高脚ジブクレーンの製作1
○高脚ジブクレーンとは
ジブクレーンとは、張り出したジブ(腕)の先端に荷物を吊り下げて行う起重機のことで、そのうち高い脚を備えたものが高脚ジブクレーンといい、門形ジブクレーンともいわれています。現在では高所作業を行う工事現場や港湾施設で見かけます。
昭和30年代の国鉄の給炭設備の機械化の目安は1日の給炭使用量が50t以上の機関区とされ、80t以上の機関区にはガントリークレーンを、60t以上の機関区には高脚ジブクレーンを配置していたようです。
高脚ジブクレーンはガントリークレーンと比較して堅固な基礎工事が不要で、狭い場所に簡単に設置できる利点があり、高い脚部の間には石炭を積んだ無蓋貨車の入る給炭線が引かれ、旋回可能なクレーンのグラブバケットにより貨車から給炭槽につかみ上げていました。
ジブは旋回する大きな機関室を兼ねた操作室の前部又は屋根に設置され、クレーンの中には数メートル自走するものがありました。【鉄道辞典より】
高山本線上では美濃太田機関区はガントリークレーンが、高山機関区には高脚ジブクレーンが配置され、高山機関区のクレーンは給炭線ではなく、貯炭場を跨いでおり、自走が可能でした。昭和30年初頭に配置されましたが、1970年(昭和45年)頃に蒸気機関車の廃車により給炭設備とともに取り壊されました。
○参考資料
▼「蒸気機関車EX Vol.10(2012年秋)」の楠本茂貴氏の連載記事「再考 機関区」において尾久型の図面が掲載され、特に寸法は模型製作の参考になりました。
▼高山機関区のクレーンの画像はインターネットや本から探し出し、パソコンの画面に貼り付けて形状や細部確認の参考としました。
○市販キット
Nゲージで製品化されているものは次のとおりです。
▼アドバンスのペーパーキット「高脚ジブクレーン(商品番号1011)」
▼ファーラー(ドイツ製)のプラスチック製組立キットのクレーン(商品番号2198)は縮尺は1/160で、KATOが取り扱っています。
給炭設備と同様に、高脚ジブクレーンは資料を参考にプラ材等で自作することにしました。
ジブクレーンとは、張り出したジブ(腕)の先端に荷物を吊り下げて行う起重機のことで、そのうち高い脚を備えたものが高脚ジブクレーンといい、門形ジブクレーンともいわれています。現在では高所作業を行う工事現場や港湾施設で見かけます。
昭和30年代の国鉄の給炭設備の機械化の目安は1日の給炭使用量が50t以上の機関区とされ、80t以上の機関区にはガントリークレーンを、60t以上の機関区には高脚ジブクレーンを配置していたようです。
高脚ジブクレーンはガントリークレーンと比較して堅固な基礎工事が不要で、狭い場所に簡単に設置できる利点があり、高い脚部の間には石炭を積んだ無蓋貨車の入る給炭線が引かれ、旋回可能なクレーンのグラブバケットにより貨車から給炭槽につかみ上げていました。
ジブは旋回する大きな機関室を兼ねた操作室の前部又は屋根に設置され、クレーンの中には数メートル自走するものがありました。【鉄道辞典より】
高山本線上では美濃太田機関区はガントリークレーンが、高山機関区には高脚ジブクレーンが配置され、高山機関区のクレーンは給炭線ではなく、貯炭場を跨いでおり、自走が可能でした。昭和30年初頭に配置されましたが、1970年(昭和45年)頃に蒸気機関車の廃車により給炭設備とともに取り壊されました。
○参考資料
▼「蒸気機関車EX Vol.10(2012年秋)」の楠本茂貴氏の連載記事「再考 機関区」において尾久型の図面が掲載され、特に寸法は模型製作の参考になりました。
▼高山機関区のクレーンの画像はインターネットや本から探し出し、パソコンの画面に貼り付けて形状や細部確認の参考としました。
○市販キット
Nゲージで製品化されているものは次のとおりです。
▼アドバンスのペーパーキット「高脚ジブクレーン(商品番号1011)」
▼ファーラー(ドイツ製)のプラスチック製組立キットのクレーン(商品番号2198)は縮尺は1/160で、KATOが取り扱っています。
給炭設備と同様に、高脚ジブクレーンは資料を参考にプラ材等で自作することにしました。