クロコスミヤ(Crocosmia・モントブレチア) ~寡黙にひたすらに~
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- 2014/07/31(Thu) -
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シライトソウ(白糸草) ~それぞれの物語~
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- 2014/07/31(Thu) -
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ロマンチックな赤い糸の伝説。 少女は遠くにきっとある薔薇色の恋を夢見る。 巡り来るであろう素敵な出会い。 もし白い糸にも物語を与えるとしたら。 たとえばそれは大人の恋だったり…。 穂状の小さな花、白糸草が咲く。 ひっそりと。 密やかに。 屈み見る白糸草に時ゆるり (あや) |
ユリ(カサブランカ・Casa Blanca) ~うなづきあうごとく~
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- 2014/07/30(Wed) -
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ツクシカラマツソウ(筑紫唐松草) ~線香花火~
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- 2014/07/29(Tue) -
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ヤブカンゾウ(藪萱草) ~暑い昼間だけに咲く一日花~
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- 2014/07/27(Sun) -
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どこもかしこも灼けるような暑さだ。 陽を受ける肌が痛い。 地面からの熱気が頭をもやもやとさせる。 うまく対処して過ごさなければ。 それにしても年々、猛暑のレベルが増している気がする。 花は咲く。 冷房も扇風機もない暑さの中で。 黙して。 萱草は随分暑き花の色 (山本荷兮) |
ヒマワリ(向日葵) ~みずまきしたっけ~
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- 2014/07/26(Sat) -
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まず一つ咲きました。 中輪の向日葵です。 やはり暑いこの季節に似合います。 早速留まったのはツマグロヒョウモンの雌でした。 続いて遊びに来たのはアブ君のようです。 昆虫にも人気な向日葵です。 ♪ひまわり ゆうだち せみのこえ♪ 向日葵の一茎一花咲きとほす (津田清子) |
ノウゼンカズラ(凌霄花) ~揺れて乱れてオレンジ~
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- 2014/07/24(Thu) -
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ノカンゾウ(野萱草) ~一日の忘れ草~
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- 2014/07/24(Thu) -
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ノカンゾウが一株。 黄赤色の花を咲かせる。 6弁の花びらに薄い筋が走る。 朝に開き夕に終える。 一日だけの忘れ花。 蝉の声が日増しに大きくなる。 ソロからアンサンブルへ、そして今は大合唱。 どこもかしこも夏。 目にも耳にも夏。 心にも夏。 野に咲いて忘れ草とはかなしき名 (下村梅子) |
ハギ(萩) ~夏本番~
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- 2014/07/23(Wed) -
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ここも梅雨明けだという。 これからは眩しい夏が続く。 熱中症にも気をつけなければ。 萩が咲いている。 この暑さ中で。 白い紫陽花のそばで。 草冠に秋と書いて「萩」なのだが。 萩は離れて全体を見るのもよい。 近寄って見る一つの花もいい。 風立つや風にうなずく萩その他 (楠本憲吉) |
ムクゲ(木槿 ) ~あはれさに~
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- 2014/07/22(Tue) -
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白い花が木を覆う。 木槿が次から次と咲いていく。 次々と次々と。 そして花は短く、次々に落ちていく。 次々と次々と。 朝には地にある萎んだ多くの花。 昨日も掃き、今日も掃く。 明日も眺め、明後日も掃く。 あらがはず一日終へる木槿かな (篠田純子) |
アマリリス( amaryllis・レッドライオン) ~タンタンタンタンタンタンタン調べは~
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- 2014/07/20(Sun) -
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「レッドライオン」、深紅の獅子。 勇ましい名のアマリリスです。 背を向けて咲きます。 黄色い雄蕊は音符のように並び、雌蕊がトロンボーンのようにのびています。 鉢の中で冬を越しての花姿です。 アマリリス男の伏目たのしめり ( 正木ゆう子) |
エドシボリ(萩・江戸絞り) ~夏盛りの絞り模様~
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- 2014/07/19(Sat) -
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ヒペリカム・サンバースト(ポンポン咲き金糸梅) ~ふんわりの蕊の中で~
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- 2014/07/17(Thu) -
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鮮やか黄色の花。 たくさんの蕊がふっくらと盛り上がる。 チアガールの持つポンポンのように。 仲良く背中合わせで咲いたりもする。 これはヒペリカム・サンバースト。 陽射しが一段と強さを増す。 やってきたのは蜜蜂。 蜜蜂やしきりにとんでたのもしき (高野素十) |
コオニユリ(小鬼百合) ~いいことといい場所~
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- 2014/07/16(Wed) -
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くるっと反り返る花びら。 オレンジ色の中に濃赤の斑点。 長~く伸び出る蕊。 それはコオニユリ。 おやおや、斑点かと思っていたらその模様が動く。 アリだ。 そこになにかいいことがあるんだろうか。 起ち上る風の百合あり草の中 (松本たかし) |
キキョウ(桔梗) ~木漏れ日の花一輪~
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- 2014/07/13(Sun) -
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庭の片隅。 木漏れ日ゆらゆら花一輪。 花は鐘、bellflower。 蕾は風船、balloonflower。 色は青紫、桔梗色。 気温は猛暑、夏盛り。 桔梗は涼し、秋の七草。 ふつくりと桔梗のつぼみ角五つ (川崎展宏) |
ユリ(タラゴナ・TARRAGONA)~香を深く吸ふ~
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- 2014/07/12(Sat) -
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7月は百合にも成長を促します。 それぞれに背ぐんぐん伸ばしています。 真っ先に咲いたのは黄色く大きなタラゴナ。 中で赤茶色の蕊がりんりんと揺れます。 花粉がたっぷりです。 鼻を近づけて香りを吸い込みました。 ス~ン。 ひだるさをうなづきあひぬ百合の花 (各務支考) |
ガクアジサイ(額紫陽花) ~絵を飾る額のように~
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- 2014/07/11(Fri) -
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青い花の周りを薄赤紫の萼が縁取る。 まるで額に飾られた絵のように。 小さな花には小さな蕊。 ふと考えた。 周りの萼がないこの花のことを。 絵を生かす額。 額に生かされる絵。 季節は梅雨さなか。 紫陽花の輝くとき。 かなしみのはづれより咲く額の花 (平井照敏) |
ホリホック(立葵・hollyhock ) ~上へ上へ~
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- 2014/07/11(Fri) -
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ホリホック。 これも梅雨時の花。 今年は黒紫の株だけ。 他の色はどうしたのだろう。 休んでいるのか、それとも寿命を迎えたのか。 下から上に向かって花は咲く。 一番上に到達した頃に梅雨は明けると伝えられるのだが…。 あと10日ほどになるか。 立葵いま少年の姿して (岩田由美) |
コスモス(秋桜) ~夏桜?~
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- 2014/07/10(Thu) -
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「えっ、もうですか?」 そう言いたくなるような光景です。 まだ7月も早いのに。 コスモスが咲いています。 夏本家のヒマワリより先に咲くなんてねえ。 秋桜の文字を夏桜と書き変えてもよさそうです。 暑さに負けないように願います。 コスモスのまだ触れ合はぬ花の数 (石田勝彦) |