YKのRockでなし日記

ロックやHR/HMの作品レビューやライヴ感想など 御ゆるりとお付き合いください。

洋楽レビュー

My Years With UFO / Michael Schenker (GER,2024)

情報解禁から何気に楽しみにしていたマイケル・シェンカーのUFO時代のセルフカバーアルバム
一気に解禁された豪華ゲスト陣もあってよりワクワク発売を待っていました

Vo以外もゲストに招きながらも、基本的なメンバーは
Gt: Michael Schenker (当然)
Ba: Barry Sparks
Dr: Brian Tichy
Key: Derek Sherinian
と手堅い編成 リズム隊はB'zでお馴染みですね(その組み合わせはなかったけど)

シェンカー神のUFO在籍時代から50周年を祝うというお題目
豪華なゲストVo陣もさすが神という感じ? 優秀なマネジメントのおかげ?笑

アートワークの参照点は勿論Stranger in the Night
HR/HM史上屈指の名ライブ盤でございます

My Years With UFO
Michael Schenker
ワードレコーズ
2024-09-20


01. Natural Thing (Feat. Dee Snider & Joel Hoekstra)
02. Only You Can Rock Me (Feat. Joey Tempest & Roger Glover)


03. Doctor Doctor (Feat. Joe Lynn Turner & Carmine Appice)
04. Mother Mary (Feat. Slash & Erik Grönwall)


05. This Kids (Feat. Biff Byford)
06. Love to Love (Feat. Axl Rose)
07. Light Out (Feat. Jeff Scott Soto & John Norum)
08. Rock Bottom (Feat. Kai Hansen)

09. Too Hot to Handle (Feat. Joe Lynn Turner & Adrian Vandenberg, Carmine Appice)
10. Let It Roll (Feat. Michael Voss)
11. Shoot Shoot (Feat. Stephen Pearcy)


01. Natural Thing (Feat. D. Snider & J. Hoekstra)
Twisted Sisterのディーさんと白蛇(今はAcceptのサポートギター)のジョエルさん参加。この曲のGリフがマイケルの歴史で一番好きかもしれない。

02. Only You Can Rock Me (Feat. J. Tempest & R. Glover)
Europeのライブにマイケルが客演した時から感じてたけど、ジョーイ・テンペストとマイケルの愛称ってめっちゃ良いんじゃないか?

03. Doctor Doctor (Feat. J.L. Turner & C. Appice)
ジョーリンが自分の色を殺さずにUFOナンバーにマッチしたのが意外でした。

04. Mother Mary (Feat. Slash & E. Grönwall)
今作で一番最初に解禁されたリードトラック。スラッシュは当然GNRのスラッシュ、Voは元Skid Rowのエリク。レイドバックしたサウンドにエリクの熱唱が冴えわたる非常に良い出来です。

08. Rock Bottom (Feat. K. Hansen)
カイ・ハンセンをVoとしてしか使わない贅沢さ笑 元から好きな曲ですが、今作で一番好きなトラックです。70sのスリリングさはないけれど、それでもこれだけのGソロやられちゃお手上げって感じ、さすがマイケル


全体を通して安定した堅実なクオリティで届けられている印象。てかそれこそここ15年くらいマイケルを追ってる人はもう70/80sのスリリングさがない事は分かっているはずだしね。100点満点中200点はもう出せないけど、絶対に0点も出ないし、80点を安定して出しているのが今のマイケルです。そしてそんなマイケルが今UFOのセルフカバー作ったらこうなると納得の出来。
若干音が気になるのは正直あるけど、良い作品ですよ
皆さんも是非聴いてみてくださいね!

それではまた今度やりましょう


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Somewhere in Time / Iron Maiden (1986,UK)

さぁいよいよ待ちに待ち待ち待ったIron Maiden来日公演
本当に待望でございます。

今回のツアーでフィーチャーされてるのは
新譜『戦術』と今日紹介する『Somewhere in Time』です
(新譜と言っても、もう3年前…)

Somewhere in Time、彼らの歴史的にはPowerslaveの次のオリジナルアルバムであり
名ライブ盤とされる『死霊復活』を収録したツアーの勢いを受けた状態で制作された作品です


