■神奈川県

2024年09月10日

湯河原「らぁ麺 飯田商店」しおつけ麺

究極を啜る 

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しおつけ麺(2000円) 

2010年3月16日オープン。
シンプルに日本一のラーメン屋。

醤油ラーメンからの連食。今度は塩つけ麺を。
とりあえず色々と情報量凄いが、綺麗……の一言でまず一旦収めておく。
エンターテイメント特化というよりおもてなし特化、
すなわち日本料亭ライクな気質を感じる。



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つけ汁について。
醤油はそれぞれのステータスがブ厚く、様々な強みの濁流な感じなのだが
塩はシャープな塩分がまず伝わり
時間が経つにつれて鶏や昆布といった素材の出汁、香りが染みわたってくるやつ。
具材レスなので味の染みわたりをじっくりしっかり堪能できるのも良き。



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麺は2種あり、どちらも中細麺。
淡麗つけ麺らしい白いタイプのと、全粒粉が入った蕎麦のようなタイプ。
白いほうはコシがあり、つるっとした食感。
言うまでもなく塩つけ汁と相性抜群だがそのままでも美味しい。



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蕎麦タイプのは全粒粉の香ばしさとザラっとした舌触り
挽きたてのようにサクンとした歯切れ。
こちらは醤油つけ汁や薬味で麺の香りを感じながら食べるのが良い。



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その醤油つけ汁と薬味だが
つけ汁は塩とは逆に冷やされており、円やかな醤油が効いたそばつゆ感。
薬味は梅肉、山葵、白髪ネギ、酢橘。
2種麺2種つけ汁に加え、様々な薬味のおかげで
楽しみ方の幅がかなり広く飽きがこない。



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付いてくる具材は薩摩地鶏山椒焼きTOKYO X炭火焼き。
そして完熟トマトロースト
トマトは最初一口でパクっと!の説明有。
ラーメンの付属品ではなくそれぞれが逸品料理といった完成度。



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終盤に差し掛かるとなんと
スープ割り用の濃密昆布水と黒豚のしゃぶ肉が追加で登場。
塩つけ汁を昆布水で割ったあと
お肉をしゃぶしゃぶしていただいてください、とのこと。
最後の最後まで贅の極みを感じ、
味覚、心、お腹のすべてが満足感ではち切れそう……。





■最寄り駅 : 湯河原駅
■住所 : 〒259-0303 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目12-14
■営業時間 : 11:00~15:00
■定休日 : 火、水


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2024年09月08日

湯河原「らぁ麺 飯田商店」わんたん入りしょうゆチャーシュー麺

日本一のラーメンたる由縁 

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わんたん入りしょうゆチャーシュー麺(2500円) 

2010年3月16日オープン。
シンプルに日本一のラーメン屋。
様々な有名ラーメン屋店主やブロガー、審査の方々に尊敬されており
メディア露出、企業とのコラボなど
ラーメンに関わる内外ともに一番有名と言っても過言ではないお店。
お店はWEB予約制で、毎週火曜12時に木曜~翌週月曜の予約ができるのだが
毎回ものの数十分で全て埋まるという予約の時点ですでに死闘となる。

熱海旅行のタイミングがあったので
ワンチャンかけて予約してみたらなんとギリギリ滑り込みで予約成立。
逆にその喜びで熱海旅行の一日目を上の空で過ごしてしまったが
二日目、早めに旅館チェックアウトし、単身で湯河原の飯田商店さんへ。
次の機会はいつになるかわからないので、全部入りの醤油ラーメンと塩つけ麺を連食。

まずは雲呑&叉焼入りの醤油ラーメンを。
スープは澄み切って光り、具材が整然と配置されている。
九条ネギに至っては特殊な栽培方法なんだとか。
最早これも一種の観光。
なんか重要文化財を食べに来ている感覚。



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スープは豚鶏のエキスが濃密なさらりとした淡麗醤油。
見た目はよくある淡麗系なのだが
コク、深み、香りが高レベルで、なんというか一言でブ厚い!
という感想が瞬発的に生まれるやつ。
飲む度に「美味い」と「勿体ない」の葛藤が最後の一滴まで生じる。



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麺はかなり柔らかな食感なのだが
この細さなのに決してふつふつと勝手に切れてしまうわけでなく
ノビとしなやかさが共存しており
啜り心地が今まで経験したことのないほど異次元レベルに良いやつ。



