20日に行われるアイリッシュオークス(G1、芝2400メートル、カラ)の出走馬と枠順が18日、確定した。

14頭立てで、人気の中心となっているのはエイダン・オブライエン厩舎の2頭。ただ、大手ブックメーカー各社の単勝前売りオッズが2頭の鞍上発表によって、逆転する現象が起きた。

レーシングポスト電子版によると、当初1番人気だったのは、ロイヤルアスコット開催のG2リブルスデールSを勝ったポートフェアリー(父オーストラリア)。パディパワー社は単勝3・75倍のオッズを提示していた。2番人気は仏1000ギニー、コロネーションSでいずれも8着に敗れ、前走で古馬相手のG1プリティーポリーSで3着だったコンテント(父ガリレオ)。こちらは6・0倍のオッズだった。いずれも前走はライアン・ムーア騎手とのコンビだった。

2頭の鞍上が決定し、エイダン・オブライエン厩舎のファーストジョッキーであるライアン・ムーア騎手がコンテント、ウェイン・ローダン騎手がポートフェアリーに騎乗することがわかると、オッズが逆転。コンテントが3・75倍の1番人気、ポートフェアリーが5・0倍の2番人気になっている。

パディパワー社のオッズでは3番人気が障害競走のトップトレーナー、ウィリアム・マリンズ調教師が管理する良血馬ロペデリラ(父ロペデヴェガ)の5・5倍。仏オークス5着のデアートゥドリームが8・5倍、リブルスデールS2着のラヴァストリームが9倍で続いている。