたのでここではホッピー(セット480円、ナカ280円)にする。まあまあリーズナブルな値段だとは思うけど(ナカはちょっぴり高いかも)、蕎麦好きおやじは「高っかー!」と仰る。全般的に吞みものはこんな感じ。ビール好きの御仁は生ビール(500円)。
もつ煮込みは650円。これは小生から見てもちょっと高い。でも良く煮込んであって味は申し分ない。いいじゃない、美味ければ。あとはオニオンスライス(380円)とか、ハムカツ(350円)などを注文。オニオンスライスはともかく、ハムカツはホッピーに良く合う。
メニューを見てから気が付いたが、ここはやきとんがウリの店のようである。でもさっき「食府書苑」で腹に溜まるようなものを喰ったせいで、結局は頼まなかった。次回、確かめに来たい。

DSC_3919
DSC_3920
DSC_3921
DSC_3922
DSC_3923

今月の「一水会」(またの名を「月いちオヤジばっかり居酒屋ツアー」)の参加者は6人。目的の店は池袋のガチ中華料理店である。昨今、日本人の味覚に迎合しないというか、日本に住んでいる中国人目当ての店が、池袋に限らず増えているという。
本場に近い料理を喰えるという点では良いのだが、一つの大きな問題は日本語のメニューが無いし、店員に日本語が通じないということ。日本に住んでいて全く日本語を解さないというのはなかなか住み辛いと思うのだが、中国人は平気のようである。それが問題ないくらい、大きな(又は複数の)チャイナタウンがあるせいかも知れない。
今回行ってみた「食府書苑」という店は、池袋駅西口のすぐ近くにある。すぐ北側は風俗店が多いエリアなので、新宿歌舞伎町のように混沌とした世界と背中合わせ。そのカオスさにこのガチ中華の店は一役買っている感じもある。
香港にもありそうな雑居ビルの2階に上がると、何故かというかやっぱりというか、本とか雑貨を売っているコーナーが目の前にあって、その奥がフードコートになっている。店そのものもカオスだ。時間が早かったのか、先客は誰もいない。いくつかのフードコーナーがあり、それぞれメニューの看板をひと通り眺める。
でもとりあえずはビール。銘柄は勿論、青島ビールである。注文と同時にレジで支払うシステム。そこで気が付いたのは、そのレジを打っている中国系お姐さんだけは日本語を解するということ。そこで、他に客がいないことをいいことに、各フードコーナーにその彼女を連れ回して料理を注文した。飲茶を中心にいくつか注文したが、意外と我々の口に合う料理だった。青島ビールを呑んだあとは、何度も紹興酒ボトルを注文。その都度、レジお姐さんのお世話になった。

DSC_3915
DSC_3916
DSC_3917
DSC_3918

今週の火曜4人組ランチ会は、3人が揃った。集まったところで「何処かアイデアある?」と聞かれたので、これまで行ったことが無い「虎ノ門ヒルズ」の中に行ってみましょう、と提案。この時点で「虎ノ門ヒルズ」は「森タワー」と「ビジネスタワー」が開業、とりあえず「森タワー」へいってみることにした。
入ると何となく今までの東京のビジネスビルとちょっと違う感じで、1階から4階までの吹抜が心なしか東南アジアの都市にある派手なファッションセンターの雰囲気。例えば、クアラルンプールにある「パビリオン」のような、現実離れした感じなのだ。
日本も段々温帯から亜熱帯に移行しつつあるせいか、熱帯に住む人々の気質に近づいてきたのかと、感慨深いというか空恐ろしいというか、大丈夫かなニッポン?と思ってしまう。でもそれはもうなるようにしかならないのだろう。
食事処は4階までどのフロアにあるようだが、ともあれエスカレータで4階へ。ここにあったいくつかの店のうち、「あんぷく」といううどん屋があったのでここに入ることにした。丁度席は一杯で、店の外に5人並んでいたがここまで来たので待つ。でも数分で入店が叶った。
さっそくメニューを眺めてみると普通の日本風うどんが殆ど無い。イタリア風とか東南アジア風、台湾風など、いわゆるここは創作料理の店なのだ。これも虎ノ門ヒルズにマッチしたスタイルということか。カルボナーラうどん(1,400円、PayPay可)にしてみた。
待つこと数分で料理が出てきた。太打ちでコシはそれ程強くない、うどんを使っていること以外には、普通にカルボナーラである。味も特に可もなく不可もない。これで1,400円は、虎ノ門ヒルズ価格としか思えない。これではそのうち飽きられて、西新橋界隈のうどん屋やパスタ屋に負けるだろう。
PayPayの支払いは、スマホ側のQRコードを店側のリーダーで読ませる方式。やり方が下手なのを見るに見かねた女性店員が、小生からスマホを取り上げチャチャッとやった(言い訳すれば、カメラの位置が判り難いのだ)。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★

