■東京都港区
2024年09月14日
虎ノ門ヒルズ「つかんと」ロースカツ丼定食 + 大盛
リゾット「はい、私はカツ丼です」
ロースカツ丼定食(1600円)
大盛(無料)
2020年6月11日オープン。
ミシュラン一つ星店のオーナーが、
国内海外へ進出する一歩目として起ち上げたとんかつ屋。
実際2023年に香港へ海外進出も果たした。
他にも蕎麦屋、デザート店も起業しており、
どれもセンス!トリッキー!な内容。
「つかんと」はとんかつ店でありながらワインとのペアリングが良いという
なかなか攻めた内容の店舗なのだが、中でも有名なのが一風変わったカツ丼。
卵リゾットの上にとんかつというありそうでなかった組み合わせ。
もちろん今回そのカツ丼をロース肉で。
お前ホントにカツ丼か?という特殊なビジュアル。
洋の気配が強く見えるリゾット部分は鰹出汁と鶏出汁が濃ゆ~く支配。
特に鶏出汁は鶏肉入れずとも親子丼かと錯覚するレベルに濃く、ものすごく日本人好みなやつ。
かつシャバからず硬からずな塩梅で、食べるというより飲むに近い感覚。
これ単体をジョッキでいきたくなる。
またゴリっと黒胡椒が入るのがにくい。
リゾット単体でいいや……にならず、しっかり肉食うフォーカスが生まれる。
カツは低温調理を用い低温でしっとりと揚げている。
なので結構赤さが残り、瑞々しさと柔らかさが損なわれない。
脂身も少ない部位だったので重さも感じずさくっと食べれた。
豚やパン粉などのブランドは特に拘っていないとのことだが
ここまでちゃんと調理されたら不味いわけがなかろうが。
またカツにはデフォルトで岩塩がかかっており、そのままでいけるが
卓上にはオリーブオイルや醤油、なんと粉チーズまであり、味変も可能。
自分はチーズ中毒患者のため
粉チーズをカツにもリゾットにもたっぷりかけていただきました。幸せ。
■最寄り駅 : 虎ノ門ヒルズ駅
■住所 : 〒105-6403 東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門横丁 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 3F
■営業時間 : 11:30~14:00, 17:30~23:00
■定休日 : なし
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2024年08月25日
虎ノ門「sisi煮干啖」トマたん 大 + にぼバターオムレツ 小
ボディランゲージで旨味を伝える煮干
トマたん 大(1100円)
にぼバターオムレツ 小(800円)
2020年6月11日オープン。
イタリアンのシェフがコース料理の〆に煮干しパスタを提供したところ
それが好評となり作り続け、とうとう煮干しパスタ専門店を開業。
本店は日本橋だが2023年3月に閉店。
現在ここ虎ノ門店のみとなっている。
この日は予定まで少し時間が空いたため
どこかで一杯ひっかけてから行こうと思い前々から気になっていたこちらのお店へ。
お魚系なので白ワイン(700円)をチョイス。
ファビュラスマルヴァジアという名称。
お通しは可愛いカニクリームコロッケ。
会計の時にわかったけどお通し代は400円。
パスタをつまみに~でも良いが、
煮干しのバターが乗ったオムレツがもの凄く気になったのでまずはそちらを。
にぼバターは煮干しと海苔の風味が効いた軽やかな口当たりのバター。
これはホイップ状から固めた感じかしら。
油分のおかげか苦味エグ味は感じられないしバターの香りも抑えてある。
またオムレツは卵オンリーで焼き付けの香りにふんわり食感。
なので洋風な出汁巻き卵といった印象。
バターを贅沢に乗せて食べると白ワイン正解だなー!と頷いてしまう。
煮干しパスタはトマト味を選択。
トマトより煮干しと柚子の風味が強く
旨味をトマトと煮干しが支え、トマトの酸味が爽やかに効いたやつ。
