YKのRockでなし日記

ロックやHR/HMの作品レビューやライヴ感想など 御ゆるりとお付き合いください。

Whitesnake

Good to Be Bad / Whitesnake (2008,UK)

白蛇のフェアウェルツアーがDCの不調で中止になってしまったのは
昨夏の話だったでしょうか

正直21世紀に再始動させてから、デヴィッド・カヴァデールのコンディションが
絶賛される事ってなかった気がするけど(かと言ってドン・ドッケンほど衰えてるわけでもない)
それでも雄叫びを上げ続けるその姿が自分には格好良く映って
白蛇が大好きになった理由の1つでもあったのです


そんな彼らが再始動して出した一作目のオリジナルアルバムが
本日紹介するGood to be Badです
(DX盤仕様のStill Good to be Badを紹介します…)

デヴィッド&ダグ体制の一枚目
DXエディションのボートラで収録されている4曲は
元々06年に出たライヴ盤にボートラとして収録されていたスタジオ新曲のドラム録り直しリミックスver

グッド・トゥ・ビー・バッド(最強盤)
ホワイトスネイク
ワーナーミュージック・ジャパン
2011-09-07


01. Best Years

02. Can You Hear the Wind Blow

03. Lay Down Your Love
04. If You Want Me*
05. All I Want All I Need
06. Call on Me
07. Ready to Rock*
08. Summer Rain
09. Good to be Bad

10. All for Love
11. All I Want is You*
12. Got What You Need
13. A Fool in Love
14. Dog*
15. 'Til the End of Time


※末尾*はbonus track

01. Best Years
スロウなテンポで始まるけど、右肩上がりにどんどんハードになっていくナンバー
地味ないぶし銀で終わらないかっこよさで白蛇新時代の幕開けです

02. Can You Hear the Wind Blow
手堅いOPの次はポップな方向に振れてってセオリー通りの配置
キャッチーさを増強する鍵盤の入れ方 やっぱりギターのフレーズがいちいちカッコいい

07. Ready to Rock
アップテンポでギターコンビは良い仕事していますなぁっていう曲
タイトルも曲調もこういう分かりやすい感じ好き。次作に収録されるMy Evil Waysの原型な感じ

09. Good to be Bad
もっと評価されていい表題曲。本当に白蛇の歴史の隠れた名曲です
ブルーズをベースにしたゴージャスなハードロックが白蛇のシグネチャーだ

12. Got What You Need
豪快なギターとドラミング、そこに絡み付くKeyが最高にかっこいい
かなりハードでセルフタイトル作の雰囲気とかZepの雰囲気がチラつきます笑
それをちょっとでも払拭する役割も鍵盤が担ってるのか


やっぱり改めて聴いて、デヴィカヴァさんとダグの相性の良さを再確認しましたよ
ブルーズベースの豪快で豪華なハードロック

その方向性の頂点にいるのが、白蛇なんだな、と


良きアルバムですよ。
皆さんも是非聴いてみてくださいね!

それではまた今度やりましょう


(次作はこの路線を更に推し進めた力作でした)




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Whitesnake / Whitesnake (1987, UK)

もうこの時点での白蛇はUSAのバンドとして扱うべきなのか?
なんかその方が適切な気がするなー
まぁでもDPからの流れを重視していくなら、間違いなくUKだしなぁ

彼らが世界の頂点を掴んだアルバムですね
いまやワールドツアーからの引退を表明をするくらいのお爺ちゃんになってしまった
御大デヴィッド・カヴァデールさんですけど、
当然この頃はまだ脂が乗ってる文字通り全盛期でしてね。
制作開始前に喉のポリープを取り除いたりして、万全を期して作られたアルバムです

