先日、ウナギ獲りの時に失くしてしまったウナギバサミの代わりに新しいウナギバサミを購入しました。
価格は1万円ちょっと。
以前持っていたものは3,500円くらいだったので、
今回のものは割高と言えば割高なのですが、これが無いとウナギが獲れないので、必要な私にとっては安いものです。
こんな時にネットで全国から商品が探せるってとても便利だと思います。
本当は川漁が盛んな
土佐の手打ちのウナギバサミが欲しいんですけど、高価すぎて手が出ません。
(ここの手打ちのホコ先を愛用しているので、その良さは充分に分かります)
いいものなんだろうなぁ~。死ぬまでに手に入れてウナギを獲りまくりたいなぁ♪
そんなことを夢想してしまいます(笑)。
「職人の一品物」とか「完全受注生産」って、私はそれだけでなんだか憧れてしまいます。
今はプログラミングするだけで様々な部品を自動的に作ることが出来る機械があるのも知っていますが、ウナギバサミなんていうレアなものを作ってくれる奇特な場所は無いでしょう。
でも例え「鍛冶屋一筋ン十年」という職人が作り上げるものと、機械で自動的に削り出したものとで全く同じ性能を有していたとしても、やはり私は鍛冶屋の名職人さんが作ったものを使いたいですね。
そこには
「作り手の心」が入っていると思うから。
ここでちょっと話は逸れますが、先日仕事の出先の片田舎で急遽ホームセンターの場所を探さなくてはいけない状況になりました。
「スマホで近くのホームセンター検索して電話番号教えてほしい。カーナビに入力するから」
運転中だったので、(ちょっと人間関係が苦手で普段から色々と問題のある)助手席の部下に指示します。
すると彼はスマホを取り出し、なにやらヒソヒソ声でスマホに向かって喋りかけています。
「Hey,Siri! Hey! あ、あれ?おかしいな・・・。
Hey!Hey,Siri!」その様子を眺めながら唖然としていると、ずっとスマホに向かって話しかけています。
「いや、普通に検索していいから」
検索した電話番号をカーナビに入力して現地に向かっていると、更に何度もスマホに話しかけた後にようやくスマホから回答が来ます。
「ね!便利でしょ? 例えば明日何時に起こしてなんて頼むと自動的にアラームがセットされているんですよ。分からないことも大抵答えてくれるし。どうですか?使うなら使い方教えますよ」
「いや、いい。確かに便利なものなのかもしれないけれど今のオレには不要なものだ。それにそんな人間力を退化させるようなものを使い続けていたら、自然の中でアクシデントが起こった時に自分の直感を信じれなくなるような気がする」
「キミがちょっと人間関係が苦手で、社会生活を送る上で問題があるのはそんな事が原因じゃないの?」
と聞いてみたい気持ちをグッとこらえて
「(取引き先のお客様がいたりすることもあるから)ビジネスシーンでは今回の様にスマホに話しかけるのは以後禁止。いいね?普通に検索してくれればそれでいいから。スマホに向かって話しかけるのはプライベートだけにしてくれ」
と少しウンザリしながら説明します。(正直恥ずかしいし。笑)
「便利な道具なんですけどね・・・」
と彼はちょっと不服そう。
手打ちのウナギバサミの事を仕事中に考えている人間と、仕事中にスマホに話しかける人間・・・。
まあ、傍から見るとどっちも変わった人間なんだろうなぁ(笑)。
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