DSC_3913
DSC_3914

標高1,700mを越えるピーク(最高峰は七ツ石山の1,757.3m)を3つ越えて、標高535mの鴨沢BSまで下りてきたので、今日はそれなりにがっつり歩いた。そのせいで、「もえぎの湯」でひと風呂浴びて奥多摩駅に戻ってきたのが18時過ぎ。青梅駅で乗り換えて立川駅に着いたのが19時半過ぎとなった。
基本的に早く登って、早く下りて、早くひと風呂浴びて、早く呑んで、早く帰るのがモットーだから、こんな遅い時間に立川へやって来たのは久しぶりのような気がする。とりあえず南口に繰り出すと、何処の店も賑わっている様子。昨今、若者は酒を呑まなくなったという話だが、立川の歓楽街を歩く限りそんな情報は眉唾に思える。
ともあれ手近な店に入ろうと、馴染みの「だるま」を覗いてみたが思った通り満席状態で、左様ならばさようなら。続いてすぐ隣にある「味工房」を覗くと、何とか入れるとのこと。この店は喫煙可だがこの際、仕方がない。制限時間2時間とのことで、これは全く問題ない。案内されたのは一番奥の小上がりだった。前回ここに入ったのはもう9年前だ。その時も遅めの時間だったので、ここはそういう時間帯にお世話になる店なのだと知る。
また喉が渇いたので生ビール(600円)で乾杯。その後は日本酒を呑むような陽気ではないので、角ハイボール(480円)に切り替えた。
料理は、ポパイサラダ(700円)、タラモ春巻(650円)、鶏の唐揚げ(780円)、砂肝とモヤシ炒め(650円)、スパニッシュオムレツ(650円)、焼き餃子(600円)、ビーフン(650円)を注文。とにかく全員腹が減ったので和洋中とり混ぜて喰いまくった。

67 久しぶりに立川の味工房。ピンボケ失礼!
68 ポパイサラダ。
69 タラモ春巻。
70 鶏の唐揚げ。凄いボリューム。
71 ビーフン。
72 スパニッシュオムレツ。
73 焼き餃子。
74 砂肝とモヤシ炒め。
DSC_3912
P7010344

今週の山は久しぶりに奥多摩の石尾根で、目当ての山は日蔭名栗山と高丸山である。何方も石尾根縦走路から外れている(縦走路は巻いている)ため、この2つのピークを踏むことは普通無い。かれこれ50年、奥多摩に通い続けている小生も、高丸山にはまだ登ったことが無かった。
往路はバリエーションの日蔭名栗山南尾根を攀じ登るつもりだったが、悪天が予想されたため、しっかりした道がある浅間尾根を使うことにした。この道も下ることはあっても登ることはなかなか無いので、いつ以来かは思い出せないくらいだ(今回の山行記録はこちら)。
やはり久しぶりに鷹ノ巣避難小屋に寄ってみた。建て替えられてからずいぶん経っている筈だが、思ったよりもキレイに使われている印象。機会があればまた泊まってみたい。我々は予定通りにこの先、縦走路を外れて稜線上の防火帯を進むつもりだが、縦走路は一部が崩壊していたので通行止め、結局ここを縦走する者は日蔭名栗山と高丸山を登らざるを得ない状況だったようだ。
雨模様だったため眺望は殆ど得られなかったが、首尾よく日蔭名栗山と高丸山をトレースした後、ついでに七ツ石山も登ってから鴨沢へ下った。バス停に着いた途端、バスがやって来たので慌てて飛び乗った。南三丁目BSで下車し、いつもの「麻葉の湯」へ行くと、まさかの臨時休業だった。
止むを得ず「もえぎの湯」へと向かう。大雨か雪でも降らないと来ることが無いので、こんな状況では混雑が懸念されたが、行ってみると入場規制はされておらず、洗い場のカランも順番待ちにはならず、意外とすんなり湯に浸かることが出来た。それにしても改めてここは、人が多い奥多摩の日帰り温泉としては狭過ぎると感じる。だが、崖っぷちに立っているのでこれ以上の拡張は物理的に困難なのだろう。今日は単にラッキーだった。察するに、学生はキャンプに来るような状況ではなかったらしい。

