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ファンひきつける坂本龍馬の像、暗殺の地・京都の意外な観光地にも
2022年11月14日
古びた洋風ビルに人気店幾つも モダン建築壊さず再生、古都の名所に
2022年11月9日
インゲン豆も明朝体も伝えた隠元禅師って？建立の寺に日中友好の証し
2022年10月2日
「モー、モー」鳴いて流された牛たち 古都の城下に残る水害の記憶
2022年9月9日
平家としば漬けの意外な歴史 有名にした歌と「ショッキング」なCM
2022年9月4日
仁丹の「ひげ男性」、町名伝えて100年以上 「広告王」の狙いとは
2022年6月17日
京都で27日から始まる「京都非公開文化財特別公開」を前に、今回の特別公開に参加する廬山寺（ろざんじ、京都市上京区）を深掘りするトークイベントが3月下旬、大阪・中之島の朝日新聞大阪本社アサコムホールで…[続きを読む]
桜満開の嵐山は混雑「ウォーズ」 通年の交通規制、住民の考えは(2024/4/10) 桜の開花前から外国人観光客らで大混雑となっている京都・嵐山。歩行者の安全確保のために目抜き通りを通年で一方通行化したい観光・交通関係者に対し、規制は春秋や土日・祝日だけで十分と考える地元住民が多いこ…
奈良・吉野山×京都・嵐山、「門外不出」の桜で750年前の絆を再び(2024/3/29) 「一目千本」と称される桜の名所、奈良県の吉野山の桜の苗を、京都・嵐山に植樹するプロジェクトが進む。かつて桜色に彩られた嵐山だが、今は山肌に山桜がぽつぽつと見られるのみ。関係者は「吉野山のような美しい…
武者小路実篤も書いた「月刊京都」 地元から少しディープに情報発信(2024/3/23) 春の桜に夏の祇園祭、秋の紅葉、冬の初詣――。四季を通じて見どころが尽きない京都の最新の観光情報を、戦後まもなくから紹介し続ける月刊誌がある。地元・京都の白川書院（京都市左京区）が発行する「月刊京都」…
実は子育てに最適な「路地奥」、京都ならではの家づくりで後押し(2024/3/20) 京町家や路地の奥に連なる長屋など、京都特有の住宅を増やそうという京都市の取り組みが始まっている。背景には、伝統的な家並みを残しながら、子育て世代の流出を防ぎたいという市の狙いがある。 JR丹波口駅や…
京のランドマーク、4月から「ニデック京都タワー」に 命名権契約(2024/3/19) 京阪ホールディングス（HD）とモーター大手のニデックは19日、京阪グループで運営する京都タワー（京都市下京区）のネーミングライツ（命名権）をニデックが取得したと発表した。京都タワーの名称は4月1日か…
津波で家族失い凍った心、溶かしたのは京都での縁「生まれ変われた」(2024/3/9) 京都から1千キロほど離れた宮城県気仙沼市内にある「すがとよ酒店」。店内に入ってすぐの所に「負げねぇぞ気仙沼」と書かれたラベルの日本酒が並んでいる。 「このお酒をきっかけに、京都と縁ができてね。京都で…
京都・嵐山に歌川広重も描いた名所が復活 雨の後だけ出現「幻の滝」(2024/2/28) 藤原定家ら多くの歌人に愛され、和歌に詠まれた京都・嵐山の「戸無瀬（となせ）の滝」。近年は樹木で覆い隠されて知られぬ存在になっていたが、地元観光関係者らが復活を目指して取り組んできた。水量が減って雨が…
「源氏物語」はこの地で書いた？ 紫式部邸跡にある京都・廬山寺とは(2024/2/19) 「源氏物語」は、どんな場所で書かれたのか。その思いに浸れるのが廬山寺（ろざんじ、京都市上京区）だ。千年前の紫式部の邸宅跡とされる地に立つ。雅（みやび）な雰囲気の本堂。それに対し、元三大師堂（がんざん…
政党の自信のなさが表れた京都市長選、接戦の要因は 識者に聞く(2024/2/16) 16年ぶりに新顔同士の争いとなった京都市長選は、自民、立憲民主、公明、国民民主の各党が推薦した元民主党参院議員の松井孝治氏（63）が、共産党が支援した弁護士の福山和人氏（62）らを下して初当選した。…
