<1>ナリタヴィクトリー(日曜小倉8R)

17日の栗東坂路で、この日の“2番”時計となる4ハロン49秒8-12秒9を末強めでマーク。これまでの自己ベストは同51秒5だったが、大幅に更新した。また、単走でこれだけの時計が出た点も評価できる。

休み明けで昇級戦だった前走は15着。好発を切ったものの、砂をかぶったからか、もまれたからか、序盤で下がってしまい、まったく競馬にならなかった。たたき2走目で動きが良くなった今回は、すんなり先行できれば一変も可能。減量騎手起用で重量50キロも魅力だ。


<2>ハギノアトラス(日曜福島11RジュライS)

ハギノアトラス(2022年撮影)
ハギノアトラス(2022年撮影)

17日の栗東坂路で4ハロン51秒1-12秒1をいっぱいで計時した。4ハロンはこの日5番目に速い時計で、8歳にして自己ベストを0秒4更新した。

1月に1年ぶりに復帰した後は4走連続で2桁着順が続くが、もともとオープンでも阿蘇S3着、師走S2着があり、復調すれば力は十分。調教タイムに兆しが見えた今回は、穴で狙いたい。


<3>ヤマニンループ(日曜小倉9R宗像特別)

ヤマニンループ(2023年撮影)
ヤマニンループ(2023年撮影)

放牧で立て直された効果か、17日の栗東Cウッドではいっぱいに追われ、6ハロン79秒2-11秒2の好時計をたたき出した。全体6ハロンはこの日の“2番”時計だった。

今回は4カ月ぶりだが、前走馬体重が440キロと牡馬にしてはコンパクトで仕上がりは早い。現在の2勝クラスでは5着4回が最高着順だが、勝ち馬から0秒2差が2回と突破できるだけの力は秘める。夏場の好走が多いタイプでもあり、激走を期待だ。


【先週の結果】

<1>アストロフィライト

土曜小倉10R不知火特別 7着(4番人気)

<2>メイショウヤマモモ

日曜小倉8R 5着(2番人気)

<3>ジュストコル

日曜小倉11R佐世保S 15着(5番人気)

◆日刊スポーツDB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。