NAR地方競馬全国協会は19日、令和6年度第1回調教師・騎手免許試験新規合格者を発表した。調教師4人、騎手3人で、現役騎手では金沢の池田敦騎手(47=高橋俊)、堀場裕充騎手(47=加藤和)の2人が調教師に合格。31日付で騎手を引退する。

また、JRAの小牧太騎手(56=フリー)が騎手に合格。約20年ぶりに地方競馬の免許を取得する。免許は8月1日付で交付。合格者は以下の通り。

▽調教師 池田敦(47=金沢)、堀場裕充(47=金沢)、荒木道哉(54=笠松)、森山広大(31=笠松)▽騎手 高木健(59=笠松)、筒井勇介(41=笠松)、小牧太(56=兵庫)※年齢は免許日現在

なお、騎手免許試験に合格した笠松の高木健、筒井勇介両氏はともに笠松競馬の元騎手。21年4月に馬券不正購入問題に関わったとして「競馬関与停止」の処分を受け、騎手免許も取り消されていた。22年3月に処分取り消しを求めた訴訟に勝訴。最終的には昨年6月に上告審が棄却され、その後に笠松競馬で厩務員として従事していた。高木元騎手は地方通算1113勝、筒井元騎手は同1276勝。2人とも8月1日から騎乗が可能となる。