01 奥多摩駅。登山客殆どいない。
02 雨の天気予報で脅かされたせい。
03 我々はこれからタクシー。
04 奥集落の登山口。8時43分
09 倒れそうな2つ目の鳥居。
10 賽銭箱は左にあった。
13 径は相変わらず歩き易い。
15 標高1,300m付近。自然林に変わった。何か囲いがある。
16 しいたけ栽培だ。
17 両側ともずーっと栽培地。
18 モノレールも敷かれていた。
21 とにかく大規模。
24 馬酔木が目立つ。
26 懐かしの鷹ノ巣避難小屋。
28 中もちゃんとしている。
29 また泊まりに来るか?
30 巳ノ戸の大クビレ。
34 日蔭名栗山に到着。11時36分
35 七ツ石山方面はイイ感じ。
36 石尾根名物、防火帯。
37 眺めが良いはずの縦走路。
39 高丸山に到着。12時9分
43 さっき登った日蔭名栗山と高丸山。
44 千本ツツジ。12時46分
47 鴨沢へ下る径との分岐。
48 七ツ石山の登り。
50 昔は無かったと思う。
51 七ツ石神社。
52 かつて藁人形だったらしい七ツ石。
53 七ツ石山到着。13時27分
54 いつもの立派な標識。
57 水場の整備をしていたようだった。
58 七ツ石小屋は相変わらずの佇まい。P7010328
59 ビールがそそる。
61 もう歩き易い径。
62 小袖乗越。15時45分
64 もえぎの湯はそれ程混んでなかった。
65 お疲れ様でした。菊丸は顔を蚊に刺されて・・・
66 ここは荒天の時しか来ない。

ほぼ1か月ぶり(前回は5月29日)に「ニュー新橋ビル」地下階にある「志ん橋ひでや本店」に入ってみることにした。その訳は、その時喰った天丼が予想以上に美味かったので、他にも何か美味いものを喰わせて呉れるのではないかと思ったからである。前回は女性店員の笑顔に引き寄せられてうっかり入ってしまったが、今日は自分の意思での入店となった。
今日も座ったところはカウンター席で、テーブル席には何人か先客がいたがこちらは誰もいなかった。先日の、笑顔の女性店員も見掛けない。ランチメニューはずらり11種類ある。そのうち、3つはコースメニュー的で1,400円から2,200円。これはいわゆる会食用か接待用という感じでなので、残りの8種類から選ぶことにする。こちらも900円から1,500円まで幅がある。
一番安い900円は竹豆腐定食と焼き鮭定食。豆腐で白飯を喰うというのがあまりイメージ出来なかったので(湯豆腐とくれば熱燗だよな)、焼き鮭定食(900円、現金のみ)にしてみた。早速、カウンター内で若者板前が鮭を焼き始める。
やがて焼きが終わったところで、白飯と味噌汁と小鉢とお新香と共に焼き鮭が到着。いただくと、鮭はもうちょっと強火で焼いて皮をパリッとさせた方がいいような感じ。赤だし味噌汁の香りと塩加減は丁度良い。相変わらずごはんはやや柔らかめだがこれはこれで悪くない(このくらいが好きな者もいるだろう)。
それはともかく、作り方も素材(鮭はちゃんと脂がのっている)もちゃんとした店であることは、やはり間違いない。それに、鮭をもうちょっとパリッと焼ける輩であれば、きっとランチなんて作っていないで夜の部で働いてるか独り立ちしている筈、修行中の身ならば大目に見るべきだろう(っていうか900円の割にクレームが多過ぎか)。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

