キ100(ラッセル車)の製作8

 高山(客貨車区)に配置されていたキ110とキ132を製作しています。

表記類を作成します。
▼ポッポ公園のキ132の側面には多くの標記類がペイントされているので、これを再現します。

58キ132
▲まず、黄色の帯ですが、これは1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正により運用制限された最高速度65km/h以下の貨車に対する識別帯で、識別のため記号に「ロ」が追加され「ロキ132」となっています。(ちなみに、この「ロ」は「ロクジュウゴ km/h」の頭文字だとされています。)
しかし、ここで製作するのは1968年以前の車両の再現なので、黄色の帯は不用となり、標記の配置も違います。

▼ワールド工芸のキットには標記を再現するインレタが付属していますが、車体番号と所属する管理局標記だけなので物足りません。また、キ158は美濃太田区のものなので、そのまま使用できないので、すべて自作することにしました。
59キ100
▼まず、キットの車体側面をスキャナーで高解像度で読み込みます。
60キ100
▼画像処理ソフトのフォトショップで、読み込んだ車体側面画像を背景にして標記類を記録写真を参考にして配置していきます。
61キ100
▼標記類ができたら背景の車体側面画像を削除し、標記画像のみにしたうえで、コピーして2台分を作成し、デカールに印刷するため、標記画像を並べます。
62キ100
▼自作デカール用の「ミラクルデカール(ホワイト)」(K-TRADING)に印刷します。
63キ100
▼印刷乾燥後にインクが水で流れないないように、スーパークリアーを数回に分けて吹き付けてコーティングします。
64キ100
▼名古屋管理局の標記はキットのインレタを用い、クリアデカールに転写後、保護のためスーパークリアーを吹き付けました。
65キ100
▼デカールを貼り、乾燥後にスーパークリアーつや消し(182)を車体全体に吹き付けてつやを統一させました。(次回に続く)
66キ100

キ100(ラッセル車)の製作7

 高山(客貨車区)に配置されていたキ110とキ132を製作しています。

▼金属パーツの組み立てが終了したので、洗浄後に塗料の食い付きをよくするためにマルチプライマーを塗りました。

52キ100
▼ポッポ公園のキ132の後部にはワールド工芸のキットにはない箱があり、キ110にも確認できましたので、再現することにしました。
53キ132
▼写真を参考にしてケースなどをプラ板でそれらしく作り、取り付けました。
54キ100
▼金属製の車体にプラ製の前部ブロウ部分を取り付けました。
55キ100
▼塗装前に2台を並べて記録写真を撮りました。
56キ100
▼ガイアノーツの鉄道模型用カラー黒(1011)を吹き付けました。
57キ100
▲塗装したらプラスチックと金属素材の区別ができなくなりました。(次回に続く)

キ100(ラッセル車)の製作6

 高山(客貨車区)に配置されていたキ110とキ132を製作しています。

 走行装置を製作します。
▼ポッポ公園のキ132の台車はTR20のようで、ワールド工芸のキットパーツがそのまま使用できます。

42キ132
▼キットの説明書に従い、パーツを組み立てます。
43キ100
▲台車枠はホワイトメタル製ですが、2020年に発売されたリニューアル品からロストワックス製に変更されたようです。
▼床板パーツに車輪などを取り付けてみました。

44キ100
▼車体を組み立てます。
キ100の屋根にエアタンクが6個取り付けられています。

45キ132
▲機関車から送られてくる圧縮空気を溜めるためのもので、これにより左右除雪翼などを作動させます。
▼キットはホワイトメタル製のエアタンクで、エッチングパーツなどで取り付けます。

46キ100
▼エアタンクを取り付け後、手すりや梯子などのパーツを取り付けます。
47キ100
▼こちらはキ132の手すりと梯子の様子です。
48キ132
▼車体に全てのパーツを取り付けました。
49キ100
▼こちらはキ132の除雪翼で、除雪時に圧縮空気により広がります。
50キ132
▼除雪翼は真ちゅう製エッチングパーツで、ハンダで取り付けた後に磨いて余分なハンダを取り除きました。(次回に続く)
51キ100

キ100(ラッセル車)の製作5

 高山(客貨車区)に配置されていたキ110とキ132を製作しています。

▼前部の連結器が省略されていたので、ポッポ公園のキ132の連結器を参考にします。

31キ132
▼形状を把握するため、いろいろなアングルで撮影しました。まず真横から
32キ132
▼次に上方から撮影
33キ132
▼反対側から撮影
34キ132
▼連結器は他キットの不用のダミーカプラーを利用し、実車を見ながら手を加えました。
35キ100
▲連結器の取付部はプラ板で作りました。
▼連結器をブロウ前部に取り付けました。

36キ100
▼キ100の前照灯(LP40)は中央の標準装備のものの他に両側に1灯ずつ補助灯が取り付けられおり、高山では標準装備のものと同じライト(LP40)が装着されています。
37キ132
▼キットのライトパーツには1個しか付属していないので、銀河モデルのパーツを利用しました。
38キ100
▼ライトを取り付けたことでブロウ部分の完成が見えてきました。
39キ100
▼金属パーツに塗料の付きをよくするため、マルチプライマーを塗りました。
40キ100
▼全体をサーフェーサーを吹き付けてキズなどを確認し、塗装下地を作りました。(次回に続く)
41キ100
プロフィール

高山のキューロク

Author:高山のキューロク
岐阜県高山市在住で、高山駅の歴史を調べたり、それを鉄道模型で再現することをライフワークにしています。

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