オエ70の製作3

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。
 2両の救援車のうち、2号車(オエ70-2)を作ります。


○塗装、インレタ貼り
▼車体にサーフェーサーを吹き付けて塗装面下地を確認しました。
15オエ70
▼車内の壁はファルベの室内用グリーン(034)を吹き付けました。
16オエ70
▼屋根はガイアノーツのダークグレー(1007)で塗装しました。
17オエ70
▼屋根と車内をマスキングして車体外部をガイアノーツのぶどう色2号(1004)で吹き付けました。
18オエ70
▼標記はグリーンマックスの客車郵便・荷物車(6311)のインレタを利用しました。
19オエ70
▼インレタ貼り終了後、その保護とつやの統一を図るため、クレオスのスーパークリア半光沢(181)を吹き付けました。
20オエ70
▼窓ガラスと格子はグリーンマックスのパーツの貼り付けました。
21オエ70
▼尾灯はタバサのテールライトレンズAを、はしごはKATOのオハフ33戦後形(茶)ハシゴ(Z05-1319)を取り付けました。
22オエ70
▼渡り板は幌パーツに一体成形されているものを切り離して利用しました。
23オエ70

オエ70の製作2

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。
 2両の救援車のうち、2号車(オエ70-2)を作ります。

○オエ70-2の製作
▼本車の模型は販売されていないので、グリーンマックスのマニ60形のパーツ(側扉など)を利用することにしました。
04オエ70
▲写真は着色済みキット(11010)ですが、グレー成形のキット(145)もあります。
▼パーツを利用するマニ60は20メートル級なので、17メートル級にするため、屋根パーツを中央で切断して短くしました。

05オエ70
▼図面を参考にしてベンチレーター用の穴を開けました。
06オエ70
▲ベンチレーターはマニ60のパーツではなく、別売の「ガーランド・T型ベンチレーター(70-5)」を利用しました。
▼妻板は写真のように加工しました。

07オエ70
▼車体側面のパーツを自作しました。側扉と出入口ドアはマニ60のパーツを利用しました。
08オエ70
▲窓は大形なのでパーツ流用ができないので、自作しました。
▼車体を組み立てた状態です。

09オエ70
▲ドアの両側にある手すりなどを0.2ミリ径の燐青銅線で再現しました。
▼この車両は雨樋がドア部分のみなので、それらしく取り付けました。

10オエ70
▼床下パーツも屋根同様に17メートル級にするため、中央で切断して短くしました。
11オエ70
▼床下パーツに付属するウエイトも短くしました。
12オエ70
▼床下パーツに機器類を推測で取り付けました。
13オエ70
▼車内の仕切板をプラ板で自作しました。
14オエ70

オエ70の製作1

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。

○オエ70とは
 国鉄の17メートル級の救援車として1960年(昭和35年)から1966年(昭和41年)までに4種類の戦災復旧車(オユニ70、オニ70、スニ73、スニ75)を元に63両が製造されました。
 ※形式称号
 「オ」車両の重量区分(32.5~37.5トン未満)
 「エ」用途表示記号(救援車)
 「7」形式番号(戦災復旧客車)
 「0」形式番号(2軸ボギー台車)


○救援車とは
 災害や鉄道事故、除雪などのために資機材や作業員を運搬するための車両で、古い車両から改造され、資機材の積載室と作業員の休憩スペース、車両によっては便所も併設されています。


○戦災復旧車とは
 戦後の客車不足を応急的に解消するため、戦争で被災した車両を簡易な方法で復旧した車両で、70系客車と呼ばれています。

○高山客貨車区の配置
 次の2両が配置されていましたが、種車が違うため、2両は全く異なる形状でした。
・オエ70-2
 1960年度(昭和35年度)に名古屋工場にてスニ73(被災した国電を荷物車に改造した車両)を元に改造したものです。作業員室には簡易ベットと便所が設置され、1973年(昭和48年)3月31日に廃車となるまで配置されていました。
・オエ70-24
 1963年(昭和38年)3月に名古屋工場にてオニ70を元に改造したもので、便所はなく、屋根は折妻でした。1970年(昭和45年)3月31日に廃車となるまで高山に配置されていました。 
▼キ100ラッセル車に連結されているオエ70-24救援車(1965年、高山駅)

01オエ70

○参考資料
▼国鉄救援車図鑑(下)(和田 洋著、ネコ・パブリッシング、2018年刊)
02オエ70
▼国鉄鋼製客車Ⅰ(岡田誠一著、JTBパブリッシング、2008年刊)
03オエ70
▲種車となったスニ73とオニ70の解説、写真、図面を参考にしました。

○市販キット
 無いため、既存キットを元に改造することにしました。

オハユ61の製作5

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。

○完 成
▼オハユ61-4
28オハユ61

▼1955年(昭和30年)12月に富士重工で製造された4号車は当初、金沢に配置されていました。

29オハユ61

▼1958年(昭和33年)10月1日時点では美濃太田に、1964年(昭和39年)4月1日時点では高山での配置が確認できます。
30オハユ61

▼1968年(昭和43年)10月に高山で廃車されました。
31オハユ61

オハユ61の製作4

 高山(客貨車区)に配置されていた客車を製作しています。

▼車内床は車体色のぶどう色2号(1004)、モケット張り座席はクレオスのインディーブルー(65)を筆塗りし、背もたれ(背ずり)は板張りのままなので、無塗装としました。
また、郵便室と荷物室の壁はファルベの室内用グリーン(034)を筆塗りしました。

18オハユ61
▼屋根はベンチレーター取付穴の位置を修正したので、サーフェーサーを吹き付けて塗装面下地を確認しました。
19オハユ61
▼屋根はガイアノーツのダークグレー(1007)で塗装しました。
20オハユ61
▼床下機器をガイアノーツの黒(1011)で塗装しました。
21オハユ61
▼TOMIX製のオハユニ61のカプラーにはボディマウントタイプの自連形TNカプラー(0373)が用意されているので、使用することにしました。
22オハユ61

○インレタ貼り
▼TOMIX製には車体番号のインレタが付属していますが、レボリューションファクトリーの「オハユニ61インレタ」(661)と「所属インレタ」(5199)を用いることにしました。
23オハユ61
▼郵便車の標記はグリーンマックスの客車郵便・荷物車(6311)のインレタを利用しました。
24オハユ61
▼インレタ貼り終了後、その保護とつやの統一を図るため、クレオスのスーパークリア半光沢(181)を吹き付けました。
25オハユ61
▼窓ガラスと格子はグリーンマックスのパーツの貼り付けました。
26オハユ61
▼幌パーツは成型色が黒なので、クレオスの明灰白色(35)を吹き付けました。
27オハユ61
プロフィール

高山のキューロク

Author:高山のキューロク
岐阜県高山市在住で、高山駅の歴史を調べたり、それを鉄道模型で再現することをライフワークにしています。

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