YKのRockでなし日記

ロックやHR/HMの作品レビューやライヴ感想など 御ゆるりとお付き合いください。

Mr.Big

Ten / Mr.Big (2024,US)

絶賛ラストツアー開催中のMr.Bigさん
このタイミングで新譜が登場です

パット・トーピー逝去後初のアルバムですね
ニック・ディヴァージリオ参加後初でもあります。
ニックさんって僕の感覚だとMr.Bigの正式メンバーなんですけど、セッション参加の立ち位置なんですかね?サポートメンバー?
でも普通に4人の内の1人としてB!誌のインタビュー受けてるし、採用こそされなかったけど今作用に曲書いてきているし、やっぱりパーマネントなメンバーだよね

ソングライティング的な話で言うと、今作はエリックとポールが中心で、と言うよりこの2人が担っています。
インタビュー読むに、リズム隊の曲は採用されずという感じで、今作の監督はポール・ギルバートだってエリックは言ってるけど、だとしたら実質はジェイ・ラストンと共同プロデュース?
そんな作品ですね


TEN (JAPAN EDITION) (MQA-CD) (日本語帯・解説書付国内流通盤) (輸入盤)
MR. BIG
Evolution Music
2024-07-12


01. Good Luck Trying

02. I Am You

03. Right Outta Here
04. Sunday Morning Kinda Girl

05. Who We Are
06. As Good As It Gets

07. What Were You Thinking

08. Courageous
09. Up on You
10. The Frame
11. See No Okapi
(bonus)


01. Good Luck Trying
ビリーとニック、ポールの楽器隊のグルーヴが心地よく、そこにブルージーながらポップ心もあるエリックの歌が乗っかるOPトラック。派手さはないけど、堅実にツボを抑えてくるのはさすが。

02. I Am You
憂いというか哀愁を帯びたリフとエリックのVo.
ニックのドラムがドライビング感を与えながらサビで開けるのが良いですね
上手く言えないけど、どこか日本的

04. Sunday Morning Kinda Girl
この曲もブルーズをベースにドライブしていくロックナンバー
歌詞にBig Finishって入っていたり。某蠍団の楽曲を連想するサビの歌メロ
あ、どっちもSunday Morningだ笑

06. As Good As It Gets
VHっぽいよねw サミー・ヘイガーが歌ってもハマりそう
でもスタジアムロックに行き切らないのが彼らの良さでもあり、足らなかった所でもある

07. What Were You Thinking
この曲が今作で一番好きかも。痛快なロックンロール
オブリでテクニックをひけらかすわけでもなく、必要以上の事をしない潔さがかっこいい




ブルーズに寄せ派手さを排した渋い印象はあるものの、良いものは良いという原点に気づかせてくれる作品
こういう作品がポールとエリックが中心となって出来上がるのも興味深かったりします。

そしてもう既にちょっと次作への色気を見せだしたエリックさんw


良いアルバムが出来たら良いライブが出来ると思うし
良いライブが出来たら良いアルバムに繋がると言うのが、なんとなく持論であって

Big Finishなんて言わずに、とっととTenツアーに入ってくれ!というのが今の私の気持ち

良い作品です。
皆さんも是非聴いてみてくさいね!
それではまた今度やりましょう!



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Bump Ahead / Mr. Big (1993,US)

なんか2023年にライヴを計画しているようで…



それでもやっぱり亡きパット・トーピーの代役を探すのに苦労しているようでね
叩けるし、かなりの高音域で歌えるし


ビリーによると、パットが無くなった後叩いていたマット・スターも違うそうで
適任が見つからないのであれば、無理やる必要もないんじゃないかなーと思っている今日この頃です

さてはて、このニュース読んでから
ちょっとMr.Bigをおさらいしていまして、
やはりビリーの言う通り、パットすげぇなっていう気持ちになったのです

Bump Ahead
Mr Big
Wounded Bird Records
2006-12-05


01. Colorado Bulldog

02. Price You Gotta Pay

03. Promise Her the Moon
04. What's It Gonna Be
05. Wild World
06. Mr. Gone
07. The Whole World's Gonna Know

08. Nothing but Love
09. Temperamental

10. Ain't Seen Love Like That
11. Mr. Big
12. Long Way Down
(bonus)


01. Colorado Bulldog
初期のMr.Bigはアルバム一曲目に超絶技巧ナンバーを持ってくるのが恒例でした
この曲はギターとベースのユニゾンから、ドラムのドライブ感、
歌うだけでキャッチーさが担保されるエリックのVo、これぞMr.Bigっていう一曲

02. Price You Gotta Pay
テンポを落として、ブルーズベースの重厚なナンバー
こういうタイプの曲はこの時点だとまだポール・ギルバートがやり慣れてなさそうで
そこが良い意味で違和感というかね。ちょっと金属感のあるフレーズとか面白いです

07. The Whole World's Gonna Know
今気付いたんだけど、Mr.Big流のAin't Takin' 'bout Loveなのか?
構成とか、そういう風にしか聴こえてこなくなって笑えて来るw
もちろん良い曲ですよ。

09. Temperamental
パットのドラムがリードするグルーヴィな一曲
単純なハードロックだけに陥らないこのバンドの多彩さの表れですね。
コーラスも最高


確かなテクニックと経験に裏打ちされた多彩なハードロックアルバム
コーラスもハーモニーもプレイも大活躍なパット・トーピーさん
本当に惜しい人を亡くしてしまいましたね。

時折彼のディスコグラフィに触れ、思い出したいですね。

それではまた今度やりましょう


(21世紀の再結成後も素晴らしい作品を出してくれました)



