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食べる事と、命をいただく事について考えます。 狩猟、素潜り、釣り、採集、手作り等々

ハンター誕生!

本日、一人の新米ハンターが誕生します。

20091115ハンター誕生


ハンターである父親を持ち、狩猟採集生活が大好きであるにも関わらず、ハンターデビューは39歳という年齢になってしまいました。


今まで支えてきてくれた方々の協力や、色々な人とのご縁がありハンターデビューができたのだと思っています。


それまでも
「いつか狩猟免許を取りたいな」
とは思っていましたが、漠然としたもので具体性の全くない物でした。
しかしこの2年くらいの間に身の回りに起こった様々な出来事や、人との出会い、そういったものが私を突き動かしてくれました。
まるで目に見えない大きな渦に巻き込まれるように導かれた感じです(笑)。



皆様に感謝です。





ルーキーイヤーである今年は法令遵守と安全狩猟に努め、様々なことを学び、ひたすら狩猟を楽しみたいと思っています。






最後になりましたが全国のハンターの皆様、不束者の新米ですがどうぞ宜しくお願い致します。

皆様も事故が無く豊猟の良い猟期ですように。


射撃練習の必要性

20091028黒い銃
前回、射撃場での写真。
いつもは上下2連ばかりなんですが、猟期が近づいたので実猟で使う自動銃での練習者も増えていますね。
手前から3本目の真っ黒な自動銃が私の愛銃、ベレッタ1201F。
やっぱり真っ黒なんで目立っていますね(笑)。



初めての猟期を迎えるにあたり、少しずつではありますが射撃練習をしています。
本当はもう少し射撃場で撃ち込んで射撃精度を上げたいのですが、なかなか順調とは言い難いです。
時間が欲しいですね。



私の場合、猟には親父に同行させてもらう予定なので、親父の猟友の方々とも共猟することになります。


ハンターデビューイヤーのルーキーである私は、まず「安全第一!」
これは当然ながら絶対です。
そのためにも銃器の取扱いにおける不安要素をできるだけ減少させる必要があります。


そして次に「先輩方に迷惑をかけない」。
親父も含めて、ご一緒させていただくハンターは、狩猟歴何十年のベテランハンターばかりです。
どこに獲物がいるか、どうやって捕獲するか、どうやって獲った獲物を処理するか、そういうことを教えていただく先生でもあります。

それらを教えてもらうことにどれだけの価値があるかを気付くか気付かないかは、新人ハンター側次第でしょう。


「ハンターになったのはいいけど、最初の1年は何も獲れなかった。」
なんていう話もよく聞きます。
それほど野生の狩猟鳥獣と出会える機会、ましてや撃つことが出来る機会は少なく貴重な物です。

その少ないチャンスで獲物を獲る確率を上げるための射撃練習です。


私は親父がハンターだったので、猟期以外にどれだけのエネルギーを使っているのかを見て育ちました。

そういうことを知っているので、獲物が獲れるチャンスに自分の未熟さゆえに失中(外すこと)すると申し訳ないと思うのです。




ああ、もうすぐ初めての猟期だなぁ~。

頑張ろうっと!

猟友会総会に出席

猟友会の総会に出席してきました。
これからお世話になる猟友会での初めての会合です。

地区の役場で午前10時から。
ちょっと早めに会場に着くと、間違いなくここで猟友会の会合があることがひと目でわかります。
駐車場ほとんどの車が四駆だったり軽トラだったり。
しかも犬箱載せてたり、無線の長いアンテナを立ててたり。
猟師仕様の車ばかりです(笑)。

猟友会の会長さんや事務局の方に挨拶をし、受付けをして会場に入ると…。
こんな感じです。
20091011猟友会総会

みごとにシルバーエイジというかおじさんというかお爺さんばかり。
40代の人はほとんどいません。
50代の人は探せばなんとかいるかな~。
後は皆さん60歳オーバーって感じです。
(ギリギリ)30代の私はかなり目立ちますね。

地区の警察の方や役所の方のお話しがあり、猟友会の運営状況などの説明。
法改正の内容や昨年度の事故の状況説明。
それから新規入会者の紹介なんかあって、狩猟者登録証や関係書類の交付がありました。

また、私は新規参入者なので大日本猟友会の蛍光帽子とベスト、会員手帳なども交付されました。
20091011蛍光ベスト


いよいよハンターの仲間入りだなぁ、とか思いつつ
「う~ん、あと10年・20年後の日本の狩猟界ってどうなるんだろう?」
と考えた一日でした。



なるようにしかならないか~(笑)。



イノシシとかは一年中狩猟期間だったりして(爆)!



