ルドベキア・タカオ(ミツバオオハンゴンソウ) ~花の中に彫刻がある~
- 2024/07/31(Wed) -
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花の中に彫刻がある。
彫刻と花がコラボする。
そして春夏秋冬、四季折々の中での彫刻を楽しむ。
そんな思いで造った小さなアートガーデン。
遊歩の径も拵えて、道行く人、訪ね来る人、皆さんに自由に入って見ていただこうと。

夏の今、そこに広がるのはルドベキア・タカオ。
私の頭を越える高さの大きな株にたくさんたくさん咲いている。
花の径は3cm~4cmほど。
黄色い舌状花の中には黒茶色の筒状花が球状に盛り上がる。
いかにも夏らしい花だ。
ところで、これは北アメリカが原産というが、「タカオ」と日本ぽい名が付いているのはなぜだろう。

    「川からではなく宅配で桃が届きました」と友人からのメール互いに地ものを送り送られて幾年 (居山聞涛)

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アメリカフヨウ(草芙蓉) ~朝に咲いて夕に萎む一日花~
- 2024/07/30(Tue) -
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アメリカフヨウは真夏に咲く。
ふんわりとした濃いピンクの大きい花で、ハイビスカスに似る。
花びらにはいくつもの筋が入り、それぞれの間が少し盛り上がる。
中からは一本の蕊がぐんと伸び出る。
それには黄白色の雄蕊が周りに多数ついて、その先端に5つの円形になった雌蕊ある。
これは朝に咲いて夕に萎む一日花。
冬にはその姿を消す草本性で、別名にクサフヨウの名がある。

週間天気予報には雨マークがない。
土が乾いている。
日の出は5時を少し回る頃。
7時までにはすべての水遣りを済ませよう。

   「七月の最高気温を記録しました」とアナウンサーが言っていたむりせずできることをたんたんと (上武旋転子)

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ゴボウ(牛蒡の花)~イメージできない~
- 2024/07/29(Mon) -
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私は数年前に、川の横におよそ30数㍍の小径を作った。
それには「思索の小径」と名付けた。
毎朝にはだいたい歩く。
そして今は夕刻の涼みにも。
川風を受け、川音を聞きながら。
時にはカップを持ちながら水鳥を眺め。

そこにもいろいろな花がある。
あるいは野菜なども。
植えたものもあることはあるが、ほとんどは自然に生えてきたものだ。

赤紫の薊のような花がたくさんついている大きな株が何本も立っている。
花の周りのトゲトゲはさわるとやわらかい。
訪ね来た人の多くはそれを見たことないらしく、「何の花ですか」とよく問われる。
「ゴボウです」と言うと皆さん驚かれる。
たしかに、あの長いゴボウからこの花はイメージできない。
私自身、なぜそこにゴボウがあるのか、はっきりしたことは分かっていない。
考えられることとしては、もしかすると食べきれなかったゴボウを棒のままそこに捨てたのかもしれない。
それから芽が出て野生化したのだろうと。

そして毎年咲いて、目を楽しませてくれている。

皆さんも試しに植えてみるといい。

   応えるのが楽し訪ね来る人がその名を聞いて驚くことよ花牛蒡は (居山聞涛)

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オオバギボウシ(大葉擬宝珠) ~だいぶが散ってしまった~
- 2024/07/28(Sun) -
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中庭の小径には沿うようにして両側に大葉擬宝珠を並べて植えてある。
それにしばらく前から花が咲いていたが、もうだいぶが散ってしまった。
今は長い花茎の先の方だけにわずかに残る。
それが倒れて小径を遮る。
形はラッパ状の六弁花。
色はほんのり紫がかる。
この花はハチの好みらしく、吸蜜しているのがよく見られる。

今日から家人は中京方面への旅に出る。
猛暑続きのこのさなか、気をつけて楽しんで。

   花擬宝珠倒れて歩くをじゃまする七月の庭 (上武旋転子)

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ウツセミ(穴と脱け殻) ~今鳴いているのもその一つなんだろう~
- 2024/07/28(Sun) -
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庭のいたるところには蝉の穴がある。
そしてそのあたりの木の幹や葉の裏などには脱け殻を見ることができる。
その大きさや色、形、状態などからどの種類のかがわかる。
ニイニイゼミも鳴いて、ヒグラシも鳴いてはいたが、それらのはまだ見つけられていない。
今あるのはどれもがアブラゼミのだ。
背の割れには気門の白い糸が残る。
周辺が白み始めた頃に、力を尽くして脱いだのだろうとその様を想像したりする。
この時期の朝は、その穴や葉を抱いたりしている殻を探すのも楽しみの一つである。
そして、今鳴いているのも、抜け出したその一つなんだろう。