WHITESNAKE [CD] (30TH ANNIVERSARY, REMASTERED)
WHITESNAKE
RHINO RECORDS
2017-10-06



01. Crying in the Rain
02. Bad Boys
03. Still of the Night


04. Here I Go Again

05. Give Me All Your Love

06. Is This Love

07. Children of the Night
08. Straight for the Heart
09. Don't Turn Away


*曲順はアメリカ版に準じてます。DX盤とかはEU盤準拠の曲順になっています。

02. Bad Boys
アップテンポなHRにキレッキレのギターサウンド
ジョン・サイクス炸裂って感じでね

03. Still of the Night
この曲のせいでZepのパロディって揶揄されるのかな
かなりその音楽性はかなりポップで分かりやすいのに。DCの歌唱に依る所が大きいか

04. Here I Go Again
過去曲の再録です。原曲の厳かで渋い感じも好きだけど、こっちのポップに振り切ったのも好き
コマーシャルなハードロックという意味ではHR/HM界全体においても屈指の出来ですよね。

05. Give Me All Your Love
これもまたアップテンポでハードなロックンロール
サイクスのフレーズ選びはさすがなもんですよ。ポップなんだけどしっかり切れ味がある。

07. Children of the Night
#2と並ぶスピーディなハードロック。ライブでも#2に組み込まれてサビの一節が歌われます
圧倒的な切れ味とそれに負けないDCの歌唱、このアルバムを象徴するような一曲です


改めて聴いて、強い曲が多いなぁという印象
捨て曲無しというフレーズはこのアルバムのためにありますね。
コマーシャルなフレーズも多く、HR入門としても最適

昔からの白蛇ファンは音楽性の変化に戸惑うかもしれないけど、
変化後にこのクオリティ出されたら、文句は言えないっすよね。

とにかく最高 御託はいらない
皆さんもぜひ聴いてみてください

それではまた今度やりましょう




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【過去のこの日】Whitesnake Forevermore Japan Tour @刈谷市総合文化センターアイリス

こんな直ぐにこのシリーズを書くとは

FacebookというSNSは便利なもので、10年前の今日がタイトルのそれだったと教えてくれました
自分の当時の熱量を思い出しながら、補足も交えつつ振り返りたいと思います

白蛇さんが当時リリースしたForevermoreというアルバムに大ハマリしていた私
⇒簡単なレビューはこちら

ちなみにこのツアーの一環として行ったLoud Parkでのヘッドライナー出演の模様が映像化されています



それでは、当時のテンションをお楽しみください





さてやって参りました今日という日
刈谷という地に白蛇がやってきたんです

信じられますか?
僕は未だに信じられません

だって遠い遠い英国の人達がチャリで10分ちょいのとこに来たんですよ!!
すっげー楽しかった!!!

さてここからはレポートです


16:30の開場と同時に中に入る
席は前から7,8列目くらいのセンター
隣にジョーイ・ヴェラドナ似のおっちゃん
一緒に開演前からWhitesnake!!Whitesnake!!と叫んでた(笑)
それに気付いたスタッフの人がライトを俺たちに向ける
なんか恥ずかしい

そんなこんなで会場というか僕のヴォルテージはマックス

そして場内照明が落ちるとともに
The WhoのMy Genarationが流れ出す
それが恒例の始まり方らしい

そこからジャージャージャージャーと鳴らして
デヴィッド・カヴァデールがAre You Readyとのたまう
あまりの声のでかさにびっくりした

一曲目はBest Years
一個前のアルバムからでびっくりした。
個人的に新譜の曲から始めると思ったからね・・・
でもGood To Be Badも好きなので、大声出して歌う
会場も結構盛り上がってる

そして二曲目はGive Me All Your Love
これはサーペンス・アルバスからの曲
歓声がひと際大きくなる
ギッミーオールユアラブトッナイの大合唱
*この曲は1曲目に何が来ても、ガラッとこの曲の雰囲気に変えられる必殺の1曲ですな


ここでいったんMC
こんばんは、ナゴヤ、カリヤとあいさつするカヴァ御大
オゲンキデスカ?ワタシハゲンキデス
How About ゲンキ?みたいなことを言ってた気がする

そこからウタッテと始まったのは
Love Ain't No Stranger
ウォーー、これ聴きたかったんだよ!!
途中から激しくなるアレンジとか大好き!!
アイエノーストレンジャトゥナーィ


続けてIs This Love?
これもサーペンスに入ってた奴だから予習はばっちり
スロウな曲だけど、会場からは大きな手拍子が
*バラード連発ごり押しが許されるのはヒット曲だからか…


少しジャムセッションしてから始まったのは
Steal Your Heart Away
やったああああああ
心地いいリズムを刻むギターの音が少し大きめになってた
新譜からの一曲目だ
*ブルーズをベースにしたグイグイ進むHard Rock 21世紀型Whitesnakeの真骨頂ですね