(最高傑作と名高い2nd)



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What If... / Mr.Big (2010, USA)

Mr.Big in JapanなMr.Bigの復活作ですね

個人的には代表作になってる「Lean Into It」並に好きかもしれない



少なくとも3rdよりは聴いてる気がするな
ロックバンドの復活作はかくあるべしというパワーに満ち溢れています

ホワット・イフ・・・(初回限定盤)(DVD付)
パット・トーピー
WHDエンタテインメント
2010-12-15


この渾身の復活作の立役者はやっぱりプロデューサーのケヴィン・シャーリーでしょう!
彼じゃなきゃこのパワフルなアルバムにならなかった!
(サウンドメイクに関しては賛否ありますが…)

リアルなロックバンドの姿がそこにあります

01. Undertow

02. American Beauty
03. Stranger in my Life
04. Nobody Left to Blame
05. Still Ain't Enough for Me
06. Once Upon a Time
07. As Far As I Can See
08. All the Way Up

09. I Won't Get in my Way
10. Around the World
11. I Get the Feeling
12. Kill me with a Kiss


オフィシャルな映像が少ない…

01. Undertow
OPトラックであり、リードトラック。90年代のような超絶技巧炸裂なナンバーではなく、ミドルテンポの聴かせるハードロック。コーラスワークもこのバンドの魅力ですね。

02. American Beauty
テクニック一本勝負なアメリカンハードロック。
コロラドを21世紀にアップデートさせたような感じもあり

05. Still Ain't Enough for Me
#02がギターを中心に組み立てられてたなら、この曲はリズム隊を中心に
ちょっと歌メロがタルい気がするけど、それを補って余りある楽器隊の超絶技巧

06. Once Upon a Time
ミドルテンポの中音域でエリックの歌が際立つ
高音が厳しくなり始めてたので、こういうタイプの曲で勝負するようになったんですね。
歌上手だし

10. Around the World
#02, 05並に超絶技巧な高速ハードロック
これはかっこいい。伸びやかなサビも良いですね!



復活作の中でもかなり上位に入る大傑作だと思います。
全体を通して、エリックの歌にスポットを当てた曲とか
楽器隊の技巧だけで勝負みたいな曲とか、あらゆるMr.Bigの曲が詰め込まれてる
これでもかっていうくらい、バンドの全部をぶつけましたね!笑

デビューアルバムかっていうくらいのフレッシュさを持って、カムバックしてくれたのは
当時凄く嬉しかったと記憶しています。

それ故次作以降のハードルが上がりまくって、なかなか正当な評価に繋がってない気もしますが…

まぁそのくらいこのアルバムは傑作という評価なわけですな。
是非聴いてみてくださいね!

それではまた今度やりましょう







Lean Into It / Mr. Big (1991, USA)

さぁようやくHR/HM編

日本人にとってのHard Rockの入門バンド
Mr. Bigのご紹介

B'z⇒Mr.Big⇒Aerosmith or Bon Joviみたいなのは
日本人にとってのHard Rock黄金コースだよね

Vo. Eric Martin
Gt. Paul Gilbert
Ba. Billy Sheehaan
Dr. Pat Torpey

超技巧派バンドなんですよね
残念ながら数年前にパットさんは亡くなってしまいましたが


入門バンドの入門アルバム
ヒット作の30th記念アルバムが今年出たって言う事で
それをご紹介

Lean Into It (MQA-CD/30th Anniversary Edition)
MR. BIG
Evolution Music
2021-07-16


そういやこれって日本盤出ないのかな?

01. Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
02. Alive and Kickin'
03. Green-Tinted Sixties Mind
04. CDFF - Lucky This Time

05. Voodoo Kiss
06. Never Say Never
07. Just Take My Heart
08. My Kinda Woman
09. A Little Too Loose
10. Road To Ruin
11. To Be With You
bonus trucks
12. Love Makes You Strong
13. Stop Messing Around
14. Wild Wild Woman


12は最初から日本盤のボートラ
13,14は今回追加された未発表曲

スーパー聴きやすいハードロックアルバム



ブルーズの要素も当然あるし、ポップスもあるし、当然ロックしてるし
売れるぞ!っていう気概が端から端まで満ち溢れてる


01. Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
 このバンドを語るにこの曲は避けられないでしょう


 このバンドの代名詞にもなってるドリルプレイ
 ドリルってガチの電動ドリルの事です
 ライヴでも定番のOPナンバー

03. Green -Tinted Sixties Mind
 ポールのタッピングから始まるポップス

04. CDFF - Lucky This Time
 好きなんですよ、これ。全然ライヴではやらんけど
 クレジット見ると、外部ライター作ですが、これって提供曲なんだよね

06. Never Say Never
 04.と同じくTheアルバム曲という感じですよね。ライヴではやらんけど
 これはライヴ受け良いと思うんだけどね、ぜひやって欲しい!エリックのソロだとしても!

11. To Be With You
 避けて通れない曲②
 
 もはやスタンダードだね、言う事ないでしょ

13. Stop Messing Around
14. Wild Wild Woman

 このボートラ2曲がまたかっこいいんだよ
 なぜ発表しないでいた?みたいな
 既発のベスト盤に入れたらよかったのに


そんなこんなんでやっぱり良いですよMr. Big
なんかロックファンの導入を担うバンドを若干蔑ろにする傾向がある気がするんですけど、
そんなの辞めて、ちゃんと良いって言った方が良いですよ

さて次は日本のHR/HMでも
また今度やりましょう

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