国鉄高山駅の製作14

■駅本屋の製作(3)
●窓の製作

 前回は窓の周囲の枠である框(かまち)を作ったので、今回は桟(さん)を作ります。
▼前回作った窓の框

137高山駅製作
▼窓の製作の参考にしたのは旧遠江二俣機関区(浜松市)の事務所です。
138高山駅製作
▼一応、窓の桟などを採寸して部品図の参考にしました。
139高山駅製作
▼イラストレーターという作画ソフトを用いて窓やドアを描きました。
140高山駅製作
▼家庭用のインクジェットプリンターで印刷できるOHPシートに印刷することにしました。
141高山駅製作
▼透明のシートなので、桟と窓ガラスが一度に再現できます。
142高山駅製作
▼窓パーツを内側から接着したら、引き締まりました。
143高山駅製作
▼鉄道弘済会売店(金亀館)をホーム側から利用できるように改修されたのは1960年(昭和35年)からなので、完成後はほとんど見えませんがシールでそれらしく再現しました。
144高山駅製作
▼公衆トイレの窓ガラスは不透明な擦りガラスなので、グリーンマックスの列車組立キットに付属していた塩ビ板?を貼りました。(続く)
145高山駅製作

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国鉄高山駅の製作13

■駅本屋の製作(2)
●外壁の塗装

 旧高山駅本屋の外壁は80年間において何度か塗り替えられています。開業当時の駅舎は白を基調とするものでしたが、最後は肌色のような色でした。
▼再現しようとする1960年代の色についてはモノクロ写真しか残されていないので分かりませんが、1970年代のカラー写真では明るいグレーに塗られた外壁が確認できたので、クレオスの灰色9号(97)を吹き付けて外壁色としました。

127高山駅製作

●窓枠・ドアの製作
 0.5×0.5ミリプラ角材などにより窓枠やドアなどを作りました。
128高山駅製作

●窓枠・ドアの塗装
 マスキングした後、タミヤエナメル塗料のフラットアース(XF-52)を吹き付けました。
129高山駅製作

●タイルの製作
 旧駅舎では開業時から腰壁部分にタイルが貼られており、これが旧駅舎の特徴でもありましたので、模型でもそれを忠実に再現することにしました。(増改築により何度か貼り替えられていたようです。)
▼残念ながら新駅舎の建物ではタイルは用いられていませんが、古いタイルが再利用されています。

130高山駅製作
▼それは駅の東口広場の駐輪場建物の壁にあります。(詳細は過去記事参照)
131高山駅製作
▼模型では、このタイル壁面を撮影して画像として利用することにしました。
132高山駅製作
▼画像はフォトショップという画像編集ソフトを用いて150分の1の腰壁パーツを作成しました。
133高山駅製作
▼それを白色のシール台紙にプリンターで印刷しました。
134高山駅製作
▼印刷したものの余白を切り取って腰壁パーツができました。
135高山駅製作
▼腰壁パーツのシールを駅舎の模型に貼り、クレオスのウェザリングカラーで色調を整えました。(続く)
136高山駅製作

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プロフィール

高山のキューロク

Author:高山のキューロク
岐阜県高山市在住で、高山駅の歴史を調べたり、それを鉄道模型で再現することをライフワークにしています。

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