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お肉は低温調理の黒豚ロースにTOKYO X豚のバラ煮豚。
TOKYO X初体験!とんかつだと3,000円は下らない銘柄!
結構脂身の割合が多いのだが、油分がスルっと喉を通るサラサラ具合。
動物脂を単体で食べたときの嫌味もなし。
すげーなこれ。とんかつで食べてみたい。



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雲呑は黒豚と薩摩地鶏のミックス。
適度な香味が効いていて、
他の具材は素材の味!な内容なのに、雲呑だけは逸品料理のスタイル。
皮も麺と同様啜り心地が良く、具材の中ではこれが一番好み。

様々な人がこのラーメンに注目する理由がわかる。
これは日本一じゃなきゃダメだ。
それを伝えるためお土産も購入。
後日オフ会で沢山の人に振舞いました。





■最寄り駅 : 湯河原駅
■住所 : 〒259-0303 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目12-14
■営業時間 : 11:00~15:00
■定休日 : 火、水


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2024年09月04日

反町「MEN YARD FIGHT」つけ麺 大(ニンニク少,野菜,あぶら) + 玉ねぎ + ガリバタ

ガーリックバターは反則技 

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つけ麺 大(1100円)ニンニク少,野菜,あぶら 
玉ねぎ(50円) 
ガリバタ(100円) 


2019/10/8オープン。
「蓮爾(はすみ)」出身の方が店長の
おそらく二郎系ラーメン界隈で一番固い麺を出すお店。

前回は2024年2月限定のピザ汁なし。
俺が探し求めていたピザ味二郎はここにあった……。

今回は毎年夏季の間提供されている、つけ麺を再び。
また、今回訪問月の2024年6月は「クリーム汁なし」という限定麺があり、
それと共に限定トッピングが登場。
その中からラーメンにはど安定の玉ねぎと、ガーリックバターの「ガリバタ」をチョイス。
玉ねぎの相性は言わずもがなだが、ガリバタはちょっと初体験。
想像できない。でも頼んじゃう。

ここのお店は、ただ大ラーメンにするだけですり鉢での提供となるからテンション上がる。
あと玉ねぎのカットが過去一荒くてすごい。
ほぼ中華料理の具として使いそうなサイズ。
ともあれガリバタよ。スープとの相性はどんなもんか。



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スープの前に気になるガリバタから。
ガリバタはスープではなく野菜の上にかかる。
で、この茹でた野菜とガリバタの相性よ!
二郎系の野菜っていうのは通常味付け皆無で
いつも味付き脂ドレッシングや塊豚を得て初めてサラダとして食べるもの、
という個人的な認識なのだが
このガリバタ温野菜、一つの料理として成立している。
洋食の鉄板に乗ってる付け合わせの野菜類、
あれにポークステーキやハンバーグの肉汁と
ガーリックバターが染み込んだものを想像してほしい。
あれを山盛りで食べるイメージ。
正直こんな単純な組み合わせだし何を驚くことがあるか、と思っていたが
予想を上回る結果になって嬉しい。



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つけ汁はカエシ醤油の甘さと濃さがガツン。
それをたっぷりの豚オイルやエキスでマスキング。
ネギ系や香味油、お酢の類は一切なく、醤油ドスン!豚ドスン!な単純パワーのオデ系汁。
そこにガリバタを加えるとヘビーさが更に増す
バターの香りが少し勝ち気味なため、メリケンナイズな脂分過多が苦手な人にはキツそう。



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麺は「狐に化かされていて本当は木の根齧っているのでは?」
疑いたくなるような硬さの極太麺。
コレにもガリバタが合う合う。
内容的には高圧縮されたガーリックフランスだし合わないわけがないのだ。





■最寄り駅 : 反町駅
■住所 : 〒221-0825 神奈川県横浜市神奈川区反町3丁目23-14 明歩谷ビル 1F
■営業時間 : 11:00~15:00, 18:00~24:00
■定休日 : 土日祝


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2024年06月14日

山手「味奈登庵 本牧店」野菜つけ天 富士盛 + メアジの天ぷら

富士を逆登頂 

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野菜つけ天 富士盛(1080円) 
メアジの天ぷら(300円) 