親子の関係

親父と一緒に射撃場に射撃練習に行ってきました。

自分の銃では2回目の射撃場練習です。



スキート射場に向かいます。

先客の皆さんとご挨拶。

「これウチの息子、よろしくね~」

なんて紹介してもらいます。

2回目
(これは親父)


「親父さん、いいねー。息子さんと一緒に撃てて。ウチの息子なんか全然興味なしよ」

「親子で同じ趣味なんて羨ましいね~」

何人もの人と挨拶し、そこで何度も言われた言葉です。

一緒に射撃をしている親子はほとんどいません。



狩猟の世界でも同じことが言えます。

子供が何人もいるのに自分の子供と一緒に狩猟をしているハンターは稀です。



また、かつては息子さんが銃を所持していたけど辞めてしまった。なんていう話もよく聞きます。



親子なので自然と同じような趣味になりそうなものですが、実際はまったく逆です。
(子供が狩猟に興味のない場合はおいといて…)

色々な理由があると思いますが、大きく分けて2つの原因があると思います。



1つは銃所持と狩猟における手続きの煩雑さを間近で見て、イヤというほど知っているからです。
それはこの「ハンターへの道」で書いてきたことでもありますし、銃所持をしたらまた更に銃検査や免許の更新手続きなどがあります。


2つ目はハンターという人種の特性ですね(笑)。
だいたいがワガママで我が強く、協調性が低い。
銃を持って野性動物を獲って喰おうなんていう人間は、多かれ少なかれそういう所を持っています。
ウチの親父もそうです。

そしてそんな人間の子供もまた同じような気質を受け継いでいます。
はい、私もそんな人間です。

子供の頃から興味があって、遊びで狩猟に同行する分には楽しいものです。
じゃあ、オレも免許取ろうか!と自然な流れでなります。

そして息子が狩猟界に入門してきて、先輩ハンターである親に教えてもらうようになります。
そのような親子が狩猟の世界で主従の関係というか、上下のはっきりした関係になってしまうと大抵同じような結果が起こってしまいます。

例えばそれが同じ新入りのハンターであっても、アカの他人なら遠慮というものもあって物言いも柔らかなものになります。

しかし、それが自分の子供となると遠慮なんかありません。
自分が生まれてから育ててきた子供であり、それが成人をとうに過ぎて自我の確立が出来ている場合でも、子供は子供なのです。

「何してんだ!」「下手くそが!」
「獲物を追い出せ」「回収をしろ」「山から担ぎ下ろせ」
嫌なことばかりを命令し、失敗したら責め、ほぼ完全に奴隷扱いと言ってもいいでしょう。

狩猟を始める子供のほうも、社会的には若手から中堅に差し掛かる年齢になっている場合が多いのです。日頃は部下に命令している立場でもあります。
「下働きは若い者、新参者が頑張らないと!」と理解していて、いくら教わっているから我慢しないと、と思ってもそこには限界があります。

楽しむためにやりはじめた狩猟も、いつしか苦痛になってやめてしまう。
もしくは親と離れて単独猟か他の猟友と一緒の出猟となってしまうのですね。


自分が30年以上培ってきた技術を伝えたいと焦る気持ちもあるのでしょうが、30年前自分が初めて銃を手にして猟場に出た時のことなんて、はるか昔の出来事で覚えてもいません。

そこで初心者に対しても、いきなり高い要求事項を突きつけてくるわけですね。

一部の例外を除いて、そういう事例をたくさん目の当たりにしてきました。
双方に問題があるのだと思います。

また、当然ながらまったく問題のない親子も存在します。



そういった事も理由の一つで若者の狩猟離れが進んでいったのでしょう。
そんな苦労しなくても、今は他に娯楽がたくさんありますしね。



ウチ? ウチの場合はどうでしょう?
悪くはないですよ(笑)。
狩猟の楽しいことばかりを教えてくれていたし、それは今後も変わらないと思いますから。

でも、まだ初の猟期を迎えても無いからわかんないな(笑)。

来年の猟期は単独猟だったりして(爆)!




