twitterを眺めていると、同じような話題がループすることがあります。twitterに限らず、2chやそれを元にした「まとめブログ」などでも、似たテーマが繰り返し展開されていますよね。
その中のひとつに、「ヲタかくあるべし」といったテーマがあります。
要は、ヲタならこれこれこうだよね、"推す"ってこういうことだよね、という持論が展開されるわけです。例えば、"推す"という言葉を軽々しく使わない、メンバーの成績(評価)のために限界までがんばる、何でも否定的な意見は言わない、とまあそんな感じでしょうか。
でもこれらは、あくまで持論に過ぎません。ヲタの定義をどう考えようがそれは自由です。しかし問題なのは、持論にそぐわないヲタを見つけて晒しあげたり、攻撃したりする人です。全方位的に持論であるはずの定義を強要する人もいます。いや、それはあなたの定義であって、ヲタ全体の定義にすりかえないでくれ、という気持ちになります。
こういう人は、ヲタの上に立ちたいんですかね。立ってどうするんだろうと思いますが。
ヲタってなんだろう。
という問いには、自分はこのブログをはじめたときから答えを持っています。もちろんこれも「持論」に過ぎません。
その持論は、
ヲタはみんな一緒!!
です。
まさに今日ヲタになった人も、結成当初から追っている人も、在宅オンリーでも、イベントに連日参加する人も、大きなくくりで言えば「ヲタ」。ヲタという言葉が嫌ならば、「ファン」でもいいです。とにかく、乃木坂を、同じグループ(アーティスト)を好きな人同士はみんな一緒という考えでここまできました。
確かに、辿ってきた歴史や消費したお金によって、考え方や受け止め方に差異は出ると思います。でもそれはそれでいいじゃないですか。経験から生じる「差」を、同じヲタ同士で楽しめばいいだけです。
そもそも推し方に定義なんてありません。
例えば、あるグループがこんな宣言をしたとします。
「月に1回以上イベントに参加しない人は"推す"なんて言わないでください!」
これなら、"月に1回以上"という明確な基準が提示されていますから、それに満たない人が"推し宣言"をしていたら、「ルールを守れ!」と指摘することができます。
でも、こと乃木坂において、そんなルールはないです。だから推し方なんてそれぞれ。自分のペースで、自分が一番楽しめる距離感で応援すればいい。それを勝手な独自ルールを作り、他者に強要する人がいたら、その人こそヲタ失格だと思います。だって意にそぐわないヲタを排除、つまりファンを減らしているわけですから。グループの足を引っ張っているだけです。
中には、「グループ存続にはお金が必要。だからヲタはもっともっとお金を出すべき」という意見もあると思います。確かにそれは真実で、だからこそ推し(グループ)のためにお金を使う方もいると思いますが、それを人に圧をかけて言うのは、余計なお節介に感じます。
ヲタ活動の出発点は「自分」のはずです。握手会に行きたい、メンバーの喜ぶ顔が見たい、ライブで盛り上がりたい、雑誌のグラビアを眺めたい、写真集で(自主規制)したい。すべて自分の希望によって行動している。もし、誰かに強制されてやっているなら、それはもう趣味と呼べないのではないでしょうか。
好きになって興味をもてば、お金は出します。イベントにも行きます。メンバーのためを思って様々な行動を起こします。無理強いなんてしなくても、好きになれば、自ずとそうなります。ただ、人にはそれぞれ生活があり、使えるお金や、足を運べる範囲が違ってきます。それを考慮せず、全部ひとまとめに「ヲタかくあるべし」なんて論じるのが、そもそも乱暴過ぎるのです。
人には人の楽しみ方があって、それを否定されたくない。そして否定したくもない。これが結論です。後押しならまだしも、「こうやって推せ!」なんて強要されたら、自分は引いてしまいますから。
なんだか、推し方を力説している方を見ると、むしろコンプレックスがあるんじゃないかと思ってしまいます。自分の推し方に自信がなく、それを認めてほしいから、ことさらに強調するのかと。実際のところ分かりませんが、自分自身が一番楽しめる方法で趣味を満喫していきたいですね。
「天はヲタの上にヲタを造らずヲタの下にヲタを造らず」という言葉もありますし、他人(他ヲタ)の目を気にせず、いつも振り回してくれる"推し"に、あきれたり疲れたりしながら、それでも恋をしていきましょう!Hey!
新曲が出るたびに文句を言う人も、料理と生写真を並べて撮っている人も、ひたすら愛を叫ぶ人も、「どんだけお金もってんのよ!」と突っ込みたくなるような人も、謎な暮らしをしている人も、何かにつけてプロレス論を持ち出す人も、
ヲタ、皆、仲間!
コメント
コメント一覧 (7)
あ、握手会ありき系のヲタです。何年経っても数枚握りしめて行くのが精一杯( ̄▽ ̄)
ヲタ、ファンを自称するためにたった一つ必要なこと。
「その娘、そのグループが好き」
こんだけ〜〜〜
強い念波を送ってます🌊
さあ、仲間たちよっ!
国家最高レベルの機密によって特殊訓練を受けた成果を今こそ発揮しようではありませんかっ💪
例えば、○○ちゃんの握手は楽しいから良かったら取ってみてください!なら全然ありですけど、○○推しならもっと買えみたいだとないわーって思います。
まあ、ヲタクはヲタクですよ。
貴賤も上下もない。
ほんの数年前、2013-2014年辺りと比べても乃木坂界隈は息苦しくなりすぎだと感じていて、その理由は上記です。
その人が感じるままに楽しめばいい、といった「気にする人へのサポーティブな意見」が出てくる事態が窮屈さを表しています。
アイドルに限らず趣味って自分中心のものでは?
同意を求めるため、批判をかわすため、言い訳のため、なぜに界隈は人に構いたがるのか。
頭の成熟加減とは別の次元として「人に構わない美徳」って必要だと思います。
アイドル好きに意味付けや正論とやらの分別を求めすぎてて息詰まります。
変に市民権を得過ぎた副作用なんだろな。
そもそもこの話に熱くなってる人っていうのは、賛成反対どちらにせよこれを意識しているという意味で正直同じ人種だと思いますね。単に太オタクを自認してる奴、もしくはその幇間が賛成派、金たいして使ってない事に何となく引け目を感じてる奴が反対派として熱くなってるだけ。他人の目を過剰に意識するという点では全く同じ精神構造の人にみえる。
で、まあこういうことになっちゃうのは、結局趣味の世界も実社会と地続きだったんだなーと言うことでしょうなあ。オタク個々がバラバラならこんなことなくて、繋がった結果まあ普通の社会みたいな階層付けが始まったと。
で、一般社会で満たされない承認欲求をオタク社会で満たそうとするやつは無くなるわけないから、こういうのが嫌ならぼっちオタクになるしかないかもね!
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