1968年5月創業。
神奈川県山下町に本店を置く、蕎麦をたっぷり!腹いっぱい!をモットー
神奈川県を中心に展開している山盛り蕎麦が名物のチェーン店。
営業形態は立ち食い蕎麦のように食券式セルフ式で料理を受け取るセルフサービス店と、
通常飲食店式のフルサービス店があり、今回訪問した本牧店はフルサービス店。

前回山下町の本店を訪問したが、よく通っているのは実家から近いこちらの本牧店。
でも野菜つけ天の富士盛に天ぷらを一品追加という注文は変わらず。
今回2023年9月は季節ものとしてメアジの天ぷらがあったので、そちらを一品追加で注文。
富士盛りは相変わらず見事な盛り。
店舗による差異が無いのもすごい。



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蕎麦はコシが強く、細く長いタイプ。
ツナギの分量が多いせいか一般的なお店に比べると香り控えめ。
故か千切れず長さがあるため、少量取ったつもりが口内パンパンに。
このたっぷり食べてる感が好き。
つゆは関東風らしい濃い色で、色味通り醤油感の強いもの。



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野菜天は昔より小ぶりで少なくなったがそれでもたっぷり入っている。
牛蒡、オクラ、ピーマン、茄子、玉ねぎのかき揚げ、南瓜。



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別皿提供されたメアジの天ぷら。
つゆは蕎麦側と異なり暖かいタイプで、生姜の香りもあり、大根おろし付き。
パサ付きはあるが身はしっかりしていて、酒のアテに丁度良い味わい。





■最寄り駅 : 山手駅
■住所 : 〒231-0802 神奈川県横浜市中区小港町1丁目4-12
■営業時間 : 11:00~21:30
■定休日 : なし


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2024年05月27日

元町・中華街「杜記(トキ)」水煮魚片 + 高菜炒飯 + 担々麺 + 涼拌豆干

唐辛子を使う時だけアホになるシェフ 

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水煮魚片[ジュイジューロウピエン](1280円) 
高菜炒飯(980円) 
担々麺(850円) 
涼拌豆干[リャバントウカン](800円) 

2001年創業。
中華街の激狭な裏路地にありながら
中華街で四川料理と言ったらここだろうよ!な人気っぷり。
かつ刀削麺も有名で、二つの強みがある稀有なお店。

横浜の実家帰省中に
酒飲みたい父、辛いの食べたい母、とにかく刀削麺食べたい自分、
という三者が揃ったため、ここだろうよ!と訪問。
注文内容を引き受けたのでそれぞれが喜びそうなものを選定。
まずは母ご所望の激辛料理から。



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水煮魚片[ジュイジューロウピエン]。
説明すると[白身魚の唐辛子煮込み]。
唐辛子がどっさり浮かぶ赤い汁
片栗粉まぶして揚げた魚の切り身の他、
麺生地を千切ったようなやつ、海老、烏賊、もやし等々が入っている。
料理人は唐辛子を使う時だけアホになってるんじゃないか?
と疑ってしまうぐらい、とにかく激辛激痺。
花椒や八角の香りも強く、小椀一杯で何喰ってるかわからなくなるレベル。
なのに美味く、止まらない。
この店来たら必食なほど中毒性あるやつ。
余談だが、四川における"水煮"は
ほぼ"麻辣"たっぷりのスープが出てくることを覚えておいたほうが良い。



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高菜炒飯はこの麻辣への対処やお供として注文。
大皿基本の中華に於いてしっかり一人前量なのが良心的。
シンプル卵炒飯に高菜の漬物独特の香り旨味が移り、安定して美味しいやつ。



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自分が希望した担々麺
まろやかな胡麻味と、酸っぱめで辛くない辣油、
中華醤油味が強めのひき肉による安定安心タイプ。
刀削麺はしっかり手切り。
このもちもちとコシ有の部分がランダムに入り混じる食感を、ときどき無性に感じたくなる。
無事刀削麺欲を満たせました。



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父のお酒のアテにと、涼拌豆干[リャバントウカン]。
説明すると[味付け押し豆腐]。
辣油で結構赤い見た目だが、辛さはそこそこであり
豆腐と油分のコントラストや花椒辣油パクチーの香り
ビールがぐぐぐっとススムやつ。





■最寄り駅 : 元町・中華街駅
■住所 : 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町138-14
■営業時間 : 10:30~21:30
■定休日 : なし


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