今日のAKBのコンサートでいろいろと発表があったようですね。AKBグループ内の組閣に関しては、正直、何の感慨もわきません。去年の大組閣祭りで、チームどころかグループのカラーを崩壊させた今、ここまで大々的にやる意味はないとすら思います。ことAKBグループにおいては、「全体」よりも「個人」を応援していないと身が持ちません。

 乃木坂に関して言えば、「全体」を応援することができる稀有なグループだと思うので、このスタンスを貫いてほしいところです。


 生駒ちゃんと松井玲奈さんの兼任解除はまた別記事にて。


 愛すべき横山由依さんは、チームAのキャプテンに。K→A→K→Aと忙しいですが、たかみなと一緒にいる時間を増やすためにはしかたないのかもしれません。 もし最初のチームがBだったら、BAKA。惜しいなぁ、もうちょっとでネタになったのに。


 さて、BAKAといえばりっちゃんこと、川栄李奈さんが卒業を発表しました。

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AKB川栄が卒業発表 襲撃事件の影響で「私は握手会に出られない」/デイリースポーツ


 予期していなかっただけに驚きましたが、その内容がなんとも切ない。上述した記事より引用します。

 川栄は「去年に事件があって、私はその後、握手会に出れなくなりました」と昨年5月に岩手県の握手会で起こった襲撃事件が尾を引いている事を明かした。続けて、「周りは気にするなって言うけど、自分では気になってしまって。AKBは握手会を大切にしているけれども、私は出れなくて、これからも出ることはできない」と長く思い悩んできたことを明かした。
 
 記憶にも新しい握手会で起きた悲劇。ファンもメンバーも決して忘れられない忌まわしき事件は、体だけではなく、心にも大きな傷跡を残していました。去年の総選挙では、気丈に舞台にあがり、その後のバラエティ番組やAKBの活動にも精力的に動いてきた彼女に、傷跡を隠すことはできても、癒やす時間などありません。


 昨年の9月、川栄さんが握手会不参加を発表したときに一悶着がありました。

 当時、755を利用していた川栄さんは、「あのさー握手会やれとかここに書かないでもらっていいですかー」と投稿。握手会に参加しない彼女に対しての心ない発言に対しての返事でした。「テレビはでるのに、握手会はでないのか?」といった旨の発言があったようです。

 会いたいがゆえの発言と好意的にとらえたとしても、この言葉が川栄さんに与えた衝撃は大きかったことは想像に難くありません。状況の重さを見て、総監督のたかみなが川栄さんをフォロー。最終的には秋元氏まで発言するに至りました。

 このとき、川栄さんは秋元氏に「私はAKB48に必要でしょうか?」とLINEを送ったようです。秋元氏の回答は「必要だ」。それは多くのファンの言葉です。あの事件があったから、ではなく、川栄李奈という存在がAKBを輝かせています。

 川栄さんだけじゃもちろんありません。AKBグループを構成するすべてのメンバーが、AKB48というパズルを埋めるピースのひとつひとつ。誰が欠けても、そのパズルは完成することはありません。違うピースを持ってきて新たな絵を作ることはできますが、今の「AKB48という絵」は、誰ひとり欠けても同じものは描けません。

 しかし、川栄さんは、自分は必要なのか、と自問自答を繰り返し、おそらくいろいろなメンバーに相談して、そして卒業の判断を下しました。それは彼女が必死で悩んで出した結論です、受け入れ、暖かく送りだし、今後の人生が光あふれるものになることを祈るのみです。



 でも、ちょっとだけ彼女に伝えたいことがあります。


 AKBは握手会を大切にしているけれども――。


 大切にしているのは、あなたという存在です。握手会はあなたを輝かすためのひとつの舞台でしかありません。劇場、コンサート、バラエティ、ラジオ、そしてドラマ。すべてで活躍できる人なんていません、あなたがあなたらしく生きる舞台があれば、ファンはあなたの活動を支持し、応援できます。

 握手会に参加できなくたって、あなたの大切さが変わるわけではありません。


 勉強なんかできなくても、周りの人に勇気を与えた、バカのセンター。
 テストの点数が悪いと指を指されても、みんなを救う、伝説の人。


 あなたの存在は唯一無二、変わりなんていません、あなたのいたAKBは、たったひとつのものです。


 だから、りっちゃん。

 あなたはAKBにとって必要な人でした。

 みんなが言うその言葉を信じてください。

 あなたというピースがいたAKBはとても魅力的でしたよ。

 自分の存在価値を否定せず、認めてあげてくださいね。

 きっとそれが新たな一歩を踏み出すとき、自分の背中を押す力になるはずです。



 まだ活動期間は残ってますが、

 おつかれさまでした。



 次の夢で会える日を楽しみにしています。 


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