   あるあるここにもそこにも何年もの歳月を経て土から出てきた命の脱け殻が (上武旋転子)

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ユリ・カサブランカ(百合・Casa Blanca) ~少年の頃の思い出~
- 2024/07/27(Sat) -
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アヤメのそばにカサブランカがあります。
強い香りを放っています。

百合は好きです。
形や香りはもちろんですが、私の場合それではないんです。
少年の頃の思い出があるからなのです。
特に白い百合を見ると心はその時分へと一気に遡ります。
自分史の中の一コマです。
遠い昔のことです。

3:20の起床です。
お茶を淹れます。
今日やることをメモ書きします。
小さな一つ事を大切にです。

   香気高い白百合の前に立ち遙かな少年の心して見ている七月の朝 (居山聞涛)

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フロックス(Phlox Red Riding Hood) ~ハナシノブ科オイランソウ属~
- 2024/07/26(Fri) -
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庭の北側ではチェリーレッドのフロックスが咲いています。
レッドライディングフードという名の品種です。
これは宿根草で盛夏の花です。
次々に開きます。
次々に落ちます。

連日の暑さです。
工夫しながらうまく対処して過ごします。

   アナウンサーが「できるだけ外出は避けましょう」と言っているけどどうしても外に出なければならない用もある (上武旋転子) 

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ヘリオプシス・アサヒ(Heliopsis helianthoides Asahi) ~夏休み~
- 2024/07/25(Thu) -
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昨日のこと。

ホームセンターで買い物をした帰りに、作品のようなものを手にした小学生たちに出会った。
どうやら一学期の終業式だったらしい。
いよいよ夏休みに入るんだ。
授業では学べないような多くの体験をして、たくさんの思い出ができるといい。
今でも、絵日記とか、夏休み帳とかあるのかなあ。

花が半球状に盛り上がる八重のヘリオプシスがある。
その様を朝の太陽が昇る様に見たてのだろう、それには“アサヒ”と名が付いている。

蝉の声も増え、大きな合唱にとなって庭に響く。

    蝉の声が響く夏時間麦稈帽子を被って肌を黒くした少年の僕がいる遠い日の記憶 (居山聞涛)

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オニユリ(鬼百合) ~くるりと反ります~
- 2024/07/24(Wed) -
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鬼百合も咲き出しました。

濃橙色の大きな花です。
花びらは赤茶色の斑点を乗せて飾ります。
そして一回転するようにくるりと反ります。
蕊が長く伸びて花の外に出ます。

“威厳のある”、そんな姿です。

   長い蕊があるからこそ美しいのだよ百合の花は (郷羽 都)

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ヘリオプシス(Heliopsis) ~草取り作業~
- 2024/07/23(Tue) -
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昨日は5:05に草取作業を始めた。
7:00、朝食の時間。
板膳に乗せてガーデンテーブルへ出してくれる。
イヤホンでニュースを聞きながら、作業着のまま外で摂る。
このところずっとそうしている。
すぐに作業を再開できるように。
ラジオは二十四節気の“大暑”だと伝えていた。
冷えた牛乳(アマニ油を入れてくれる)を飲み干して、アートガーデンへ戻る。

暑くなる前に終わるようにしている。
8:10、まだ予定した場所まではできていないが、すでに暑い。
止める。
シャワーを浴びる。

ヘリオプシスがたくさんの黄色い花を咲かせている。
モンシロチョウがとまった。
この酷暑を彼女らはなんともないのだろうか。

今日はさらに気温が上がるという。
開始時刻を少し早めよう。

   作業の中ラジオは熱中症への注意警戒を呼びかけている花のモンシロチョウは大丈夫なのか (上武旋転子)

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キキョウ(桔梗) ~花言葉は「優しい愛情、誠実、変わらぬ愛」~
- 2024/07/22(Mon) -
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桔梗が咲いている。
小さな野外彫刻の前で。