サムホエア・イン・タイム(ザ・スタジオ・コレクション・リマスタード)(通常盤)
アイアン・メイデン
ワーナーミュージック・ジャパン
2019-04-24



01. Caught Somewhere in Time

02. Wasted Years

03. Sea of Madness
04. Heaven Can Wait

05. The Loneliness of the Long Distance Runner
06. Stranger in a Strange Land
07. Deja-Vu

08. Alexander the Great




01. Caught Somewhere in Time
この記事書いてる時に演奏時間が7分半もある事に気付いて驚いた。強すぎるパートの展開で全然そう感じさせない曲。スティーブのベースを中心に駆けるような刻み方がたまらんですね。
こういう曲が敢えてフィーチャーされない限り埋もれた名曲になってしまうメイデンの恐ろしさ

02. Wasted Years
エイドリアン曲、今作で一番ライブで演る曲か。印象的なイントロのGリフ
サビのキャッチーさはエイドリアン印、彼のコーラスも秀逸

04. Heaven Can Wait
スティーブのベースを大いにフィーチャーしたイントロから加速して歌入り
サビにGソロ後転調してからのパートにシンガロングできる場面が多く有り〼

07. Deja-Vu
哀愁をまとったトーンで疾走していくデイヴの色が強い曲。
フック満載の展開で、この曲もいつかライブでフックアップして欲しいです

08. Alexander the Great
今のツアーでようやく初披露されたファン人気の高い曲
Rime of Ancient~系の曲、もっとコンパクトだけど、あ、でも8分以上あるけど


8曲しか入ってないのにトータル50分以上ある作品なんですが、
全然長尺とかそういう事を感じさせないフック満載の展開が続く傑作です。


皆さんも是非聴いてみてくださいね!
それではまた今度やりましょう

このアルバムから5曲も披露されている今のツアー
めっちゃ楽しみ!

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Contraband / Velvet Revolver (2004,US)

Velvet Revolver
簡単に言うとGuns 'N' Roses x スコット・ウェイランドのスーパーバンドです
AudioslaveのGNR版みたいな
なんとなくですが、今のFrontier主導のも含めて、そういうスーパーバンドのはしりな印象
ちなみにこのバンドでドラムを務めたマット・ソーラムは今度B'z松ちゃんのプロジェクトTMGで叩きますね

さて彼らのアルバム2枚の内、1枚目・デビュー作が今年で20周年ですね
日本限定でアニバーサリーリイシューのCD盤が出るそうです

コントラバンド
ヴェルヴェット・リヴォルヴァー
SMJ
2013-10-09


01. Sucker Train Blues

02. Do It for the Kids

03. Big Machine
04. Illegal I Song
05. Spectacle

06. Fall to Pieces
07. Headspace
08. Superhuman
09. Set Me Free
10. You Got No Right
11. Slither

12. Dirty Little Thing

13. Loving the Alien
14. Bodies
(live-bonus)


01. Sucker Train Blues
ベースのパンキッシュなフレーズで始まるロックンロールナンバー
歌メロは若干アクセルが歌ってるのが想像できつつも、スコットさん頑張ってます

02. Do It for the Kids
この曲もスコットが歌うGNRの新曲ってな感じで好きなんですよね
ドラムのパターンがいかにもUYIというかマット・ソーラムなのも好き

05. Spectacle
サビでの伸びやかなキャッチーさが良い
これは今のSlashのソロ作に通ずるくらい彼の色が強い曲かな。
マイルスケネディが歌ってるのが想像できる。

11. Slither
Slash・ダフ復帰後のGNRでもカバーされているVR代表曲
豪快なハードR&Rのお手本という手堅い仕上がり。Gソロ良

12. Dirty Little Thing
個人的にVRで一番好きな曲
イントロ・Gリフでワクワクするし、そこに入ってくるスコットのVoと歌メロが凄く良い



この作品発表当時GNRは停滞していたし、このバンドに希望を見出すファンは多かったと思います
そういうファンの期待に見事応えた作品

その後の流れは皆さんご存じとは思いますが…

なんせVRは良いバンド/プロジェクトでした

皆さんもぜひ聴いてみてくださいね!
それではまた今度やりましょう



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Love at First Sting / Scorpions (1984,GER)

先日ドイツで開催されていた地球最大規模のメタルフェスWacken Open Air
WOAですね

そこでヘッドライナーの一角を担ったのがドイツにベテランHRバンドScorpions
蠍団のセットでフィーチャーされていたのがLove at First Stingだったんですね
知らなかったんですけど、この作品のアニバーサリーを祝うツアーやってるという事で