DSC_3902
DSC_3903
DSC_3904

今日は何とか「新橋ときそば」に入れた。前回は6月16日なのでまだ2週間しか経っていない。今月末でここから大門の方へ移転するという情報を仕入れてから、これが2回目の入店である。大門(正確には御成門駅の方が近い)に移ってしまうと、ランチ時に行ける範囲を超えている。
もうこのそばが(少なくとも新橋のサラメシとして)喰えなくなると思うと切ない。而して何とかここにあるうちに、もう一回手繰っておきたいと何回か目の前まで来たが、何れも数人の待ち人が居たりして諦めてきたのだった。
入ると、女性店員に「こちらへどうぞ」と案内されたのが、前回と同じ、一人しか座れない、L字型カウンターの短辺側の席だった。他に席は空いていなかったようで、上手い具合に最後の一席に収まったようである。
明日が最終日なので、恐らくもうこれが最後の入店。ということで少し奮発して、いか天汁大盛(1,800円)を頼んでみた。さすがに直ぐは出て来そうにないので、本(電子書籍)を読みながら待つ。料理を待ちながら読むには小説よりもエッセイが良い。中でも科学系がそれほど意識を集中せずに読めるのが良い。
そうこうするうちに思ったよりも早く、いか天汁大盛が到着。もうこれで最後になるかも知れないかと思うと涙すら出てきそうだ。ふわふわ紋甲イカの天ぷらがつけ汁の中に浮いている。期待通りの細打ち麺。生姜のすりおろしと山椒が出てきたが、つけ汁に入れろということか。入れなかったが、食べ方を訊いておくべきだったかも知れない。蕎麦湯と小さい蕎麦猪口が別に付いてきた。蕎麦と天ぷらと蕎麦湯で幸せになれる1,800円は決して高くない。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★★

DSC_3899
DSC_3900
DSC_3901

基本的に、並ばないと喰えないのであれば喰わなくてもいいか、と思う性分なので多分、中国では生きていけないように思う(インドでもダメかも知れない)。日本に居れば、それ程切実な問題にはならない。せいぜい、何かと人気なラーメン店に入ることが少なくなるだけだ。
でもラーメンが嫌いな訳ではないので、もしその店の前を通り過ぎる時、誰も並んでいなければ、そのまま素通りすることは無い。今回もそんな感じで赤レンガ通りから細い路地に入って、偶々「麺屋武一」の前を通ったら誰も外に居らず、店内も空いていそうだったので入ってみた。思った通り、席も空いていた。さっそく券売機の前で思案。
たしか去年入った時は濃厚鶏白湯そば、味玉付(930円)を喰ったはず(この頃、自分の記憶はそれ程信用しないので、スマホでも確認)。ということで今回は、濃厚鶏骨醤油そば(880円)にしてみた。食券を店員に渡したら暫しスマホで読書。
ふと見渡すと、店内の客は全て若者独り男子である。いったい、ラーメン店に来る客は、他の飲食店の客とは明らかに毛色が違うというか、店内の雰囲気を変えてしまうような気がする。而して女子やオヤジ男子を寄せ付けないのだ(勝手な思い込みです)。店内に話し声は一切無く、麺を啜る音しか聞こえない。良く云えば皆、ラーメンに集中している。
大して待つことなく、濃厚鶏骨醤油そばがやってきた。さっそく手繰ると、麺は細打ちストレート麵でコシ強め。濃厚鶏白湯そばと明らかに違う。スープが変われば麺の太さも変えるとは驚いた。スープの濃厚さは鶏白湯と同様、でもかなり塩っぱいので半分も飲めない感じでちょっと残念。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★

DSC_3898

↑このページのトップヘ

  翻译: