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 「斜めに見える青空」様より、 「じょしらく弐~時かけそば~」の観劇レポートをいただきました。


 前回を踏まえての今回。

 それぞれのメンバー、ストーリーは、青空さんにどう映ったのでしょうか。 


 20160520-01

(以下、斜めに見える青空様レポートです)


『じょしらく弐~時かけそば~』観劇レポート

待望の『じょしらく弐』、またもや(笑)平日に、チーム「く」チーム「ら」の2公演を観覧することが出来ましたので、懲りずに素人レポートを書きました。観たまま感じたまま楽しんだままに、つらつらと綴りたいと思います。


~~5/18昼公演・チーム「く」~~

◆暗落亭 苦来(あんらくてい くくる) 斎藤ちはる
◆空琉美遊亭 丸京(くうるびゆうてい がんきょう) 佐々木琴子
◆蕪羅亭 魔梨威(ぶらてい まりい) 井上小百合
◆防波亭 手寅(ぼうはてい てとら) 桜井玲香
◆波浪浮亭 木胡桃(はろうきてい きぐるみ) 渡辺みり愛
創作落語「粗忽なガール」(元ネタ:「粗忽長屋」) 演者 桜井玲香

舞台経験豊かなキャプとさゆちゃんがもたらす、演技の抜群の安定感。……というのは、事前に予想していました。が、蓋を開ければ良い意味で期待を裏切られました。ちーちゃんも、みり愛も演技が上手い。KTKも前回よりもこなれて上手くなっていました。そして、KTKの楽しそうに演技する表情がまた良かったです。カーテンコールで、感想を求められて「楽しかったです」と(毎回同じらしいですが(笑))答えていましたが、その言葉は素直な気持ちのままなのだと思いました。その瞳の光と晴れやかな表情に、立候補制だったという今回の舞台に、立ち上がった彼女の意志を見て取れた気がします。
この公演は、メンバー曰く「ハプニング満載」だったらしく、特にキャプのセリフが完全に飛んで、妙な間が空いて観客が「?」となり、演者が焦り始めた瞬間、KTKが「(セリフ)だよね、手寅ちゃん」とキャプに助け舟を出し、セリフを思い出したキャプが「ありがとう、丸ちゃん」とアドリブで返したシーンは、なかなか観られないレアなものだったかと思います(キャプ推しとしてはキュンキュンしてましたが(笑))。
キャプテンのギャル語全開の落語は、さすがの芸達者ぶり。一発芸「ホップステップホイップ」での安定のスベリも楽しかったです。さゆちゃんのアドリブシーンで、スベリ具合をいじられ、舞台裏でキャプがさゆちゃんに二度ほどすれ違いざまに腹パンしたという、微笑ましいエピソードが、カーテンコールで明かされていました。
歌唱シーンも大きく気になるような音外しなどもなく、初回の「じょしらく」に比べてまとまりの良い印象を受けました。メンバーがより、ストーリーの世界観に馴染んだ気がします。
また、本公演のカーテンコールでは5/16に誕生日だった、キャプのハッピーバースデーのお祝いがあったのも、ファンとしてはとても嬉しいものでした。
MVPを決めるなら…、桜井玲香。全体を引っ掻き回したという意味もありますが(笑)、彼女の雰囲気を体現する舞台でした。


~~5/19昼公演・チーム「ら」~~

◆暗落亭 苦来 中田花奈
◆空琉美遊亭 丸京 生駒里奈
◆蕪羅亭 魔梨威 能條愛未
◆防波亭 手寅 松村沙友理
◆波浪浮亭 木胡桃 鈴木絢音
創作落語「粗忽なガール」 演者 松村沙友理

まっちゅんの創りだす明るい雰囲気と、経験豊富なジョンソン、生駒ちゃん、自信を持ったかなりんという布陣で、あーちゃんはついていく立場なのかと思いきや。一番驚いたのが、あーちゃんがあまりにも出来ることでした。デキる女、鈴木絢音恐るべし。初舞台とは思えない堂々の舞台さばきで、新たな才能の発見を目撃した気分です。細かいことを言えば、まだまだ粗はあるのでしょうが、どんどん演技をさせてみたいと期待させるに十分の出来でした。まっちゅんが咳き込んでしまい、セリフが言えないとみるや、すかさずアドリブで助けを出したシーンなど、お見事でした。
昨日の関東ギャル全開のキャプと同じ演目『粗忽なガール』に挑んだまっちゅん。セリフを関西弁に変え、上方風に演じられた落語は、キャプの尖った仕上がりとは一転、ほんわかしたまっちゅんらしい笑いで、落語とは演者を体現する芸なのだなあと感じました。
個性の強い、一癖あるメンバーで作り上げられるチーム「ら」の『じょしらく』は、原作を知らない私ですが、おそらく原作の空気感に近い仕上がりになっていたのではないかと感じました。昨日の「く」公演も悪くなかったですが、舞台の完成度としては、本日の「ら」公演に軍配を上げたいと思います。
MVPは、能條愛未かな。主人公は紛れも無く手寅なのですが、魔梨威さんあっての「じょしらく」というのを強く感じさせてくれました。


~~2公演を通しての感想~~

前回の「アイドルという存在の虚実皮膜」というテーマから一歩進めて具体的になった今回のテーマ。私は、2公演ともエンディング近くで提示されたそのメッセージを観て、深く感動しました。それは、アイドルという存在、その輝きを愛する者、そしてアイドル本人にも普遍のテーマでしょう。

帰らざる日々のために、今日この一歩を。 

 
20160520-02



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