京の非公開文化財、今春15カ所で特別公開 紫式部邸跡の廬山寺など(2024/2/9) 京都古文化保存協会は9日、ふだん公開されていない寺社の建物や仏像などを披露する「京都非公開文化財特別公開」（朝日新聞社特別協力）の開催概要を発表した。4月27日～5月12日（一部異なる）、京都市内を…
村上隆さん、京都を舞台に「もののけ」展 国内では8年ぶり大規模展(2024/2/2) 現代美術の最前線で活躍する村上隆さん（62）の国内では8年ぶりとなる大規模な個展「村上隆 もののけ 京都」（朝日新聞社など主催）が3日、京都市京セラ美術館（京都市左京区）で開幕する。2日に開会式があ…
秀吉、京都防衛の参考に小田原城？ 共通する仕掛け「障子堀」を発見(2024/2/2) 豊臣秀吉が京都の町を囲むように築いた御土居（おどい）の堀で、底を格子状に仕切った「障子堀（しょうじぼり）」が初めて見つかった。京都市埋蔵文化財研究所が2日発表した。関東の戦国大名・北条氏の城に多い防…
京都を囲んだ、謎多き御土居 発見された障子堀が語る秀吉の構想とは(2024/2/2) 防衛か、治水か、治安維持か、はたまた景観のためなのか――。いまだに謎が多い「御土居（おどい）」の堀から、敵の侵入を防ぐための「障子堀」が見つかった。京都市内の地中から発掘された障子堀が語るものとは。…
京都市で続く人口減、顕著な地域で出現したのは 住民「もろ刃の剣」(2024/1/25) 世界から観光客を集めながらも、人口減少が大きな問題になっている京都市。地域ごとにみていくと、人が増えている場所もあるようだ。一体、どこから人は去り、どこに人は集まっているのか。探っていけば、京都の強…
京都市バス、超満員あるのに赤字なぜ 運賃制度見直しの方針あるの？(2024/1/24) 京都・東山かいわいでバスに乗ろうとすると、停留所は観光客でたいてい大行列、到着するバスも超満員だ。過疎地で「空気」を運ぶバスならともかく、たくさんの乗客を運んでいる路線があるのに、京都市バスはなぜ、…
あぶらとり紙のあの女性、名前つきました 「家政婦は見た！」に縁も(2024/1/19) あぶらとり紙が有名な「よーじや」は今年、創業120年を迎えた。記念事業として大正期に生まれた顔全体を覆える巨大サイズのあぶらとり紙を19日から復刻販売する。ロゴマークとして知られる京美人も誕生から約…
京都の四条通、歩きやすいが… 「全国初」車線減らし歩道広げた功罪(2024/1/18) 京都市のメインストリートで歩行者の通行量が市内で最も多いとされる四条通。2015年10月から、歩道が広くなる一方、車道は片側1車線に減った。大都市の中心部で、幹線道路の車線を削減し、歩行者空間を拡大…
文化庁移転で「文化首都」名乗る京都市 でも財政難で先立つものが…(2024/1/17) 「今春、『新・文化庁』が移転し、京都が名実ともに『文化首都』となりました」。京都市の門川大作市長は昨年12月1日、「X」（旧ツイッター）に同市が開設する文化芸術総合アカウントでこうつぶやいた。首都の…
京都の花街で始業式 「おめでとうさんどす」芸舞妓が精進誓う(2024/1/7) 京都五花街で最大の祇園甲部（京都市東山区）で7日、仕事始めの「始業式」があった。芸舞妓（げいまいこ）やお茶屋の経営者ら約110人が出席し、祇園の伝統を誇りとし、伎芸（ぎげい）の修得に励むことを誓った…
京都・池坊で新年祝う初生け式 被災者を思い「少しでも安らぎを」(2024/1/5) 華道家元池坊の「初生（い）け式」が5日午前、京都市中京区の家元道場と池坊ビルで開かれた。新年の門出を祝う恒例行事で、全国から6～95歳の約750人が集まり、花を生けた。 初生けは古くから家元の正月行…
平安衣装鮮やかに 手さばき優雅に札取り合う 京都・八坂神社(2024/1/3) 色鮮やかな平安装束でかるたの手合わせをする「かるた始め式」が3日、京都市東山区の八坂神社で開催された。同神社がまつる素戔嗚尊（すさのおのみこと）が、日本で初めて和歌を詠んだとされていることにちなんだ…
一足早く除夜の鐘 「日本三大梵鐘」京都・知恩院で試し撞き(2023/12/27) 浄土宗総本山の知恩院（京都市東山区）で27日、「除夜の鐘 試し撞（づ）き」があり、年越しを待つ境内に重厚な鐘の音が鳴り響いた。 釣り鐘は「日本三大梵鐘（ぼんしょう）」の一つで、高さ3・3メートル、直…
この国宝、なぜ名画なの？ 京博の研究者が教える平安仏画の鑑賞法(2023/12/21) 平安時代の仏画は日本美術の最高峰とされる。なにしろ多くが国宝や重要文化財だ。ところが、絹や紙に描かれて脆弱（ぜいじゃく）なため、仏像と違って目にする機会が少ない。 だから、「王道なのにマイナー」。 …
若冲と相国寺、美術館で見る特別な物語 「奇想の画家」が救った名刹(2023/12/20) 江戸時代の「奇想の画家」伊藤若冲（じゃくちゅう、1716～1800）と名刹（めいさつ）・相国寺（しょうこくじ、京都市上京区）との間には、特別な物語がある。画才をいち早く見いだした禅僧。死後、寺を救っ…
畳を連打し、うちわであおぐ 京都の西本願寺と東本願寺ですす払い(2023/12/20) 京都市下京区にある浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺と真宗大谷派の本山・東本願寺で20日午前、年末恒例の「すす払い」があった。室町時代中期の浄土真宗中興の祖・蓮如（1415～99）のころに始まったとさ…
一足早く「おめでとうさんどす」 京都の花街で迎春準備の「事始め」(2023/12/13) 新年を迎える準備に取りかかる「正月事始め」の13日、京都市東山区にある花街・祇園甲部では、色鮮やかな着物姿の芸舞妓（げいまいこ）が京舞井上流の稽古場を訪れ、師匠の五世家元の井上八千代さん（67）らに…
北野天満宮の名刀「鬼切丸」、刀剣ファン後押し CFは目標2倍超え(2023/12/10) 北野天満宮（京都市上京区）が所蔵する太刀「鬼切丸（別名髭切（ひげきり））」（国重要文化財）の外装「拵（こしら）え」を新たに制作するプロジェクトが始まった。1500万円の費用を募るクラウドファンディン…
京都・西本願寺が新ブランド戦略 築地本願寺を変えた元銀行員旗振り(2023/12/8) 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺（京都市下京区）が、初めてとなる同寺のブランドマークとブランドメッセージ（タグライン）を発表した。同寺は昨年8月に事務方トップとして元銀行員の安永雄玄さん（69）を迎…
京都の街なかはテーマパークか 高くて住めない街、行政の使命とは(2023/12/7) 「観光公害」と訳されてきたオーバーツーリズム。しかし、「公害」という表現は、観光に携わる人々の気持ちを傷つけ、観光客に自分たちが「公害」の原因であるかのような印象をもたらす――。京都市観光協会など観…
大釜でぐつぐつ、無病息災を願う「大根だき」 京都の千本釈迦堂(2023/12/7) 京都市上京区の千本釈迦堂（せんぼんしゃかどう、大報恩寺）で7日、大釜で炊き上げた大根を食べて無病息災を願う「大根（だいこ）だき」が始まった。 釈迦が悟りを開いたとされる8日の法要「成道会（じょうどう…
京の師走の風物詩「花街総見」 芸妓や舞妓が團十郎の歌舞伎を観劇(2023/12/4) 歌舞伎の劇場「南座」（京都市東山区）で4日、京都に五つある花街（かがい）ごとに芸妓（げいこ）や舞妓（まいこ）が「吉例顔見世（きちれいかおみせ）興行」をそろって観劇する「花街総見（かがいそうけん）」が…
かつては団体客殺到、今は 京都の映画村、開園半世紀で全面刷新へ(2023/12/1) 東映太秦映画村（京都市右京区）が、2025年の開園50周年にあわせて初めて全面リニューアルをすることになった。2024～28年に町並みの中に来場者が楽しめる店舗や酒場、温浴施設などをつくり、従来の客…
体を大きく揺らして「南無阿弥陀仏」 京都・東本願寺で坂東曲(2023/11/28) 真宗大谷派の本山・東本願寺（京都市下京区）で28日、宗祖・親鸞の恩に感謝する「報恩講（ほうおんこう）」が8日間の最終日を迎え、声明（しょうみょう）「坂東曲（ばんどうぶし）」が行われた。全国から集まっ…
京に師走の到来告げる「まねき上げ」 南座で團十郎さん親子お目見え(2023/11/26) 京都の師走の風物詩「吉例顔見世（きちれいかおみせ）興行」の開幕に向けて、劇場の南座（京都市東山区）で26日、出演する歌舞伎役者の名前を掲げる「まねき上げ」があった。 歌舞伎発祥の地にある南座では、毎…
京都・先斗町、路地にある「水族館」 花街の風情とレトロさで人気に(2023/11/25) 京都の先斗町（ぽんとちょう）は江戸時代にできた花街だ。鴨川のすぐ西、約450メートルの南北の通りに、お茶屋や飲食店が150軒ほど並んでいる。軒先には、町のシンボルの千鳥をあしらったちょうちんが揺れる…
京の紅葉の名所・東福寺、国の登録文化財になる「通天橋」の秘話とは(2023/11/25) 京都随一の紅葉の名所として知られる臨済宗東福寺派大本山の東福寺（京都市東山区）。真っ赤なモミジの海原に浮かんでいるかのような錯覚を覚える「通天橋（つうてんきょう）」「通天台（つうてんだい）」など計1…
【京都紅葉ライブ】今年いちばんの紅葉日和？ 嵐山・渡月橋から中継(2023/11/23) YouTubeチャンネル「朝日新聞LIVE」の「京都紅葉ライブ」。6回目の最終回は嵐山の渡月橋からお届けしました。 桂川に架かる全長155メートルの渡月橋は人気の観光地・嵐山の玄関口です。特に紅葉シ…
観光客が増えすぎた京都、混雑対策こつこつ イメージダウンの危惧も(2023/11/23) 観光客が増え過ぎて、住民生活に負の影響が出る「オーバーツーリズム（観光公害）」。紅葉の見頃が近づいた京都市でも官民挙げて様々な取り組みを進める。だが、観光振興と市民生活の両立は容易ではなく、抜本的な…
京都市内の紅葉、例年より遅めに 「見ごろ」は昨年8割→今年3割(2023/11/20) 紅葉シーズンを迎え、京都府内各所でモミジやカエデの色づきが進んでいる。記録的な猛暑だった今年は、秋になっても暖かい日が続いた。府南部では、紅葉が見ごろを迎える時期が、例年より遅れている所も多い。 1…
【京都紅葉ライブ】鳥獣人物戯画で有名な世界遺産・高山寺から中継(2023/11/17) YouTubeチャンネル「朝日新聞LIVE」でお届けしている「京都紅葉ライブ」。4回目は鳥獣人物戯画で有名な世界遺産の高山寺です。 猛暑の影響で全国的に紅葉の色づきが遅れていますが、京都市北西部の山…
ライトアップで浮かぶ「清水の舞台」とモミジ 色づきはやや遅め(2023/11/16) 世界遺産の清水寺（京都市東山区）で16日、秋季夜間特別拝観を前に、約500基の照明の試験点灯があった。音羽山の断崖に立ち「清水の舞台」で知られる国宝の本堂や、周囲の1千本のモミジがライトアップされ、…
【京都紅葉ライブ】世界遺産・清水寺のライトアップ試験点灯を中継(2023/11/16) YouTubeチャンネル「朝日新聞LIVE」の「京都紅葉ライブ」は3回目となりました。16日は世界遺産の清水寺（京都市東山区）からライトアップの試験点灯の様子をお伝えします。午後7時ごろからを予定し…
【紅葉ライブ】京都府立植物園から「紅葉ライトアップ」を中継(2023/11/15) 急に気温がぐっと下がり、冬の気配が近づいてきました。YouTubeチャンネル「朝日新聞LIVE」の「京都紅葉ライブ」2回目は京都府立植物園からお届けします。 同園では開園100周年記念の「紅葉ライト…
村上隆さん「最後と思って見に来て」 京都で国内8年ぶり大規模個展(2023/11/14) 日本を代表する現代美術家の一人、村上隆さん（61）が来年2月、京都で「村上隆 もののけ 京都」展（朝日新聞社など主催）を開く。国内では8年ぶりの大規模個展で、出品する約170点の大部分が新作となる。…
京都三名閣の一つ、国宝・飛雲閣を特別公開 西本願寺が12日から(2023/11/11) 浄土真宗本願寺派の本山で、世界遺産の西本願寺（京都市下京区）が、秋の「京都非公開文化財特別公開」で、飛雲閣（ひうんかく、国宝）と書院の浪之間（なみのま）・太鼓之間（重要文化財）を特別公開する。開祖・…
平成によみがえった平安の姿 世界遺産・平等院鳳凰堂、荘厳さは今も(2023/11/9) 建立から970年。悠久の時を経てもなお、平等院鳳凰堂（国宝、京都府宇治市）は朝日を浴びて輝いている。 世界遺産「古都京都の文化財」に登録された唯一無二の古建築は、仏教世界の西方極楽浄土にある阿弥陀如…
大入り願って墨を太く 京都・南座の顔見世興行を前に「まねき書き」(2023/11/6) 師走の京都を彩る南座（京都市東山区）の歌舞伎公演「吉例顔見世（かおみせ）興行」を前に、出演する東西の歌舞伎役者の名前を看板に記す「まねき書き」が6日午前、妙伝寺（同市左京区）で報道陣に公開された。 …
白紙撤回のトラウマ超えて、京都・鴨川に日仏の橋を 川俣正さん計画(2023/11/5) かつて新しい橋を架けるかどうかで大論争が起きた鴨川に、アートの橋を架ける――。そんなプロジェクトが4年目を迎え、今年、初めて七条大橋（京都市東山区―下京区）南側の河川敷に橋の一部が組み立てられた。 …
拝啓・妖怪さま、悩める商店街を助けて 京都市がCFで資金募る(2023/11/4) あの世とこの世の境には、夜な夜な妖怪が現れ、ひしめく――。京都のあちこちに伝わる妖怪の伝説を生かして街を元気にしようと、京都市が市内2カ所の商店街を対象に初めて、ふるさと納税型のクラウドファンディン…
逆転の発想? 嵐山商店街が「商店街を迂回して」、異例の看板設置へ(2023/11/4) 行楽シーズンを迎えた京都市の嵯峨嵐山。「千客万来」は大歓迎のはずの地元商店街が、この秋、あえて商店街を迂回（うかい）するよう求める異例の看板設置に踏み切る。 看板は渡月橋北詰に設置する。嵐山商店街の…
【紅葉ライブ】京都・叡山電車「もみじのトンネル」試験点灯(2023/11/2) 2023年夏の記録的な猛暑もやっと遠ざかり、例年より歩みの遅い秋がやってきました。YouTubeチャンネル「朝日新聞LIVE」では京都から紅葉ライブをお届けしていきます。猛暑で紅葉の色づきが心配され…
京都・八坂神社、国宝本殿を特別公開 国内唯一の「祇園造」、神宝も(2023/11/1) 日本三大祭りの一つ、祇園祭を祭礼とし、有数の観光地でもある八坂神社（京都市東山区）が、秋の「京都非公開文化財特別公開」に初めて参加する。通常の参拝では見られない国宝本殿の内部や神宝など「知られざる八…
国宝建物のかざり金具を修理 職人になるきっかけは会社の倒産だった(2023/10/29) 金槌（かなづち）、木槌、金切り鋏（ばさみ）……。わずかに形の違う道具が棚にひしめく。錺（かざり）金具を作る職人「錺職」の松尾耕さん（42）が、畳が敷かれた工房で黙々と作業する。 錺金具は、寺社などの…
西本願寺の門前町、三つの寺が堂内初披露 幕末の大火後に再建・移転(2023/10/28) 浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺（京都市下京区）の東側に、いくつもの寺や仏具店が軒を連ねる門前町がある。開祖・親鸞（しんらん、1173～1262）の生誕850年を記念し、門前の三つの寺が、秋の「京都…
秀吉の妻ねね創建の高台寺、デジタル駆使の異空間 特別ライトアップ(2023/10/26) 豊臣秀吉の正室・北政所（きたのまんどころ、ねね）が創建した高台寺（京都市東山区）が、秋の夜間特別拝観で、方丈前庭を異空間に見せるライトアップを実施している。来年の北政所400年遠忌に向けた試みで、「…
京都で時代祭、2千人の行列による歴史絵巻 文化庁長官も初参加(2023/10/22) 京都三大祭りの一つ、「時代祭」が京都市中心部で22日にあり、京都が都だった千年余りの歴史を衣装や祭具で表現した2千人の大行列が都大路を練り歩いた。秋晴れの下、沿道で大勢の観客が優雅な行列に見入った。…
「都」への積年の思い 京都の時代祭に文化庁長官参加、沸く関係者(2023/10/22) 京都三大祭りの一つ、「時代祭」にとって、今年は記念すべき年となった。中央省庁の文化庁が京都に移転してから初めての開催となり、都倉俊一長官が名誉奉行として時代行列に参加したからだ。なぜ、文化庁長官の参…
まるで雲海に浮かぶ金堂 世界遺産・仁和寺、ライトアップで異空間に(2023/10/12) 世界遺産・仁和寺（京都市右京区）で、国宝の金堂が雲海に浮かぶようにライトアップされた。インバウンド（訪日外国人客）の回復に向けた取り組みの一環。観光庁の支援事業に選ばれ、微細な水を噴霧して雲海を表現…
京都の龍安寺、細川元首相奉納のふすま絵を公開 40面に九つの龍(2023/10/12) 枯山水の石庭で知られる世界遺産の京都・龍安寺で、元首相の細川護熙（もりひろ）さん（85）が奉納したふすま絵「雲龍図（うんりゅうず）」が特別公開されている。ふすま40面に九つの龍を描いた。誕生したばか…
京都の名物、和風ツルハドラッグ再開 逆風でも家賃払い続けた狙いは(2023/10/9) コロナ禍で一時閉店していた「ツルハドラッグ八坂神社前店」（京都市東山区）が9月15日、1年4カ月ぶりに再オープンした。京都有数の観光地・祇園にあり、八坂神社（同区）の目の前だ。街並みに合わせた和風の…
あばれる君、古都京都の寺社を巡る 世界遺産は「歴史のサバイバー」(2023/10/6) 恒例の「京都非公開文化財特別公開」が、今秋は京都市内の寺社など15カ所で開かれる。このうち6寺社7カ所は、来年登録から30年となる世界遺産「古都京都の文化財」（17寺社・城）の資産だ。世界遺産検定1…
聖護院の南にマンション計画 真宗大谷派に住民ら「土地貸さないで」(2023/10/5) 本山修験宗総本山・聖護院門跡（京都市左京区）の南側に5階建てマンションを建てる計画があり、周辺住民らの団体が5日、土地を所有する真宗大谷派（京都市下京区）に対して、現状のマンション計画を前提にした借…
世界遺産・苔寺が水路を復元へ 応仁の乱で一時荒廃、往時の姿が念頭(2023/10/1) 苔（こけ）寺として知られる世界文化遺産・西芳寺（さいほうじ、京都市西京区）が、近くを流れる西芳寺川から境内の池へ水を引き入れていた水路の復元に乗り出す。往時の姿をよみがえらせるとともに、水のせせらぎ…
満開のあとは「新そば」 かやぶき屋根の農村風景に白い彩り 京都(2023/9/19) 京都府南丹市美山町の「美山かやぶきの里」でソバの花が見頃を迎え、農山村の原風景を白く彩っている。 2002年に景観づくりのため栽培が始まり、今年は約2・5ヘクタールの休耕田がソバ畑になった。南丹市美…
暑すぎる京都、観光客呼ぶ苔庭に異変も 気候変動で「受難の連続」(2023/9/17) 日本庭園に「わび」「さび」の風情を生み出すコケが近年の気候変動で減少する「異変」が起きている。観光客に人気の庭園が多い京都府や寺社は「苔（こけ）庭は京都を代表する重要な歴史的景観」として保全に向けた…
ラグビーW杯、下鴨神社が御朱印で「スクラム」 墨絵2種を限定授与(2023/9/8) ラグビーのワールドカップ（W杯）フランス大会が開幕するのに合わせ、京都市左京区の世界遺産・下鴨神社の雑太社（さわたしゃ）で8日、ラグビーをイメージした御朱印の授与が始まった。 下鴨神社は、糺（ただす…
京都に観光以外で熱視線、中国人の経営者が続々 ある「悩み」が背景(2023/9/7) 観光で日本を訪れる外国人に人気の京都が、別の目的でも「熱い」スポットになっている。老舗企業に経営のノウハウを学ぼうとする中国人経営者が多く訪れているのだ。老舗を回るツアーにも中国から予約が集まってい…
京都・嵐山の目抜き通り「松並木の復活を」 観光の課題解決へ地元案(2023/9/3) 京都・嵐山で最もにぎわう「長辻通」に松並木を復活させようと、地元の嵐山まちづくり協議会が動き始めた。高度経済成長期に失われた歴史的景観をよみがえらせ、そぞろ歩きを楽しめる街をめざす。 松並木の復活を…
唯一無二、祇園の「都をどり」を研究 能ワキ方宗家生まれの大学院生(2023/8/27) 京都の花街、祇園甲部で毎年4月に開かれる「都をどり」の研究を立命館大大学院で続けている。 宝生紗樹さん（27）は能のワキ方、下掛（しもがかり）宝生流の宗家に生まれた。東京の自宅には能舞台があり、朝起…