WOAの中継映像も魅入ってしまいました
ジャーマン伝統芸能の核ですね

邦題は禁断の刺青
蠍団はどっかに行ってしまいました笑

Love At First Sting
Scorpions
R M
2015-11-06



01. Bad Boys Running Wild
02. Rock You Like a Hurricane

03. I'm Leaving You

04. Coming Home

05. The Same Thrill

06. Big City Nights

07. As Soon as the Good Times Roll
08. Crossfire
09. Still Loving You




02. Rock You Like a Hurricane
80s蠍団代表曲中の代表曲ですね。Blackoutと並んで
マティアスのリードとルディ兄のリズム、ギターコンビの絡みがめちゃくちゃかっこいい
クラウスの歌も若々しくて良いですね。エネルギーに溢れている

03. I'm Leaving You
ちょっとウリ期っぽい雰囲気がある哀愁纏うアレンジ
マティアスのギターが凄く良いんですよ。もっと騒がれるべき存在

04. Coming Home
分かりやすい静と動の対比 静というかPrelude的クラウスのほぼアカペラバラードパートから
バンドが入ってガツンと疾走していくパート
今のツアーではOP曲としてこの曲フルでやってて、嬉しい

05. The Same Thrill
この曲も元気に疾走系 ちょっとパンクな香りもしたりね
やっぱりマティアスもっと評価されてほしい

06. Big City Nights
このアルバムでは#1,2と並んでライブで披露される定番曲
Scorpions特有のマイルドな鋭利さ


真上に書いたけどScorpionって独特の鋭さがないですか?
剃刀とかに例えらえるような感じじゃなくて、なんかゴム玉で擦ったらスパッと切れてた、みたいな笑

何言ってんだって話ですけど笑
なんか最近それが心地良く感じるですよね

特に今の蠍団
ミッキー・ディーという新しいエンジンを積んでからの蠍団は凄いよ

今のセットでの来日祈願という事で
それではまた今度やりましょう

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For Unlawful Carnal Knowledge / Van Halen (1991,US)

来日も決まっているSammy Hagerさん
このツアーのトピックは何かって彼がVoを務めたVan Halen時代の楽曲がメインのセットという事

バンドメンバーが
Gt: Joe Satriani
Ba: Michael Anthony
Dr: Jason Bonham

チキンフットmeetsジェイソンって感じ
サミーの歴史的にはチキンフットmeetsザ・サークルか

もちろんエディへのトリビュートツアーであるわけです

そんなサミーさん時代のVan Halenでございます

実は私にとって"Van Halenの声"はDavid Lee Rothなんです
だからサミーさんの歌うVan Halenってベスト盤に入ってる曲くらいしか知らず
ふとそろそろサミー期のVHを勉強しようと思って聴き始めた時にサミー来日の報で
ちょっと縁を感じたのであります

F@U#C%K~フォー・アンローフル・カーナル・ノレッジ(エクスパンデッド・エディション) (特典なし)
ヴァン・ヘイレン
ワーナーミュージック・ジャパン
2024-07-24


01. Poundcake

02. Judgement Day

03. Spanked
04. Rounaround
05. Pleasure Dome
06. In 'N' Out
07. Man on a Mission

08. The Dream is Over
09. Right Now

10. 316
11. Top of the World




01. Poundcake
電動ドリルのモーター音をPUで拾ったイントロで有名なハードロック
実は何よりかっこいいのがアレックスのドラミング

02. Judgement Day
アップテンポに刻むリフが印象的 リズムとリードそれぞれでエディ冴えまくり
サミーヘイガーの歌というかボーカリストとしてのセンスも出まくり

07. Man on a Mission
ミドルテンポでビートに重きを置いたブルーズ色の強い1曲
常にエディの音だって分かるキャラクターは凄い
B'zがc/wで使っていそうなGリフ笑

09. Right Now
個人的にはこの曲がサミー期の象徴だと思っています。鍵盤とか
この曲はサビに向かうまでの歌メロが非常に秀逸だと思います
そしてB'zがアルバム曲に使ってそうなイントロ笑

11. Top of the World
この曲も非常に80sからの流れを汲むスタジアムロックという感じで良いです分かりやすい



デイヴ期VHの魅力がロックのかっこよさなら
サミー期VHの魅力はロックの親しみやすさですかね

当然デイヴ期はかっこよさだけじゃないし、サミー期も親しみやすさだけじゃない
重きを置く所の違いだと思います

洋楽ハードロック入門にも最適なアルバムなんで
皆さんの是非聴いてみてくさいね!

それではまた今度やりましょう


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