アマチュア無線4級試験の講習会に行ってきました。
大物猟ではハンディ無線や車載無線を使うので、必要な資格です。
狩猟関係者は遠くまで電波を飛ばすことがなく、今まで無資格でやっている人も多かったのですが、少し前に罠用の無線で緊急車両の無線を度々妨害することが発生し、電波法違反で検挙者が出ました。
それを機会に狩猟界でも資格試験の受験が推奨されるようになりました。
電波法違反で検挙されると、狩猟法違反にもなりますし、銃刀法違反に問われる可能性もあるそうです。
また、猟犬に付けるドッグマーカーが電波法違反になり、銃刀法違反になり猟銃所持免許が取り消されることも。
滅多にそんなことはないそうですが、せっかく苦労して取得した銃所持免許・狩猟免許だし、必要な資格なので受験です。
事前にアマチュア無線協会で開催日を調べて、問い合わせ先に電話。
必要書類を送っていただきます。
講習は2日間の開催で、最終日にテストがあり合格したら「アマチュア無線4級」の資格がいただけます。
講習会申し込み料金22,750円。
他に住民票と写真3枚が必要です。
講習会場は30名を超える人数が受験です。
私みたいに何かの理由で免許が必要で来てるんだろうなぁ~、って方は運送業界の人が多いみたいですね。
狩猟の時にもよくトラックの無線が聞こえてきます。
後は純粋にアマチュア無線を楽しみたいという人かな。
携帯もパソコンも発達したこの時代に「アマチュア無線」という趣味というのもかなりマイナーな趣味だよなぁ、とか思いつつも「狩猟」を趣味でやっている私は人のことは言えませんね(笑)。
確かに災害時などでライフラインが使えなくなった時に、バッテリーさえあれば外部と連絡ができる無線の有用性はもっと見直されてもいいかも。
初日は法規の講習でしたが、講師の先生はアマチュア無線歴40年を超える方で、アマチュア無線への愛と情熱に溢れた方でした。
この時代にアンテナを手作りし、電波を月に反射させて地球の裏側と交信しようと試みたりしているそうです。
私にはそういう趣味が無いのでまったく理解できませんが(失礼)、アマチュアレベルでそういったことにチャレンジしていると言うだけで驚きです。
無線は最初は軍事目的で発明されたそうですが、発展はアマチュアの愛好家に拠るところが大きいのだとか。
そういう知的好奇心が人類の科学を発展させたのだろうなぁ。
それだけ「コミュニケーションを取る」ということは人にとっての本能的な欲求の一つなんでしょうね。
まぁ、ブログで不特定多数の方に情報を発信し、コミュニケーションを取っている私も、方法は違えど同じようなもんでしょうね。
講義では関連法規の他、電波の波長とかの説明をしていただくけど、ぼんやりとしか理解ができない。
だいたい何で電波って飛ぶの?って感じです。
昔から電気とか物理とか苦手だったもんなぁ。
そこら辺が無線とかにまったく興味が無い理由かも(笑)。
次回は無線工学の講義と試験の受験です。
がんばりま~す!