花は5裂の整った釣り鐘形。
色は昔の女御達にも愛されたという落ち着いた青紫。
高く伸びた茎の葉腋に下から先に向かって蕾が並ぶ。
それは上で五角の形にやわらかく膨らむ。
英名で balloon‐flower とあるのはまさに。
まだ花数は少なく、蕾が多い。
これまでの経験からすれば、たぶんお盆の頃までだんだんに咲いてくれるのだろう。
花言葉には「優しい愛情、誠実、変わらぬ愛」とある。

そばでは、深紫の朝顔が彫刻に絡んで一輪咲いている。

   薄明かりで目が覚めた西の空にくっきりとした黄色い大きな満月が浮かんでいた3時22分 (居山聞涛)

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ムクゲ(木槿) ~きもちいいんだろうな~
- 2024/07/21(Sun) -
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木槿も咲き出す。

白い花びらの底は紅く、その先は細筆で描いたような筋となって外に向かう。
中からは黄白色の蕊が伸び出る。
奥に熊蜂が体を入れ、花粉塗れになっている。
きもちいいんだろうな。

木槿は朝に開き、夕に萎む一日花。
しまいには落ちて地の花となる。

耳朶を蚊に刺された。
ちゃんと虫除けスプレーをかけてあるのに。

   汗をたっぷりかいた作業を終わりにし白木槿の花塗れ蜂を見ていた (上武旋転子)

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紫陽花かざり(紙細工) ~ある梅雨の日の情景~
- 2024/07/20(Sat) -
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梅雨入りした頃、天袋から叔父手作りの『紫陽花』(紙細工)を出してかざった。

 柴垣のそばで額紫陽花がさく。
 その花の上を一匹のカタツムリがすこしすこしすすむ。
 蛇の目を差してながめる。
 軒には子の作った“てるてるぼうず”がひとつ。
 ♪てるてるぼうず、てるぼうず、あしたてんきにしておくれ♪
 雨の日のスローな情景。

梅雨も明けたというので、きのうかたづけた。

   李を口にしていた夕食時ヒグラシの声が届いた「初鳴きだ」と言ったら「私は昨日聞いたよ」と言われた (居山聞涛)  

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ガクアジサイ(額紫陽花) ~梅雨明け~
- 2024/07/19(Fri) -
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一重の青い額紫陽花があるのは白い紫陽花の隣。
そこは風呂場の横で、湯船に浸かって窓を開けるとすぐそばに見える。
この花は色を変えることなく、ほぼ同じままで咲き続ける。
堀文子さんの画文集『花』にも“紫陽花”が描かれているが、この花に似ている。

昨日、梅雨明けの発表があった。
いよいよ夏本番。
過ごし方にいっそう気をつけなくては。

   ラジオから「夏夏ナツナツココ」と昔のヒット曲が流れていたそれは私も若かった夏だった (上武旋転子)

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堀文子「紫陽花」
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アジサイ(紫陽花) ~個々の様を楽しんで見ている~
- 2024/07/18(Thu) -
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家の周りにはいくつもの紫陽花がある。
それぞれ色や形、そして大きさや咲き方などに特徴がある。
あるいは開花の時期や花期の長さ、花色の変化の違い。
そんな個々の様を楽しんで見ている。

と言ってもすべてが違う品種というわけではなく、株分けや挿し木で増やした同じ種類のが2つ3つとあったりもする。
たとえばアトリエの外で咲くピンク色のは、梨のそばや玄関の横にもある。
これの場合、咲き始めの装飾花の縁は丸味を帯びているが、次第にギザギザとした鋸歯をつけていく。
そして色も少しずつ紫や青紫の方へ移る。

昨日もオタフクアジサイとベビーピンクのアジサイを数本ずつ挿し木した。
しっかり根付き、枝葉を伸ばしたら、ほしい方に差し上げるつもり。

今日は一日晴れで、気温が34℃まで上がるという。
熱中症への注意も呼びかけれている。
週間予報からは雨マークが消えた。
梅雨明けもそろそろか。

   晴れの日曇の日濡れの日その時々の感情に合わせた表情を見せてくれる紫陽花である (居山聞涛)

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アジサイ(紫陽花) ~友人の個展~
- 2024/07/17(Wed) -
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日本画を描く友人の個展を観てきた。
彼は多摩美で堀文子教室で学んだ。
人物にも風景にもそれぞれの「生きている刻(とき)」を感じさせる。
出品目録の挨拶には、「これからの人生、もう少し楽しみながら描きたいと思います」と。

