生田絵梨花さんが出演するミュージカル「ロミオ&ジュリエット」が、15日に開幕しました。
その当日、彼女はブログでファンにこんなお願いをしています。
いつも乃木坂のライブで名前を呼んでくださるのはとても嬉しいのですが、
今回はそれはしないようお願いしたいです。
みんなで作り上げる舞台なので
最後は誰か一人にではなく
全員に向けて熱い念や拍手を送ってほしいです。
初日~♪470/生田絵梨花オフィシャルブログ
この部分を切り取って、「見にいくヲタは絶対に守れよ」というメッセージが散見されました。確かにそうです。誰からでもない、いくちゃん本人からのお願い。ファンにとっては一番の特効薬でしょう。
しかし最も重要視すべきは、
こんなことを発信しなくてはいけない。
その事実こそ、重く受け止めるべき問題だと思います。
時と場所によってルールがあります。それは絶対厳守のルールから、ファンが決めたふわっとしたルールまで様々ですが、郷に入っては郷に従えです。「自分たちの世界のルール」を持ち込んではいけません。
こういうことを書くと、すぐに偉そうにとか善人面してと言われるんですが、いくちゃんの足を引っ張るのが「乃木坂ファン」であってほしくない。それだけです。だって切ないじゃないですか。好きな人の成功を願うべき人たちが成功への一番の障害だなんて。
ルールを破るのが乃木坂ファンだけとは限りません。乃木坂ファンだけが悪いわけでもありません。「いつもオレたちばっかり!」と憤る方もいるかもしれません。
でも考え方を変えてください。乃木坂ファン以前に、ミュージカルを鑑賞する客のひとり。乃木坂ファンとして、いくちゃん推しとしてルールを守る!ではなく、ひとりのお客さんとしてルールを守ってほしいなと思います。
もうひとつ。
ミュージカルの演出でキスシーンがあるらしく、それでワーワー言ってるファンがいると聞きました。実際検索してみました。本当なのか冗談なのか分かりませんが、確かにワーワー言ってました。
正直、気持ちは分かります。
と言うのも、自分も子どもの頃、大好きな声優さんが結婚したとき、家で暴れたくなりました。思春期の頃ですから、結婚から当然あるべき行為を想像をして、「汚れちまった!」と頭を抱えたものです。とにかく純粋無垢に応援しているファンからすれば、キスひとつとっても大問題だと思います。
だからすごくピュアな子どもが、「キスなんて~(涙)」と嘆いていると思ったのですが、実際はそんな方だけではないようで。
結構な大人の方が、キスシーンを茶化したり、悲しんでいるのを見ました。
それは……きついですぜ旦那。
わざわざここに書くまでもないですが、キスの必然性や意義、そこに臨むいくちゃんの決意や覚悟とか、もろもろ想像すれば、そのシーンを取り上げて騒ぎ立てるような真似はしないでしょう。というよりできないはずです。
想像力がなく「自分の愛する(=妄想で作り上げた)アイドル」だけを見ていませんか?アイドルである前にひとりの人間。あなたの思うように動くわけがない。当然ですよね。その当然を違えているようでかなり怖いです。
総じて。
今回のキス問題でワーワー言っている方は想像力が欠如している。そう自分の中で結論付けています。
子どもならこれから想像力を養ってください。だいじょうぶです、現実を生きていれば、自然と見につきますから。
大人は恥じてほしい。恥を感じれば成長できます。まずは恥を恥と知ってください。相手ある話で、一方的に自分の気持ちだけを押し付けるって恥ずかしいことですよ。冗談だとしても。
でも、そんなくだらない話が流れてしまうぐらいに素敵なミュージカルになることを願います。いや、願わなくてもそうなりますよね。もうなってますよね。むしろこんなネガティブな話題を取り上げて申し訳ない。上に書いたような人たちは、ほんの一握りだと思います。
いくちゃんが全力で楽しんで全力でぶつかってるんですから!
素敵なミュージカルにならないわけがない!
そしてこの先!
君はもっと強くなれるよ!
今を生きるんだ!