年に一回行われる銃砲検査(通称:銃検)に行ってきました。
所持許可を受けている銃砲に違法な改造がされていないか、盗難に遭っていないか、使用実績の無い「眠り銃」になっていないか等を調べるために猟期が終わったこの時期に毎年実施されます。
所持許可を受けたハンターはご高齢の方も多いので、認知症になっていないかなどの検査も兼ねているようですね。(←扱う物が猟銃なので実は切実な問題です。)
自分の所持している全ての猟銃と銃身、猟銃所持許可証と実包使用実績表を持って、会場である所轄の警察署の大会議室へ。
ハンターになって4年が経過し、所持する猟銃も用途別にそれなりに増えたので結構な大荷物です。
通常の猟銃所持者ならそんなことは無いのですが、猟期に脱砲(銃から弾を抜くこと)し忘れたまま銃検に持って行った猟銃が暴発し、警察署の壁に穴が開いているなんていう話も聞くので、荷造りする際に念には念を入れて確認します。
仮に上記のようなことが起こったら、ケガ人が出なくても銃刀法違反の現行犯で逮捕・許可取り消しとなりますね。
受付けを済ませて「銃砲検査調査票」に必要事項を記入します。
この銃砲検査調査票に自分の所持する猟銃の廃棄や入れ替えなどがあった場合の内容を記入するのですが、ハンターの皆さん高齢の方が多くて書類を書くのに一苦労。
記入方法が分かりにくい上に文字が小さいので、「ここは何て書いているんじゃ?」「ここには何を書けばいいの?」という感じで、(狩猟界においては)若手の私に何度も尋ねられます(笑)。
それから持参した猟銃の検査。
違法な改造がされてないか、申請した猟銃に間違いがないかなどが調べられます。
近隣に銃砲店がある場所だと銃砲店のスタッフがお手伝いをされる場合も多いらしいのですが、近隣に銃砲店が無いので猟友会の方が検査のお手伝いをされていますね。
それから係員(警察官)による面接。
住所や職業に変わりは無いか、行政処分を受けた実績は無いか等の他、現在の借金の状況などについて質問を受けます。
銃砲検査は毎年行われていて面倒と言えば面倒なのですが、所持する物が猟銃という「許可を受けた人間だけが所持することを許される特別な物」である以上必要なものです。
たくさん街中を走っていて一般的には認識が薄いかもしれませんが、車やバイクなどの車両も同じ扱いなんですよ。
猟銃と同じように定期的な免許証の更新や車両検査が義務付けられていますしね。
込み具合にもよりますが、小一時間で終わりました。
今年も無事に終了です。
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