さらに立続けにForevermoreがスタート
新譜の表題曲
壮大なアレンジでZepのカシミールをブルーズっぽくした感じ
客は良く言えば聴き入る。(悪く言えば・・・)
*日本に捧げる1曲です。たしかこのツアーのパンフ買った人はミックス違いverのDLコードがもらえたはず

そしてここからダグとレブのギターバトル
まずダグからこの人って確かLionか何かでも弾いててパッとしない印象だったけど
今回聴いて凄く白蛇に合ってると思った
ああ初期の白蛇が好きなんだなっていうソロ
続いてレブ
この人は器用貧乏のイメージ
何やってもそつなくこなすけど、それ以上の物が無い
今回もそうだった
タッピングピロピロとかやってたけど、あまりおおっていうのが無かった
*この時のダグのシルエットがかっこよすぎて、今もよく思い出します。
 レブさんに対して、こんな辛い評価しているのは謎です笑


そしてカヴァさん以外出てきて、ブルーズセッション
ブルーズというよりはジェフベックみたいな感じだった

カヴァさんが再登場して始まったのは
Can You Hear The Wind Blow
なんか分からんかった(笑)
聴いたことがあるなと思ったけど
出だしがキーボードが白蛇らしくねぇな、と
かっこいい。2番からは歌いまくりなんだぜ
歌詞分からんけど
*当時パフュームみたいな打込み的Keyから始まった記憶があったけど、この頃のライヴ音源聴いてると全然そんなだったなぁ笑


次は本日の個人的ハイライト
Love Will Set You Free
サビも簡単なので会場全体が大合唱だ♪
聴けて感動した。本日一回目に泣いたとこ
*今思い出しても間違いなくハイライトだったよなぁ。C&R的パートのある曲は盛り上がりますよね


終わるとみんな出て行って
ドラムのブライアン・ティッシーだけが残る
この人、B'zとかTMGのレコーディングに参加してた人で
エラい出世したなぁ(笑)
そして凄く上手い
マイキーみたいなバカテクタイプじゃなくて
一音一音がしっかり芯をとらえてて
パワーのある、ブルーズベースのドラマー
途中スティック投げ飛ばして、手でコンガみたいに叩いてたのは笑った
終盤はスティックを頭上に投げてキャッチ!!
成功すると会場はドッと沸いた
*この時の自分に次にブライアン・ティッシーを観られるのはB'zのライヴだぞ!って伝えたい

またバンドが戻ってきて始まったのは
The Deeper The Love
あまり好きじゃなかった曲だけど
ライヴで聴いて惚れた
キャッチーで歌いやすい
*ドラムソロからこの曲はねえだろ!って思う今日この頃笑

そこからダーダーダーダー、イッツソンフォーユーからの
Fool For Your Loving
きました
やべぇ失禁するかと思ったわ
フーフォユァラヴィンゴー
*デヴィカヴァさんの経年変化に合わせてキーを下げてるんだけど、そのアレンジがまたかっけぇんだ!

さらに続けて
Here I Go Again
おお往年の名曲を連発だああ
ヒーアイゴ-アゲイン
カヴァさんのハイトーン連発に痺れるぅうう
*この曲はライヴでの演奏の方が圧倒的にかっこいいんだ!


ここからはアンコール
一曲目はStill Of The Night
頭の掛け合いが面白い
勿論大合唱。音下げてたかな?
カヴァ余裕しゃくしゃくって感じだったし
*キーは間違いなく下げてますね。声が枯れかけても雄叫びを上げ続けるデヴィカヴァさんがかっこいんだよ!