堀さんの二冊の画文集を開いた。
紫陽花の描かれた頁には次のような文章があった。
「梅雨の季節にはまた美しい花が咲く。雨にぬれた緑を一層引き立てるように、その花たちは白、青、紫の澄んだ色が多く、
どれも皆楚々とした風情で雨の季節にこの上もなく似合うのが不思議である。」

庭の北側には白く咲く紫陽花がある。
それは時間とともに少しずつ青を加えていく。
そして薄い青のままで色を止める。

   友の個展を観て励まされて帰る道にはリニア新幹線の高い橋脚が立っていた (上武旋転子)

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堀文子画文集より『紫陽花』
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ノカンゾウ(野萱草・忘れ草) ~野に咲く花~
- 2024/07/16(Tue) -
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庭の横は川が流れている。
それに沿う土手ではノカンゾウが咲いている。
花の色と姿と大きさはヤブカンゾウとほぼ同じ。
そして朝に開き夕に萎む一日花であることや、忘れ草の名も。
咲く時期も重なる。
違うのはヤブカンゾウが八重なのに対し、ノカンゾウは一重であること。

花の底は黄色で、外に向かって橙赤色。
少し反り返るそれぞれの花びらの縁は小さく波打つ。
一つの茎にいくつもの蕾を付け、下から順に開く。
美しい野の花である。

   川風に吹かれて野萱草が咲いている土手道のまわりの草を取り除いた (居山聞涛)

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アジサイ(紫陽花) ~初スイカ~
- 2024/07/15(Mon) -
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昼前のことだ。
買い物から帰ってきた家人が、「スイカを切って」と言う。
見ると四半分のが置いてあった。
少し早い今年の初スイカ。
「それを半分に切って、一つは冷蔵庫に入れて、残りを食べやすいように適当に切って」
皮を切り外し、一口大にして皿に乗せる。
そしてデザートに。
水気が多くて甘い。
産地は何処だろう。

青い紫陽花が咲き続ける。
これは薄いブルーのグラデーションで始まり、咲き進むにつれて少しずつ紫を帯びていく。

   フォークで刺して口に運べば会話も弾み心も和む初スイカ (上武旋転子)

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ノウゼンカズラ(凌霄花) ~7月14日の誕生花~
- 2024/07/14(Sun) -
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しばらく前から凌霄花が咲いている。
ほかの木に寄りかかって高いところで。
花はラッパの形。
色はいかにも夏らしいオレンジ色。
それが房をなして垂れる。
7月14日の誕生花らしい。

3日ほど前から落ち始めた。

   茶筒にお茶が少なくなっていたので二袋買ってきた私以外はほとんど飲まないのである (上武旋転子)

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ガクアジサイ(額紫陽花) ~楽しんで料理をしている~
- 2024/07/13(Sat) -
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家人がタブレットを置いて台所に立っていた。
映像とともに軽やかな音楽が流れている。
演奏会でも見ているのかと思っていたらどうやら料理番組らしかった。

私は声を掛けずにスルーして、アトリエに入りエアコンの掃除をした。

夕食に不定形なオヤキのような肉料理が出た。
ハンバーグに近いが肉汁は出ない。
「おいしいね」
見てたのはその作り方だったようだ。
新しいメニューをも楽しそうに料理して出してくれる。
ありがたい。

アトリエの外では赤紫の額紫陽花も咲いている。 

   額を蚋(ブヨ)に刺されたぷくっと腫れた今年初めてだった今日の天気はどうだろう (居山聞涛)

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ミソハギ(禊萩) ~広がらないように~
- 2024/07/12(Fri) -
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ミソハギは薄紫の花を穂状に咲かせる。
直立する茎の下の方から上に向かってだんだんと。
今それが何本も並び立つ。

花は1㎝ほどの皺を持つ小さな6弁花で、それぞれに赤い筋が入る。
12本の雄蕊は6本ずつにまとまり、その長さと、色を黄色とエメラルドグリーンに変える。

これは繁殖力が強く、根を横に伸ばし株を増やす。
それで縁辺をスコップで切って、そこからはみ出たのを抜き取り、あまり広がらないようにしている。

   花デザインの壁時計が正しい時刻を示さなくなった電池を替えてもダメだった27年間ありがとう (上武旋転子)

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ヤエガクアジサイ(八重額紫陽花) ~「第○○回□△◇の会」~
- 2024/07/11(Thu) -
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  皆さま、益々ご健勝のことと拝察申し上げます。
  節目となる「第○○回□△◇の会」を下記のように計
 画しました。思うに任せないことも増えてきました。今
 あることに感謝し、各自の様子を語り合い、明日への活
 力を養う時間にしたいと思います。ご都合をつけて、是
 非ご参加くださいますようご案内申し上げます。
 なお、前回同様、駅に近い会場を設定しました。

