ノギザカッション!

タイトルは「乃木坂46」と「Discussion(討論)」組み合わせた造語です。 主にアイドルグループ「乃木坂46」に関して、楽しく、まじめに、真剣に、いろいろ語ります!

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AKB総選挙





2018年6月16日『AKB48世界選抜総選挙』から2ヶ月以上の時間が経ち、本日、世界選抜メンバー16名による『センチメンタルトレイン』のMVが発表されました。しかしそこに1位の彼女の姿はありません。絵コンテとCGで、不在の穴を埋めています。

いや、埋められてなどいません。そこに彼女がいないのは事実なんですから。

なぜ、こうなってしまったのか……。悲願だった1位を掴み取り、たくさんの祝福を集め、堂々とAKBグループのセンターに立つ彼女がそこにいたはずなのに。現実は体調不良で活動休止。表舞台からパタリと姿を消してしまいました。なぜ、こうなってしまったのか。何度繰り返しても、その理由はわかりません。公式から発表されているのは下記のみ。


「松井珠理奈について、以前から体調不良が続いており、一部の活動をお休みさせていただいておりましたが、このたび、SKE48および48Gの活動をしばらくの間休止しまして、療養に専念することと致しました。」松井珠理奈休養に関して/SKE公式サイト)


ネットでは関係者の弁や、さまざまな憶測が飛び交っていますが、公にされているのはこれだけです。いったいなぜ、長期で休まなくてはいけないほど体調を崩したのか、明らかにされていません。そう、公式からも本人からも理由は語られていないのです。

なので体調不良と、総選挙後のバッシングは別物として考えます。その可能性が高いにしても、です。

なぜか。

もし、彼女が体調を崩さずに元気で活動していたら、このバッシングが大きく取り上げられることはなかったでしょう。ネット民の暴走ぐらいでフタがされたのではないでしょうか。

でも違います。悪いことは悪い。体調を崩させたから「悪い」のではなく、暴言・中傷は悪いことです。そこを強調するために、あえて体調不良とバッシングは別に考える必要があると思います。



表舞台に立つ仕事ですから、自身の言動で賛否が巻き起こるのは当然ですし、自然なことです。でも相手も人間、言葉を選ばくてはいけません。「意見」と「暴言」は違います。ネットの言葉で傷つけるのは、顔でも体でもありません。心です。

心の傷は目に見えますか?
血が流れているのがわかりますか?
傷口をネットで見せられますか?

残念ながら、心の傷は伝わりにくいです。だから傷つけたほうも、どれだけ相手を傷つけているのかわからない。自分の犯した罪に気づきにくい。相手を殴って傷つけるのも、暴言で傷つけるのも同じ「痛み」なのに。



珠理奈さんに飛び交った心ない言葉の数々は、どれだけ彼女の心に傷を負わせたのでしょうか。インタビューを編集した動画。ネタモトすらわからない、信憑性のない話で責め叩かれる日々。メンバー自身が否定しても悪い噂だけが広がり、いつしかそれが真実のように語られる……。

なんでこうなったんだろう。こうなるなら1位にならないほうがよかったんじゃないか。そんなことまで頭をよぎります。でもそれは「決めつけ」です。本人の1位になった「今の気持ち」を聞かない限り、投票したことを後悔したくはありません。

今の彼女にどんな言葉をかければいいのか。「待ってる」も「がんばって」も、もしかしたら重荷になってしまうかもしれません。でも、応援の気持ちを贈ることに間違いはないと思います。

プロレスラーも怪我で長期欠場を余儀なくされることがあります。そのとき不安になるのは、自分の居場所です。次々とスター選手が現れて、復帰したときに自分の居場所はあるのか。ままならない体で不安に襲われるそうです。

もしかしたら珠理奈さんもそんな状態かもしれません。だから、プレッシャーになるとしても、「待ってる」という言葉や行動は励みになるはずです。あなたの居場所はここにあるよ、と伝えることですから。



彼女を考えるとき、いつも頭に浮かぶ言葉があります。

1位になったからじゃない、センターになったからじゃない、ましてや休業したからでもない。

誰も否定できない、自分だけの真実。

そしていま、一番伝えたい言葉。







あなたに会えてよかった!!







