タカノツメ(鷹の爪) ~その形を見ながら~
|
- 2016/09/30(Fri) -
|
子どもの頃はよくタカの渡りを見た。 夜、近くの森に集団で休む姿を仲間で見に行ったりもした。 そんな懐かしい思い出もある。 タカノツメがびっしりである。 家人の要望で作るのだが、私は辛いのは苦手。 その赤い実を収穫しながら、昔のことなどを思い出したりしていた。 点となる鷹へ心を繋ぎけり (夏目立朗) |
シュウメイギク(秋明菊) ~ひとひら秋色時間~
|
- 2016/09/26(Mon) -
|
柿の実が色づきはじめた。 柿の葉が落ちはじめた。 やさしい風が通る。 淡紫の秋明菊が揺れる。 細く伸びた花茎のその先。 一輪ずつひらひらりと。 丸い蕾もゆらゆらり。 秋の明るい菊と書く、その名前が好き。 私に流れる秋色の時間。 憩ふ人秋色すすむ中にあり (橋本鶏二) |
ベンケイソウ(弁慶草) ~花の名前の妙~
|
- 2016/09/22(Thu) -
|
散房状に密生して咲く花。 色は薄いピンク。 小さなかわいい星形。 それが強面の弁慶草の名を持つ。 弁慶には義経の対。 そこで調べる。 義経草というのもあるのかと。 出てこなかった。 もしあれば、どんな花に名付くのだろう。 歌棄や星のごと咲く弁慶草 (角川源義) |
ブルーセージ(サルビア・アズレア) ~秋空色で咲く~
|
- 2016/09/21(Wed) -
|
ブルーセージは澄んだ秋空色の花。 茎が支えきれずほどいっぱい。 一つひとつはとても愛らしい。 蝶が来て、蜂もやってくる。 惹き寄せられるのは、香り?味、?それともその形? 外にでるといろいろな秋。 私も旅に出たくなった。 秋は美術の石柱(ひらし)囲む人ごころ (石原八束) |
バジル(basil) ~いい香りですね~
|
- 2016/09/11(Sun) -
|
バジルに小さな白い花。 葉に体が触れるだけで香がたちこめる。 心地いい。 シジミチョウが留まる。 心的疲労の回復に良いとされるその香り。 蝶も癒やされるのか。 九月蹠(あうら)ぴつたり生きて立つ (橋本多佳子) |
シラハギ(白萩) ~白い時~
|
- 2016/09/05(Mon) -
|
赤萩に重なって白萩。 昔、白が好きな人がいた。 白を身にまとう姿をよく見た。 たしかに似合っていた。 颯爽とした人だった。 今でも白が好きなのだろうか。 シジミチョウが来て白に留まった。 君ゆくとその夕ぐれに二人して柱にそめし白萩の歌 (与謝野晶子) |
バラ(薔薇) ~秋には~
|
- 2016/09/02(Fri) -
|
|