京都の晩夏の風物詩「千灯供養」 化野念仏寺で4年ぶりに開催(2023/8/26) 京都の晩夏の伝統行事「千灯（せんとう）供養」が26日、化野（あだしの）念仏寺（京都市右京区）であった。約8千体の石仏や石塔にろうそくをともし、無縁仏を供養した。コロナ禍で2020年から営まれず、開催…
和歌の家、京都の冷泉家で進む「土蔵」の新築 補助が出ず、寄付募る(2023/8/26) 京都御所の北にある冷泉（れいぜい）家（京都市上京区）は「和歌の家」として知られる。平安末期から鎌倉初期に活躍した歌人、藤原俊成（しゅんぜい）・定家（ていか）父子を遠祖とし、国宝の定家筆「古今和歌集」…
京の非公開文化財、10月下旬から特別公開 世界遺産の6寺社などで(2023/8/2) 京都古文化保存協会は、通常公開されていない寺社などの貴重な文化財を披露する「京都非公開文化財特別公開」（朝日新聞社特別協力）の開催概要を発表した。毎年春秋に実施され、今回は10月下旬～11月下旬の会…
京都府、重文の庁舎に「映える」カフェ 府庁周辺は観光客少なくて…(2023/7/31) 国の重要文化財に指定されている京都府庁旧本館（京都市上京区）にカフェがオープンした。府は写真映えする休憩スポットをつくることで、府庁周辺のにぎわいづくりに生かしたい考えだ。 7月26日に開業したお店…
京都の混雑は枕草子の時代から 汚名返上へ「ずらし旅」の朝観光PR(2023/7/26) 夏休みシーズンが到来し、京都は国内外からの観光客でにぎわっている。ただ、京都観光の残念度として上位に挙がるのが「混雑」だ。それならば、混雑する時間帯や場所を避ける「ずらし旅」はどうだろう――。京都市…
京都・祇園祭、夏空のもと山鉾巡行 稚児のしめ縄切りに大きな歓声(2023/7/17) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭で前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行が17日、京都市内であった。豪華な懸装品（けそうひん）で「動く美術館」と称される23基の山鉾が、強い日差しに照らされながら都…
1席40万円プレミアム観覧席が好評 祇園祭、8割近く売れる(2023/7/17) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭で前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行が17日、京都市内であった。山鉾巡行を見る1席40万円の「プレミアム観覧席」は全84席中、8割近い65席が売れた。売り出した…
【ライブ中継】京都・祇園祭、前祭の山鉾巡行 ４年ぶり例年通りの形(2023/7/17) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭は17日、山鉾（やまほこ）が京都市中心部をめぐる前祭（さきまつり）の山鉾巡行が始まりました。 祇園祭は八坂神社（京都市東山区）の祭礼で、疫病がはやった869年に災厄の…
祇園祭、「山鉾建て」始まる 釘を使わない伝統技法で組み立て(2023/7/11) 日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭のハイライトとなる前祭（さきまつり）の山鉾（やまほこ）巡行に向け、都大路を進む「山」や「鉾」を組み立てる「山鉾建て」が10日、始まった。京都市中心部の四条通周辺で朝か…
京都・祇園祭を彩る提灯づくり追い込み 注文数はコロナ禍前に戻る(2023/6/30) 7月に行われる京都の祇園祭を前に、山鉾（やまほこ）や商店街などに飾られる提灯（ちょうちん）づくりが、奥川提灯店（京都市下京区）で追い込みを迎えている。今年は神社や商店街などから約2700個の注文があ…
世界遺産・東寺で10月に特別拝観 空海に下賜から1200年を記念(2023/6/24) 世界遺産・東寺（京都市南区）が平安時代の823年に弘法大師空海に下賜（かし）され、今年で1200年。それを記念した特別拝観「東寺のすべて」が今秋開かれる。通常非公開のお堂を含む八つの建物を参拝でき、…