同じ年に同職に就き、同じ年に退職した男女20数人の仲間の会がある。
一年に一回、毎夏に集まり、酒食の宴を設けて近況などを語り合う。
全員揃うことはなく、参加するのは入れ替わりながらおよそ6~7割ほど。
当然のことながら、コロナ禍の間は中止していたが、5類移行となってから再開された。
その案内葉書が昨日届いた。
これまでずっと出席してきたが、今回は少し迷っている。
もちろん友人達に会うのは楽しみではあるが……。
 ◆出席の可否 8月12日(月)までに投函してください。
少し考えよう。


柏葉紫陽花の隣では、薄い青紫の八重額紫陽花も咲く。
これは時間の経過ともに淡紫に移ろっていく。
家人はそれを剪って、深皿の大きな黒い花器に浮かべて楽しんでいる。

   突然に大きな音を立てて雨が降った10分ほどで上がり少し涼しくなったラジオでは「納豆の日」だと言っていた (居山聞涛)

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ガクアジサイ(額紫陽花) ~毎年楽しみに待つ色~
- 2024/07/10(Wed) -
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青い紫陽花と柏葉紫陽花の間でベビーピンクの額紫陽花が咲いている。
“無垢な”とでも喩えたくなるようなその色が好きで、毎年開くのを楽しみにしている。
それは色を変えることなく、そのままに日を延べていく。
囲まれたクリスタルブルーの真花も調和していい。
私はこの額紫陽花の品種としての名を知らない。
それで皆さんには“ベビーピンク色のガクアジサイ” と紹介する。

いつもの店で髪をカットして貰った。
さっぱりして心も軽くなった気分。

   「傘を差し長靴履いて紫陽花を見ている女の子」の絵を思い浮かべつつ庭を歩いている (上武旋転子)

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マツバギク(松葉菊) ~それは夜空に浮かぶ花火~
- 2024/07/09(Tue) -
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今年の松葉菊の開花は六月初めからと、早かった。
それが今なお、強い陽射しの中でも艶のある鮮やかなピンクの花を咲かせている。
きれいな円形になって、放射状になる姿はまるで夜空に浮かぶ花火のよう。

この花を見ると、山下清の作品を思い出す。
貼り絵の「長岡の花火」(昭和25年)や油絵の「両国の花火」(昭和30年)、ペン描きの「首里にて」(昭和35年)を。
久しぶりにその画集を開いて見ている。

   「夏バテにいいのよ」と穂波さんが紫蘇ジュースを持ってきてくれた陽射し強い12時47分 (居山聞涛)  

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山下清「長岡の花火」
                                     「長岡の花火」 
山下清「両国の花火」
                                     「両国の花火」
山下清「首里の花火」
                                     「首里にて」
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ヤエザキキキョウ(八重咲き桔梗) ~蕾は紙風船のように~
- 2024/07/08(Mon) -
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野外彫刻のそばで、八重のキキョウが咲く。
色はうっすらとピンクがかった白。
蕾は紙風船のように膨らむ。
宿根草で毎年の花。

草が伸びる。
なかなか手が追いつかない。
ましてや熱中症の心配。
できるだけ早朝に始めて、2時間を目処に終えるようにしている。
やることと段取りを整えて。

   外作業を終えるといつもアマニ油を入れた冷えた牛乳が用意されている今 (上武旋転子)

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ヤブカンゾウ(藪萱草・忘れ草)~「この草を眺めると憂いを忘れる」との言い伝え~
- 2024/07/08(Mon) -
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何カ所にヤブカンゾウがある。
かなり前から野生化して、桜や柿、山茶花の下、鷹の羽薄の横などに。

花は百合に似た、赤橙色の八重。
一日花で、朝には萎んだ形のが見られる。

これには「忘れ草」の名もある。
忘れたいことはたくさんあるが……。

4:20、外では鵯がうるさく鳴いている。
こんな早くから何しに来るんだろう。

   その声を聞きながら「鵯はなかなか歌にしにくいんだよね」と先日姉が言っていたのを思い出した (居山聞涛)