二曲目はきました
Burn!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111111
やったよおおおおおお
うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
めちゃくちゃ聴きたかったんだああああああああああ
途中Stormbringerを挟むアレンジも最高!!!!!
もう声が出ません
*今思い出してもテンションが上がります。実は来日直前のセットリストを見てたんですけど、Still of the Nightの後すぐにSoldier of Fortuneの歌唱が始まらないと、そこで終わりだったので、あきらめていたら、いきなりBurnを披露してくれました。どうもセットリストには載っていなかった、正真正銘のアンコールだったようです。

これにて刈谷公演終了!!
感動した。痺れた。楽しかった。行ってよかった

カヴァさんのマイクスタンドをWhitesnakeに見立てたパフォーマンスも見れたしww
ホントに楽しかった
これを機にバンバン刈谷呼んでよ栗万さん



いやあ非常にテンション高いですね。恐らく帰宅後に速攻で書いてるはず
この時のBurn披露は自分が今まで参加したライヴでも1,2を争うテンション爆上げ事象でした
未だあの興奮を忘れられません。

まぁそんな感じでその記念から10周年という事で記事にしてみました。

また今度やりましょう


Whitesnake Forevermore Japan Tour 2011 @ 刈谷市総合文化センターアイリス
01. Best Year
02. Give Me All Your Love
03. Love Ain't No Stranger
04. Is This Love
05. Steal Your Heart Away
06. Forevermore
07. Guitar Duel
08. Can You Hear The Wind Blow
09. Love Will Set You Free
10. Drum Solo
11. The Deeper The Love
12. Fool For Your Loving
13. Here I Go Again
14. Still Of The Night
15. Burn/Stormbringer












Forevermore / Whitesnake (2011, UK)

白蛇が好きだ
デイヴィッド・カヴァデールが好きだ
もう私が出会った頃には、ガラガラ声になっていたけど、
それでも雄叫びを上げ続けるデヴィカヴァさんはとてもかっこよかった。

そして何より初めて地元で観たロックスターがデヴィカヴァさんでした。
2011年のForevermoreのツアーです
その時の編成は他に
ダグ・アルドリッチ、レブ・ビーチ、マイケル・デヴィン、ブライアン・ティッシーにブライアン・ルーディ

所謂全盛期のメンバーは誰もおらず、別バンドとも言える編成ですが、そんな事はどうでもいい
私にとっての白蛇はこのメンバーから始まっています

特にギターのダグさんは欠かせない存在でしたね。
ギターを弾くシルエットが本当にかっこいい

フォーエヴァーモア(最強盤)

さてこのForevermoreは
全曲デヴィカヴァさんとダグさんのペンによる楽曲
派手なハードロック
他のバンドがやったら、ちょっと地味なブルーズベースのハードロック止まりな気もしますが、
このバンドはそこにステロイド注射打ちまくって、ドーピングできるのがWhitesnakeというバンドなんです。
それと、80年代のアルバムと肩を並べられるクオリティはもちろん持ち合わせてますよ

01. Steal Your Heart Away

02. All Out of Luck
03. Love Will Set You Free

04. Easier Said Than Done
05. Tell Me How
06. I Need You (Shine a Light)
07. One of These Days
08. Love & Treat Me Right
09. Dogs in the Street
10. Fare Thee Well
11. Whipping Boy Blues
12. My Evil Ways
13. Foevermore


01. Steal Your Heart Away
THEパワフルなオープニングトラックて感じ
ブルーズベースでドライブしていく感じがたまらん
C&Rも出来るし、ライヴでもっとやって欲しい

03. Love Will Set You Free
傾向としては01と同じだけど、リードトラックという事もあり
よりキャッチーです
1回聴けばサビはシンガロング可
それとギターソロがかっこいいんだ!

05. Tell Me How
ちょっとテンポを落として、ヘヴィ感を強めたステレオタイプのハードロック
ギターの音作りが素敵、お手本です

09. Dogs in the Street
ちょっとFool for your Lovingを感じる。テンポは速いけど
ダグさんとレブさんって曲に合ったギターソロを奏でるの抜群に上手いよね
掛け合いもかっこいい

12. My Evil Ways
ティッシーさんのドラム連打で始まるスピーディなロック
デヴィカヴァさんも活き活きと歌っています

13. Foevermore
デヴィカヴァさんの真骨頂のロッカバラード
アコースティック主体のサウンドとしゃがれた声が良い味です
ライヴで聴いた時感動したなぁ


デヴィカヴァさんのハスキーなボーカル
ダグとレブというギターヒーロー2人のコンビワーク
それらを後押しするマイケルデヴィンとブライアンティッシーのパワフルなリズム隊
かなり高次元でマジックを起こしてる名盤です。

ここ最近のB'zの路線が好きな人は
結構はまると思いますよ!

それでは
また今度やりましょう





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