もともとその活躍は見ていましたが、『豆腐プロレス』でプロレスと出会い、そこからプロレス界と親交を深めるあなたを見て、プロレスの楽しさを再確認できました。

正直、プロレスに冷めてたところがあったんです。冷めてたというか、見方がつまらなくなってたんです。長く見てると、なんとなく今後の展開が読めてしまいます。「ああ、やっぱりね……」と。でも彼女は違いました。目の前の試合に心から一喜一憂する。ときには涙する。それこそ自分がなくしていたものでした。

プロレスを広めてくれたことには感謝しかありません。でもそれ以上に、個人的なことですが、自分の心に熱いプロレス魂を復活させてくれたこと。そこに一番の感謝があります。

参加できるかは別に、握手券もとりました。この気持ちはいつか必ず、直接お伝えします。あなたに会えてよかったと。

それが真実。珠理奈さんが今後どんな道を辿ろうとも、会えてよかった気持ちは真実ですし、誰にも否定させません。だから今、その言葉を届けたいです。


あなたに会えて心からよかったと思う人間がここにいます。

きっとそう思う方は、もっともっとたくさんいます。

ここにいてくれて、本当にありがとうございます。



先日、新日本プロレスで大きなシリーズが終わりました。「G1クライマックス」。真夏の最強決定戦です。

珠理奈さんが「弟子入り」した棚橋選手が優勝しました。珠理奈さんの一推しレスラー、ケニー・オメガ選手も大活躍でした。ケニー選手にいたっては、「ハリウッドJURINAポーズ」を試合中に決めたり、新コスチュームで彼女へのエールを表現しています。

そのケニー選手が多用している言葉。


change the world


そう、世界は変わります。変えられます。

彼女が傷つくだけの世界もあれば、彼女が彼女らしく羽ばたける世界もある。

その世界をつくるのは、きっとわたしたち。

わたしたちの言葉ひとつひとつが世界を変えます。


言葉で傷ついた心は、言葉で癒すことができる。

だから、心の痛みが伝わる世界へ、分かり合える世界へ、心を癒せる世界へ。

1位を後悔させない、1位を後悔しない世界へ。

みんなで1位を祝福できる世界をつくりましょう。



彼女は……松井珠理奈さんはすごいことを成し遂げたんですから。


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【AKB48世界選抜総選挙】「いざ、約束の場所へ」松井珠理奈とプロレスと総選挙

【AKB48世界選抜総選挙】松井珠理奈さん、1位おめでとうございます!祝福と感謝の気持ちを込めて。






松井珠理奈さん、AKB48世界選抜総選挙1位、おめでとうございます!

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いやー、かっこよかった!しびれた!たぎった!

この喜びはまさにイヤァオ!

応援しているメンバーが1位になる嬉しさをはじめて知りました。

こんなにも感動するものなんですね。

総選挙にかかわった皆さま、本当におつかれさまでした。

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――そのとき、彼女は笑った。

9回目の挑戦。11歳でSKE48に加入し、全身全霊で駆け抜けた9年間。それでも山は高かった。1位にはなれなかった。悔しくないはずがない。ずっと目指していたあの場所。1年間で一度だけ挑めるあの高み。この機を逃せば、来年までチャンスはやってこない。

2017年6月17日。沖縄で開催された「第9回AKB48選抜総選挙」にて、第3位で呼ばれた松井珠理奈は、それでも、晴れ晴れと笑っていた――。


20歳になってはじめて挑んだ総選挙。「来年こそは名古屋に1位を持って帰るぞ!」。前回のその叫びも儚き夢へと消える。またダメだった……。でも、そんな想いをひた隠し、少しだけ悔しさをにじませながら、笑顔でスピーチをはじめる。

投票したみんなへの感謝の言葉を口にしたあと、深々と頭を下げる。頭を上げた彼女は目を伏せる。何かをこらえるように、伏せた目のまま、絞り出した言葉。

「正直……悔しい!……悔しいです!」

嘘偽りのない感情がそこにはあった。3位だって立派な順位。そう声をかけたくなる。でも、彼女は知っている。大事なことを知っている。

伏せた目をあげる。まっすぐに前を向く。

「ですが……」

毅然とした眼差しは真実を見すえる。そう、彼女は知っている。王者はひとり。チャンピオンベルトを巻けるのは、頂点に立った者のみ。だから、ベルトを巻くために、ここで終わるわけにはいかない。

諦めない者に、必ず道は開ける。3カウントまで、戦いは終わらない。いや、3カウントをとられても終わらない。何度だって立ち上がる。立ち上がれる。負けても、負け続けても、必死にくらいつく。そんなプロレスに魅せられた彼女の耳には、きっと聞こえていたはずだ。

「この上にいるお二人。私のことをもう一度燃えさせてくれて、本当にありがとうございます」

来年――、2018年AKB総選挙の戦いを告げるゴングが。

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