狩猟にかかる費用とタイムスケジュール

私が狩猟界にデビューしようと思い立ち、必要な資格を取るのに要した時間です。


またおおよその費用を列記しました。


仕事を休んだ時間なども。



まずは猟銃所持許可です。

 

1月15日

銃砲店に行き必要書類の入手

(土曜日)

 

1月17日

警察署に行き銃所持初心者講習会の受講申込み

(平日、半日休暇取得)

 6800円
2月14日

銃所持初心者講習の予備講習

(日曜日)

 3000円
2月25日

初心者講習受講

(平日、一日休暇取得)

 
4月 3日

射撃教習申請

(平日、半日休暇取得)

 7900円
5月14日

射撃教習認定証交付

(平日、2時間早引き)

 2400円
6月23日

射撃教習

(平日、一日休暇取得)

 36000円
7月 6日

猟銃所持許可申請

(平日、半日休暇取得)

 9000円
8月11日

猟銃所持許可証交付

(平日、2時間早引き)

 
8月23日

猟銃購入、ガンロッカー購入

(土曜日)

 猟銃5万~10万円(中古)、

ガンロッカー約1~2万円(中古)

8月25日

猟銃確認

(平日、2時間早引き)

 

 

次は狩猟免許です。

7月15日

狩猟免許試験申し込み(第一種銃猟)

(土曜日)

 5200円
8月2日

狩猟免許試験(第一種銃猟)の予備講習

(日曜日)

 5500円
8月21日

狩猟免許試験(第一種銃猟)

(平日、一日休暇取得)

 
8月24日

合格発表

(平日、電話で問合せ)

 

 

さらに狩猟者登録、猟友会への入会です。

8月28日

第一種銃猟狩猟者登録2県、猟友会入会、ハンター保険加入

(平日、仕事が終了後事務局訪問)

55000円

 

うーん、これを見ると最低9日は平日に何らかの形で会社を抜け出てきていますね。
私の場合、基本的に土日が休みで平日が出勤。
技術職で「ちょっと1時間外出」ということが難しい職業です。
職場から所轄の警察署までは片道30分以上かかるので、昼休みに抜け出して手続きということは不可能です。


また職場では年齢的に中間層のポジションにいるので、頻繁に会社を休んだり早引きしたりすると、上からも下からも白い目で見られる立場でもあります(笑)。

銃砲店との往復、住民票や戸籍抄本の取得、病院で診断書の取得の手間もあります。

 

自分では余裕を持って1月から行動を始めたつもりですが、銃所持までかなり時間がかかり、猟期が始まる 11月までにしなければならない事を考えると、ほとんど余裕がありませんでした。

許可が下りるまでの時間が県や所轄の警察署によっても違うため一概には言えませんが、試験もすべてストレートで合格して半年以上かかりました。

 

 

特に7月、8月は銃の選定・銃所持申請と狩猟免許試験が重なってとても忙しかったです。

 

今後の予定として、猟期までの2ヶ月間は猟銃の取り扱いと射撃に慣れるため、クレー射撃を行う予定です。

時間が足りないですね。

 

理想としては、前年の秋くらいから銃所持初心者講習を受けて、春の終わりくらいには銃所持完了。

クレー射撃の練習をしつつ、夏は狩猟免許の勉強をする感じでしょうか。

 

またこれまでかかった費用も約20万円。

さらに衣類や必要な道具代、弾代、クレー射撃の練習代も必要になってくるので、もう少しお金が必要になりそうですね。 

 

そう考えると気軽に

「ちょっと試しに始めてみようか」

って感じには程遠いかな~。

 

でも、今はハンターの数がどんどん少なくなっているので、ハンターになったら獲物はたくさんいますよ~!!

美味しいお肉を食べることができ、大自然の中でストレス解消♪ おまけに鳥獣害の被害に苦しんでる農家の方からは感謝されたりもします。

と宣伝しときます(笑)。

 

 

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プロフィール

じゃん

Author:じゃん
幼少時より食い意地の張った子供で、今でも野生の動植物を見る時には
「美味いか不味いか?」
が大きな判断基準を占める。

素潜り、釣り、手づかみなど様々な方法にて「タダの食料」を捕獲することに情熱を燃やしています。
2009年より狩猟界にデビュー。タンパク質自給率100%達成なるか!?

E‐mail
capturefood@yahoo.co.jp
お気軽にメールくださいね♪

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