年越しの釣果報告になります。
毎年年末になると、どこの釣り船も予約が入って「満船」という状態になります。
年末休暇に入った釣り人達が正月用のブリを釣るためです。
しかしこの時期はいつも時化て出港できないことが殆どで、ほぼ諦めながらも早めに予約。
「ダメだろうなぁ~」と思いつつも、何日も前から波浪予報のサイトを何度も眺めます。
「ん?今年はもしかして出航できるかも…」
私の見ているアプリでは3日後までの波浪予報が表示されますが、ずっと波風が穏やかで出船できそうな感じ。
「いやいや、何度も直前になって予報が変わって欠航したことがあったからな…」
期待せずに様子を見ますが、無事に出航することができました。
まだ暗いうちから出港!!
さて、第一関門はクリアしましたが、この日の釣り方は苦手のジギング。
ジグという重いルアーを海底まで落とし、しゃくりながら何度も上げ下げを繰り返す釣りです。
初めて青物(ブリ、ヒラマサ、カンパチなど)用のジグを手にした時は「こんな靴ベラや棒手裏剣の様な金属片で魚が釣れることがまったく信じられない!」と思ったものでした。
また、ルアーは基本的に動かさないと釣れないので、常に動かし続けなければなりません。
一日中重いジグを動かすと腕はパンパンになり、腰や背中は固まって動けなくなるような過酷な釣りです。
上手くすれば10㎏以上のブリやヒラマサが釣れるけど、一日頑張ってもボウズも当たり前というギャンブルの様な釣りでもあります。
私は何がイヤって釣りに行ってボウズで帰ることが一番嫌いなので、苦手意識が強いのだと思います(笑)。
釣り始めて同船の2人がヤズ(ブリの小さい奴)を釣り上げますが、私にはエソしか釣れず焦ります。
「うう、小さくても何でもいいから青物を一匹釣って帰らないと正月の雑煮は具無しで刺身も食べられないぞ…」
「この場所ではジグをゆっくり巻いてあまり上まで巻き上げないように。底10メートルをネチネチと誘う感じです」
船長さんからアドバイスをもらって、その通りにするとすぐにアタリ。
小さいけれどヤズゲット!
「ほっ」
魚から針を外し、ラインチェックをしてすぐに仕掛けを投入。
本職の漁師である兄貴から
「オレたち本職は釣ってなんぼだから完全に効率重視。モタモタしていたら釣れる時合いを逃してしまうからな」
なんていう話を聞いていたし、魚の食い気が立つ時間は本当に短いので自分の仕掛けを投入した後に魚の処理をします。
それからは私の使っているジグかジグの動かし方か、何かしらパターンに嵌ったようで連続ヒット!!
ヤズを9匹とネリゴ(カンパチの小さい奴)1匹を釣り上げます。
(赤いのはウッカリカサゴ)
ジギングでこんなに釣れたことは初めてだったので自分でもビックリ!!
しかも他の人は殆ど釣れていません。
その後は全くアタリが無くなり、船長さんは他の釣り人にも釣ってもらおうとあちらこちらに移動を繰り返します。
前半戦に充分な釣果を得ている私は余裕ですが、船長さんや釣れていない他の釣り人の方は胃が痛いだろうなぁ。
「3kg~4kgほどの小さなヤズばかりなので、次は一匹だけでも大物釣りたいな…」
そんな事を思っていたらいきなり物凄い強さで竿先が水の中に引き込まれ、必死に耐えます。
落とし込み釣りに使っていた太めのラインをリールに巻いていたので、強気でドラグをガチガチに絞め込みますが、そんな事にはお構いなしにジャンジャンとラインが引き出されます。
「うおっ!これはデカいぞ!!何とかして獲りたい…」
一旦動きが止まって引き上げようとリールを巻きますがピクリともせず。
「う、動かん…」
そして再びジャンジャンとラインが引き出されます。
「疲れてちょっと一休みしたな。こちらも疲労困憊だけど相手も疲れてきた証拠だ…」
それから何度もラインを巻いては走られることを繰り返しながら、徐々に魚体が水面近くに姿を現します。
「デカいぞ!!」
船底に潜られそうになり、苦労してネットイン!
計量すると14kg(自己記録更新)の大物ヒラマサ!!
「やったやったっ!!」終了まで1時間あったので、それからも頑張りますが大物ヒラマサを最後に納竿。
「ヒラマサの自己新記録だし上出来♪」
私の後に別の方が7kgほどのヒラマサを1本上げました。
ヤズが釣れ過ぎたので、青物が釣れなかった同船の方々に1本ずつお裾分け。
一日集中してジグを上げ下げしていたので、本当に吐き気がするほどに疲れました。
でも大満足♪
今日も自然の恵みに感謝です。
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