麺はラーメン屋御用達の浅草開化楼製。
つるっとした太ストレートで、ちょい硬のアルデンテな茹で上がり。
パスタというよりまぜそば寄りではあるが、こちらも実にワインに合う。
■最寄り駅 : 虎ノ門駅
■住所 : 〒105-6403 東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 3F 虎ノ門横丁
■営業時間 : 11:00~15:00, 18:00~22:00
■定休日 : 日
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2024年07月02日
新橋「Blood Moon」担々つけ麺 + 大盛 + ジャリチ2枚
二度美味しい月食
担々つけ麺(1000円)
大盛(100円)
ジャリチ2枚(200円)
2021年10月11日オープン。
昼は担々麺専門店、夜はお酒が解放され、ラーメン飲みができるお店。
前回はデフォの麻辣担々麺を食べ、胡麻濃度の高さがとても好みだった。
故に今回は更に濃い胡麻味を食べようとつけ麺を選択。
辛痺はどちらもレベル2で。
あとジャリチという謎のメニューが気になったのでそちらも注文。
つけ汁は前回同様、赤い月を模したかのように真っ赤でクリアな辣油がたっぷり。
そして嬉しいことに麺側にもその辣油がかかる。
辛さから逃げられないよう退路を塞いでいくスタイル好き。
昼間から月食が2回も行えるとは。
つけ汁は胡麻の粘度が超高く、甘み控えめで胡麻や麻辣の香り特化。
魚介系の甘いタイプのつけ麺に慣れた舌にはギャップが凄まじい。
これはこれで本格さがあって良き。
ただ香り一辺倒な内容なので、具材などに甘みを感じるワンポイントが欲しいところ。
麺は汁ありの細ストレートと異なり、つけ麺らしい全粒粉入り太ストレート。
予め特製辣油が回し掛けられているので
つけ汁側の麻辣感が衰えることなく最後まで香り高さを感じ取れる工夫が。
そして追加注文した謎のジャリチなるものを。
正体は薄切り豚ロースのフリット。衣は硬めの仕上がり。
豚肉にはニンニク生姜の味付けが濃ゆ~く施されており、
備え付けの塩と山椒を塗してガリガリと食べる感じ。
まるで生姜焼きの唐揚げだ。
調べたところ監修元の店舗がある錦糸町に存在する
「栄福」という中華料理店の名物料理だとか。
「栄福」という中華料理店の名物料理だとか。
この味付け、定食でいってみたいなぁ。
機会あれば「栄福」行ってみるか。
■最寄り駅 : 新橋駅
■住所 : 〒105-0004 東京都港区新橋1丁目17-6
■営業時間 : 11:30~15:00, 17:00~23:30
■定休日 : 日
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2024年06月22日
新橋「酒肴場 屯(TAMURO)」特製濃厚煮干し蕎麦 + 海鮮丼 + いかガーリックバター和え玉
煮干しも周りも贅沢に
特製濃厚煮干し蕎麦(1350円)
海鮮丼(500円)
いかガーリックバター和え玉(450円)
2013年2月20日オープン。
青森出身の店主さんが営む地元食材を用いた料理と地酒の居酒屋。
そんなお店のランチタイムには
青森お得意の煮干しを使用したラーメンが提供されるのだが
そのラーメンが通をも唸らすほど絶品であり、連日大行列。
そしてこの日の限定ラーメンは超絶人気の濃厚煮干し蕎麦。
限定の開示は前日なので予定を合わせるのが至難なのだが
なんと偶然に偶然が重なって大行列の2巡目に到着。
せっかくなので限定の丼と和え玉含めすべていただくことにした。
大好きなドギツい煮干しに、雲丹や大間マグロもサイドに入り
ランチにこんな贅沢許されるんか不安。
スープは苦味~旨味~が濃ゆく、ザラつきなく動物系なぽってりさもあり
まさに煮干しジャンキーお望みの品。
このチーズフォンデュ啜るかのような苦味旨味の奔流が堪んねぇんだ!