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オタフクアジサイ(お多福紫陽花・渦紫陽花) ~眺めてみよう~
- 2024/07/07(Sun) -
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小さな装飾花がかわいいオタフクアジサイ。
丸味を帯びてお皿のように凹んで。
見ていると、中から明るく無邪気な子どもの歌が聞こえてきそうな感じがして。

咲き出しは白に近い。
それがうす緑、爽やかなライトブルー、そして青へと色移りしていく。
最後の濃い青の頃になると、真花も咲き出す。

正しい名は渦(うず)紫陽花。
なるほど、なるほどたしかにそんな姿にも。

今日は七夕。
晴れるというから、眺めてみよう。

   朝早くから蝉が鳴いて数も日毎に増えてナツナツナツナツと庭を掃いている (上武旋転子)

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ナツツバキ(夏椿・シャラノキ) ~土用干し~
- 2024/07/06(Sat) -
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ナツツバキも咲く季(とき)。
わずか数輪だけど。
五弁の白い花びらの縁は縮れる。
清楚で和の風情を醸す。

これは一日花。
朝に開き、翌日には散る。
一年にうちにわずか数日しかこの姿を見ることできないが、それがまたいいのだと思う。

幹の肌が美しいのも特徴。
古い樹皮が斑紋状に剥落し、その下からきめこまかい滑らかな肌が現れる。

土用干しの梅もだいぶシワシワで小さくなり、いい感じだ。
これで十分。
部屋に取り込み、瓶に入れて仕上がり。
塩分13%と10%をそれぞれ2㎏ずつ。
暑くて暑くて暑くて、「気をつけよう」と自分に声がけしながら働く。

   沙羅樹静かに清らかに一輪咲く眺め見る間にも汗ばんで猛暑日 (上武旋転子)

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土用干し
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ハイビスカス(Hibiscus ) ~その日そのタイミング~
- 2024/07/06(Sat) -
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エプロンス姿の義姉が来たのはお昼前だった。
段ボール箱を抱えていた。
「ジャガイモをどうぞ」と、差し出す。
ずっしりと重い。
先ほど掘ってきたのだという。
私も5:30から作業を始めたが、あまりにもの暑さに8:00で止めたのに。
「陽の当たらないところに置いてナ」
「わかりました」に、先の日のお招きいただいた昼食のお礼も加えて。

そんなやりとりの玄関先にハイビスカスが一輪。
それは朝には蕾だった。
義姉との話の途中で気がついた。
実はこのレモンイエローの花は義姉が挿し木で増やして育てた鉢植えを二年前にくださったもの。
つまりは我が家で初開花したその日そのタイミングだった。
そのことも伝えると、うれしそうな顔をしていた。

「上がって、お茶をいかがですか」とお誘いする。
「午後から歌会があって準備しなくてはダデ遠慮する」と言ってお帰りになった。
歳は一回りも上なのに、私より元気で、脳にも体にもしっかり汗かく義姉である。

   義姉から頂いたハイビスカスに仏桑華(ぶっそうげ)との和名があることを思い出しつつ見ている  (居山聞涛)

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頂いたジャガイモ061

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スミダノハナビ(額紫陽花・墨田の花火) ~温泉と台湾料理~
- 2024/07/05(Fri) -
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スミダノハナビがあるのは玄関前。
風知草の上、八つ手の下。
その装飾花はほんのり青に染まる
それが名にある花火のように、パッパッと外に向かって飛び出る。
どちらかというと、打上花火より、線香花火のように見える。
中の小さな真花は海色で咲く。
これもかわいい花姿。

昨夕は山近くにある温泉に入った。
そのあと町へ下りて台湾料理の店で食事。
こんなのんびりゆったりもたまにはいい。
家人は5泊6日の旅から今日帰ってくる。

   「こちらでは百日紅が咲きました」と友人から花便りが届いた庭では向日葵が咲いた (居山聞涛)

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ヤエクチナシ(八重梔子)~増えないのは~
- 2024/07/05(Fri) -
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白薔薇を思わせる佇まいの八重梔子が一輪。
艶々とした美しい緑葉の中で。

前日、螺旋状に閉じた蕾が膨らみを大きくしていた。
「明日には開花しそうだなあ……」と思った。
そしてその通り、やはり咲いた。
芳香がする。
クチナシと違って、この八重咲きのは、あの梔子色の実を結ばない。

何年も花数が増えないのはどうしてだろう。
陽当たりは良い場所なのに。

   八重梔子に何度も何度も鼻を寄せて香りを楽しんでいる梅雨中休み (上武旋転子)

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