京都最古の花街・上七軒の勝彩さん 大学を出て、あこがれの芸妓に(2023/6/24) 祇園（ぎおん）甲部、宮川町、先斗町（ぽんとちょう）、上七軒（かみしちけん）、祇園東。五つある京都の花街では、中学、高校を卒業してから舞妓（まいこ）になり、20歳前後に芸妓（げいこ）になることが多い。…
京の夏の風物詩「鴨川納涼床」 味わい多様化、朝営業やジェラートも(2023/6/23) 京の夏といえば「鴨川納涼床（ゆか）」。二条大橋から五条大橋までの鴨川西岸約2キロにわたり、約90軒の飲食店が仮設の高床式の席を並べる。400年の歴史を持つ風物詩だが、近年は店の多様化も進む。 日暮れ…
宮中に仕えた和歌の家 京都・冷泉家の後継者に決まった野村渚さん(2023/6/17) 京都御所（京都市）の周りには、江戸時代まで公家町が形成されていた。近衛家、九条家、二条家……。明治初め、天皇とともに多くの公家が東京へと移るなか、冷泉（れいぜい）家は「留守居役」として京都に残った。…
今年も到来トビケラの季節、春～秋、宇治の「風物詩」 観光に懸念も(2023/6/14) 京都府宇治市の宇治川近くの人たちにとって、今年もゆううつな季節が巡ってきた。水生昆虫のトビケラが飛び回りはじめたのだ。成虫になるのは春から秋。毒はないものの、ガに似ていることから「気持ち悪い」と嫌わ…
「沙羅双樹の花の色」とは 平家物語の世界、京都・東林院に(2023/6/12) 梅雨の朝に咲いた花が夕方には落ちる一日花のナツツバキが見ごろを迎え、京都市右京区にある妙心寺の塔頭（たっちゅう）・東林院で12日、「沙羅（さら）の花を愛（め）でる会」が始まった。 ナツツバキは日本で…
電車床にファスナー開いたバッグ 盗撮かも 大学生は声を上げた(2023/6/11) 「大丈夫ですか？ あなたのひとことが誰かを救う。」 関西の鉄道事業者が4月から、そう記されたポスターを駅や車内に貼り始めた。 盗撮や痴漢の被害に遭っても、周囲に助けを求めることができなかったり、被害…
何が善で何が悪か、ぶつかる主張 葛藤する沖縄描いた劇 京都で上演(2023/6/7) 1972年、沖縄が日本に復帰するのを目前に控えたある日、住民が意見をぶつけ合う。復帰を願う女性、文化や言葉を残したい男性、議論そのものを敬遠しようとする若者、考えがまとまらない有識者……。 沖縄が復…
京都・祇園祭の長刀鉾、「稚児」が決定 山鉾巡行で刀を使って大役(2023/6/2) 日本三大祭りの一つに数えられ、7月に行われる京都の祇園（ぎおん）祭で、前祭（さきまつり、7月17日）の山鉾（やまほこ）巡行で先頭を行く長刀鉾に乗る「稚児（ちご）」と、補佐役の「禿（かむろ）」が決まっ…
鴨川でシカの目撃相次ぐ 京都御苑近くの市街地、中州や川の中を歩く(2023/5/27) 27日午後、京都市内を流れる鴨川で野生とみられるシカの目撃が相次いだ。京都御苑から東へ数百メートルの市街地で、警察などが人に危害を与えるなどしないよう見守った。 京都府警川端署によると、午後1時すぎ…
文化庁の移転、都落ちでお気の毒? 「京都ぎらい」の井上章一さん(2023/5/21) 京都市にある国際日本文化研究センターの所長で、新書「京都ぎらい」で知られる井上章一さん（68）は、京都に来た文化庁の職員は「お気の毒」と感じている。ただ、せっかく来たからには「文化の現場」を見て、霞…
京都の若き華道家・池坊専宗さん 文化庁は人を育て、つなげる土壌を(2023/5/21) 京都の華道家元池坊は、室町時代に「いけばな」の理念を確立した。45世家元の孫として生まれた池坊専宗（せんしゅう）さん（31）は、若者ならではの視点で、いけばなの魅力を伝えている。京都の伝統文化を担う…
美智子さま、「いつか見たい」と語っていた葵祭観覧 上皇さまと笑顔(2023/5/16) 京都三大祭りの一つ「葵祭（あおいまつり）」は16日、「路頭の儀」と呼ばれる華やかな王朝行列が4年ぶりに都大路を練り歩いた。今年は上皇ご夫妻が葵祭を観覧し、祭りの関係者をねぎらった。 上皇ご夫妻はこの…
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