スープ側に入るのは岩海苔や玉ねぎという
スープを邪魔せず香り食感を補強する物のみ。
青森産の上質な煮干しをこれでもかと堪能できる素晴らしいやつ。
麺は濃厚煮干し定番のサクッ!パツッ!な細ストレート麺。
小麦の風味よりスープを感じろ、と言わんばかりの食感特化系。
ありがたいことにトッピング類は別皿。
特製の名にふさわしいラインナップ。
お肉は三種で珍しいバラ肉の煮豚に低温調理の豚肩ロースと鶏ムネ。
煮卵含め最低限な味付けなので
煮干しをリセットしながら素材の素の美味さを堪能できる。
この日の限定和え玉は、基本のカエシと煮干し粉の和え玉に
烏賊のニンニクバター炒めのような味の罪深い液がかかったやつ。
マリネされた烏賊にイクラまで乗ってる。
これ、スープに入れるのが勿体ないぐらい美味すぎて困ってしまった。
更には豪華な海鮮丼も付けてみた。
丼といっても乗せ物は別皿で、ご飯側には釜揚げしらすが入り
メダイ、ヒラマサ、イサキの白身と
大間マグロの赤身と中トロ、極めつけに塩水雲丹までも。
どれもこれもこだわりの居酒屋らしい新鮮で上質な品が出てくるうえ、
ラーメンまで本格的で美味いって
終始どういうこと?と不思議に思いながら頂いていた。
■最寄り駅 : 新橋駅
■住所 : 〒105-0004 東京都港区新橋2丁目8-17 KIビル 2F
■営業時間 : 11:30~14:30, 17:00~23:30
■定休日 : 日
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2024年05月31日
六本木「だしの虜」味玉昆布水つけ麺 大 + 替え玉
麺がチケットのお出汁遊園地
味玉昆布水つけ麺 大(1650円)
替え玉(350円)
2023年5月25日オープン。
元々は、和食の伝統と革新の双方を取り入れ
出汁ペアリングという新ジャンル、もとい和食の再定義を目指す、
住所非公開・会員制レストラン。
住所非公開・会員制レストラン。
そのお店がランチタイムに予約制でお出汁特化なつけ麺専門店として営業。
なんか良さげなつけ麺屋があるぞ、と知人から連絡が入り、気になって訪問。
基本のつけ麺を大盛り味玉付きで。
いやー面構えが綺麗な今時風ですね。
高級感ある内装にも見劣りしていない。
まずはつけ汁。今時らしい鶏の香りが芳醇なタイプ。
醤油も負けず劣らず旨味の層が厚く昆布水前提の濃ゆいやつ。
麺は大栄食品製で、全粒粉入りの緩く縮れた細麺タイプ。
ぐみっとコシがあって香りも良き。
そこにほんのり節系の燻製香に加え
はっきりと昆布の旨味を感じられる粘度低めの昆布水が浸っている。
麺と昆布水だけでも美味しくいただけるが、もちろんつけ汁との組み合わせも最高。
そして着丼と同時に選んだ器を使い
卓上にある様々な調味料で麺を食すという、もう一つの楽しみ方が。
参考までに卓上のポップには
とろろ昆布、鰹節、オリーブオイル、黒胡椒、出汁醤油、
山椒、七味、藻塩、梅出汁、柑橘出汁の記載。
山椒、七味、藻塩、梅出汁、柑橘出汁の記載。
個人的には塩と山椒の組み合わせが好き。
そんなことしていると
大盛りだったのにつけ汁をほぼ使わずに麺を食べきってしまったので、
復活の呪文「替え玉」を注文。
内容は同様に昆布水に浸かったもの。
しっかり並盛分入っていて
体感大盛り分300g、替え玉200gとたっぷり食べてしまった。
調味料のアトラクション恐ろしすぎる。
お値段は昨今でも高め設定ではあるが
つけ麺単体としても高クォリティ、更に調味料のアミューズを含めるとなると
納得のお値段と言える。
■最寄り駅 : 六本木駅
■住所 : 〒106-0032 東京都港区六本木3丁目14-16 ペンタビル 1F
■営業時間 : 11:30~15:00 ※インスタDMでの予約制。(席に空きがあれば予約無しでも可)
■定休日 : なし
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